2011/10/15

"ROLL TOGETHER vol.8"(小桃音まい,Michiru,折井あゆみ,Saori@destiny出演) @ 渋谷Glad

"ROLL TOGETHER Vol.8"なるイベントに小桃音まいblogtwitterwikipediaが出演するとのことで、渋谷Gladまで行って来ました。




出演

ポニーキャニオンアーティスツ主催の女性ボーカル系のイベントだそうです。

小桃音まい、本数はたくさんやってるので、都合ついたら見たいなくらいにいつも思ってるのですが、なぜにこの日を選択したかってところですが、AKB48のオープニングメンバー(1期)でもあるMichiruこと星野みちる、そして折井あゆみが対バン("バン"じゃないけど)ってことで、その2人なんて、今一体どんな活動してるのか見てみたいけど出演イベント探してまで見たいかと言うとそうではない・・・てことで、この日にしました。

あと、2007~08年頃のPerfumeブレイクでやや盛り上がりを見せていた「ポストPerfume」争奪戦みたいな時期に名前をとどろかせていたデートピアから出ていたSaori@destinyも出演、これまた見てみたいけど単独で見に行くほど興味が強いわけではなかったので、こういう機会にこそ見ておくべきだなーと言うのも決め手でした。

で、当初その4人だけ発表されてて、4組引き締まったムードで違う持ち味を出し合うのかなとか思ってこのイベント期待してたんですけど、前々日くらいに内容見直したら知らない女性シンガーの名前が増えまくってて驚きました(笑)。しかも「and more...」とか書いてあるし、まだ増えるの?長丁場かよ・・・と、疲労から来る終盤の楽しめる度の低下が懸念されたのですが、それは問題なかった。なぜならand moreは一組しか出なかったので。詳細は下記をご覧ください!


渋谷Glad

ここ2~3年でもライブハウスが色々変わってきてる渋谷。「渋谷Glad」ってどこだよ・・・って思って調べてみたんですけど、club asiaの系列で、VUENOSなどが入ってるasiaの向かいのビルの2Fあたり、すなわち元asia-Pの場所でした。名前変えてリニューアルしたんですね。気付きませんでした。

asia-Pには一度出演した経験もあるし、ここ2年くらいで遊びにも行ったことあったので、それに気付いて少々驚きましたが、店内入ってみたらぜんぜん見たことある景色でした。こういうリニューアル→名前変更の流れってなんなんですかねぇ。

他に渋谷だとCHEALSEA HOTELの入ってるビルの3Fだか4FあたりにあったTAKE OFF7が移転してクワトロの隣のビルの地下に行き、現在その場所にはMilky Wayなるライブハウスがありますからね。そういうケースをちらほら耳にしてるので疑問に思ってます。




仁科真帆

「にしな まほ」さんですね。素敵な帽子を被って、ワンピース着て歌ってた。歌はうまかった。

でも「にし」から始まる3文字の姓に名前2文字っていうと、どうしても「西野カナ」を浮かべてしまって、「西野名菜」であったり、仁科真帆であったり、本名なんだったら仕方ないにしても、ちょっと被ってる感じで損してないかなーって思ったんですけど、どうなんですかね。狙ってるんですかね、逆に。

あと「シオン」とかもよく被りますよね。

仁科さん、楽曲が悪いわけではないし、歌唱力高いし、美人そうで良かったっちゃ良かったのですが、案の定"素敵な帽子"で顔がよくわからなかったのも残念でした。

ポニーキャニオンアーティスツ主催ライブに出てるってことは、業界にデモとか送って、それなりに関係者が目をつけてるものとは思ったんですけど、こういう「唄うまい」「それなりに美人」って人材いっぱい居るでしょうから、どう勝負していくのだろう・・・とぼんやり考えながら時間を過ごしました。




千寿

石川県出身・在住のシンガーソングライター。

彼女まで来てわかったのですが、藤沢仁奈/依蓮結奈を見逃したみたいですね。とりあえず星野みちるが比較的早い出番であることを電話でGladに確認しておいたので余裕を持って会場入りしたのですが、そんな感じで彼女が2人目。

鍵盤がセットされ、ワイヤレスマイクがマイクスタンドに置かれ、「鍵盤弾き語りならワイヤレスじゃなくて良いじゃん・・・」とか思いつつ臨みましたが、彼女も普通に歌うまくて、美人で、曲調も自作だそうですが、しっとりしていてとてもよかった。

