2019/03/22

2019/03/22 HAMIDASYSTEM The 1st Generation LAST LIVE「 reloading… / UP TO YOU 」 @ 下北沢GARDEN

HAMIDASYSTEM The 1st Generation LAST LIVE「 reloading… / UP TO YOU 」を見に、下北沢GARDENに行ってきました。

現体制最後のライブ

2019/03/22
HAMIDASYSTEM
The 1st Generation LAST LIVE
「 reloading… / UP TO YOU 」
SET LIST

00 DERO(overture)
01 蝉の声
02 夢うつつにキスをして
03 ローリング
04 二人は消える
05 恋のさきっぽ
06 白になった
07 愛しみうらがえし
08 抜けない根無し草
09 焦がれてプラネット
10 S
11 夜の箱庭
12 インビジブル・ムービー
13 水槽標本
14 舞台に溶かされて
15 行方
16 黄昏の君
17 黎明の貴方
18 物語のおしまいに
“現体制最後のライブ”とのことですが、長谷川美途(HASEGAWA BEET)がグループを卒業・引退を踏まえ、新メンバー募集をかけ始めたものの、そのままHAMIDASYSTEM継続不可、別プロジェクトへという判断に至ったそうで、実質解散ライブだったのかなと捉えてます。

運営サイド、メンバーサイドでどう捉えて、どう解釈してるかはわかりませんが、BEETボーカルに強く依存した部分があったのでは?と自分は思ってます。自分も彼女のボーカルのファンでした。(見た目も好きです!)

思えば、初期は「どうせ顔なんだろ?」と、3人の中で“自身だけ不人気”を感じていたのか よくツイッターでぼやいていたBEETさん。しかしながら、物販・チェキの時間で一番列をなしていたのが彼女だったのではないかと思ってます。ライブでの評価が高かったのもあるだろうし、接すれば接するほどに お茶目でたまに抜けてる部分が見られたりでリピーターが多かったのかもしれないですね。一過性で冷めるブームと違って、リピートする人はリピートするタイプというか。


HAMIDASYSTEM「略すな」
“バカライブ”期~“START THIS SYSTEM”期のレパートリーでMV撮影にもお金かかってるヤツ。ミニアルバム「START THIS SYSTEM」は500枚限定とのことで、現在入手は難しいっぽい。

「バカにさせてよ好きだから」を収めたライブ映像をYouTubeから。メロディック期以前の雰囲気も踏まえてどうぞ。
ライブの感想書いておきます。MCなし、水分補給で少しだけ時間をおく場合もあった程度で、全編ライブに集中した公演で、BEST OF HAMIDASYSTEMという感じだった。音楽性・方向性を改める前の楽曲たちもやるのでは?と少しだけ期待していたけど、さすがにそれはなかった。その要素は、自分は足を運べなかったのだが、この数日前に行われたYOSHIDA SODA生誕祭で出されたのかもしれない。人のツイート・レポートを見る限りだと“SODA曲”と言われていた「バカにさせてよ好きだから」(link)などが演じられたとのことだった。見たかったけど、昼と夜中の仕事が入ってた日なので行くことは叶わなかった。

入場特典で配布されたのみで、確か販売しなかった楽曲だったと思うので、自分はその曲の音源を持っていません。マネージャー・プロデューサーの神宮寺さんに何回か訴えたんだけど、再配布しなかった。

話が少々脱線するが、「ほぼ“初恋サイダー”」と言われた当該曲、似せてる似せてないの話はさておき、そういう“沸き曲”があっても良かったよなとは当時思ってましたが、初期の“バカライブ”をテーマとした活動から、“START THIS SYSTEM”期(脱バカライブ期とでも言ったらいいのか…)を経て“メロディックエレクトロニカ”期へと突入し、その方向性を深めていったのでした。

