2011/10/09

キリコ企画 "キメイラポップ vol.1" @ 下北沢THREE

ライブハウスでよく遭遇していたキリコちゃん企画「キメイラポップ vol.1」下北沢THREEであったので行って来ました。




出演
Opening Act
走れ!野良犬ズ(メンバーtwitter 12
floor Act
高野P介blogtwitter
Live
ロリポップギターレッスンmyspace
ゲスバンド
どついたるねんmyspace
赤い疑惑myspace
太平洋不知火楽団myspacetwitter
Food
キッチン小判鮫

よく見に行くライブで遭遇してたキリコちゃん企画なので、よく見てたバンド、よく見てた人が集まる感じのライブになるだろうなと思ってたら、案の定そんな感じになった日でした。

キッチン小判鮫はゲスバンドのサコくんによる気合の入ったカレーでした。

ラーメン二郎に対する愛で、決めの一言「にんにくは?」と聞かれるカレーです。もちろん「増しで」と答えました。鶏系の味にしたそうですが、色んな味がして、ライブハウスで食べられるフードの次元を超えてて、いい意味で「ばか」に手が込んでて感服です。おいしかった。




オープニング:走れ!野良犬ズ



前座枠で登場したのが走れ!野良犬ズ。

最近の若いバンドは若干オールディーな気配を漂わせて、そこにカタカナの「ズ」をつけやがって、一体なんなんだこの傾向は・・・と思ってる面が日頃なきにしろあらずなんですけど(個性を出してるつもりが、若干その個性すら被って没個性のレベルに至ってるよな、と思うんですね)、走れ!野良犬ズは全く知らなかったので、これは百聞は一見にしかず、がっつりと見させてもらいました。

想像から大きくはずれない、やや奇抜な格好をした方々で、ボーカル&アコースティックギターの人は謎の看板を背後にぶら下げて、赤いちゃんちゃんこのようなものを纏い、ギタリストは髪をツインテール風にゴムで止めていて黄色いベスト&短パンに白タイツ(男性です)、ベーシストはボーダーの上下に体育を思わせる白い帽子を被り、ドラマーは・・・忘れました(笑)。ごめんなさい。

多分に漏れずか、とか思っては居たんですが、ボーカルの彼がとにかくMCでしゃべるしゃべる。しかも喋ってる内容がありふれているようで人間味に満ちててとてもよかった。面倒くさそうだけど、すごく繊細な人間なんだろうなーと思ったら好感が沸いて来ました。

その後ステージを降りた彼と何回かすれ違ったんですけど(喋りはしなかった)、まあ、ステージの彼とは違って好青年の姿でしたが、ステージでのありったけの感じは結構良かった。

自分の趣味趣向もあるとは思うのだが、好きそうでなくてもちゃんと見てみる甲斐はあったなと感じて、なかなか楽しめた。

音楽的にどうだったか、グループ名のネーミング感覚がどうだったか、服装がどうだったか、これらは結構忘れてしまったんですけど(笑)、勢いと人柄に好感が残ったなーと思ったのでした。またどこかで会いましょう!




転換:高野くん

フロアアクトとして登場した高野くん。

ゲスバンドのギターでもある彼だったが、ピアノ弾き語りにも定評のある高野くんの鍵盤でした。YouTubeで見たことはあったけど、何気に目の前で見るのは初めてだったかもしれない。

しかし、ギターやその他では感情任せに暴れまわる印象があるんだけども(それはそれでかっこいい)、鍵盤はとても繊細で良かった。

なんやかんやで器用に楽器をこなすあたり、いいなと思った。多分写真の時はクロノトリガーの曲弾いてたと思う。




ロリポップギターレッスン

Emotional Ticonのメンバーの自分以外が参加するロリポップギターレッスンです(笑)。

意外とライブをこなしてる彼女たちですが、鍵盤ハーモニカ&コーラスを担当していた"こよみ"ちゃんが休止と言うことで、代わって加入したクリさんが居るステージ、初めて見ました。

古くは12年前、99年頃にクリさんの名前を知っていたっていうこともあって、別段「知り合い!」っていう距離感ではないものの、やはり彼女のステージ見れるのは色々思わされるものがありますね。元々福岡のヒマワリってバンドやってた方です。(現在nontroppoやってるボギーさんが以前にやってたバンドです)

そう考えると鍵盤ハーモニカ歴が半端内ことになるクリさんが加わるロリポップ。どうだったか。

以前彼女らのライブ見た際も書いたんだけど、やっぱりピクニック感があって良いですね。女の子たちがわいわいしてて、ノリで歌っちゃった鼻歌をバンドでやってみたよー!みたいな楽しさを凝縮したようないいライブでした。

