新生バンド"ゲスバンド"の企画「メイクラブ1」が下北沢BASEMENT BAR、お隣のTHREEであったので行って来ました。
出演者
- らしょうもん(myspace・soundcloud・twitter)
- Plat home nine(myspace)
- SUNN(audioleaf・myspace)
- デロッピードロッピー(audioleaf・blog・myspace)
- salsa(myspace)
- グーミ(myspace)
- imamon(audioleaf・myspace)
- thatta(myspace・twitter)
- HOMMヨ(audioleaf・myspace)
- 太平洋不知火楽団(myspace・twitter)
- kooreruongaku(myspace・twitter)
- ゲスバンド
今年2月にゲスバンドの原型のライブを1回見てたんですけど、いよいよメンバーも固まって本格的に始動。それを記念してか、自主企画を立ててきたゲスバンド。
個人的に活動をまともに?し始めてから知り合った縁の深いバンドばかり出演してるのでとても楽しみにしていた企画でしたが、この日お昼に練習が重なっていたので冒頭から見れずで、見れた限りのレポになります。
BASEMENT BAR、THREEの同時開催で立て続けにやっていたので休み休み見てたので、記事が薄いところはご了承ください。
デロピードロッピー
デロッピードロッピー、新音源を携えてのライブは初めて見ました。
やはり、ここ数ヶ月思い返すとアイドルばっかり見てたなーと痛感するわけですけど、ゲスバンドあたりの人脈と繋がったのはデロッピーと対バンしたことが大きなきっかけになってるので、改めてこの対バンの中で見れるデロッピーには感謝の気持ちがこみ上げてきますね。
音源化された新曲は、それまでどこか静かなフォーク的な質感が感じられつつもエモーショナルさがあるサウンドに、Vocalまゆちゃんの唄がのっかるっていうところが良かったと思ってるのですが、空白感よりもギターをかき鳴らす騒々しさと、ギターで埋められない間を埋め尽くすドラムとベースの勢いが感じられる圧迫感がかっこよかった。
機材面での進化もあるのかもわからないけど、音に厚みが増した印象を受けた。
ちなみにこの日はゲスバンドから"無茶振り"と言うことで、カバー曲を1曲やらねばならない課題があったそうだが、デロッピーに振られたのはまゆちゃんが好きだと公言?しているCharaボーカルでおなじみのYEN TOWN BANDの曲だった(笑)。
あまりCharaを聴いてきてないのだが、さすがに知ってる曲だし、改めてまゆちゃんが歌うCharaボーカルラインに、彼女が何気に影響たっぷり受けてきてるんだなーと言うしっくり感を感じて非常に面白かった。そしてそれを最前列で楽しんでいるゲスバンド大迫くんの姿もとてもよかった。
salsa
名前はよく聞いてたのに、今回ようやく初めて見ることとなったsalsa。
彼らが活動する界隈でよく見ていた顔の人がステージに居たので、ようやく顔とバンドが一致した気がして少し嬉しかった。
初見なので音楽性うんぬんについてはあまりこうだと書けることはないのだが、トリオ編成で、ギターボーカルがストラトをすらすらっと弾いてる姿はすごくかっこよかった。
無茶振りで振られた曲はRamonesの曲だったのだが、salsa、そういうパンクロックのバンドではないとは思うんですけど、はまってる印象を受けた選曲具合が大迫くんチョイスの絶妙なところなのかなーと思って聴いていた。
グーミ
グーミ見たのも何気に結構間空いてますね。小畑くん個人では柳田久美子さんと関わって作品でヴァイオリン弾いたり、BiSの関係で柳田さんに遭遇することがしばしばあったここ3ヶ月なので、そういう情報が耳に飛び込んで来ていたわけですけど、バンドとしても相変わらず良いペースでライブやってるみたいですね。
この日グーミに振られた無茶振りはNirvanaの曲だったのだけども、小畑くんの改造されたMustangが吠える!っていう感じがして面白かった(笑)。よりによって「Love Buzz」っていうのもとてもよかった。(なのでカバーのカバーっていう感じですね)
