
下北沢SHELTERにてプリングミンと、同じ事務所のPaperBagLunch box(通称PBL)との2マンライブがあったので行って来ました。
出演は前述の2組、プリングミン、PaperBagLunchbox、そしてフロントアクトとしてナカノヨウスケ&有馬和樹(おとぎ話)の出演でした。

ナカノさんっていうのは前述PBLのVocal & Guitarを務めるフロントマンで、最近弾き語りでソロなんてのもやられているとのことが彼のソロWebに書いてありました。

Openの時間から少し経って入ったのですが、もう入り口のところで歌声が聞こえてきました。
当初聞いていた時間よりもちょっと巻きで始まった様子でした。
良くも悪くも力が抜けた、ちょっとだらっとした雰囲気と歌声は力まずに聴ける印象で、そういうのが好きな人には向いてそうな感じでした。この声がバンドでどう生きているのかはわからないのでいつか機会があったら追って聴いてみたい次第です。
最初は有馬さんのソロでしたが途中で中野さんを向かいいれてフォークデュオでやり始めました。

二人で歌った場合の息はなかなか合っていて、タイプが違いながらぶつかる箇所が特にないので何か面白いことが出来る二人なのだろう、と言った印象を受けました。
お互いの曲を歌ったり、代々木公園だか井の頭公園だか忘れたけど、公園で練習して出来たばかりの曲を演奏してちょっととちったりしたりと和気藹々とやってました。
およそ30分弱やったでしょうか。なかなか盛りだくさんな前座でした。


そんなこんなのおよそ1ヶ月以上ぶりのライブでプリングミンが愛するPBLとの2マンライブってことで気合入っている様子だったのでわくわくして臨みました。
先日見たライブでもやっていた新曲2曲(サビに掛け合いが入る曲、3コードのアッパーな曲)以外は旧曲を現在の解釈で披露したりしてました。

メジャーデビューを迎えた4~5月前後のライブのオープニングとして毎回演奏されていた印象があります。
特に大きな変化はありませんでした。
2曲目の「トンネル」もメジャーデビュー後のベースがスタッカート気味で演奏されるバージョンで「オレンジ」同様のメジャー仕様でした。

ここのコーラスはドラムのきゃりーが頑張ってます。

この曲のコード展開が単純ながら押し寄せる音のホールに吸い込まれるかのような感覚は毎回聴いてもジーンとします。名曲ですね。

ツインギターによる絡み合いが効果的に生きたプリングミンらしいポップソングになっているなと言った印象の曲でしたが、案の定1回目のリスニングなのでどんなだったか、聴いてからちょっと経ってしまったら忘れてしまいました(笑)。ただ、とてもポップで良い曲がまたできたのだな、ということは感じたので正式なリリース情報が待ち遠しい次第です。

インディーズ時代の1枚目のアルバム「ミズノイズ」に収録されているスロー~ミドルテンポの曲のアレンジ手法を用いて、コード進行もちょっと変えて歌詞だけ「FUN」を流用し、メロディもそれにあわせてちょっとしっとりさせた感じでした。

8曲目「yellow」は自分がプリングミンを見始めてから初めて聴きました。(インディーズ1st「ミズノイズ」収録)
この曲のアッパーなノリは「FUN」に流用された印象があるのですが、おっとりした「FUN」の後に持ってくるあたりがにくいですね。若干の違いはあれど、ほとんど音源「ミズノイズ」で聴かれるアレンジと変化はありませんでした。
この曲のアッパーなノリは「FUN」に流用された印象があるのですが、おっとりした「FUN」の後に持ってくるあたりがにくいですね。若干の違いはあれど、ほとんど音源「ミズノイズ」で聴かれるアレンジと変化はありませんでした。





終わってから物販のところにいましたが芳しくない顔してました。(ライブって穴空けられないからつらいですね)

Mud Honeyは目いっぱい歪ませるとブチブチと切れるようなえげつないFuzzサウンドになるそうで、そこそこで使うと程よいとのことで購入したとのことを言ってました。

以前からプリングミンメンバー自身が「PBLは良い」と口にしているのをどこぞかで見聞きしていたことから気になっていたので、2マンってことでこちらも期待して見てました。

よくわかりませんが、大手事務所ではなく小さな事務所に所属している両者だけに、両者の関係もなかなか密接なようです。
見た感じからするとひょろっとした男性が3名で、ボーカル&ギターの中野さんは山崎まさよしとか志村けんとかと同じ系統の顔で(?)、他の3人は下北沢でふらふら歩いてそうな感じのいいかんじのお兄さん&お姉さんみたいな雰囲気です(全然伝わらないので彼らのProfileのページでも見てみてください。)
このバンドを見て面白いなと思った点は、ギター2本で絡み合うバンドは多々あれどギターとキーボードが絡み合うっていうケースが少なく、それをうまいこと使ったバンドである点でした。
通常であればキーボードはキーボードらしい音色に徹してたりでピアノ、及びオルガンの音色でもってバッキングしたり、ギターとは違った役割を担うと思うのですが、もう1本のギターと言った位置づけと似たサウンドでした。(これも聴いてもらわないと説明が伝わらない気がする)
ギターでエフェクトを多用したプレイのようでノイズを効果的に使った音、ギターとは違ったアルペジオで独特の倍音できらきら感を奏でたり、聴いたことないけど耳なじみが良いものでした。

ドラムが女性なのですが、サウンドはなかなか力強かったでした。

色々と、なかなか難しいものですね・・・。

これはもう好き好きな範囲なのであまり否定する点ではありませんが、自分みたいな初めて見るファンにはあまり良い印象はありません。
話す内容を練習しておいた、なんていうバンドの話も聴きまして、そこまでしなくても良いのではーとは思うんですが、やっぱりある程度話すことは用意しておいた方が良いですね。
あとだらだら話さない。よっぽど面白かったり、独特だったりしたらそれはそれでキープしていただきたいとは思うのですが(tobaccojuiceのvocalの彼はふわふわしたMCが独特なのであれはあれで良いと思う)、ちょっとそういうのとは違う、悪い意味でだらっとした印象を受けました。
MCと言えば昨年末、カウントダウンジャパンにて出演したthe brilliant greenを見た時のこと。VocalのトミーのMCがあまりにだらしなくて幻滅した記憶が蘇ります。元々そういうキャラクターが受け入れられてきた人なのかもしれないけども、正直な話ちょっとだらけすぎだと思いました。
MCってでも難しいですね。
あんまり商業的でもどうかと思うし、逆に何も言わないのもどうかと思うし。
言わないっていうのが成り立ってるとか、そういうスタンスなのであればそれはそれで良いんですけど、中途半端は良くないですね。

楽曲もCD(アルバム)を購入して後に聴いたのですが、ボーカルの高音が耳につくこともなく、ふわふわとした優しさがたっぷりな感じで、たまにシューゲイザーみたいなノイジーな音の波がどわっと来ることもあれば、ベースラインだけでシンプルにタイトな演奏を見せたり、どこかにありそうっていう感じではないけど耳なじみが良いポップソングに上がってるところがとてもよいです。
以上、プリングミン、PBLの2マンライブでした。
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