2019/02/10

2019/02/10 佐々木喫茶フェスティバル2019 @ 渋谷Glad

佐々木喫茶フェスティバル2019を見に渋谷Gladに行ってきました。


見に行った経緯

2019/02/10
佐々木喫茶フェスティバル2019
タイムテーブル

1400 OPEN
1430 ふゆのどうぶつえん
1455 shinto!
1520 すこやか健康クラブ
1545
1600 JUN FANTATHEATER
1630 TOKYO喫茶
1700 松林てろる
1725 femme fatale
1750 KOTO
1815 中物販
1845 るなてん
1910 狂い咲けセンターロード
1935 リナチックステイト
2000
2005 レコライド
2040 物販
2140
2018/08/12 台湾での公演を以て活動を終了していたリナチックステイトが「アルバムが出ることになった」ことも手伝ってピンポイント復活でステージに立つという話と、2018/04/30 阿佐ヶ谷でのイベントを以て清水瑠菜とのユニット「るなてん」を離れていた おてんが蘇って るなてん が出演という2点から見に行くことにしたイベントでした。

どちらも「辞めたんじゃねえのかよ!」と一部声があったようですが、それぞれの事情からステージを離れていたけども、またやれるってのはファンからしたらありがたい話なんじゃないかなという気がします。

リナステに関しては、点々とステージを見に行っては、出てる新作を購入して、ライブ見てない時も意外と繰り返し聴いては思いを馳せていたので、アルバムが出る→持ってなかった音源がコンプリートできる&最後にもう1回見ることができるということに喜んでました。るなてんに関しては、2018/04/29の最後のイベントの一本前を見に行った以来で、健康上の理由もあって故郷に帰ってた おてんてんがピンポイントでも帰ってくることに、具合悪くなくて良かったという単純な喜びがありました。実際まだあんま良くないみたいな話はしてるものの、再び姿現すぐらいには元気って、いい話じゃないですか。

そんなこんなで、ざっと見た分だけ感想書いておきます。

ざっくり感想

2019/01/06 フェスボルタUSAで凡そ7ヶ月の活動休止を経て再開した すこやか健康クラブから見たかっただけども、支度に時間がかかりすぎて、ライブをちゃんと見始めたのがKOTOちゃんからでした。喫茶楽曲×KOTOのペアは相変わらず強かった。自分がよく足を運んでいた頃の楽曲は久しぶりに聴いてもかっこよかった。自分が見てない間に、色々レパートリーも増えてるようだったけども、喫茶曲中心という感じのセットリストで、フロアも非常に盛り上がっていた。

中物販を挟んで るなてん。三角巾をつけた ゾンビおてんてんが2曲目で蘇るという流れで、1曲目は「るなちゃんのうた(仮)」。冒頭から喫茶曲じゃなかった(笑)。おてんてんがよみがえる「アイドルゾンビ」は喫茶楽曲、そのあとに続く「ぱーてぃーきんぎょ」「波乗りサマー」「チャイナぶってるやつ」の3曲も喫茶曲じゃなかった(笑)。思えば、喫茶曲そんなに持ってるグループじゃなかったるなてん、喫茶しばり気味なイベントに良い意味で違った風を吹かせている感じで、自分は心地よく楽しめた。あと、「葬儀とか言って辞めるの、本当に死ぬわけじゃないのに、感じが悪い!」と思ってた自分だったけども、わざわざ「アイドルゾンビ」なる曲を用意して「死んでたけどゾンビになって復活」っていう風につなげられたら、ぐうの音も出ないですね…。最後はるなてんが最初に得た喫茶楽曲「エクスクラメーション」で終了。ライブでのパフォーマンスに高い評価が自分周辺ではあった るなてんを象徴するような楽曲で、改めて良かった。

狂い咲けセンターロードの時は休みつつも少し見たのだけども、W○CKっぽい色合いの衣装になってから見るの初だったのだけども、かつて感じた「"狂い咲きサンダーロード"みたいなグループ名なのに、そんなにパンクみがない」という肩透かし感は、磨かれたライブパフォーマンスで少し拭えた感じがしたものの、相変わらず「どこらへん目指してるのか自分にはよくわからない」感じがして、あまり楽しめなかった。KOTOちゃんで例えるのも妙だが、例えばソロデビュー曲が喫茶楽曲、2曲目は喫茶さんではないけど打ち込み主体のテクノポップチューンと、比較的方向性が初期からあって、そこに肉付けするように色々な曲が増えていくのなら「音楽性広がった」と思えるのだけども、当初のレパートリーからがらりと喫茶色が強まってもなぁ…という感じで、捉えどころがない感じがしてしまっていた。

混雑していたので、またどこか落ち着いたタイミングで、喫茶曲縛りじゃないタイプのイベントで見れたら、また感想変わってくるかなというとこでした。


続いてリナチックステイト。この日、リナステだけで100近い予約があったという風のウワサで、それもうなづけるほどにフロアは人でパンパンだった。泣く泣く台湾でのラストライブに行けなかった人の需要もあったのではという感じもした。(自分もそのうちの一人かもしれない。)

セットリストは「リナチックステイト」「キュンキュンキラキラマジック」「ひとりジャナイヨ」「トーキョーSPOT LIGHT」「パラ・レール・ワールド」「虹色SunShower」の計6曲。Yunomi楽曲!と思ってメモにYunomiと書いた部分に「パラ・レール・ワールド」をあてがってるけども、「虹色シェルター」だったかもしれないので、知ってる人は教えてください(笑)。

