2011/06/15

ウィルキンソン 辛口ジンジャエール 瓶 vs ペットボトル 飲み比べ

バー、ライブハウスなどで親しまれてる(と思ってる)辛口のジンジャエール、ウィルキンソン ジンジャエール

瓶で、量があまりなくて、自宅で飲むにも持って帰ってくるのが面倒臭いとか、なかなか売ってない(コンビニでは売ってないですからね)とかで結局飲みたい時に飲めるものではない代物なわけですが、それのペットボトル版が出ると言うニュースがネット上に流れた。

【注記】当記事が書かれたのは2011年6月です。

2012年4月現在、違ったパッケージのウィルキンソン・ジンジャエール ペットボトル版が出ておりますので、詳細は最下に掲載の追加記事をごらんください。

やはり愛好家の方は結構いるらしく「これであの味が手軽に飲めるんだね!」とか「瓶だと少なかったけど、500mlペットってことは結構量を楽しめるわけで、ありがたい」なんていう意見がちらほら。

個人的に、あの辛口ジンジャエールは瓶の量で、ちょっと物足りないくらいだから良いと思ってまして、500mlも飲んでると結構うんざりするんじゃないかなと思ってて、あまり乗り気じゃなかった。

とは言え、たまに酒屋にて瓶で買って来て冷やして飲んでたりもしてたくらいに好きではあったので、入手しやすくなるのは大歓迎。

だがしかし、不穏な情報があった。カロリー/糖質0だという話。

尊敬するサイト、GIGAZINEにてその記事があったわけなのですが、個人的に人工甘味料の味が大の苦手で、コーラ飲む際もカロリー気にせずに普通のコカコーラを飲むし(元々ペプシはあまり飲まないのでNEXとかなおさら選択の余地なし)、ペットボトル版辛口ジンジャエールを口にする前から「まずいフラグ」が立ってました・・・。

いやしかし、これは気になってたアイテムなので飲みたいは飲みたい。

・・・と言うわけで、せっかくなので瓶の辛口ジンジャエールと呑み比べしてみることにしました。




材料の違い

瓶版には材料が書いてないので、Webにて検索しましたところ、ウィルキンソンブランドのサイトを発見。瓶(190ml)版の情報もありました。

並べると以下の通りです。

ペットボトル版
食物繊維(難消化性デキストリン)、酸味料、香料、カラメル色素、甘味料(アセスルファムKスクラロースステビア
瓶版
液糖、酸味料、香料、カラメル色素

瓶版シンプル!ペットボトル版カタカナばっかで怖い!

人工甘味料については安全とか有害とか、あんまりそういう知識がないので一切触れませんが、単純に「甘い気がするだけ」と言うテイストが好きじゃないのでネガティブな意見ばっか言ってます。



飲み比べ

同じグラスに注いで見た図です。

デジカメの特性でどういう色味フィルターにしてよいのかわからないので、あまり参考になりませんが、とりあえず。

見た目については同じもん(カラメル色素)で色付けしてるっぽいので、差はほぼないですね。

注いだ後のシュワシュワ感には若干差はありましたが・・・。

横から見た図。どっちも差、特になし。

そんなわけで飲んでみました。

GIGAZINEさんでも言ってますが、ジンジャーの刺激臭はペットボトル版でもなかなか良い感じに再現されていて、「良い線いってる」とは思いましたが、案の定、飲み込んだあとの舌の付け根に響くような人工甘味料の甘みのようなものが全然ダメでした。

その後、瓶版を口にしたのですが、やっぱりこっちは甘い。確かに甘くて、そして辛い。辛さだけで言えばどっこいどっこいかもしれないけど、この多少のずっしりした甘みがあってこそのおいしさなのではなかろうか、そう思いました。

ジンジャエールなんて香りを楽しむものだ、って言う方でしたらペットボトル版も良いかもしれません。




「もちろん割り材としても。」って言うから割ってみた

ペットボトル版のパッケージにはこう書いてあります。

~100年を越える伝統と信頼のブランド~
ウィルキンソンを代表する辛口ジンジャエール。飲むほどにクセになる、本格ジンジャーの力強い味わい。もちろん割り材としても。
心地よい大人の時間をお楽しみください。

この全然別物で"割り材"に使ってくれと言うのですか。そうですか・・・そんなわけで、とりあえずあまり良いものが思いつかなかったので、ビール好きとしてシャンディガフに挑戦してみました。

始めに言っておきますが、よりによって割るためのビールにハートランドをチョイスしたのは大失敗でした(笑)。

いや、自身の音楽活動するグループ名に「heartland」と関するほど、キリン ハートランドが好きなんですけども、これ、一般的な缶で売られてるのより若干独特の香りがするんで、だめでしたね・・・。(瓶のジンジャエール買いに行ったら目に飛び込んだので、つい買って来てしまった)

さて、とりあえず失敗は失敗ですが、味にどう影響するかは一緒なので呑み比べてみました。

やはり、上述の通り、甘さを模した味付けをしたペットボトル版と、甘さのある瓶版、味の差は歴然。ペットボトル版なんかで割ってもおいしくなるはずがない。

日ごろ甘味料のこと気にしてない人だったら「別に、どっちも一緒」って思うかもしれませんけど、瓶版の方が断然飲める。

以前、友人が我が家に来た際にラム酒を土産で買ってきたので飲もうってことで、コーラを買って来てたのですが、あまり甘味料と糖液の違いを考えてなかったらしく、コカコーラゼロで割って「あんまうまくない、なんじゃこりゃ」と言ってたことがあったのですが、やはり普通のコカコーラで割ったところ「こっちの方が圧倒的にうまい」と言う話になりました。

全く同じ話ですね!

せっかく手ごろな形で飲めるウィルキンソン 辛口ジンジャエールが出たと言うのに、飲む気を下げるような記事になってしまいましたが、結局は瓶のウィルキンソン ジンジャエールの方がうまい!っていう話でした。




2012/04/26 14:17 追記

最近新しくパッケージの変わったウィルキンソン ジンジャエールのペットボトルが発売されたようですが(参考:アサヒ飲料プレスリリース)、そちらは瓶で売られている味そのものと言われております。

私はまだ試せておりませんが、そちらと上記の「ウィルキンソン・ジンジャエール・ゼロ」と呼べそうなアイテムは別物になるようです。

なぜ味付けが違うものを同名でリリースしようと思ったのか本当に解せないですが(もはや"ゼロ"仕様のものについては最近コンビニでも置いてるお店見かけませんが)、いずれにしても瓶の味がコンビニで、ペットボトルで手軽に楽しめるようになったことには嬉しい限りです。

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