2016/08/21

STARMARIE単独公演『FANTASY CIRCUS~第三幕 スペル・オブ・ザ・ブック~』(2016/08/21) @ 品川ステラボール

STARMARIE単独公演『FANTASY CIRCUS~第三幕 スペル・オブ・ザ・ブック~』を見に、品川ステラボールへ行ってきました。


2016/08/21 STARMARIE単独公演『FANTASY CIRCUS~第三幕 スペル・オブ・ザ・ブック~』
Set List / 流れ
  1. 屋上から見える銀河 君も見た景色
  2. モグラミステリーツアー
  3. グッモーニンッ!!ハマムラSHOW
    • 転換
  4. スペル・オブ・ザ・ブック
  5. 帝王の華麗なアリバイ
  6. モノマネ師ネロ
  7. 本田教授のダイイングメッセージ
    • 転換
  8. お化け屋敷に就職しよう
  9. 狂おしき月下の舞踏会
  10. ガイコツたちのメンデルスゾーン
  11. サーカスを殺したのは誰だ
    • 転換
  12. ブレアと天才科学者の功罪
  13. 幻木町の怪人
  14. 魔力が消える ~I’ll deal with the DEVIL~
  15. 星祭の夜 君を殺しに行く
    • 転換
  16. 賢者のローブ
  17. 三ツ星レストラン・ポールからの招待状
  18. FANTASTIC!!
    • 転換
  19. ステラとスバル 宇宙のラブストーリー
    • アンコール
  20. 姫は乱気流☆御一行様
  21. メクルメク勇気!
    • MC / バンドメンバー紹介
  22. 名もなき星のマイホーム
TOKYO IDOL FESTIVAL 2016の物販会場でチケットを購入した分で行ってきました。

東京23区南側に住んでいる人間なので品川は近くてありがたい。神田K-HALLに行くのの1/3ぐらいの時間で済むのがありがたい(わかりづらい)。

セットリストと流れはだいたい右記の通り。全体的な感想と、個人的に今のスタマリに思うことを書いて行こうと思います。

まず入場。近いからと言ってまったりしすぎて、到着が結構ギリになってしまったのだが、開演は22分押して17:22頃、ホールの灯りが消えた。1drinkで交換できたのはペットボトル飲料で、アルコール類は置いてなかった。以前見た赤坂BLITZ公演の時、フロアは後方それなりに空いていたわけだが、今回もだいたいそんな印象だった。関係者の入場列が伸びているのを見ると、フロアを一般のお客さんで埋めることは考えてないのかなという気がした。赤坂BLITZの時の後方の関係者席の広さを見てからもそう思ってたのだが、今回もそんな印象。

今回のライブに向けた情報収集は特にしておらずで、開演までどうなるのかわかってなかったのだが、幕が開いてバンドが控えていることをようやく知った。1~3もバンド演奏が一応あったようだが、後半の演奏している時に比べるとオケの比重が高かったようで、当てぶりに近い演奏気がする。


STARMARIE 「Fantasy Novel」
個人的に今一番おすすめなのはこの盤。
3曲終えてバンドは捌け、イントロダクション。本を持ったメンバーが登場してポーズ。私は一般客で写真は撮れてないので、撮れてる人の記事で様子を伺っていただければと思うのだが、舞台セット中央に大きな本棚が置かれ、深い赤の幕/カーテンとシャンデリアが設置されていたので、なかなかムードは良かった。徐々にステージセットにお金がかけられるようになってきたのかなという印象だった。

「プログレメタル」というようなワードがちらついていた新しめの曲(4)をやったり、古めのファンには嬉しい(6)などのコーナーは個人的に楽しかった。PA担当は色彩RECORDS関連ではおなじみ?の難波さんがいたのを始まる前に確認したのだが、難波さん&denchuサウンドは鉄壁だなと思った。(余談だが、ライブを見に来ているdenchuさんご一行も始まる前に目撃した。)

個人的にどうなのか?と思ったのが(8)の「お化け屋敷に就職しよう」。スプラッターな楽曲で、スタマリの中でも激しく・怪しい魅力にあふれる1曲なのだが、顔が見えないライティングだった。それが、例えばイントロのがちゃがちゃしたところでチカチカしたライティング、Aメロ、Bメロ、サビで変わるとかなら良かったのだが、終始顔が見えない+チカチカした照明だった。今日、ライティングは楽曲に合わせてプログラムをポチっと再生するという話をよく聞くのだが、同じパターンで終始していたのは残念でならなかった。この曲に関しては顔が見えなくても良いとは思うし、逆光なんか効果的に使ったら、より不気味な雰囲気も出るだろうなとか素人ながらに思ったのだが、そうはならなかった。

(12)は5人並んで歌に徹したステージ。3人組(木下・高森・青木)~5人組になった頃が一番自分が見ていた時期なのだが、そのころにはなかったような「歌で聴かせるスタマリ」で成長を感じる時間だった。

(14)ではピアノに位置する“しのはむ”こと高森紫乃。しのはむがピアノ弾くイメージ全くなかったので思わず笑ってしまった(笑)。(15)でも引き続きピアノdeしのはむということで、計2曲バンド演奏に参加したしのはむでした。

(16)前の転換ではギタリストと鍵盤奏者の2人でアンビエントっぽい演奏でつなぐシーンがあった。ようやくバンドのバンドらしい部分が見られた気がした。この辺で「序盤は演奏あんましてなかったな」と実感。