以前よく見にいけていた頃にやっていた曲は若干影を潜め、あまり自分に馴染みのない新曲の量が増えてて見ごたえがあって楽しかった。やはりこの3人はいつ見ても、楽しそうにセッションしていて素敵だなーと改めて思った。
全体をとらえた写真がないのでグーミだけ個別の写真3枚載せます。
imamon
楽器を投げるかのように振りかざして畳み掛けるように演奏していて心地よかった。
しかし、imamonみたいに大音量でやるバンドがTHREEで、っていうのは結構難しいなとも思った。THREEのステージ前のエリアは聴く位置で片方の音が聴こえないし、真ん中がよりによって一番スペースが狭くなってるのでベストな音で聞ける位置が本当に限られる。それぞれがでかいから、それぞれの音ばっかり聴こえることになりそう。と思いつつ、真ん中で聞いてました(笑)。途中移動して端から聴いたりもしてましたが・・・。(写真は端からの図)
imamonに振られた無茶振りとやら、At the drive-in "Arcarsenal"とのことだが、空耳アワーの「どっどっどっどっ童貞ちゃうわ!」でおなじみの"Sleepwalk Capsules"ばっかり聴いてて、アルバムの1曲目の印象が全然なかったので何の曲やってるかわからずに聴いてたので、損してました。
キッチン小判鮫
ゲスバンド大迫くん(なにげに調理師免許持ってる)による気合の入った"キッチン小判鮫"による「THEカレー」をこの時食しました。
ラーメン二郎も愛する大迫くんによる「二郎とカレーの融合」と言う頭悪い(誉めてます)アイテム、これは食さずには居られない。
普通この類の丼ものってかけておしまい、っていう程度のものばかりですけど、ご飯盛る→カレーかける、トッピングをのせる、トッピングをのせる、トッピングをのせる→オプショントッピングをどうするか、みたいに工程がとにかく多くて大変そうだった(笑)。
余談だが、小判鮫を切り盛りしていた某女子(非バンドマン)が音楽関係の仕事していて、よく地下アイドル現場を見ているらしく、その後に話したら普通に地下アイドルトークが出来て面白かった(笑)。
ちなみに決めの一言は「にんにく入れますか?」だった(笑)。大迫くん曰く「女子に『にんにく入れますか?』って言わせて見たかった」とのこと(笑)。にんにく、もちろん!と答えたんですが、刻みにんにく+野菜にかけたタレが物凄い異臭(良い匂い!)を放ってて面白かった(笑)。あとから聴いたら色んなタレを、子供が適当に色々なものを調合して楽しむかのような感覚でこしらえたタレとのことだった。
thatta
thattaだけ名前すら知らないバンドだったのでテキトーに見てしまったのだけども、打ち上げの時に以前一緒に演奏したことがあったチカヤマくんが居て、楽器背負っていたので「何かで出たの?」なんて失礼なことを言ってしまったが、チカヤマくんがやっていたバンドがこれだった。チカヤマくん、すいませんでした!
デロッピー、グーミあたり見て、耳なじみの良い音に気持ちが傾いてたみたいで、カレー食べたりしながら聴いてたのだけども、ギター弾いてるメンバーがシンセなんかも使ったりと"ギターロック"的なものよりも音が分厚くて低音のずんずんした感じが濃い印象を受けた。
近々またthatta見れる際はがっしり見たいと思います!
thattaをちょろっと見て、その後THREE入り口前の廊下で人の身の上話を聞いていた。色々大変な話だった。そんなこんなでTHREE側でHOMMヨが演奏していたのだけども丸々見逃してしまった。HOMMヨの無茶振り、何をやったのか未だに気になってます・・・。
そんなわけで次見たのが太平洋不知火楽団。
この日大内くんに遭遇して「(新宿アルタ前の)ももクロぶりですね」と言われて、確かにそうだなーと。あの日、彼は夜勤を終えて自転車で帰る途中でももクロの無料イベントに遭遇したらしく、現場に来てそうだと連絡をくれたのだった。案の定現場に居たわけですが(笑)。ここ最近は聡吾くんのソロで音源リリースであったり、ソロ拡大版の"うみのて"がマイペースに活動していたりと彼の名前を聞かない日はないくらい活発に動き回ってるみたいですが、太平洋も相変わらずテンションの高いライブで非常に盛り上がってて、自分も楽しかった。しかし太平洋も色んなファンがつきましたなー。いやー、めでたい!客層が若干若いですね!
