2011/01/28

映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」を見てきた

AKB48のドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」を見に六本木ヒルズのTOHO CINEMASまで行って来ました。




AKBの映画を見に行くまで

アイドルに興味を持つ入口って「かわいかった」とか「唄が良かった」とか、そういう部分が多いと思うのですが、48人(実際は48人超居るけど)もアイドルが束になってると、誰が誰かよくわからなくて、結局入口が見つけにくいっていうのあると思います。

そんな中、かわいいからアイドルを見に行くっていうよりは、ひとつのエンターテインメントとしてどうなんだろう?と思ってアイドルの現場に行ってみたのです。見てみて思ったこと、かわいいだけじゃなくて、どの子もステージ上で、裏で積み上げたものを丁寧に披露してるのだなと、「プロ」だなと感じました。かわいいだけじゃない、良いステージで良い歌を歌いたい、笑顔を届けたいと磨きに磨きをかけて頑張ってるのだ、と言うのがわかりました。

そういうのに気付いてから、アイドルの現場行くのが楽しくなってきまして、最初「人数多いから無理、覚えられない、別にどの子も好みじゃないし!」って思ってたAKBも、とりあえずは見てから判断しようと研究生公演を見に行ってみたわけですが、いざ生で見始めたら止まらなくなってきたわけです(笑)。自分がこの子たちと同じ年齢の頃、こんなに必死になって何かに取り組んでただろうか、とか思うと、もう尊敬ですよ。

そんな子たちの素顔に迫った映画、これはもう、見るしかない!と。そんな感じで臨みました。




ピンからキリまで

AKB48、さすがに48人くらい居ると、よく見る子、全然見ない子っていうのに分かれてきますよね。

その中からAKBの顔と言える前田敦子、そしておなじみの選抜メンバーたち*篠田麻里子、小嶋陽菜、高橋みなみ、板野友美、大島優子、渡辺麻友、宮澤佐江、柏木由紀)に、1期だけど1期にしては人気が微妙なラインと言える峯岸みなみ、中堅と言える河西智美、北原里英、指原莉乃、研究生から正規メンバーに抜擢を受けて間もない横山由依wikipediaとふり幅の広さはこの映画の良さではなかったかと思います。

どうせAKBのドキュメンタリーって、有名な子ばっか出てるんでしょ?と思ってる部分もあったのですが、やはり上記の通り、研究生から入ってるので横山由依ちゃんが正規メンバーになれた、っていう話は自分がやっとリアルタイムでAKBを見れているのだなと実感する良い話でもあったりします。いやー、改めて喜ばしい・・・。




見た感想

1回しか見てないので流れがうろ覚えですが、冒頭が河西智美あたりから始まったと思うのですが、河西智美、特に気にしてなかったのだけども(チームB公演見に行った際に生で見たこともあったけども)、改めて見るとかわいいですね! 何しろ声がとても良い。とてもかわいい声で。

その後キャラ設定に悩んだりもしたっていうボーイッシュキャラで現在安定した人気のある宮澤佐江なんか出てきたかしら。

中盤の渡辺麻友も、アニメが大好きだっていうのを最初は出せなかったけど、今はキャラクターの一部分として発揮できているが、今後の目標は特にないのが悩みでもあると言った話しが出た。その後に篠田麻里子が1.5期生と言う立場から「その先を見据えないといけない」と言った話しが出てくるあたりに、AKB48はただのアイドル集団っていうよりは、芸能界に憧れている子たちの通過点にならなければならないのに、AKBに憧れて、AKB48になることが目標になってる子が多いことは少し違う気がすると言った意見が出たりした。

劇場にて、自分の隣に小学生と思われる若い男の子が2人座っていて、劇中に退屈そうに食品をくちゃくちゃ音を立てて食べたり、たまに私語をしたり、映画終わったあとに伸びしながら「はぁー・・・・疲れた」みたいなこと言ってたけど、かわいいからAKBが好きだっていう人にはこの映画、ほんと向いてないなと思いました。

どんなAKBメンバーだってほぼ毎日の劇場公演に向けて、一瞬の抜かりもなくトレーニングを積んでダンス、唄を披露しているわけで、テレビで作られた華々しい、きままで自由でそれぞれのキャラクターが豊かで・・・っていう世界とはちょっと違う気がする。(とは言え、最近人気メンバーが増えてスケジューリングが難しく、結果として研究生公演ばかりになってる現状ですが)

個人的にテレビ番組をあまり見ないので、テレビのバラエティ番組で見られる本来の「10~20代のかわいい女の子」的な姿はあまり知らない故に、あれだけのステージをやってる子たち、必死なんだろうなと言うものが日ごろから感じていたこともあったので、この映画の「華々しい裏での努力、悩み、そして10年計画中の5年が経った今と、その先」っていう視点での内容はとても良かった。

興行的に人気メンバーの比重が強いのはやはり仕方ないところだとは思うのだが、なんらかの形で個別の仕事がさっぱり入らないメンバーが何思ってるのかも聴きたいな、って思いました。(現在チームA、かつてチームKに居た松原夏海とか。)

松原さん、彼女だけどーしても名前と顔が覚えられなくて、48人中最後に名前覚えたので個人的に、変に印象的になってしまったのだけども、Wikipedia見たら「劇場公演を1回も休んだことがない」と書いてあった。だんだんチームK公演、新チームB公演が減ってきている現状もあるだろうけど、それでも休んだことがないって、どれだけ外部の仕事がないんだろう・・・と、余計に気になってきました。

劇場通いする松原ファンなら「毎回なっつみぃが居るのは嬉しい」って思えるのかもしれないけど、アンダーガールズ(シングルのカップリングを歌うチーム名)にギリ入ってるから一応メディア露出もあるけど、ほとんどちらっと映る程度だったりで・・・。尾木っていう事務所に所属しながら、古株の方なのに知名度がいまいち上がらない彼女の立場とは、どういうものなのでしょうか。(ちなみに尾木はノースリーブスの3人や渡り廊下走り隊のメンバーなど、結構人気メンバーが所属している、おニャン子倶楽部の頃から続く事務所です。)

こういう「劇場主」と言える子らがどう選抜に対して思ってるのかとか、ちょっと興味があります!

いやー、しかし、横山由依ちゃんの正規メンバー昇格発表シーンは思わず泣いてしまった。そして篠田麻里子のアンダー(劇場における代役)を務めていた彼女を篠田が称えるシーンとかもジーンと来た。謙虚で努力に努力を重ねて、目立つキャラでもないけど"歌手になりたい"っていう夢を追い頑張ってきた横山。とても心を打つものがあった。

しかし、彼女、生で何回か見ても、映画でも思ったけど、喋りがとてもへたくそなのが気がかりですね。性格の良さが出てるとも思うのだけども、喋らすと北原里英あたりと比べてしまうと特に顕著なのだけども、喋りのうまい下手って大きいな、と思いました。

以前チームB公演が当たった際に北原の存在感、技術、センスみたいのにとても感動したので比較対象になってしまうのですが、北原はやっぱり凄いですよ。ダンスのキレもあるし、喋りも面白いし。映画中の本人曰く「唄があまりうまくない」ことは気にしているようだけども、持ち前のキャラクターが非常に光ってて、改めてこの子は推せる!と思いました。




ざっくりとかいつまんでの感想でしたが、「かわいい!」のはみんなある程度かわいい。それ以外で何考えてるか、こういう視点で現在トップを走り抜けるAKBを捉えた映画、とても良かった。自分も頑張ろう!と思いました。

日ごろもやもやして、今後どうしたら良いんだろう、とくじけそうな人はこの映画を見て欲しいです!

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