会場は渋谷O-EASTでした。
ライブまで
まず、人から「当日行けなくなったから、どうか?」と突然連絡をもらった。この件に関して、結構酷い話があるのだが、プライベートな話なのであまり詳しくは書けないのだが、その辺は目を瞑って、有難く行かせていただくことにした(笑)。
「Tシャツを買っておいてくれ」と言うミッションも引き受けたのだが、行列が出来て結構待つやつだろうと思ってたら、案の定そうだった。既に150人以上は物販だけで並んでるのでは?と言う状況にうんざりはしたのだが、黙々と並ぶことにした。O-EASTと言うことで、会場付近はO系列やclub asia系列のライブハウス、ラブホテルがにぎわう場所。道路側を見ていたらDM produceの2&(ダブルアンド)が衣装のまま通過して、この列を飛び出して2&見に行きたいぐらいだった(笑)。(ちなみにこの日、O-CrestでFlying Penguin Records主催イベントに出ていたらしい)
結局、TシャツはさくっとSサイズが売り切れ、並んで買うので正解だったのだなと思った。それにしても、待ってる間、列を見ていたら、ノイズ脈で知り合った方が並んでて驚いた。mixiやらFacebookやらで、ももクロにはまりだしたことは情報だけ得ていたが、BABYMETALにも足を運ぶようになってたとは、時の流れを感じた。
整理番号は大して良くなかったのだが、良くても前方に行くのはやめようと思っていた。先日のBABYMETALが出演したイベントでの話しで、「メタルのライブなのだから、メタル流儀で楽しんで良いだろう」と言った感じの客がいたとのことで、ぶちまけた飲料が演者側まで飛んで行ったと言う話があった。あくまでメタル系のアプローチを取り入れてるだけであって、アイドルのライブだと思うので、それはどうかなと思ったのだが、とりあえずオールスタンディングのチケット売り切れライブ、混雑は避けられないので、どこか適当にぼーっと見れる場所はないか探して歩いた。
途中で知り合い1に遭遇、簡単に雑談をしつつ、トイレ行ったりして時間を潰した。トイレ前で知り合い2にも遭遇。知り合い2は対バンなどして知り合った男で、アイドルのライブで遭遇すると思ってなかったのでびっくりした。しかし、彼の趣向ならこういうのに行きつくような気がしないでもなくて、妙に納得してしまった。
トイレ前のロッカーでは、知り合い3とそのお友達がダークな格好で荷物を収納していて、ああ彼女も見に来るよねと、これまた妙に納得してしまったが、面識な人といたのでスルーした。ちなみに知り合い3は元々バンギャで、アイドルも好きと言う趣味なので、必然と言ったところか。
結局どこに居ても視界が悪かったので、階段の途中、柱が邪魔で全体が見渡せないところから見ることにした。
始まるまでの場内BGMにX(X Japan)など、BABYMETALの音楽から想起しやすいメタル/ヴィジュアル系の類の音楽が流れていたので、それも含めて既に面白かった(笑)。
そんなこんなで15:00からちょい押してスタート。灯りの消えた暗い会場に映像が投影された。
「メタルレジスタンスの幕開け」と言った内容で、BABYMETALが立ち上がると言った物語が流された。フィクションなのだが、世界観をがっちり作ってきてるので面白かった(笑)。
幕が開くと、Marshallキャビネットの壁があり、骸骨コスプレのエアバンドと思われるものが立っており、それぞれが「SU METAL DEATHっ!」と自己紹介音声が流れてポーズ。非常にかっこよかった。
O-EASTぐらいの箱で、ボーカルが潰れないように制作して、なかなかバランスよく音が出てるものだから、音楽的にも良かったし、ポップミュージックとして楽しめる範囲のまとまり方もしてる曲だったし、何しろステージに立ってる3人それぞれが非常に良い動きをしていたので、とにかくずっと楽しかった。(柱でほとんど見えてなかったが)
BABYMETAL、多少は情報得ているが、さくら学院の1部活程度でしか見てないので、どう発展していったのかわからずで、知らない曲がたくさんあったのだが、どれも面白い曲だった。
途中でVTRを挟み転換。YUI METAL、MOA METALがウキウキミッドナイトのパーティーではしゃぎすぎ、「チェケラッチョコを食べてしまう」みたいな話があり、「メタルじゃなくね?」と言った流れからミクスチャー系の曲で二人がパーカー羽織って登場したり、メタル/デス路線から少し脱線して1クッション置かれてるのも非常に公演として飽きさせないつくりになってるなーと思った。
「ダークサイドに堕ちた二人」をSU METALが立ち上がり紅の騎士になると言った展開からすず香ソロへ、再び3人編成で「ドキドキモーニング」を演じる流れも良かった。本編はそこで一旦終了。
アンコールへと入ったのだが、VTRからスタート。若干AKBなどの巷で人気のアイドルグループなどをdisる内容(笑)の文言を挟みつつ、「メタルの神々で構成された楽団」で立ち向かうみたいなものだった。サイドステージ側の棺おけからSU METAL登場、ろうそくを持って歩くYUI & MOAがゆっくり舞台真ん中へ移動し、「ヘドバンギャー」へと繋がったのだが、ブラックメタル系の白塗りの神々バンドが登場して、音が生っぽくなって、ここからも面白かった。実際100%生かはわからなかったのだが、スネアの音などは生だったなと言う感触。
最後は「イジメダメゼッタイ」で締められた。曲数としては9曲と、単独コンサートにしては少なめだったが、途中のVTRの作りこみ、それを踏まえた構成、演出など、抜かりがなくて、隅々までプロの仕事が行き届いてる印象で、非常に質の高い舞台だったと思う。
去り際にSU METAL「We are?」を連呼、XでのTOSHIの「We are? (X!) You are? (X!)」のオマージュかどうかはわからないが、それを思い出して、最後はとても笑ってしまった。Xとか十代の頃に楽しんでた自分にとって、そういう要素がちりばめられてるだけでも十分面白かった。
最後の最後にSU METAL生誕単独ライブ、「イジメダメゼッタイ」のシングル発売がVTRで発表されてイベントは終了。
混んでるライブは、自分が楽しむ為の立ち位置の設定など、ステージに集中する以外の要素が大きいので、改めて苦手だなと思ったのだが、凝りに凝って作りこまれてるイベントも面白いなと改めて思った。
自ら足を運ぼうと次回思うのか謎だが、とても良い経験でした。
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