2008/09/16
LOU REED'S BERLIN
「愛はいつも悲劇となる-。
伝説のアルバムがステージに甦った奇跡の夜」
とオフィシャルのフライヤーに書いてある、ルー・リードが33年の時を経て実演となった彼の3作目のアルバム「ベルリン」を演奏したステージを収めたライブ・ドキュメント映画の試写会があり、応募したら試写会に当選となったので行って来ました。
場所は渋谷シネマライズ。
ここ、先日「デトロイト・メタル・シティ」を見に来たばかりでした(笑)。
1週間以内に同じ映画館に2回来るとは思ってなかったのである意味貴重な機会でした。
DMCの上映のレイトショーがこの日のみお休み、そしてこの映画が上映されました。
映画の感想については、もうざっくり言うと「ライブ映像」です。
そこに監督ジュリアン・シュナーベル(『潜水服は蝶の夢を見る』『夜になるまえに』『バスキア』)によるベルリンに基づいた映像が重ねられて、より絵として「ベルリン」の世界が映像作品として成り立っている映画と言った印象でした。
「ベルリン」はトータルアルバムで、このアルバムの中のとある1曲が演奏されると言った感じの曲を含まない作品のようで、封印されていた曲も多いみたいですが、ルー節に乗った数々の物語、詞が良音質でスクリーンに再現された様は見ごたえたっぷりでした。
日本人だと英語を翻訳するのも苦手だし、聴くのも追いつかないし、和訳をあえて見ながら音を聴くのもぴったりとは来ないしで、なかなか外国人アーティストの詞世界に入り込めないことが多いのですが(まさに自分がそうなんですけど)この映画はリアルタイムですべてに取り掛かれる意味では、ルーの詩人的一面がよく現れた作品が映像作品になっているっていうのも良いですね。
これ、DVDで出たら欲しいですね。
もっと細かくこの作品にだけ触れた記事はネット上にたくさんあるでしょうからこの辺にしておきます。
ヴェルベットアンダーグラウンドファン、ルーリードファンにはぜひ見ていただきたい作品です。
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