HAMIDASYSTEM「DERO X」
「DERO」のリリースを踏まえて出たアイテムで、“メロディックエレクトロニカ”期の作品。CDリリースがどんどん消極的になっていく昨今ですが、配信とCDの両方でRECORDしていくことって、あとから振り返る時に機能もするしで、改めてこまめにリリースがあることの重要性を感じる1枚です。
メロディックエレクトロニカ期、ex.スーパー転校生X 転校生E1 (a.k.a 女1 通称“わんちゃん”)こと 小山振夢(KOYAMA FLAME)を加えて4人体制になり進んで行ったわけですが、SODA & AMEBAの日に日に成長していく(言い方を変えれば、高校生だった彼女たちが徐々に大人になっていく、とも言える)中で、「わんちゃんはわんちゃんのままだった」とスパ転を一緒に見ていた人がライブ後に言っていたのが印象的だった。BEET & FLAMEペアは大人組、SODA & AMEBAがティーンチームという感じで分けられたハミシスなのだけども、わんちゃんだけわんちゃんのまま、例えばたまにネガティブモードに入って突っ走る感じだったりとか、最後までそうだったなと自分も思った。その点、BEETはティーンから成人を迎えたという変化もあったのだけども、初期のころにツイッターでグチグチ言っていたものが徐々に見られなくなり、メンタル的に大人になられたのかな?という変化も感じられた。その点について、最後のリプ返タイムみたいので尋ねてみたところ「言わなくなっただけ」で別に変わってないとは言っていたが、その辺の分別・取捨がされるようになっただけで、ずいぶんと見え方っていうのも違ってくるよなとも思いました。

その辺からもそうだけども、とにかくファン想いの人だったなとBEETさんに対して思う日でした。

その姿勢は最後のMCで、しっとりとさせずに進行に務めたところにも表れていた。

SODA「びーちゃんの最後の撮影を私が担った/この撮影が終わったら、お別れなのかなと思うと、本当に寂しい」、AMEBA「入った時はやりたいこととか特になかったから、テキトーに始めた・部活を辞めたかったから始めて見た/『私たち、友達でしょ?』と言ったら、SODA『家族だよ!』と言ってくれたり、いつの間にか家族のような人たちになってた」、FLAME「私は後から入ったけども、みんなが思ってるよりもハミシスが好きだから、辞めたくなかった」とメンバーが目に涙を溜めて語る中、BEET「(FLAMEに対して)おい新入り、頑張れよ!」と煽ったり、ファンや縁ある人の顔が客席に見えて持ってかれそうになるところで 一切涙を浮かべていないAMEBAを見つけて「みつこ見て話せばいいのか!」と切り替えたり、最後の最後で「足を運んでくださった皆さんが、平日なんで 社会的地位を失ってないか心配/平日にワンマンたくさんやって すいませんでした」と締めていた。

HAMIDASYSTEM「歪んだ鉛筆は誰かに折られないために」
個人的に、物語プロジェクトと称した2018年春頃から秋ぐらいにかけて行われていた、のちにリリースされたアルバム「歪んだ鉛筆は誰かに折られないため」に収録された楽曲に関するMV収録と、それに関するクラウドファンディング企画に閉鎖的なものを感じて そのころあまりライブにも足を運ぶことができずで離れてた時期もあったのだけども、その企画の集大成的なワンマンライブを経て、今回のBEST OF~を見た限りでは、一つのプロジェクトがまとまった・段落ついたのを見切った感が感じられて楽しかったでした。最後の最後に「いや、もう結構、全然見たいと思わない」に至らなくて良かったでした。(そう思うものも過去にあったので、なおの事そう思った、という話)


その後のHAMIDASYSTEM


2019/04/01の発表で、旧HAMIDASYSTEM残党チームが移籍、新ユニット発足とのことでした。

HAMIDASYSTEM後続ユニット(HAMIDASYSTEM2?)で出演予定だった枠はハミシス楽曲提供をしていたsayshineさんが関わっているポポロコネクト(twitter)が出演するとの発表(link)があったのですが、果たしてHAMIDASYSTEM2と仮称された次のハミシス、始動するのでしょうか。興味深いところです。

楽曲をただただ引き継いだとしても、人が育てた部分ってあると思うので、なかなかそれを活気立てるのは難しいのでは?とも思う反面、似たような状況にあるSUMMER ROCKETのような「元来の持ち味とは違ってきちゃうけど、いるメンバーで塗り替えていく」パターンも嫌いじゃないなと思っているので、新ユニットチームと、引き継ぐチーム、製作陣が被ってるけど別ユニットの3体制の動向を気にしていきたいなというこの頃です。

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