「HMV入門編シリーズ 吉田豪監修 『ライブアイドル入門』」なるCDの発売記念イベントがHMV 大宮ロフト店にてあったので行って来ました。
どうだったか
出演者一覧書くの面倒なので、時系列順に見た感想などを書いて行きたいと思います。
HMV 大宮ロフト店、西武系列の雑貨店"LOFT"(wikipedia)内にありまして、隣は島村楽器でした。1フロアの店舗ながら奥にイベントスペースがあり、そこでミニライブ/握手会などができるようになってまして、そこでイベント開催でした。
イベントは先述のCDを既に購入していれば優先入場整理券をもらえるようになっており、開場より少々早めに現地に着きまして、CD現物を見せてくじ引きをしました。整理番号は200番台、前方に200人前後居ると考えると十分に見づらいことが想像できる"クソ番"でして、軽く落胆していたのですが、現地で遭遇した知り合いの好意で180番台と交換してもらいました。
とは言え、それなりに見える位置について見たら悪い位置ではなかったでした。
しばらくして吉田豪さん登場。軽く挨拶の上、HMV担当の方とこのCDリリースに関する話を交えて、コンピ収録アーティスト一部を招いてのライブスタートとなりました。
最初がでんぱ組.inc(wikipedia)でした。
曲はコンピに収録された曲「Kiss+kissでおわらない」、コンピには収録されてないけどシングルでリリースされている「ピコッピクッピカッて恋してよ」の2曲のみでした。
でんぱ組.incのライブ、何回か経験してますが(彼女たちの本拠地・ディアステージでも)、メンバー紹介の後にディアメン(ディアステ通いしているメンズの略らしい)による「せーの!○○○ちゃーん!」っていうコールがあるんですけど、この日は前方が整理番号早いお客さんが固めており、ディアメンご一行は後ろに固まっていたみたいで、ステージから見て後方から「せーの!」の掛け声が聞こえてきたり、巧妙にMixを打つ声が響いていて面白かった(笑)。メンバーも「後方からの声援ありがとうございます!」と応えてた。
よく地下アイドル現場だと、出演中の子/グループの古参/強ヲタが最前列を譲ってもらうなんていう譲り合いが見られるんですけど、この日は吉田豪さんも言っていたらしい「アイドルはももクロしか聴かない、みたいなアイドルファン初心者のきっかけになれたら嬉しい」と言っていたように、あまりそういう「地下の暗黙ルール」みたいなものが現場になくて、自分がたまに見に行く「地下の雰囲気」とは違っていた気がする。
ライブ終了後、吉田豪さん登壇ででんぱ組.incメンバーと少々対談。なんらかのCDの特典で収録されている古川未鈴 × サエキけんぞう の対談内容が答え辛いものばかりだったことについて、吉田豪さんがそのインタビュー音源を繰り返し聴いていると言う気に入りっぷりから少し掘り下げて問われたりしていて、古川未鈴ちゃんの表情が険しかったのが興味深かった(笑)。そういうやりとりもありつつ、BL大好きと言う跡部みぅちゃん辺りへのやや下ネタっぽい部分に話が及び、また未鈴ちゃんの表情が曇ってて周りがサポートする場面も見られた(笑)。(←未鈴ちゃん、下ネタがとても苦手らしい)結果として「BLはファンタジーなんです」と言うことでオチが付き、音源について話が及んだが、『Kiss+kissでおわらない』が18禁ゲームである旨にも触れたりしてなかなかスリリングなやりとりがとても面白かった(笑)。
続いて登場したのが小桃音まい(blog・wikipedia)。
MCは少なめで曲を立て続けに披露していた。曲はぱすぽ☆、pre-diaへの振り付けでも知られる、竹中夏海振り付けの新曲「マジックキス」、コンピ収録曲「恋愛サーキュレーション」、現時点の最新リリースシングル「ラグランジュ☆ポイント」でした。
そんなに新しいわけではないビルなので天井が結構低かったんですけど、ステージもそれに合わせてそんなに高く出来てるわけでもなかったので、約147cmの彼女の姿を追うのは大変でした。(と言うかほとんど見えなかった)