しかし、ペダル操作がうまく行ってないのか、彼女のプレイスタイルと鍵盤の具合が相性良くなかったのか不明ですが、ピアノのサスティンが残りすぎてぐしゃっとした瞬間が度々聞かれて少々残念だった。

ああいうピアノを弾ける方って、恐らく自宅に生ピアノ/電子ピアノがあるでしょうし、そういうピアノで慣れてても自身で使い慣れてる鍵盤ってライブハウスまで背負って持って来ないでしょうから、こういうこともありえるのかなーとか思いながら見ていた。

あと、弾き語りって言ってたのに、2曲目はそのワイヤレスマイクを持って、ピアノから立ち上がり、オケを流して普通に歌い始めて驚いた(笑)。

何も悪くはなかったのだけども、仁科さん同様、見に来た目的がアイドル方面だったこともあって、楽曲にはあまり印象が残らなかった。入り口でアンケートを渡されたのだが、やはり筆記用具を一緒に配るか、ライブ終了後に筆記用具貸しますよーくらいにして本人が練り歩きでもしないと印象残らないですね。ライブハウスでよくそういうの見てると、その辺で印象弱いなーとか思ってしまった。

ライブ終わった後に本人が練り歩いてると少し高まりますからね。・・・そんなこんなをアンケートに書いてあげるべきだったのかもわかりませんが、あくまで個人的な意見なので、blogに書くに留まります。




Michiru


続いて登場したのがMichiruこと、星野みちる。

このblogの過去記事でもありますけど、AKBに興味持ち出してから「今日知らない人はいないくらいブレイクしたAKB48だが、ブレイクする前に巣立って行った卒業生たちは何してるんだろう」って思うことがしばしばありまして。で、SDN48の劇場公演を見に行って見たり(AKB 1期で言うと浦野一美、佐藤由加理、戸島花、駒谷仁美が在籍中)したんですけど、そのほかAV女優に転身したやまぐちりこ(中西里菜)であったり、DokiDoki☆ドリームキャンパスに在籍していたけど現在卒業済みの大江朝美が居たり(現在芸能活動停止中らしい)、豊かなプロポーションを生かしてグラビアなどで活躍する成田梨紗が居たり、女優としてそれなりに活躍している増山加弥乃(金八先生にも出演していたらしい)が居たり、ほんと十人十色で、それらを思うと複雑な気分になるんですけど、シンガーソングライターとして活動しているMichiruを見る機会に今回恵まれたわけです。ありがたい。

「元AKB48 大島麻衣がAKB初のソロシンガーとしてデビュー!」みたいな触れ込みの記事が大島麻衣ソロデビューの時(2010/05/05)に出てたと思うのですが、音源リリースで言ったら星野さんの方がメジャーインディー問わずだったら先だったんですよね(2009/04/25にミニアルバム「卒業」でソロデビュー済み)。こういう「忘れられ方」みたいのを星野さんはどう思ってるんだろうって勝手に思ってたのですが、いやいや、彼女はほんと地道にやってるみたいですね。

この日は女性ギタリストのYUIblogって方を迎えて演奏したりしてましたが、彼女もアコースティックギターでの参加なので、終始アコースティックな演奏だった。

AKB 1期って、今でこそグラビアで表紙飾りまくってる"こじはる"とか居ますけど、今より全然地下アイドルだったし、活動歴の浅さの関係もあるかもしれないけど、それなりにかわいいけど正直垢抜けない子ばかりっていう印象があったのですが(「桜の花びらたち」がリリースされた頃にポスターは見ていたので、当時思った感想です)、当時の写真見返しても"濃い"方ではない印象の星野さん、今現在の印象としては、ピアノ弾き語りが似合う、ほわっとした雰囲気の良い大人の女性でかわいらしかった。言い方変えると、派手さのない方で、元AKB48って言われなかったら誰も(アイドルヲタ以外は)そうとは思わないのではないかと言った雰囲気が漂っていた。

