2012/09/08

V.A「IDOL PARADE」リリース記念イベント(2012/09/08 1部) @ 虎ノ門 ポニーキャニオン本社1F

ポニーキャニオンからリリースされたライブアイドル/インディーアイドル/ローカルアイドルの音源をまとめたコンピレーションIDOL PARADE特設サイトのリリースイベントが、虎ノ門 ポニーキャニオン本社 1Fにてあったので行ってきました。


“IDOL PARADE”とは



ジャケットはやっつけ感ありますが、内容は濃いです。小桃音まいはシングル/アルバム未収録の音源を収録。
都内を中心にインディーアイドルのイベントを毎日のようにやっているCheer-Musicがポニーキャニオン・アーティスツに吸収され、Cheer-Musicが手がける小桃音まいblogwikipediaもポニーキャニオン・アーティスツ所属になり、それまでの活動からステップアップ!と言う機運が高まってきたこの頃。

色んな活動形態のアイドルが増え、音源も独自にプレスしてるところもあれば、CD-Rに手刷りライナーを挟んで地道に手売りしてるところもあり、幅広く音源を集めるのはもはや至難の業と言う今日に有難いコンピがポニーキャニオンからリリース。

それがこの“IDOL PARADE”でした。

このコンピ、1~3の3枚同時リリースで、それぞれ2000円。1枚に15アーティスト15曲収録で、地道な手売りされてたものでしか聴けなかった音源もたくさん収録と言うことで、流通音源でこういうのが出来るのは実にありがたいところです。

地道に集めるのは好きな方なので、そんなに購買意欲はそそられてはないのですが、色んなアイドルコンピのリリースがありますが、中でもこのIDOL PARADEは2012年のインディーアイドルシーンみたいのを良い感じにざっくり捉えた良盤なのではないかなと思ってます。

収録被りがあまりない“IDOL SUMMIT vol.1”なるCDもあります。
後追いで「この頃、どうだったんだろう」とさかのぼるのにはうってつけの1枚だと思うので、私自身所有してませんし買えてませんが(涙)オススメのコンピです。

リリース時期が近い“IDOL SUMMIT vol.1”なるCDもあるのですが(レーベル名:I am Records/販売元:タワーレコード株式会)、こちらは1枚のみのリリースで、やはり比較してしまうと見劣りしてしまいますね。収録曲の被りはあまりないので(H&A.の代表曲「浜松においで!」あたりは被ってる)買っても良いかもしれません。

そんなわけで、“IDOL PARADE”のリリースを記念したイベントでした。


12:00 SKETCH

最初は関西のSKETCHblogから。

SKETCHは“IDOL PARADE Vol.3”の3曲目に2ndシングル収録の「ALL MY RADIES!!」が入っており、現在物販でも売られてないシングルの曲が流通盤に乗ったのは非常に良いですね。しかも、SKETCHのライブでも盛り上がる1曲と言うことで、これは有難い。

そんなわけで1曲目は「ALL MY RADIES!!」からスタート。ファンによる、じっくり力強く絞りだすような声で盛りたてられるイントロのMixが毎回妙にかっこいいです!(最初聴いた時は街宣車のアジりっぽいイメージでした)

SKETCHのレパートリー、ロック寄りの曲と、打ち込みかっちりのテクノ寄りの曲と2パターンあるイメージですが、この日は2曲目「Green & Peace」ということで、どちらもテクノサイドだった。聴きたい曲聴けた感があって満足でした。(持ち時間凡そ10分)


12:12 イニーミニーマニーモー

続いてSPIRAL MUSICのイニーミニーマニーモーblog

イニミニも“IDOL PARADE Vol.3” 8曲目に1stシングル「らぶりんすたいむ」が収録されてます。カップリングも入ってない1曲+カラオケ入りシングルなのでSKETCHほどありがたみのない収録ですが、単価が高いシングルでもあるので、コンピに入って流通してるのは良い話かもしれません。(購入特典でもない限り、1曲入りシングルは現場以外じゃ買うにコスパが悪いですね)