ライブ後、吉田豪さんとの会話にて、アニソンのカバーである「恋愛サーキュレーション」を選んだ理由などが語られつつ、グループアイドル全盛の中でソロで活動する小桃音まいの「ガッツ」を高評価。グループでないと出させてもらえないイベントがあったりする中にソロで出演交渉する話、劇団ひとりが「同じ一人」と言うことでか出会いを果たし、握手会に1度来てくれたという話まで飛び出た。(が、その1回しか来てくれてないとのことだった)変装して現れ、あまりに挙動不審だったので「刺されるかと思いました」と言う件は面白かった(笑)。
そこから吉田豪さんによる握手会に行かない背景が語られ、小桃音まいが逆にインタビュアーみたいに展開するあたりも面白かった(笑)。(かつてチェキッ娘から結成されたユニット"METAMO"の握手会にわけもわからず参加してしまった時の話が出てて興味深かった)
握手の話から、人見知りの話になり、東京女子流が何回か会ってても警戒してきてなかなか打ち解けられないと言った話に及び、吉田豪さん「メンバーがやっと馴染んでくれて、シールもらったことがある。子供からシールもらえると認めてもらえたような気がして嬉しかった」と言う話がこの日一番面白かったでした(笑)。
まいにゃも自分からたくさん喋る方なのでとても会話が弾んで面白い時間を過ごしましたが、この後、Negicco登場までおよそ30分休憩が挟まるとのことで、しんどいので広い後方へと移動して待ちました。
30分休憩では、さすがに暇を持て余した人たちを気遣ってか、ステージ上で新潟のテレビ局による取材を行うとのことで、その模様を眺めていることができたが、マイクを通してやっているわけではなかったので後方からは聞こえなかった。
HMVの今回のコンピに関わった担当者に吉田豪さんがインタビューをすると言う急な企画が立ち上がったりしたものの、HMV担当の方が人前じゃ語れない面もいろいろあったみたいで、あまりインタビューとして成立してなくてぐだっとしてしまったのは少々残念だったけども、お昼から(結果的に)夕方まで仕事をこなす豪さんも大変だなぁ・・・と思いつつ、30分を過ごしました。
休憩後に登場したのがNegicco(wikipedia)でした。
曲は"プラスちっく☆スター"収録の「ねぎねぎROCK ~私もお家に連れてって~」、TOWER RECORDSが立ち上げたT-Palette RecordsからリリースされたCDのタイトル曲「GET IT ON!」、コンピに収録された「圧倒的なスタイル」を披露。
1曲目から生のねぎ登場。持ってくる途中で少ししおれてしまったなどと言いつつ、曲が始まると客席にネギを投入してテンションの高いスタートとなった。
後方に移動したせいでこの辺からほんとライブが見えなくて、ほとんど音だけで楽しんでましたが、Negiccoの「動ける」っぷりを後方からでも感じ取れたので良かったでした。
ライブ終了後の吉田豪さんとの会話、ここも結構面白かったですね。
所属レーベルの親玉としてか、タワーレコード社長さんも会場に居たことから、ライバル?レコード販売店でもあるタワレコの話になり、吉田豪さん「タワレコ所属アーティストがHMVのコンピに収録されてインストアライブって、これはすごいことですよ」なんていう話が出てて面白かった(笑)。
その他、今日の知名度を得るまでの苦節の話に触れ、解散しかかったこともあったなどと言う話題が出つつも「ステージはずいぶん慣れてるのに、喋りが相変わらず不慣れですね」と指摘されててウケた(笑)。確かに、変に謙虚で、キラキラさみたいのを押し殺すかのような姿勢が好感は持てるのだけども、覇気があるかと言ったら、無いわけでもないけど・・・と言った雰囲気がにじみでていて良かった。そこがNegiccoの良さかもしれませんね。
Negiccoの次に登場したのがhy4_4yh(wikipedia)。
石丸ソフト館のスケジュールで度々目にしていたハイパーヨーヨ。通称「ハイパーさん」なんて一部で言われてる彼女たち。新生アイドル研究会 BiSが今日にいたる前夜、本気でアイドル研究しに石丸に何回も現れた時(1例)にも見ているらしいハイパーさんとは一体何者なのか?!