どうでも良い余談だが、大内くん、髪切ってさっぱりしててかっこよかった。
太平洋もなんらかのカバーやってたのは覚えてるのだが、一瞬で終えたこともあってほとんど印象にないけど、何やりましたっけ?(笑)
kooreruongakuは比較的最近見てる方なのでめまぐるしい変化とかは感じなかったのだけども、付き合いの長い人から呼ばれた企画と言うことで気合十分、前身バンド"mother"の時の曲をkooreruongaku解釈で演奏したりと充実していた。
まだそんなに知り合って時間が経ってない頃に、面白そうだと思って足を運んだmotherの自主企画@図書館でのライブがとても良い思い出なので、その辺のこととかも一人思い出して温かい気持ちになった。
久しぶりに聴けた曲に出会えたことも嬉しかったのだが、この前日にkooreruongaku、グーミ共同企画みたいのがあって、2日連続でお互いの音を聴いているであろう二組が非常に嬉々としていたことも凄く良いなーと思った。motherの曲を演奏するkooreruongakuを最前列でとても嬉しそうに小躍りして聴くグーミ小畑くん、その表情がとにかく印象的だった。あとでその話をしたら「毎日だって楽しい」とぽろっと言っていたので、ほんと素敵な人ですよ。自分もそうありたいものです!
演奏にはここんところ見られるiPadもあった。覗き込んだらグロッケンのような表示で、それを演奏に使っていたみたい。途中で演奏失敗したのか(音は外れてなかったけど)怪しい表情してるのが見られたが(笑)、そんなこんなも楽しく収まった。
北島くんが喋ってる最中に思いっきりチューニング始めて喋りを潰すBassあさこちゃん、それを突っ込むんだけどスルーしてるのかなんなのか微妙な表情でかわすあさこちゃん、っていうやりとりも微笑ましかった。
ゲスバンド
もう途中から結構酔ってて、楽しかったくらいにしか感想が残ってないので、レポらしいレポになってないですね。良いんです、そういう日だったので!
しかし、3年くらい前にデロッピードロッピー、Creepy pop(ゲスバンドの2/4が居た実質前身バンドと言うところだろうか)らと対バンして、デロッピー松田兄妹邸にある蔵に集まって"蔵ロック"なんてやって色々輪が広がって、そこに居た多くのバンドがこの日出ていて、外から見たら多少「あの界隈」と言った内輪感がなきにしろあらずなのだろうかとも思ったんだけど、「あの頃が帰ってきた」みたいな感触に溢れていて、かつ色んなものが巻き込まれてこの日に至ってるんだなと感じて、良いエネルギーが渦巻いててほんと楽しかった。
本当に閉塞的な輪でこじんまり続けてたら何にも発展しないけど、それぞれがつかず離れずで、継続して活動していくことでいつかは再開できる"音楽活動"って素敵だなーと思います。たまにこちらから連絡を入れたりしなくても、何らかのブッキングで再会しちゃったりとか。
さて、そんな小言は文字数稼ぎ程度でして、ゲスバンドがどうだったか。
この日より前に実は今の編成で2回くらいやってるっぽいんですけど、私は見れてなかったのではじめましてな感じで臨みました。
冒頭で"見た"と言っていた「ゲスバンド(仮)」時代のノイズの嵐のような感じとは違った、Creepy popの面影も感じられるバンドサウンドで最高に楽しかった。
ひとつ、Creepy popってバンドが終わってしまって出会えなくなった音と同じ血が流れてるのは確かで、それがとても嬉しかった。
リードギターの高野くんの音はうみのて等でも聴いているのだが、こちらもかっこよかった。猛烈に暴れてたなーと言った印象がかつてはあったけど、最近真面目に演奏に徹してますね、高野くん。かっこいいですよ。
大迫くん、使用ベースが以前「買っちゃったんですよ」とにやにやして話していた例の楽器だった。5弦のスタインバーガーで、ボディがスマートじゃない奴。Creepyの時に散々シンバルに叩きつけたり、床に放り投げたりしてぼろんぼろんだったFenderのBassよりもこりっとした感じの音がスマートに聴こえた。前のぼわぼわした音も良かったけど、こっちも良い。
ドラムは以前の(仮)状態の時の彼と同じらしいが、以前UFOで見た時よりもノイズで潰れてないこともあって良かった(そりゃそうだ)。どうしてもCreepyと比較になってしまう目があるんだけど、橋本くん、大迫くん、高野くんの音ともしっかり練習で"バンドの音"にしてきた印象があって、特に違和感なく楽しめた。
最後にアンコールでCreepy popの曲をセルフカバーしていたのだけども、フロアがぐちゃぐちゃになってて最高だった。楽しかった。
粗野そうでありながらポップさを意外と大事にしてる絶妙な音のバンドが改めて出てきってことで、今後も楽しみにしてます!
終わってから打ち上げにも残ってたのですが、なぜか脱ぎだす人がちらほら居たりとよくわからない打ち上げでしたとさ。
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