2014/07/24

電車での出来事「酔っ払い、ゲロを吐く」(2014/07/24)

電車での出来事をつづっておこうと思います。

この日、栃木での仕事が思うように進まずで、帰りが遅くなった。足立区から大田区までの帰るのに1時間ぐらいは電車に乗らねばなりません。

さすがに疲れていたので、帰りはゆっくり座って帰れればと思ってたところ、席が空いたので、着座して2~30分で最寄?駅につけるということで、座ってまったりしてました。

隣の席に座っている半袖の男性の腕が赤かったので、お酒を飲んでの帰りなのかなと思いました。自分もできるなら一杯飲んで、ほろ酔いで帰れたらと思うものの、もはやお酒を飲む気力もありませんでした。あと、なにより早く帰りたかった。

恐らく、その隣の男性はお酒臭くはなかったので、ただ陽に焼けていただけなのかもしれなかったです。それはどうでもいい話。

自分の隣の席が空いたので、端の席の方が落ち着けるかなと思ったのと、お酒を飲んでいるかもしれない男性の隣というのもなんだか嫌なので、端に詰めようかなと思ってたところ、仕事を終えて軽く御飯でも食べてきたのかなと言うサラリーマン2人+妊婦の女性のグループがおり、女性に座れば?と促しました。座るタイミングで妊娠中を表す札が見えて、ああ妊婦さんは座った方がいいねと思ったのでした。しかし、疲れていたので、弾む3人の会話が耳障りに感じ、iPodとイヤフォンを繋げて、音楽を聴くことにしました。

さて、問題はそれから起こりました。南北線~目黒線直通の電車を使っていたのですが、白金高輪駅(だったと思う)に止まったタイミングで、正面あたりに座っていた男性が「(ブシュッ!)」と音を立てて急いで駅を降りていきました。何かと思ったのですが、その男性は酔っ払っていたのか、ゲロを電車内にぶちまけていきました。

3人のチームのうち1人が少々ゲロを食らったっぽく、爆心地から避け、その周辺から人がいなくなりました。

で、いざ見てみると、自分が足元に置いた荷物のまん前あたりがその爆心地となってました。荷物の30%ぐらいがゲロを浴びた状態。若干飛び散ってて腕とかにもゲロがかかってる状態。唖然とした。

まず自分の荷物に付着したゲロを拭うことにしました。しかし、人の胃から出た食品ってのはふやけてて柔らかく、綺麗には拭えませんでした。とても悲しかった。多少ゲロを浴びた人間が自分以外に居るのはあるのかもしれないが、自分が一番食らった状態で、周りは汚物を見ないように、触れないようにといった雰囲気。汚いものには関わろうとしないのだなと痛感した。

荷物についたゲロを拭ったティッシュの処理に困り、ゲロにそのティッシュを投下したのだが、その自分が使い終わったティッシュをそこに放置していくのも、散らかすのに加担しているようで嫌だったし、誰もこの汚い状況を解決しようとしないし、ゲロ吐いた本人に責任取らせようにも下車した上に電車は発車している状態で犯人不明状態。ポケットティッシュが幸いたくさんあったので、ゲロの上にティッシュをのせ始めました。

この行き場のない怒りを見ず知らずの同乗者に訴えかけるのもおかしいので、黙々と片付けに徹しました。途中、OLが1名、ポケットティッシュを差し出してくれたのだが、ティッシュは足りそうだったのもあり、遠慮しておいた。それよりもこのゲロ掃除を手伝ってくれないだろうかと思ったのだが、物品の提供ぐらいしかしてくれないのだなとも思ったのだが、結局そのOLと、途中下車直前のおじさんが読み終わった新聞紙を「使うかい?」と差し出してくれた2件以外は誰一人関わろうとしてはくれなかった。

ティッシュをのせ、すわせた状態で、触れたくないので足でゲロ&ティッシュをかき集め、最後にビニール袋が幸いこれまたポーチに1つあったので、そいつで掴んで、くるっと口を閉めて掃除を完了させた。完了後に付近のドアから乗ってきた人が、なぜか空いているシートに普通に座ってる様を見ると、ここにゲロがあったのが嘘かのようだったが、注意すると、床はまだ多少ぬるっとした感じがあった。乾いたら少しは違うだろうが、持ち合わせのティッシュ程度ではそのヌルッとした感じまでは拭えなかった。

掃除が終わり、およそ2駅ぐらい座ってイライラしていたのだが、降りる駅近くになった頃、おじさんが1人近づいてきてこう言った。「これ、君がやった(ゲロを吐いた)の?」。“いいえ”と返答、「吐いたのは君の友達かい?」とのことだったので「いや、知らない人で、さっき吐いたあとに降りました」と言ったら、「きみ、偉いねぇ、おじさん感動しちゃったよ」と誉めてくださった。なんかわからないけど、手を出してきたので握手もした(笑)。

「偉いね」と言われても全然「ありがとうございます」と言う気が起きない、なんともいえない状況だった。「まあ、自分食らったんで、ついでに」ぐらいしか言葉が出てこなかった。と言う話をしてる最中に降りる駅。「降りるんで」と言って下車。

降りた駅にゴミ箱がなかったので、改札にいた駅員の人に説明をして、ゴミを受け取っていただいた。

帰宅後、汚れたアイテムをシャワーなどで洗い流した。こびりついた汚物の取れなさに悲しさが増すばかり。

後日、ツイッターで実況/感想を書いていたのを見てくれた人が気遣ってくれたので、笑い話にしておいた。

こういう手間が起こるのは二度と御免だし、ゲロ吐きそうだったらビニール用意しておくとか、トイレで一発吐いてから公共の交通機関を利用してほしいものですね。

余談ですが、以前人から聞いた話で、着座している女性が、目の前に立っている酔っ払いにゲロをかけられたと言う事件があったそうで、その女性がぶち切れて男性を引きずり降ろし、クリーニング代など然るべきものを出せと怒鳴りつけていたと言うことがあったらしい。(人の目撃談)

その話を、上記が起こった時に思い出したのだが、へろへろになってる酔っ払いにつかみかかる気力が一切起きなかったので、なんというか、その人から聞いた話に出てきた女性は強いなと思ったりした。

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