遅めのランチを食べ終え、大阪市交通局 谷町線 谷町九丁目駅から大日行きに乗り、 天満橋へ移動し、MMS第7回公演ミュージカル「Moon Memories~時を超えた約束~」を見に行きました。
2016/12/10は18時から1回、2016/12/11は12時・16時の計3回公演でした。まとめて感想を書きたいと思います。
MMSのミュージカル
MMSことミサ・ミュージカルスタジオ主催のミュージカル公演でした。今回が7回目で、前回は2013年12月末とのことで、2016年時点で3年前だったようです。その頃のことはこのblogでかけてないですが、手記を元に振り返ってみたところ、下記の通りでした。
2013/12/28 滝口成美・PowerSpot・ULTRAGIRL @ 平和島ボートレース
2013/12/29 1drink長丁場イベント @ AKIBAドラッグ&カフェ
2013/12/30 Cute★Bits 解散ワンマンライブ @ 秋葉原SIXTEEN
2013/12/30 SPACE GIRLS PLANE解散ワンマンライブ @ TOKYO FMホール
2013年頃と言えば、仕事が安定してきて、忙しかった時期だったんだなという印象です。今日テレビでも活躍している小池美由のライブをよく見ていた年が2013年だったようです。出世したなぁ…小池…。
当時は東京から遠征して何か見に行くなんて発想が全くなかったので、3年後にJeanne Mariaメンバーの通うスクール生たちで行われる公演を見に大阪へ行くようになるだなんて想像もしなかった未来ですが、彼女たちが気になりだした2014年4月は前回のミュージカルの直後だったこともあり、時が来た!という感じに思っておりました。
演出・脚本はすべて主催でもあるミサ先生によるもので、教え子たちが総出演といった内容でした。
会場は天満橋駅が最寄りとのことで、10日は天満橋駅から歩いて行きました。11日は宿から昼の公演へ直行という感じだったものの、少し南にある大阪城を見ておきたいなと思ったので、急ぎ足で大阪城の敷地内にも立ち入ってみました。
東京よりも中国人観光客が多い印象の大阪ですが、その観光客がこぞって大阪城の前エリアからたこ焼きを食べながら出てくるので、一体何が?と思っていたら、大阪城の目の前辺りに屋台があり、そこでみんな買って食べているようでした。花より団子という感じでしょうか。
ドーンセンターは正式名称?が「大阪府立男女共同参画・青少年センター」というそうで、なかなか立派なホールでした。
ストーリーは右記の通り。
そこでは自分の前世である千代介という男の子とともに 戦国大名の世継ぎ「光之丸(ひかりのまる)」の影武者として たくさんの敵から命を狙われる羽目に。
宿命(さだめ)に翻弄される光之丸と千代介、そして千代子たちの行く末は?!
自由なのに 生きるのに不自由を感じる現代人へのメッセージ!
等身大のMMSメンバーが繰り広げる、泣いて笑って アクロバティックな 書下ろし痛快アクションミュージカル!
音楽を担当したのはJeanne Mariaの前身と言えるELECTRO Jeanne Loveの楽曲を手掛けていた岡隆一郎さん。夏のTOKYO IDOL FESTIVAL 2016でJeanne Mariaスタッフポジションで見に来ていたので、「昔、岡さんがやってたバンド見たことあったんですよ」という話をしていたものの、彼の本領?である劇伴がどんなものかは知らなかったので、それにも触れられたいい機会でした。
まずJeanne Mariaメンバーの話から。
タイムスリップして現世と前世を演じる物語だったので、こういう役だったと言い切ることができないのだが、MMSでのレッスン歴も長く、主催ミュージカルにも繰り返し出ているメンバーなので、骨組みをしっかり組み立てるようなポジションを務めていたのではないかなという印象でした。
