2008/09/14

小山絵里奈 @ 月見ル君想フ


このblogで度々取り上げている小山絵里奈のライブが東京・青山(駅で言うと外苑前)の月見ル君想フにて行われるっていうんで見に行ってきました。

この日は日中暇だったので音楽仲間と浅草~上野~秋葉原をうろうろしたんですが、その記事については後日追記しようと考えております。(興味深い発見も自分なりにあった為)


このライブハウス、名前が覚えづらいことで一部で有名?ですが「ツキミル」と通称で呼ばれてるような気がします。

定着してるのか知らないのでみんなで「ツキミルでライブあるから行くのだ!」なんていう会話が成り立つと良いですね(何)。


出演アーティストは(出演順)

と言った顔ぶれでした。




最初は小山絵里奈myspace)でした。

彼女の生演奏を見るのは3回目、過去の記事(ライブ以外の取り上げた記事も含む)は以下をご覧ください。


詳細は上記をごらん頂くか本人のWebを見ていただくのが早いのでここではライブレポに徹します。



今回はギタリストの小田島さん、アイリッシュハープの廣瀬沙耶佳さんの3人編成で4月の「GROWING DROPS meeting」時のメンバーと同じでした。

廣瀬さんはつい最近アイルランド音楽の演奏会にて音色を耳にしているのですが、この三人の音の質感が結構良かったのでわくわくして臨みました。

今回は小田島さんが前回のトリオ時と違ってガット(クラシック)ギターではなくFender Stratocasterにマルチエフェクターを持ち、廣瀬さんがアイリッシュハープの編成なのでまったく同じでもありませんでした。

セットリストは以下。
  1. Little Things
  2. ノンモの森
  3. 幻ゲーム
  4. 梔子
  5. モスラの歌
  6. ユウリタユフエリウライ
  7. My Favorite Things


2と6が未発表曲で、2は初公開かな?
この前行われたロハスクラシックに行ってないのでよくわかりませんが、彼女の2枚目のアルバム「NOMMO」から飛び出した曲と言ったところでしょうか。

2について、非常にポップ度の高い、展開もわかりやすい構成の歌物と言った印象の曲でした。
6はとにかくとても美しい曲で、アレンジ次第で結構化けそうな印象の曲でした。ゆったりとした静かな曲です。

音に関しては2人しか居ない弦楽隊も小田島さんのエフェクターを駆使したバッキングにハープの流麗な音色とで、薄さは感じられないきれいな音世界が繰り広げられてました。

前回のLazyBonesでも披露していた「モスラの歌」を再度披露してました。
以前聴いた時は「なぜにこの曲?!」と思い思わず軽く声出して笑ってしまったのですが(今回もにやっとしてしまった)、小山絵里奈目的でなく見にこられたファンの方は一体どう思われたのでしょうか。ちょっと気になりますね。

初見の人からの視点を想像するに、オリジナル曲の独特のリズム感(たどたどしいリズムのようでオリジナリティが溢れていて、特異な編成でありながら普遍的な響きをも持つ感じ?)だけでなく、ちょっと変わったカバー曲もやれちゃう謎の女性シンガーってところでしょうか。

「モスラの歌」では小田島さんのギター模写によるモスラの鳴き声で締めてました。この方の芸の幅の広さにはやられますね。

あと、小山さんですが、マイク裁きも相変わらずうまく、OFFマイクはOFFマイクでもただのOFFマイクでなく口を覆って叫んでみたり、胸を叩いてちょっと変な振るわせ方をしたりと、変化球も用意されているのでした。
ビブラートを聴かせて高音で歌い上げる!みたいなソウル系のシンガーとは質が異なる点がやっぱり彼女の魅力であり、他になかなか居ないことの面白みでもありますね。


小山絵里奈ラストなかなかメディアへの露出がない人で、かつデビューしてまだ浅いこともあり知名度が低いことは否めないですが、対バンに恵まれたことで結構最初から大勢のお客さんが見ていた様子だったので、応援している身としてはなんだか良かったですね。

これから秋口にかけて結構ライブ予定があるみたいなので、まだまだ発展性のある「自宅で築き上げた箱庭的エレクトロ童話ワールド」ではない生演奏独特のカラーを磨き上げてさらなる素敵なステージに期待が募るばかりであります。

今後も可能な限り追って行きたいと思います。


※SNSサイト、mixiにて彼女のコミュニティを運営しておりますのでmixiご利用の方はぜひぜひご参加くださいませ。



メス戌お次がメス戌&Co.myspace)でした。

彼らは京都から初めて東京にライブをやりに来たとのことでした。

ある意味でアウェーでのライブではあったのですが、アウェー感のない力の抜けた演奏で良かったです。

60~70年代のブルース寄り、カントリー寄り?のロックを礎にしたような耳障りの良い、うるささのないロックで、フォーク的な響きもありでよかったです。



あけぼしAkeboshi
お次がAkeboshiでした。

今回見るのは2回目でした。
以前東京エスムジカの対バンで見たことがあったのですが、だいぶ前なので(2005年06月24日っぽいので3年ぶりくらい)あまり記憶はないのですが、心地よかったことは覚えてました。

で、改めて見ましたがその3年でずいぶん活躍もなされていた様子ですが、特に代わり映えなく良い音楽をやり続けているピアノマンと言った印象でした。(ギターも弾いてましたが)

トリオ編成でアコーディオンの方(trico!と言う名義で活動されている方らしい)、ギターとヴァイオリンが弾ける外国人男性による演奏でした。

途中、アイリッシュハープを弾くおじいさんの映像なんかも投影で使ってました。
お世話になったおじいさん、とのことでした。


野狐禅最後が野狐禅myspace)でした。

「のぎつねだん」と呼ばれると悩んでおられる様子でしたが、「やこぜん」が正しいですね。
「ヤコゼン」。

以前から野孤禅は知っていたので見れる日を楽しみにしてました。
むしろ野孤禅を見に行ってみても良いのでは、と思ってスケジュールを一時期チェックしていたこともありました。

初めて見ての感想ですが、男の殴り書きもんもん青春フォークと言った感じでしょうか。
とにかくVocalの方が男臭い。
でも歌が力いっぱいながら優しいのがこのグループの良さな気がします。

ピアノの旋律がやっぱりかきむしるギターだけよりも優しく耳に触れる気がしました。

唯一わかる曲「ぐるぐる」もやっていたので良かったですね。

表現方法がある意味で「キチガイじみた」言葉があるのですが、それくらいの居ても立っても居られないくらいの感情の爆発、揺らぎ、振るえが言葉となってたたき出される様は一見頂きたいグループですね。



そんな1日でした。

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