ブックオフで中古で「ハルウタ」のシングルを見つけて、安かったから買っておいたけど、いまいち聴くきっかけが見出せずで温存していたわけなんですけど、いよいよその扉が開かれました。
吉田豪さん、今回のこのコンピに関して、自ら企画をラジオ番組"タマフル"に持ち込んで特集をやったそうなんですけど、そこで語られた「プロデューサーの趣味でオルタナ/グランジ系のTシャツを着させられている」っていう情報、これが良かったですね。どんなだろうとコンピ収録の音源を聴き、そんなにオルタナ/グランジは感じなかったけど、ライブではどうなんだろうとこの日楽しみにしてました。
最初はNirvana「NEVERMIND」の赤子Tシャツを着た姿で登場、聴いていた通りでちょっと笑いました(笑)。1曲目にコンピ収録にして初CD化と言う「Power Reocrd」を披露、2曲目は確か「サマーライフ」とタイトルで言っていた気がするのですが、wikipedia見ると曲名がないので、これも未発表曲なんですかね? 後方から見てたのでちょっと細かく聞き逃しましたが。
2曲目途中でTシャツを脱ぎ捨て、HMVの黒に縁がピンクのユニフォーム姿になり、パフォーマンスしていてこれも面白かった。
後の豪さんとの話では、池袋HMVでイベントを行った際に「お借りした」とのことだったが、「洗って返すはずだったんですけど、そのまんま借りパクしちゃいました」とのことだった(笑)。名札もしっかり作ってもらったエピソードなんかも交えつつ、やんちゃなキャラクターを発揮した豪さんとの喋りは猛烈に面白かった。石丸電気にお世話になっていたことに関係して「いしまるっ子クラブ」名義での活動/リリースがあった過去を自ら文字って「HMVっ子クラブです」と飄々と言ってたのは笑った(笑)。
今までCD化されてなかった音源を収録した話については、豪さんがコンピの話で問い合わせたところ「レコーディングしてあるんで、ぜひ(入れてください)!」と言う答えが返ってきたという話が特に面白かった。
会話については、終始吉田豪さん選曲コンピに収録されたことが嬉しいと過剰に語りつつ、「帯に推薦文、次は書いてください!」と頼み込みまくる姿も見られて微笑ましかった(笑)。
その他、ハイパーヨーヨが物販で売った某MJのTシャツの件が面白かったのだけども、あまり書きすぎるのも良くなさそうな内容なので伏せておきます(笑)。
続いて登場したのが"SKi"こと制服向上委員会(wikipedia)。
この日一番「いわく付き」と言えるSKi、曲は「時代はサーカスの像に乗って」、「ダッ!ダッ!脱・原発の歌」を披露。
頭脳警察のPANTAが楽曲提供したり歌唱指導したりもしていると言う話から、「PANTAさんはどんな感じの方ですか?」とSKiメンバーへの質問に対して「運転してもらったことがある」などのほっこりする話が聞けてよかった(笑)。
フジロック出演キャンセル騒動についても少々触れ、その時とか原発デモでライブやってきたこととか、どうだった?と言う問いについては「自分がやってるグループの話じゃないみたいに名前が大きくと取り上げられていてびっくりした」「ニュースになった画面を写メしてしまった」と言う話もなんだか素朴で良かったでした。
他に、SKiがTOKYO IDOL FESTIVAL 2011に出演しなかった件について吉田豪さん「協賛見たらフジテレビって書いてあったので、『TVにさようなら』なんて歌ってたらそりゃお声もかからないですよね」と言った話が出てて興味深かった。
しかし、中休みで後ろ下がったらやっぱり見えなかったですねー。リーダーの小川杏奈ちゃんの動きは相変わらず良さそうだったのですが、そんなに背が高くないのでほとんど見えなかった。
最後に出演したのが、コンピではたれめのロリーズ、Cu+Beとして2回登場している森沢音(blog・wikipedia)が登場。
たれめのロリーズ「恋のおねだり人形」、Cu+Be「スウィート君にガンバるちゃん」を歌ったと思うのだけども、もうこの頃には疲れきっていたこともあって、後ろの方で休んでたので記憶が定かじゃありません。
メンバー芸能界からの引退などでグループとしては出演できなかったけどソロで現れた音ちゃん、出てきて「今日出た中で一番唄が下手かもしれないけど」と前置きしていたのは印象的だった。
吉田豪さんも出演していたGyaoの番組「ヌキ天!」でのエピソードなんかを交えてトークもしていたと思うのだけども、自分の中の色々な力が尽きてたので、やっぱりあまり話しも聴けてなかったでした・・・
全イベント終わってから小桃音まい物販での握手会や、吉田豪さんのサイン会なども行われていたのだけども、並んで待ってられるほど体力が余ってなかった&お腹が空き過ぎて辛かったこともあって、ここら辺で表に出ちゃいました。
実質無銭イベントでこれだけ濃厚なのもそうないですね。大宮が遠かったですが、行けて良かったでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