田中柚帆・吉田杏・田中瑤音・諸富乃彩の4人は天女役で、物語をおかしく転がす役割が多かった。二役こなしており、冒頭の主人公(原田紗野)と共に行動する「新都市伝説探索促進委員会」のメンバーとしても、コミカルに序盤を作り上げていた。
前世シーンで物語の悪役的ポジション(貧しい庶民を苦しめる大名側)を演じた大天咲絵、吉田祐の背負った悲しい運命の表現は難しそうな役どころだったものの、祐ちゃんの後の話で「(本当に)血を吐きながら体当たりで演技した」という話で、力がこもってて とても良かった。
治田純礼子演じる役は、現世では先述の“新都市伝説~”を罵る“派手派手和歌子軍団”側の役だったものの、前世シーンでは悪(?)側に務める傍ら、出身である貧しい庶民側と内通して物語を回すポジションでおいしい役どころといった感じで良かった&かわいかった(何)。大名専属の芸者といったポジションだったので、歌舞伎等で聞かれる「口上」のような言い回しのあるフレーズが印象的だった。
上野桃佳が演じる訳は現世の 主人公の姉妹役で、妹なのにデカいという、彼女の(出演メンバーの中では)高身長という面を生かした役回りだったのだが、リアルで受験が控えていることもあり、セリフ・出演シーンは少な目の配役になっていたようだった。同じくリアル受験生の原涼葉は今回の舞台は降板、見には来ていて、ばったり会ってしまったのでご挨拶だけしました(笑)。
その他気になった点の感想も添えておきます。
先述の治田純礼子演じる“磨璃阿歌舞伎團”のメンバーとして出演していた上田莉桜(中2)、芳本紗良(小6)のお二人を交えた中盤のJeanne maria楽曲「10TEARS」を演じるシーン、JMメンバーのももちゃん&すっちゃんの代わりという形で(言うなれば旧MMS Janne!)歌とダンスも披露していたのだが、そのまんまJMメンバーになっちゃいなよ!というぐらいの馴染みっぷりで大変良かった。芳本さんは5月に見たステージでもかわいい&身のこなしが素晴らしいというので今回も注目してたのですが素晴らしかった。公演が終わってから一声感想を告げようかぐらいに考えていたのだが、いざ目の当たりにすると想像以上に小学生で(そりゃそうだ)こんなおっさんが「良かったです!」とか言いに来たらアレかなと思ったが、タイミングが良かったので穏やかに一言添えて帰れた。莉桜ちゃんは後の大晦日の田中姉妹 脱退前最後のライブの時に会場に居たので「10TEARS良かったよ!」と日をまたいで感想を伝えられた。すいませんでした!
後に部屋の掃除してて気づいたのですが、ちょろっと話出てますが、3年前のMMS Jeanneのフライヤー見ると、莉桜ちゃんは載ってる(&エフエムたまごちゃんメンバーでもある石橋由萌ちゃんも)ので、そのころ一緒に東京初遠征で来てたかは記憶がないですが、1レッスン生よりは前線に出てステージ経験がある人だったのかなとも思いました。
JMの妹分的ユニット、エフエムたまごちゃんメンバーも全員出演しており、先述の石橋由萌(ゆめ・中2)は大名側の姫(大天)の娘役として出演。3回公演中1回だけヘッドセットマイクに咳を通してしまったポカをしていたのが記憶に残っているが(笑)、誰よりも和装が似合っていてほっこりした。木村花音(小6)、そして彼女の妹たち2人(音彩(ねいろ) 小4/湖音(こと) 6歳)も出演していて、さすが姉妹似てるなーとか思いながら見てたのはありますが、花音ちゃんの“貧しい農民のおかあちゃん”役がなかなか演技が良く、個人的に姫の使い役で劇中最も悪く・強い役だった吉田祐演じるカラスにボコボコにやられるシーンが素晴らしかった。大晦日のエフエムたまごちゃん物販で感想を伝えに行ってみたのだが、「公演前に骨折して大変だった」とツイートしていたので、そんなに激しい・熱のこもったやられっぷりを体当たりで挑戦したのかな?と尋ねたら「家で足をぶつけて指骨折しただけで、ミュージカルのレッスンで骨折したわけじゃない」という話を聞かせてもらった(笑)。ずっこけた!