イニミニも持ち時間凡そ10分、最初は新曲「無敵だよ Yes we can!」から。(この時はリリースされてなかったが、2012年中にシングルでリリース済み)

この曲、やたら評判が良かったので楽しみにしてたのですが、冒頭でアグレッシブな低い音がダブステップで入るものの、イントロに入るとキャッチーなアイドルポップが展開されるというギャップが面白かった。ちなみにこの曲、イニミニの自己紹介曲みたいで、1ユニット1自己紹介ソングあっても良いのではと思うぐらい、自己紹介曲好きなので好感触でした。

サビでは「だってイニミニマニーモー♪されどイニミニマニーモー♪」と歌われてる軽快さもまた良かった。なんかわからないけどキャッチー、意味はないけどキャッチー、余計なものを聴く側に与えないところが最高です!

短い自己紹介を挟んで2曲目は「らぶりんすたいむ」へ。イントロのゆっくりした体操みたいな動きと、SPIRAL MUSICのユニット“PANAPP”などで活動していた吉田優里blog 作詞が個人的に気に入ってます。

こちらも短いけど満足感ある2曲で良かった。


12:22 滝口成美 with JOY☆

IDOL PARADEリリース後に別途出た、滝口成美ソロシングルのジャケットです。
続いて登場は多国籍軍blogのメンバーとしても活動している滝口成美のソロでした。“IDOL PARADE Vol.1”に初のソロ オリジナル音源「Break Down」が収録されてソロデビューでした。

バックダンサーとしてChirarhthm(チラリズム・blogから後に改名したJOY☆(ジョイスター・blogを携えてのライブでした。(JOY☆メンバーは3人しか居なかった)

1曲目がそのソロ曲で、少し変わったアイドルポップ or ロック調の曲が多い印象のSPIRAL界隈のイメージとはちょっと違った、クールな雰囲気のダンスナンバーだった。SPIRALでソロボーカルと言うのも、たまに見れるソロ出演でないと見れないものなので、なんだか新鮮だった。(Love Mark Festivalでソロステージをちょいちょいやってるみたいで、LMFはチケット代が3000円ぐらいなので、貧しいもので、全然見たことがない)

なるるのルックスがかわいい/キュートと言うより、クールビューティーな雰囲気なので、イメージ的にはなかなか合ったソロ曲だなと思った。衣装も白いコルセット風のもので、ボディラインがしゅっとしててかっこよかった。ちなみにJOY☆の面々もモデル/ギャル系のルックスなので、アイドルユニットと言う寄りはダンス&ボーカルユニットと言う色が濃い雰囲気になってた。

短いMCを挟んで2曲目は多国籍軍のレパートリー「Love Spirit」をソロで披露。いつもユニゾンで歌ってるものだったので、ソロで聴くのはこちらも新鮮だった。しかし、ユニゾンだから歌詞が詰まっててもなんとかなってたようで、ソロで歌いきるのは苦しそうだった。

しかしながら、なるるが相変わらず美しかったのでオールOK。


12:33 asfi

後に発売されたasfiミニアルバムには今まで手売りされていたCDの曲がだいたい入ってます。(入ってないものもある)
続いてasfiblog。メンバーは渡瀬純、朱音、七瀬いづみの3人。

IDOL PARADE Vol.2”に「HAPPY DRIVER asfi ver.」が収録されてます。(オリジナルはasfiとも濃いつながりを持つドンボルカン山口氏がボーカルを勤めるバンド、ぞっこんブラザーズ)

曲はお馴染み「ジョ→キゲン パラダイス」からスタート。2012年のasfiは人気が色々な対バンを通じてファンが増えた印象で、この曲が収まったシングルも手売りされた盤のみ収録なので、これ入れてくれれば良かったのになーと思ったのですが、それに関しては2012年末に出たミニアルバムに収録されることとなりました。

