2009/05/05

mother presents「このイベントを教えてあげたい誰かに教えてあげて下さい vol.2」

昨年12月に第1回が開催されたmotherの企画ライブ「このイベントを教えてあげたい誰かに教えてあげて下さい」が第二回目にして都内ライブハウス(新宿nine spice)にて行われたので行って来ました。

この日はあいにくの雨。

ぐずぐずしていたら思い切り遅刻しました(笑)。



ですが、到着してみると最初の出番のThe Loyal Weに間に合ってました。

The Loyal Weですが、Kato Sikoraのバンドでした。

Kato、以前から三軒茶屋Heaven's Doorのスケジュールを見ていて存在を知っていて、日本に住んでる外国人がヘブンズで何やってるんだろう?って気になっていたので、ここで見れるとはー!っていう驚きがありました。

どうも三軒茶屋在住らしく(どっかのインタビューか何かで読んだ気がする)、で、三軒茶屋のライブハウスによく出ている、っていう話らしい。(憶測が混ざってる可能性もあります)

The Loyal We名義での出演ってことで、Rickenbucker Bassを弾く人にドラマーのトリオ編成でした。

終盤ではmicroKORGでオルガンの音色なんかも使ったりしてました。

全体的な雰囲気、イメージとして、当初「オルタナ系の外人で、フォーキーな質感なのか?」と想像していたのですが、実際見てみるとそんなにオルタナ、グランジ系の雰囲気はなく、とても聴きやすいギターポップと言ったところでした。

彼女の服装、雰囲気がよく音楽を示している感じでした。
ちなみに服装はワンピースが似合う感じですね。



第一回もそうだったけども、風船がたくさんありました。

第一回はとにかく会場が広かったので風船が細々、散り散りと言った具合でしたが、今回の風船の量は結構多い&狭いから密度がある感じで、パーティーの様相ですね。

ドリンクカウンター側からKateのステージを見た図。


転換時にはみんなの遊び道具になってました。
写真は遊びに来ていたグーミのお二人。楽しそうです。



お次がCreepy Pop

Creepy PopはEmotional Ticonとして2回対バンしているのでやや顔なじみ。

自分みたいなぺらぺらしゃべるメンバーがいるバンドでもないので、若干話しづらい印象があったのもあるのですが(音楽性もステージも激しい&寡黙な男たち、と言った雰囲気もあるし)今回は結構しゃべったら良い人たちでした(笑)。


Creepy Popの音楽性はやはり言葉では説明しづらいもので、言うなればオルタナ/グランジ寄りの方向性で、非常にアグレッシブな感じです。

ちょっと変拍子?が入ってきてトリッキーな部分もあるけど、だいたいが畳み掛けるような強烈な音が4人の男たちによって叩きつけられる!と言った感じでしょうか。
あまりポップさがないストイックな音楽性なので、楽曲がどうだったかまだまだ見てる回数が浅い自分では説明しきれないんですけども、この「あとまくぶろぐ」的にはやはりCreepy Popのどこが面白いか、伝えられる部分は現時点では1つしかありません。

そう、楽器!(笑)

Vocalの彼が持っているFenderのJaguar。
これ、色合いも独特ですが、トレモロ内蔵のテイルピースが最初からついてない、最初からTOMブリッジ仕様の特殊なモデルです。

しかもハムバッカーが2基乗っていたりと、そもそもグランジ寄りの音楽をやる為に生まれてきたかのような奴ですね。

お店で見たことがあっても詳細はあまり存じないので、余力がある時に調べてまた勝手にレポしたいですが(笑)、これ使ってる人見たことないので良いですね。
いろんな意味でオルタナティブです。


そしてギターだけを弾く彼のモデル、これもTelecaster Deluxeと激熱い!(笑)

テレキャスターデラックスっていうのは(念のため説明しておきますが)、Telecasterでありながらラージヘッドが採用されていてレトロ感たっぷりなルックス(と言うか元々は古いモデルで、彼が使ってるのは・・・多分リイシューかな?)、そしてハムバッカーが2基搭載されていてつまみも4つついているっていうモデルです。

Fenderが恐らくGibsonのギターに対抗して出したTelecasterのシリーズだと思うんですが、やはりアイデンティティが崩壊している部分があるので(Fenderと言えばやはりシングルコイルだし)流行らなかったっぽくて、流通量があんまり多くはないモデルですね。

自分からしたら超あこがれかっこいいギターの上位ランクしっぱなしの物なので「俺の中で有名ギター」なんですが、かつてこれを使っている人を見たっていう記憶はMilk CrownっていうバンドのVocalの人くらいですね。

Milk Crownも気付いたら解散していたみたいで、その後よくわかりませんが(つーかMilk Crown知ってる人どれだけいるんだろう。俺もあまりよく知りませんが)、都内でTelecaster Dluxeを使っているバンドと言う意味で見てもCreepy Popはおいしいと思います。(ちょっと強引ですが)