木村家三姉妹(さらに下に弟がいるらしく4姉弟らしい)の三女 湖音ちゃんは子役としても活躍しているとのことで、弱冠6歳にしてめちゃくちゃ立派な役どころだった。主人公のうちの一人で前世シーンの重要な役を務める吉田鈴(中1)演じる光之丸が、姫(大天)に跡継ぎ(男の子)が生まれないことから、女だが男として育てられた、しかし湖音ちゃん演じる心介が無邪気に「おちち!」と光之丸の胸元に手を出すことで正体がばれてしまうシーンがあった。この若干“乳離れ”ができてない無邪気な少年役も、主役ではないが、物語のコミカルな要素に大きく作用していて、6歳の演技恐ろしい・凄いなと公演を見ていて思いました。
エフエムたまごちゃんを抜け、現在は歌って踊るアイドルというよりは歌うことに専念したっぽい戸谷莉菜(小5)演じる凛は、主人公(原田紗野)の前世の千代介(小原睦希 小6)を圧倒する少女ガキ大将のような役だった。随所に見られた彼女の“やけにうまい・声量のある歌声”もちりばめられて個人的に面白かったのだが、客席の沸き具合が微妙で滑ったみたいな感じになってるのが納得いかなかった。莉菜ちゃんがこぶし・うなりを入れまくった歌唱、めっちゃ面白かったのに!
このミュージカルの主役的な位置だった原田紗野(高2)、吉田鈴(中1)、小原睦希の3名は(小原くんはMMS唯一の男の子なので話は別れるが)アイドルとしての活動をしていない人たちなので、こういう舞台でしかお目にかかれないのだが、それぞれ実績もあるようで(原田はアニー出演、吉田は劇団四季ライオンキングに出演、小原はCM等子役として活躍)、さすがのいい役者さんたちだなと思いました。原田さんはイケてない学生・千代子の役で、イケてないから天女に前世に飛ばされるという物語の序盤の要を担っていた。前世でひと波越えて現世に戻り、最後はダンスパートでバック転を決めてかっこよく締めるシーンは3公演ともスカッとするものがあって良かった。物語の最後の最後、吉田鈴演じる 千代子が落としたスマホをたまたま拾った学生と邂逅するシーンも、美しい終わり方で じんとした。
若干話がそれるが、原田さんが受かったアニーのオーディション、これにはMMSのメンバーも多く受けに行ったようで、純礼子ちゃんはアニー役志望ではなかったが、そこで残り、最後の4人まで残ってて落ちたという話があると本人から聞いた。みんな色んなキャリアがあるんだなぁと知れば知るほど思う話でした。
上野桃佳・原涼葉らと“マドレーヌ学園”というJMの前身のうちの一つでアイドル活動もやっていた峠真瑠実(中3)、田中瑤・諸富・治田・吉田祐らと“PATTY”のメンバーとしても活動していた原田愛奈(まな・高1)らの演技も見れたのだが、まるちゃんが先述の由萌ちゃんの姉に当たる役どころで、とても美人でどきっとしてしまった。マドレーヌ学園の映像、YouTubeに上がってるのはいくらか見て後追いなりに「こういう時代があったのか」と楽しんでいたのだけども、いざ小学生時代の姿から“今の姿”に飛ぶと、ぐっと大人っぽくなられてる(そりゃそうなんだけど)もんで、驚きますね。JMの子らは、点々と見れていることもあって、「そういえば純礼子ちゃんも背伸びたな」「乃彩ちゃんも急激に垢抜けてきたなー」とか思うことあるのですが、改めて女の子の“磨きがかかっていく”速度にびっくりです。余談ですが、自分は男兄弟なので、アイドル・役者志望の女の子の十代の日々をこういう形で見て、そう思うところなのです。
だんだん物語の話からそれていきますが、TwitterをやっているJM以外のMMSメンバーのツイートを見ていると、例えば吉田杏ちゃんと同級生の松下さん、西山さんのお三方の仲の良さであったり、共にレッスンを受けて育ってきた日々であったり、アイドルファンとして見ているJMメンバーの日々以外の部分で、色んな青春が詰まった舞台なんだなぁというのが垣間見れて、感動とまとめてしまうと雑だが、見れて良かったなと思うとこでした。
ミュージカル以外の、例えば万博記念公園だとか、味園ホテルに泊まったりだとかも含めて、JMきっかけで見られた大阪の旅、とても充実してました。
話のオチが見えてこなくなってきたので、だらだら書くのはこの辺で締めておきたいと思います。
アイドルライブと違って物販がなかったこともあり、終わった後に出演者に声をかけるという、小劇場の芝居によくある形でしか 出演者に触れられない&ご家族やお友達も多くいらっしゃる&出演者の大半がアイドルではない・役者を志すレッスン生だけども一般人ということもあり、だらだら接するわけにもいかないので、そそくさと会場を離れました。
とりあえず、受験生(特に桃ちゃんとすっちゃん)、受験ふぁいとだー!
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