2曲目はコンピ収録の「HAPPY DRIVER」で締められた。左に、右にとイントロで動くところでお客さんも一緒に動くのがライブでは定番となってたのだが、この日はステージ前に椅子があったので、そこまで動きのある景色にはならなかった。

この曲、途中でドンボルカン山口氏によるメンバー紹介の煽りが入っており、ポーズを取って「asfiー!」と決めるところがあるのだが、3人での小編成asfiが各々順番にポーズ取るには、ちょっと間が空いてしまっていて惜しかった。

しかし、3人でもいつもどおりスキルの高さが伺えて楽しめた。


12:44 Mary Angel

次に出演したのが関西のMary Angelwikipedia

この夏、なかなか楽しませてもらったMary Angelをここでも見れて良かった。

SEで登場し、少しダンスを披露してから1曲目と言う流れが多い印象のMary Angelだが、1曲目でやる曲のオケを音響の人が間違えたのか、違う曲が流れたようだった。流れてしまったのは「Like an Angel」だったのだが、この曲は背中合わせになって、片方が翼をイメージした手を広げる振り付けからスタートすると言うこともあり、なんとなく続けてやるようなこともなく、曲をストップさせていた。そして、入場から再度やると言って引っ込んだ(笑)。

1曲目タイトルはメモし忘れたのでわからないですが、2曲目「恋するスナイパー」が聞けて満足だった。

ちなみにコンピには“IDOL PARADE Vol.1”に「恋するスナイパー」で収録。シングルカットされてない曲で、ライブでは定番の曲が2800円のアルバム買わなくても聴ける点がオススメです!(アルバム買った身としては悔しいですがw)


12:56 CANDY-GO!GO!

続いて登場がCANDY-GO!GO!wikipedia

メンバーは5人で、佐伯かな、泉沢紋音、関根ゆみ、なぎさりん、佐倉朋香といった顔ぶれ。

1曲目は“IDOL PARADE Vol.2”収録「Forever~あなたのとこへ」を披露。けいおん!でお馴染みの「Don't say "lazy"」のカバーなどのイメージが強かったのだが、その後にやった「We are!!!!!!」もそうだが、そんなにアグレッシブな曲がレパートリーにないんだなーとこの日思った。

一応ガールズロックユニットみたいなキャッチフレーズがあったはずなのだが、ぱすぽ☆ほど そういうキャッチフレーズに縛られてないのかなーと言うのも悪くはないなと思った。(縛られっぱなしで自ら動ける範囲を狭めることになりますからね)

しかし、ライブハウスではない環境だったので、ステージ側に照明がつきっぱなしだったのだが(記者会見などできるような、ポニーキャニオンのマークが入った壁紙のステージ)、改めて見ると、みんなむっちりしてる&背高いメンバーが2人ぐらい居て 妙な存在感があるなとも思った(笑)。華奢過ぎるのも良くないと思ってる方ながら、さすがにむっちり揃いで、逆にCANDY良いぞ!とも思った(笑)。しかし、歌唱力の面で皆弱めだったり、楽曲の突き抜けるような何かが感じられずで、いまいち自分の興味を惹く要素が弱く、未だにCDも1枚も持ててないのでした。もう少し魅力をわかっていきたいユニット、CANDY-GO!GO!でした。


13:07 伊藤桃

続いて伊藤桃ちゃんblogwikipediaの登場。

彼女は“IDOL PARADE Vol.2”に2ndシングル「チューして ギュッてして」が収録されてます。

この日の衣装は「全然機能を果たしてない」とdisってたりリースイベントの記憶が蘇る(笑)“チューして”衣装だった。参考記事

1曲目「Good my luv☆!!」からスタート。1曲終えて挨拶のMCをしたのだが、既に声がかすれ気味でウケた(笑)。なんでそんなに最初から消耗してるのか(笑)。