星野みちる 1stミニアルバム「卒業」のジャケット。
7曲収録(それぞれ秋元康、高橋みなみ、前田敦子、浦野一美、大島麻衣、星野みちる&折井あゆみ、星野みちる作詞、全作曲星野みちる)で構成されてる作品。編曲は全て立山秋航blogと言う方で、AKB周辺の曲の編曲されてる方が担ったみたいです。
株式会社AZからリリースされているんですけど、AZのサイト見てみても2009年から更新が止まってます。大丈夫なのか・・・?星野さんは既に移籍済みみたいですけども。

なんか余計なことばかり書いてますが、ライブがどうだったかですが、前者の千寿さんよりも電子ピアノの操作っぷりは良くて、やっぱり千寿さんのペダル操作が良くなかったのかなーと言った印象を持ってしまった。

星野さんもオケを流してピアノ弾き語りなどしていたのだけども、芸能プロダクションが絡んだ音楽活動を長らくしていることもあってか、やはりそれなりのうまさ、タレント性みたいなものもあって満足度は高かった。

が、やはりアイドルを見に来てるつもりだったので、その感からは遠く離れたものだったので、面白かったかと言うとそんなでもなかった。

実は前述の「卒業」ってCDだけ持ってるんですけど、何回か聴きましたが、あんまり面白い作品とは感じなかったので繰り返し聴いてるわけじゃなかったので、だいたい初聴だったんですけど、繰り返し見たら好きな曲見つかるのかなーと言った印象のクオリティではあった。

楽曲が良くてライブ見に行く、っていうのが"きっかけ"の一つだと思うのですが、彼女の場合はもっとライブ見た方が良さそうだなと言う印象で終始した。

お金がなさ過ぎて気軽に物販を覗くに買えないんじゃ失礼なので遠くから眺める程度にしておいたのだが、元AKBみたいな売り文句を自ら発することなく、本当に「地道に頑張ってる」感じには好感が持てたので、またどこかで見れたらなと思いました。

そういえば告知で、新曲「大切なあなた」が2011/11/02に着うた、2011/11/16に着うたフルでの配信リリースが確定したと言っていた。2010/11/24リリースのコンピ収録「I♡YOUの五文字」からおよそ1年ぶりのリリースが配信限定っていうのも世知辛いですね。頑張れ、Michiru!




折井あゆみ

現在はタレントとして活動しているらしい折井あゆみ。案の定テレビも見ないし、彼女の情報収集をしているわけでもないので「らしい」って言い方になってしまうのですが、blogを少し見返したら舞台に出演したりと色々やってるみたいですね。

この日のMCにて言っていたのですが、久しぶりに音楽活動を・・・と言うことで、今回歌った2曲が収録されたアルバム「Return To ZEROtwitterがリリースされた旨告知していた。

これ、彼女の純粋なソロっていうよりは「ソロ音源が入ってる」アルバムだそうで、相川七瀬、星村麻衣、中ノ森文子(ex.中ノ森BAND)らも1ヴォーカリストとして参加してる作品らしい。

Twitterアカウントのプロフィール文章が一番簡素にまとまってるっぽいので転載させて頂きます。

【ギター×ボーカルが生み出す想定外の新しいメッセージ】
今この時だからこそ伝えたいメッセージを架空のストーリーに沿って表現する「ストーリーコンセプトアルバム」。
相川七瀬、星村麻衣、中ノ森文子、伊崎央登、折井あゆみ、ericaと、海賊王(王族BAND)のギターが融合。音、映像、演劇、物語が重なり生まれる新しい世界です!
はい、さっぱり興味沸きません!(笑)

で、折井さんのステージがどうかってのはコンセプトがどうであれ、見て楽しいか楽しくないか、それで考えれば良いやと思って、あまりこの「Return to ZERO」について予習はしてこなかったんですけど、この日は折井あゆみ&海賊王"day breakers"として登場。SCHECTERのHSH仕様のストラトタイプのギター(トレモロユニットにFloyd Roseが載ってて弾く気満々!)を下げた"海賊王"さんが隣に居たのですが、そもそも"王族BAND"がなんだか知らないんですけど・・・状態でした。まあ、見た感じ おしゃれで、ハンサムで、ギターめっちゃうまそうな雰囲気びんびん漂わせてるなってのは思ったんですけど、さて、ライブはどうだったか。