(16)は古い曲の中で最もバンド映えしそうな曲だったので聞けて良かったが、頭の中でタイトルが違う曲と入れ替わってて、間違えてツイートしてしまって、その節はすいませんでした(笑)。


STARMARIE 「THE FANTASY WORLD」
5人体制でボーカル再レコーディングしたらしいベスト的なアルバム。
(17)のポールでの最後らへん、チョップ連打するような振付があるのだが、そこだけ1番サビと同じムーブでかえちゃん(渡辺楓)が踊っていたのだが、あれはミスだったのか何なのか引っかかっている。この曲も生演奏でバンドのグルーヴが活きていて、なかなか新鮮に楽しむことができた。(18)はヒダカトオル楽曲とのことで、こちらもバンド映えする曲だった。途中で特効の銀テープが客フロア側に砲で放たれて、エンディングに向けた盛り上げがなされた感じだった。四つ打ちのダンスビートで暗い歌詞というのがスタマリを気に入った始点だったので、バンド映えするパワフルな楽曲にはあまり耳が慣れてないのだが、比較的暗めのコンセプトの本公演の中にもなじむようには配置されている印象だった。これが収録されたシングルを持ってないので、誰か余ってる人いたら ください(笑)。

本編ラストの(19)が終わり、男性ナレーションでクロージング、スタマリメンバーがお辞儀して本編は終わった。相変わらずMCを入れず、「物語」に隙を与えない、流れを崩さないところは面白かったし、良かったと思う。

アンコール辺りで、タイアップがついた明るいポップソングが来るだろうと思っていたのだが、その通りで、(20)、(21)と続けて披露された。衣装はアンコールでよくある「Tシャツ姿」。かえちゃんのTシャツだけ襟がついてたりして、手間のかかりっぷりに笑ってしまったのだが、のちのMCで「公演の映像を見て、自分がなで肩過ぎて、Tシャツがダルダルになっちゃってたから、今回は加工してきた」と言っていた。

MCについて、のんちゃん(木下望)「私だけ9年目/ケータリングが豪華になった」と語っていたのも、のんちゃんらしくてほっこりした。

一人一言ずつのMCでまとめ、バンドメンバー紹介をし、最後に向けて煽りを入れてから、近年のスタマリの公演では締めに必ず演じらるイメージがある「名もなき星のマイホーム」で明るく終わった。最後らへん、お客さん側に向けて何か投げていたけども、あれはなんだったのだろうか。(ラバーバンドか何かかなと思っているが)

最後の最後には、中野サンプラザ公演が決まった旨の発表もあり、感極まるメンバーに温かい拍手が送られて全部終了となった。

中野サンプラザは埋まるのか?


色彩RECORDS / M-SMILEの社長であり、STARMARIEの作詞も担うプロデューサーの高谷氏のツイートを引用して貼ってみましたが、「日本武道館でやるぞ!」ということをここ2年でよく目にする気がする。




同じ色彩RECODSの仲間たち。桜美香は色彩RECORDS/M-SMILEが主催のイベントにはだいたい出演、葉月・鈴原優美・木元のぞみ は関西ローカルなので関西のイベントに多数出演、ちょいちょい関東にも来てくれるので関東住まいでも見れる機会多め。
他のグループがやっていないことを重ねて実績にしている印象が3人編成時代~5人編成になってから感じる。海外(アジアが多い)によくライブに行くことだったり、安直にメジャーデビューを目指さずに、ブシロードみたいなお金持ってる会社との繋がりでバックアップしてもらうことを選んだり。

自分が見始めた頃の、例えば色彩RECORDS主催の「渋谷ぶっ飛びガールズ祭り」に出たり、ホーム?と言える神田K-HALLでのイベントだったり、Twinbox AKIHABARAでの定期公演だったり、そういう規模から一歩ずつ進んで行かねばならないという意思みたいなものも感じる最近の展開なのだが、それに集客が追い付ているのか?というのが疑問だった。

自分が足しげく通ってた頃には見かけないようなお客さんだったり、他のグループのTシャツ着てるけどライブは見てるような人をTIFで見たり、確実に広がっては来てるんだなというのは感じるのだが、赤坂BLITZの公演もそんなに満員御礼!!みたいな感じではなかったし、品川ステラボールもそんな感じだった。(あと200~250人入ってれば結構みっちりした感じになってたのではと実感として思う)

そんな中、1Fだけで1586席(参考)の中野サンプラザが埋められるのか?とも思うのだが、たぶん一般のお客さんだけでは埋まらないだろうし、2F(552席)を関係者・招待席にしてしまっても、そこすらスカスカになるのではないかという気がする。

しかし、「埋めること」よりも「やること」に舵をきったんだなと改めて思いました。それが良いのか悪いのかはわからないけど、見に行ったファンが楽しければいいのではないかとは思うところです。

上記のステラボールの感想にもあるように、個人的には良かった/良くなったなーと思う部分と、惜しいなーと思う部分とあるのですが、それまでの規模ではできなかったステージがスタマリで見られたらなと思うところです。果たしてどうなっていくのか。そして、同じレーベル/会社所属で地道にライブハウスで活動続ける“みかちん”こと桜美香、関西の色彩RECORDS所属の葉月、鈴原優美、木元のぞみ らはどうなっていくのか?!(笑)

以前に比べてやってるイベントの質が変わってきてることもあり、前より行かなくなってしまった色彩関連のライブですが、みかちんのCD買えてないので、近々、早く行かないとなと思う今日この頃です。

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