2008/06/22

TOKYO DIONYSOS @ 小岩eM SEVEN


web上で知り合った方が「M.A.S.F effector」の製作者で、この日ライブに出るとの話から遊びに行きました。

目的としてはその彼が作るノイズマシンを買いに行くことでもあったのですが、以前Emotional Ticonをライブに誘ってくれたMr.SAKAIも出るとのことで楽しみ2倍みたいな気持ちでした。



しかし、この日勘違いしていたのが、ノイズマシンの販売も行うとの情報からノイズイベントだと思っていたのですが、ノイズイベントではありませんでした(笑)。

簡潔に言うと、速い、重い、えげつないバンドが出る企画でした。




最初のバンドがTRIKORONA。

4人組のバンドで、Vocalが全体的にボエボエ言ってる感じで、とにかく高速で畳み掛けるような演奏でした。
結構かっこよかったです。

個人的にギター弾いてる方がVOXのPhantomを模して作られたPhantom Guitarsのモデルを使用していた点がツボでした。


足元の写真も押さえましたが、ビンテージ、及び高級エフェクターがずらりと並んでおり、それらからたたき出されるノイジーなギターワークはなかなか見ものでした。

が、正直どのときに何使ってるのかがわからないくらい演奏が早くてノイジーだったんで、あんま実感はわきませんでした。



次がsongs from thousand downfal

持ち込み機材としてアンプ、キャビネットがとにかく巨大で大掛かりでした。

編成がギター、ベース、バイオリン、鍵盤、ドラムスでみんな椅子に座っていると言った様子。

始まる前に企画者の一人でもある酒井さんから聞いていた話によると、god speed you! Black emperorをさらに重くしたようなバンドだとのことでした。
gsy!beはまぁまぁ好きなのでちょっと期待してみてました。

ざっくりどんなだったか言うと、インストで、とにかく1曲にじっくり時間をかけて(30~40分くらい)演奏をすると言った感じでした。

悪く言えばものすごく退屈したんですが、この同じフレーズを静かに、ずっと引き続ける精神力と芸術性の高さはものすごいものでした。

こういうのに抵抗ない人が見たら絶対飽き飽きしてしまうだろう、と言った感じでしたが、「じっくり」の度合いが半端ないバンドでした。

ただ、とにかく低音がすごく出始めてからはハコ自体が震えるようなものすごい響きだったので、この低音は共鳴するものが少ない野外でやった方がこのバンドには合っているのではないかなとも思いました。

あと、みんなして座ってドラマー側を向いて鬱々と表情を殺して弾いているんで、ライブとしては見ていて面白くはないです。

芸術性の高さ、静けさと轟音のハザマをどう楽しむかがこのバンドのキーかもしれないですね。

こういうバンドがまだ居て、かつ活動をしていて、身近で見られるっていうのは貴重だと思いました。
その手の音楽が好きな人にはとてもお勧めなバンドでした。

しかし前に出たバンドとのギャップがものすごかったです(笑)。



次が主催の一人でもあった酒井さん主体のバンド、200%でした。

以前はletelete名義で女性と2人編成で向かい合ってノイズを奏でていた酒井さんでしたが、この日はボーカルで、3人編成のバンドでした。

全体的に高速ブラストビートで休む間もなくドラムが叩かれ、ギターもうねり、酒井さんが吼えまくると言った内容でした。

MCで結構疲れるとか言っていたのだけども、それでもあのえげつないボーカルをやり続ける力は実にすごい。
とにかくかっこよかったです。

うるさい、速い、汚いサウンドが好きな人にはうってつけのバンドでした。

酒井さんのキャラクター性がMCで急に出てくるのもギャップがあってなんだか面白かったでした。(笑)

前のバンドとのこのギャップも激しかったです。




お次がdot[.]でした。

このバンドはベース、ギター&フルート、鍵盤にドラムの編成でした。

お香が焚かれ、ライブハウスに良い香りが流れつつインストを演奏するっていう雰囲気でした。(?)

前の前に出たsongs from thousand downfalとジャンル的には似ていて、曲が長くてじっくり演奏するタイプでした。

正直な話、この辺でだいぶ疲れてしまってどういう音楽だったかあまり覚えてません。



この後悲鳴endonと出る予定だったんですが、疲れたので帰りました。

endon見たかったので残念ではありましたが、一人で見に行って、その以前の長い演奏を見ていて結構くたびれていたのと、翌日普通に仕事がありがぶがぶとお酒を飲むわけに行かなかったのとで時間の使い方がうまくいかずで泣く泣く帰りました。

最後に買ったノイズマシンを載せておきます。


セカイノナインボルトで取り扱いがあるので流通しだしておりますが、作っているのはそういうのを作ってそうに見えない普通に若い男性でした。

ねじが3箇所出ているのだけども、そこを触れると電気が通っており、指を伝って電気が発散されるみたいで体調、人によって音が変わると言う偶然性が高いノイズマシンです。
なかなか使いこなすのが大変な機材ですが、今後なんらかの活動で実用できたら良いなと考えております。

こういう自作変態マシンとしてはとても安い部類の価格設定なのでぜひみなさん、手にしてみていただきたい所存です。

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