の前に、冒頭からどうだったか順を追って説明しますが、出てくるや否や自己紹介からスタート。AKB48に在籍していたこともはっきりと説明し、「先ほどのMichiruちゃんとも一緒で、一緒に当時ユニットを組んでるくらいに~」と、AKBの話一切しなかった星野みちるについても触れていた。この自己紹介のしっかりっぷりに彼女の「タレントらしさ」を勝手に感じました。

で、音楽活動について触れ、海賊王さんを招き入れての楽曲の説明からスタート。せっかく前知識なく、純粋に唄とか楽曲だけで楽しもうと思ってたのに、個人的にすごくがっかりしました。しかも楽曲のテーマ、そしてどんなつもりで書いたかもだいたい説明していた。全然興味沸かないテーマだなーと思いつつ「"ロック"に挑戦したのですが、この中で日頃からロック聴かれる方はいらっしゃいますかね?」と客に振り、一部の客が挙手(私は挙手しませんでした)、「あーやはりあまりはいらっしゃらないかもしれませんが」なんて言いながら楽曲へと進んでました。

"音楽業界"、"芸能界"で言うロックのイメージと、ポップスファン、ロックファンの描くロックのイメージってほんと違うんで、難しいですよね・・・。まあ、聴いた感じロックではあったんですけど、あの弾いてるのか弾いてないのかよくわからない海賊王さんのワイヤレスギターさばきには一切ロックさを感じませんでした。(冒頭ではケーブルが抜けただか抜けちゃっただかで、焦って線をレシーバーに挿しなおしてる様が見られたけど、その間サウンドトラブルっぽい音が聴こえなかったので、恐らくあのギターは鳴ってなかったに違いない。グリスノイズとかピッキングノイズ一切聴こえなかったし)

折井さんの唄は、まあさすがのキャリアを感じる安定したもので、普通に楽しめたのだけども、そもそも押し付けられた"ロック"と、自分が好きな傾向の"ロック"にはずいぶん開きがあるなーと思って、あまりライブとして面白いものじゃなかった。(もちろん、その弾いてるのか弾いてないのか不明なギターも込みで)

まあ、テレビ番組での演奏シーンだってほとんど当てぶりでしょうし、別に当てぶり、口パクでもステージが面白ければなんでもいいとは思ってるのですが、あんな感じだったら折井さんソロで出てきた方が純度高くて良かったなーと、終始残念だった。「Return to ZERO」も誰得な作品なのか謎なので、ブックオフで250円で見つけたら買うかもしれませんが、まあ買わないな・・・と言ったところでした。

折井さんのタレント性とかはこの日だけではわかりえないものでしたが、とりあえずライブとしては全然面白くなかったので退屈でした。




and more...の正体は「藤岡藤巻」だった!


さて、そんな折井あゆみを見終え、当初から星野/折井は面白かれ、つまらなかれ、ちゃんと見るつもりで構えていたので、そのあとトイレ行って帰ってきたんですけど(小桃音まいまで時間があるのもわかってたしで)、ステージを見たらくたびれた様子のおじさん2人がアコースティックギターを持って登場。Yシャツにネクタイと言う様からして様子がおかしい。女性ボーカルのイベントなはずなのに・・・もしかして藤岡藤巻か?と思ったら藤岡藤巻wikipedia本人たちだった(笑)。

なぜ出てきたのかよくはわかりませんが(冒頭聞き逃した)、「私たち何者だかわかりますかねぇ・・・、まぁわかんないですよね!」「大概、真ん中に大橋のぞみちゃんが居たら『あーあの両サイドに居た人か』ってわかると思うんですけど、一応私たち、藤岡藤巻っていうユニットでしてー」と自虐を交えながら自己紹介、会場大爆笑(笑)。

「今度ねーワンマンライブやることになったんですけど、今日フライヤー持ってきたんで、これ、すいません、まわしてらえます?」と最前列のお客さんにフライヤーの束を渡して配布させる藤岡藤巻(笑)。1部もらったのでスキャンしておきました。

自らの立場のなさなどから自虐を交えて「私たちもね、家庭があるもんで」と素を晒しながら披露した1曲目「いいよな、若くて」と言うものだった(笑)。

若者のギラギラした希望に満ち溢れた発言を、頭ごなしに失望の底へと叩き落とす「いいよな」と言うフレーズを使ったバラードナンバーで会場中、再び大爆笑(笑)。

2曲目は「小学生の頃とかに音楽の授業でやった『サウンドオブミュージック』の『ドレミの唄』ってありますけど、あれ、私たち大嫌いでしてね、で、(ギターを単音で弾いて)ド、レ、ミ、ファ・・・ってありますけど、これをマイナー調にして替え歌作りました」と言う説明を付して歌った歌がまた物凄い暗い唄だった(笑)。これまた失意に満ちて生きる気力を失った人の唄で、安定したアルペジオとコーラスワークで見事に歌い上げていた。会場からは笑いが止まなかった。