何分1曲あたりの演奏時間が短くてサクサクと次の曲に行くのもおなかいっぱいになりますね。

今回も配られた笛ラムネによるライブハウス中での「ピーピー」大合唱は面白かった。見てる人も参加できるあたりのライトさがより一掃"みんなでピクニック"感があって良い。サンドイッチと紅茶があったら尚最高ですね。

今回はなにげにドラムのちぇんさんによるドラムワークに目が行った。意外と良かった。淡々としてて、奥だからフロントの女子達に比べて目立ちづらいのかもしれないけど、良い仕事してた。




ゲスバンド




自主企画「メイクラブ 1」以来のゲスバンドです。

来てた人の満足度は高かった「メイクラブ」に対して、企画者キリコちゃん「もっと良くなってるはず!」との声。キリコちゃんはとにかく1客だったのに熱量がすごかったので、それで企画を行うに至ったと思ってるのですが、その熱量に応えないはずがない面々のライブ、これは見たかったものの1つでした。

そんなわけで、誰も取り上げないであろう機材の話からスタート。

ex.Creepy pop組であるVocal & Guitarの"ぽこにゃん"こと橋本くんの機材、これは相変わらずのボロボロのジャガー(ネックはMustangのものに変えられている)、そして足元にはBOSS OD-3 Over Drive、Turbo Ratにチューナーの3つがあるのみ。

以前はキングブラザーズのマーヤによるサインが入れられたLittle Big Muffがバーバーと曲の隙間を埋める印象があった彼のギターが至ってシンプルに響いてる気がしたのだが、案の定抜けが悪い音で演奏していたので、質感があまり変わらないあたり、良くはなってもないし、悪くもなってないのだけども、これが橋本くんの音だよなと言った感触を受けた。(THREEは立ち位置でスピーカーとの距離感が結構顕著に変わって来るので、そのせいもあるかもしれませんね)

Bassの大迫くんの機材も比較的シンプルになった印象。

限定台数の銀ボディのサンズアンプは相変わらずあるけども、MXRのBass D.IにProco RAT 2が置いてあって引き締まった印象。


使用機材も(以前も書いたけど)ボロボロのFenderのベースからスタインバーガーの5弦ベースでぷりっとした音を出してて良かった。(さすがに今回のは大事にしてる印象が伺えるのも尚良い)

高野くんの機材も意外とシンプルな印象受けますね。とは言え台数多いですけど。以前あったFuzz Factoryがなかったせいか、あまり凶暴な音は出ておらずと言った印象でからっとしてた気がする。

機材解説はこのへんで、ライブの感想。

前のゲスバンド主催の際にも感じたことですが、濃いメンバーが集まってる割に音数がスマートで良いですね!

バンド全体で音が馴染んでいるかと言うとまだなんとも言えない点もあるのですが、これは自分が慣れてないだけの可能性はでかいので、また見たいところです。




どついたるねん


最近やたら名前を聞くようになった「どついたるねん」を初めて見ました。

が、この辺から日中動き回ってたダメージがじわじわ来て疲れてきたので遠くからやんわり見てました。

非常にテンションの高いステージ、音楽性の雑多さ、ライブの盛り上がり具合から、よく噛めばおいしいものなんだろうと思って見てたんですけど、いまいち気が集中されずで、この日は楽しめませんでした。しかし、キリコちゃんが好きなバンドであることには変わりないし、評価もいいバンドなので、また機会があれば改めてじっくり見たいところですね。

とりあえずBiSと対バンする予定があるっぽいので、その日は体力温存させて楽しみたいものです。




赤い疑惑/太平洋不知火楽団

この2バンドはほんと、音だけで楽しんでた感じなので写真ないです。

先日秋葉原GOODMANで行われた東京BOREDOM × FUKUSHIMAにも出演していた赤い疑惑ですが、この日も見逃しました。ソファーでぐったりしているところ、目の前を手拍子と一緒に「わっくわっく」「赤い疑惑っ」と唱えながらステージに向かって練り歩く様を見まして、ああ、最初に見た4年くらい前と変わってないなと思いながら、疲れてぼんやりしつつでステージからの音を聴いてました。

どっか、タイミングはかってキリッ!と見に行かないとだめですね!

太平洋不知火楽団、フロア側は盛り上がってるだろうけど、無理に盛り上がれる感じでもなかったのでモニター越しに、バーカウンター前から音を聴いてました。

つい先日聡吾くんの弾き語りを見たばかりだったのだけども、やはり同じ人間がやっていてもエネルギーの放出方法が違うなーと改めて面白いなと思ったのだけども、案の定体がついてこなくて、ぐったりとしながら人と会話しながらその時間を過ごした。




この日、EARTHDOMでtoddle、BPらが出演するっていうライブがあって、そっちとはしごしようと考えていたのだけども、体力的に無理でTHREEでぐったりして、ゆっくりと過ごした1日となりました。

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