でも本人としてはそんなに気に入ってないみたいで、他のギターがほしい的なこと言ってるけど、いやいや、これ使ったほうが良い絶対。かっこいいし。


他の話題ですが、普段MCをあんまりやる印象がない(と言ってもそんなにいっぱいCreepy Popのライブ見てきてるわけじゃないから推測ですが(笑)。)彼らですが、ベースの彼がMCしてました。

いつも後ろ向いて、一人だけ服装の傾向が違う雰囲気だけを放っている彼ですが、前向いてました。
関係ない方面の友人と知り合いだった、っていう事実が個人的にびっくりでした。それがわかったのは昨年末にあったグーミの企画でしたが・・・。


最後の1枚。Telecaster Deluxeがうなる!
Creepy Pop、いままで2回見て、2回とも最後にやってる曲、それが非常に壮大で、深くて、美しくてかっこいいです。轟音美深な感じ(まとめてみました)。



転換時の一風景。

アンパン!カフェオレ!


服装の色合いがかぶってますが、この二人は別に兄弟ではありません。




この日のイベントのフライヤーに登場した「コンバースを履いた猫」キャラクターがいたるところに貼ってありました。


この企画のCM動画にも登場してます。
ちなみに曲はmotherでたまにベースを弾いては暴れているコイチくん(上記アンパンを食べている男)とmotherの北島くんで作ったそうです。






Kateに続いてこのバンドも外国人が居た。

この2組のせいか、お客さんに外国人が多かったですね。

彼らがこの日、一番存じない人たちだったので表に出て休んだりしていたのですが、聞えてくる音、曲としてはとても良かったでした。

Vocalの方なんか日本語ぺらっぺらで、日本居住暦長いんじゃないかな。
スティールパンなんかもステージに用意していたり、カリンバを演奏したりと楽器も多彩。
ギターポップ、トイポップと言ったキュートさとカラフルさが溢れるバンドでよかったです。



物販コーナーの様子。

mother、いつも持ってきてるアルバムと、今回は転換時のBGMとして用意したエレクトロニカ的な楽曲が入ったCD-Rをテイクフリーで用意してました。

が、これ、何も書かずに封筒積み上げて物販のところ置いておいたそうなんですが、そしたら見事誰も手をつけなかったそうで(笑)。

そしてこの説明が即席で加えられてました。


それを説明するmotherの紅一点ベース、asakoちゃん。


The Oversleep ExcuseのCD。
ジャケもよく見ると結構かわいい&かっこいい。
お金なかったので、見てるだけー。


KateのソロCD。

聴いてみたいけど、お金なかったので見てるだけー。


Creepy Pop。

100円のデモCD。
みんなして「ケースが面白い」と言う(笑)。

ちょっと特殊なケースに入ってます。




お次がやまもとたつき(from YOMOYA)。


YOMOYAは今度新作が出るそうで、それの話とかしてました。

この日は弾き語り、彼の歌が生きるステージでした。

YOMOYAはバンドとしても素晴らしいですが、やはり彼の歌ありき、と言ったバンドだと思うので、ソロでも十分楽しめましたね。

ユーミンのカバーなんかもやってました。歌心満載。素晴らしい。



ラストがmotherでした。



mother、演奏面から言えばだいぶよくなった印象です。
技術面で、男子二人に比べてやってる年数が少ない分経験不足なあさこちゃんが結構頑張った様子で、かなりうまくなってました。

それに伴い、バンドとしての演奏のかっちり具合も上がった印象で、自主企画ラストの出番にしてい非常に良い演奏でした。


で、非常に盛り上がってきたのは良いんですが、風船がぽんぽこ飛んで大変なことになってました。


やがて上の方に紐でくくり付けられていた風船バーも取り外されて、最前列の客たちによって投げ込まれたりして(笑)、ステージ上は風船だらけに!


1枚目の写真と比較するとどれだけ風船が飛んできたかがわかる写真です。

途中MCで北島くんが言っていたのだけども、いきなり顔に飛んでくると結構痛い&怖いので、やめてください、とのこと。

演奏に支障来たす瞬間があるかなーって思ったけど、案外切り抜けてました(笑)。
みんなの愛が風船となって飛んでくるライブ。


一番被害に遭わなかった、ステージ一番奥のあさこちゃんの図。


風船おばけになって遊ぶ北島君の図。

ちなみに途中、ギターで飛んでくる風船を打ち返したり、ドラム玉置くんに至ってはスティックで跳ね返したりと結構なファインプレーも見られました(笑)。


アンコールがあったのですが、時間的に厳しかったのか、やらないと言っていなくなっちゃいました。

終わってからのステージ。

エフェクターすら見えないくらい風船でいっぱいでした。




片付けに来た北島君の図。

風船のいっぱいさにややぼーっとしてました。


途中、機材トラブルで鳴らなくなった際に「同じDD-6持ってる」ってことでステージに運び込まれたCreepy PopのTelecaster Deluxe氏のと、北島くんのを並べた図。

うーん、音楽性がそこにも表れているような絵ですね。


そんなこんなでとても楽しいイベントでした。

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