ブラックユーモア満載で次々放送禁止唄を送り出したらしい伝説のグループ"まりちゃんズ"wikipediaが90年代に再ブレイクした時に、さすがにその時耳にしていたので、藤岡藤巻がどういう人たちなのかは一応は知ってたんですけど、いやー、相変わらずなんですねー(笑)。ほんと、自分の父親とかと同年代の人たちなんだけども、ひょっこりこんなイベントに出てきて、ゲリラ的にフライヤーを配らせて(笑)、自虐しつつ、どす暗い唄を歌って2曲で去ると言う。ほんとタダモノではないですね。ワンマン行っちゃいたいですね、duoって結構広いですし(笑)。応援したい!

いやー、ほんと楽しかった。これでずいぶんと「元が取れた!」って感じがしたので、この日ほんと行って良かったでした。




池田綾音


誰もが知ってる唄を歌ってる人たちが散々やらかした後に登場したのが池田さん。

出てくるや否やMCにて「いきなり曲流して、イントロで入ってきてかっこよくキメようと思ってたんですけど、いやー、藤岡藤巻さんの後だと、そんなことどうでも良いなと思って、やめましたーw」と言ってからスタートしていた(笑)。いやー、藤岡藤巻のあとじゃやりづらいっしょ・・・(笑)。

池田さん、既にNACK 5にて番組を持っていたりと歌手/ラジオ・パーソナリティとして活動されている方だそうで、とにかく喋りもうまい、客をノらせるのもうまいわで、それなりに盛り上がっていた。

のらせようとしてくるのに対して、アイドルヲタ属性の強い方々(あとで小桃音まい時のケチャする人口の量でそれを覚りました)の「楽しんでやる!」っていう姿勢も手伝って、良い感じに楽しいライブ会場に仕上がってた。

「初めて見てくださる方も多いと思うんですけど、熱いお客さんばかりで楽しいです!2曲目はそんな皆さんともっと距離を縮められるような曲を用意してきました♪」と軽やかにMCを挟んで次々と曲を披露。皆さんの手拍子なしじゃ成り立たないような曲なので、ぜひ手拍子を入れてください!と説明を付して臨んだりとうまいですね。

挙句、「お客さんと一緒に写真撮りたいんですけど、いいですかね? 私、大阪出身なんですけど、『東京で頑張ってるよー!』っていう写真をblogに載せるとね、お父さんお母さんが安心するんでねw」と言いながら、客に背を向けて3方向(左右真ん中万遍なくw)写真を撮っていた。いやー、すごいですね、この人。堂々としてるし、無理がないし、自然にこういう振る舞い、そして歌とステージを繰り出してて、実に才気溢れる、エネルギーに満ちた女性シンガーだなと思い、それなりに楽しませてもらいました。

まあ、案の定あまり曲調が好きでもなんでもなかったので、どんなだったか忘れましたが(笑)、存在感の強さが印象に残った、そんな池田さんでした。

余談だが、ステージが終わり捌けたあと、フロアに出てきて「皆さんありがとうございましたー!」と発しながらフロアのお客さんとハイタッチして練り歩いてました。ほんと元気な人だなー!ハイタッチした人も嬉しそうだった。




小桃音まい



続いてお待ちかねの小桃音まいでした。

小桃音まいを見るの、ソロだと実に久しぶりだったので(しかもソロで、DESEOとかだと約147cmの彼女の姿が全然見えないw)、渋谷Gladの客席の特徴を生かして非常に見やすい位置を確保してたので楽しみにしてました。

ちなみにGlad、客席側が3段くらいになっており、2段目がステージとほぼ同じ高さでして、2段目に構えてました。視界良好でした。

曲は以下を披露。

セットリスト
  1. キラリ
    • MC
  2. なのです☆
  3. 恋愛サーキュレーション
  4. ラグランジュ☆ポイント
    • MC
  5. Magic Kiss
  6. Masterpiece
  7. Dreamscape☆
普段まいにゃが出演しているようなCheer-Musicのイベントと違って、ややアウェー感漂うこの日、まいにゃの力が出し切れるようなシングルA面曲を中心としたセットリストで個人的に大満足でした。