2曲目は「チューして~」を披露。何かしらわざとではないツッコミどころがあるのがおかしくもかわいい桃ちゃんのステージ、シングルA面曲2曲聴けて大満足でした。


13:18 小桃音まい

続いてまいにゃ。

まいにゃは特別待遇なのか不明だが、15分くらいの持ち時間だった。

SEで入場からの「キラリ☆」からスタート。大きめのライブでの展開と同じ感じで大変高まった。

続いて「なのです☆」、「エキストラ☆フライト」IDOL PARADE Vol.1 収録)を披露。ライブではお馴染みだった「エキストラ~」が音源化も有難い話です。(盤買えてませんが・・・)

MCを挟んで4曲目「Magic Kiss」にてライブは終了。「Magic Kiss」リリースイベントでポニーキャニオン1Fに訪れてることもあり、その時の充実感がよみがえるようだった。

持ち時間が短くても、ショートバージョンを用意してたりするから、まいにゃは詰め込めるあたりでも充実感があるのかなと言う気がした。(この日やったのがショートバージョンだか、詳細忘れたが、時間から察するに、ショートバージョンだったかもしれないです)


13:36 JK21

昼の部最後は、関西のJK21blogwikipediaでした。

JK21、シングルは数枚持ってたり(ブックオフで見つけたり、たくさん買った方からいただいたり)で意外と音では親しんでるんですけど、なかなか見るに至らなかったグループでした。見れて良かった。

人の話によると、初期からのメンバーがほとんどおらず(or 既に居ない だったかもしれないですが、詳細忘れた)、ずいぶんと代替わりしてしまったとのことだった。しかし、初期を知ってるわけでもないので、改めてどんなだろうと言う気持ちで臨んだ。

IDOL PARADE Vol.3”にシングル曲「涙目ピースサイン」が収録されているらしいのだが、テイチクからリリースしているJK21なので、レーベルを超えた感はあるものの、有難みは先に述べたグループらに比べると低い印象です。しかし、なかなか関西のグループアイドルも含んでると言うあたりで、関東に偏ってないと見れば、良いかもしれないですね。(シングル持ってるので個人的に全然有難みはない)

1曲目はタイトルと曲が一致しなかったのだが、華々しくて良かった。

1曲目終わりで名乗りと自己紹介。それぞれに「○○リーダー」と言った役割があった。個人的に忘れんぼリーダーを名乗る吉田桂華が透明感があって好きだった。(桜組2期生に居た佐藤桃香ちゃんblogに少々似た雰囲気だったのも、なんだか親しみやすい気がした)

“チャリンコリーダー”の新垣桃菜ちゃん「夜行バスでリクライニングしようと見たら、後ろの人がお母さんに似てた」と言った小話もしてて面白かった。やはり関東の人からの関西の人のイメージっていうのが漠然とどうしてもあったのだが、大きくそのイメージから外れることなく、喋り口が軽やかなので、明るく快活な雰囲気が良かった。

2曲目は未CD化曲と言う「Vanilla」を披露。ユニゾンで歌うミドルテンポの曲で、特に色物要素のないオーソドックスさが良かった。昨今、色んなアプローチが増えてきてるのは良いとは思うのだが、今ほどインディーアイドル/ライブアイドルが増えすぎてない時に誕生したJK21が(2008年結成)、盛り上がってきた雰囲気に合わせるのではなく、持ち前のカラーをキープしてるところが良いなと思ってます。あまりわかってませんが(笑)。

MCにて告知を挟み、最後は「涙目ピースサイン」で終了。途中でダンスソロ(バレエの舞いっぽい感じの美しいソロだった)が入ったりとメンバー個々の味わいも少し見せつつ、グループアイドルとしては正統派と言う印象のパフォーマンスで、最後までとても良かった。


1部見ただけで十分な手ごたえでしたが、せっかくなので2部も見ていくことにしましたとさ。

虎ノ門のポニーキャニオン周辺、コンビニが数軒しかないので、寄ってたらいくらかアイドルと鉢合わせして気まずかった(笑)。

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