MCでは「初めての方も居るかもしれないので」と丁寧に自己紹介をしつつ、「先ほどのライブでも手拍子があったりと大変盛り上がってましたが、私も盛り上げる技を開発したんです」くらいなことを言って"民俗大移動"について説明していた。地下現場だと言われなくても移動するような光景ってまいにゃ以外でもたまに見られますが、改めて説明がされた上での「なのです☆」を繰り出してくる感じが、謎の新鮮味を感じて良かったでした(笑)。

女性シンガーのイベントに、シンガーっていうよりは「歌って踊るアイドル」感が高いまいにゃがなぜ呼ばれたのか全く持って謎だったのですが、何はともあれ楽しかったのでOKと思って考えるのやめました(笑)。まいにゃ、唄がうまいっていうよりは声色のかわいさ、パフォーマンスで評価できる人なので、やはり結論を出すとしたら「アイドル突っ込んでおくと集客が良いから」って感じしますね。(←あくまで推測ですが)過去の"ROLL TOGETHER"の出演者見てみてもAeLL.、Dorothy Little Happy、星のオトメ歌劇団、Tokyo Cheer2 Party、まなみのりさなど、それなりに"ヲタ"が集まりそうなグループ呼んでるみたいですからね。

この日はタイの"バンコクAKIBAフェスタ"なるイベントに出演、帰国からの1発目のライブだったかどうか忘れましたが、MCにてタイの話なんかもしていた。あと楽屋で中学生に間違われたなんていう話もしていた(笑)。中学生扱いしたのは誰だ・・・?!(笑)

衣装、この日はヘソ、腰回りが露出したもので、小柄で"小動物感"が秀でるまいにゃにしてはセクシーなものだったんだけども、さすがに毎ライブ息を切らして歌って踊って汗まみれになってる彼女、引き締まった素肌がちらりと見えていて、いやらしい意味なしに綺麗だなーと感じた。

この日はCheer-Musicのサイトから事前に予約しておくと、彼女と2ショット or 彼女のみの1ショットチェキの特典が付くとのことで、2000円+1drink 500円=2500円でそこまで楽しめるのかー!と楽しみにしていたのもあったのでイベント終了後、物販にも臨みました。

前の前の人が、この日限定で売られていた生写真(タイでのライブ写真、空港での写真など3種類くらいあったかな?)を購入、それにもサインしてもらい、チェキも4枚くらい(物販としてのチェキは1枚1000円)いって、これも全てサインもらってたのでえらい時間がかかってまして、その際にスタッフさんに「1ショットでもOKなのか」と質問しておき、良いとのことなので、この日は1shotでお願いしてみた。

自分の前に並んでた方(先日のpre-dia納涼船で初めて挨拶した方で、今回のセトリも教えてくれた方です。ありがとうございます)が「Magic Kissっぽい感じで」とポーズ指定してたので、それに習って、自分もその方と被らない「Magic Kissっぽい感じで」とオーダーしてのポーズがこれになりました。

"人差し指でキスを表現"と言う振付師・竹中夏海による妙がよく現れたポーズなんだけども、このチェキだけで見ると、ただのブリッコみたいですね(笑)。

いつも通り、色が出てくる前の白いチェキに向かってすらすらとマジックを入れるまいにゃを見ながら「腰まわり、いやらしい意味無しにきれいでした!」と感想を伝えたところ、やや照れつつも「いやー、タイ行ったら、同じビルにスタバが3軒もあって、スタバに行きまくってたんで3kgくらい太っちゃったんですよー♪」と、聞いてもいない増量の話しをしてくれました(笑)。こういう、言ったことに対して話を膨らませて喋ってくれるアイドル大好きです(笑)。

このblogで言うところ、ぱすぽ☆のゆっきーこと藤本有紀美、pre-diaの松本ルナあたりがそうなんですけど、まいにゃはその辺顕著ですね。さすが地下ソロアイドルの女王!(笑)

にしても何回かこのblogでも誉めてますが、まいにゃのサイン書きながらたたみかけるように喋る"ながら技術"はほんと凄いですね。「せわしない」っちゃ忙しないんですけど、ほんと物販での満足度の高さ、もてなし技術が高いです。ステージでも完璧に自分の仕事こなすし、それ以外でも技術高いのに地下に君臨し続ける彼女、ほんと尊敬してます!

ちなみに黒い部分で文字見えづらいですが「今日もたのしかったです?」って書いてありました。楽しかったです!

しかし、初回見た時に「こんなもんか」と思ってたまいにゃに対してずいぶん見方が自分の中で出来てきて良いですね!「(morph-tokyo 9周年の900円と言う)ワンマンライブのチケットも買ったので、楽しみにしてます!」と次回予告をして笑顔で握手しての物販終了でした。ペン握ってサイン書きまくってとしていたせいか、小さい手は非常に温かかった。




Saori@destiny


最後がSaori@destinyでした。

「ポストPerfume」感バリバリのオートチューン&エレクトロナンバー「Sakura」(河口恭吾のカバー)でデビューしたSaori@desitnyですが、「Sakura」はネタ的には「なんでその曲カバーしてんの」っていう突っ込みの余地があるので面白いなと入手しておいたのですが、案の定"中田っぽさ"を意識した雰囲気があまりかっこいいとは思えずで、別段のめりこむことはなかったんですけど、その後に"ニューレイブ"っぽいことをやらせるのがD-topia内で流行ったのか、ハレンチ☆パンチは80★PAN!でロック化してから80_panと名前を変えて"それっぽく"なり、Saori@destinyもテクノポップと言うよりは、もうちょっと過激な方向へとシフトした・・・なんていうような情報を耳にはしてました。(間違えてたら指摘してください。適当に流し読みした範囲で私はそうなった、と思って認識してますw)

さて、そんなSaoriがどういうライブをやるのか、楽しみにしておりました!

まいにゃの時はもちろん何もなかったステージですが、ぞろぞろとシンセサイザーが並べられて期待に胸が膨らみました。

舞台向かって左手にはYAMAHA MO6とメーカー/機種名不明の61鍵くらいのシンセの2台、右手にはRoland SH-201、恐らくKORG製の小型のシンセ(microKORGではなかったように見えたけど、詳細不明)が設置され、テーブルにはMacBook、そしてKAOSS PADと思われる機材が設置されてました。思ったより"ガチ"で良かった。

しばらくして非常に出来の良いエレクトロ曲が鳴り響き、チューブトップのふんわりした衣装を纏ったSaoriが登場。あまりビジュアルで売ろうとしてない印象のSaoriですが、普通にかわいい女の子で良かった。(同じような服を自作してまとってるおじさんが最前列端っこに居て、ちらちら視界に入ったのはアレですけど・・・w おじさんのチューブトップはきつかったけど、面白かったw)

唄はエレクトロ化した声+生唄って感じでやってて、程よくライブ感もあって良かった。特定の振り付けがあって、きびっきびに踊るっていう感じでもなく、ノリノリのダンスナンバーでリズミックに適当に踊ってるように見られ(振り付けがある曲もあるみたいだったけど)、スタンスがやはりアイドルっていうよりはアーティストなんだなーと言う印象を受けた。

曲は4曲程度だったみたいだけども、DJで繋いでいくかのようにメドレーになってるものが多かったので1曲(トラック?)に感じる長さがそれまでのポップス的なものよりも長く感じた。

しかし、鍵盤もある程度生で弾いてるみたいで、その辺でもライブ感あって良かったし、サポートの男性2人があまり濃すぎないことで綺麗にサポートに収まってるのもSaoriが引き立ってて良かったし、曲良し、Saori程よしで濃厚な時間だった。

個人的にまいにゃですごく満足してしまっていたので、元々大好きで見たかったってわけでもなかったこともあり、ゆるりと見ていたのだけども、フロアは本当に盛り上がっていた。アッパーめのエレクトロっぽいのが流れるDJイベントの合間に出たりしたらほんとウケ良さそうだなーっていう音でかっこよかったですね。trfの「EZ DO DANCE」のカバーなんかもあったし。

最後に変な話だが、程よくむっちりしてて、その辺もSaori良かった(笑)。




そんなこんなで、盛りだくさんのイベントでした。

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