思えば、箱レコォズよりリリースされインストアイベントなんかもやっていた「1・2・3 / テレパシー」(2016/05/24)も買うタイミング逃して買えてなかったり、ライブ会場限定で売っていた4枚(リ盤・ナ盤・ス盤・テ盤)も 自分が見に行けた時に「リ盤」が売り切れてて入手できてなかったので全体を聴きこめてなかったなーと、アルバム入手後に思った。

ライブ本編はMCを入れることなく、爆音で曲が流れる中、ところどころ煽ったりしつつで進行していった。音程もきっちり加工されたテクノチューンにリップシンクだと、ダンスの技量がなかったりすると、どこを楽しんでよいかわからないなと思ったことが過去にあったのだが、りなさーんの場合は「ひたすらカワイイ!」というところを楽しめてればよかったのだなと改めて思った。初期2曲(虹色SunShower / ひとりジャナイヨ)が出た後に、音楽性チェンジの話があり、そこから佐々木喫茶楽曲が増えて行ったと記憶しているのだけども(厳密にいうと喫茶曲以外もあるが、よりテクノ系の楽曲で固められていったという感じ)、同じ時期にKOTOちゃんのステージなんかを見ていたので、似た楽曲(提供者一緒だからしゃーないけどw)だけどもパワフルさ・俊敏さの動きの面で弱いな…と思ってしまったことがあった。巡り巡って、最後のステージで自分なりのリナチックステイトの楽しみ方をひとつ発見したのは惜しかった。

最後のMC、「初めましての方は初めまして。山梨県から来ました、リナチックステイトです!」と丁寧な名乗り。「(2018年)8月にライブ活動を終了して、9月に引退したんですけど、まさかまたまたやるとは思ってなかった」「今回喫茶さんからオファーが来た時に、まさか(マネージャーだった)だいきさんがOKだすとは思ってなかった」「引退前にアルバムを出したかったんだけど、いつも通り『出ないのかなー』って、色々溜まってたんですけど(笑)」と、運営批判的なフレーズが出てたのが印象的だった。現在再結成して活動を再開しているTAKENOKO▲メンバーも同マネージャーの告知が遅い!と比較的最近も言っていたので、いつもそうなんだろうなという感じがした。ただ、「(だいきさんのこと)そんなに嫌いじゃないですよ!」と添えつつ、ようやく形になったアルバム、「増産しないらしいので」と告知してステージを去った。緊張で体調が悪いとも漏らしていたが、湿っぽくなく、からっとしたファイナルステージだった。

人が多すぎて参ってたので、トリのレコライドの時は音だけ聴いてすごしたが、すこやか健康クラブがやっているレパートリーのセルフカバー的なものをやっていた。が、すこ健のそれがどういう曲なのかもわかってないので、すこ健がレコライドの曲をカバーしているのか?と疑問が残ってます。今度すこ健メンバーに質問してみようっと。


リナステのアルバム、入手後にめちゃめちゃ繰り返し聴いてたんですけど、以下の内容でした。

こうやって見ると、13曲中4曲が自身での作詞、喫茶楽曲は4曲と、そんなに喫茶楽曲率は高くなかったんだなということに(今さら)気づいた。アルバムをiPodに突っ込んで移動中延々聴いていたのだけども、「喫茶さんらしくない感じの曲も、喫茶さん作れたのか?!」と思ってた曲は、全然喫茶さんの曲じゃなかった(笑)。

  1. リナチックステイト
    • 作詞・作曲:佐々木喫茶
  2. 1.2.3.
    • 作詞:りなさーん / 作曲:平地孝次
  3. テレパシー
    • 作詞:りなさーん / 作曲:YSD69
  4. START
    • 作詞:りなさーん / 作曲:金川武
  5. dubbing
    • 作詞:daiki / 作曲:YSD69
  6. トーキョーSPOT LIGH
    • 作詞:SAWA / 作曲:佐々木喫茶
  7. キュンキュンキラキラマジック
    • 作詞・作曲:佐々木喫茶
  8. リアルリニューアル!
    • 作詞・作曲:佐々木喫茶
  9. パラ・レール・ワールド
    • 作詞・作曲:Yunomi
  10. 虹色シェルター
    • 作詞・作曲:Yunomi
  11. ひとりジャナイヨ
    • 作詞:daiki / 作曲:Master2k
  12. True END
    • 作詞:りなさーん / 作曲:金川武
  13. 虹色SunShower
    • 作詞:エンドケイプ / 作曲:ゴーリキーはじめ
個人的にライブ会場売りしていた音源に収録されていた「dubbing」の振り付けの感じ含めて結構好きでした。あと、ダウンロードカードで販売されていた「ひとりジャナイヨ」、音楽性変わると言われる前の1曲だけども、個人的にこの曲も後のテクノチューンが増えていく前夜という感じで生歌+テクノポップという感じですごく好きでした。(カードも、透明のフィルム剥がすと“スク水”のりなさーんが出てくるという謎のドッキリ仕様でGOOD)

そんなこんなで、10年ぐらい前にPerfumeにハマってた人なんかにぴったり(自分とか、まさにそう!)な感じの1枚で良かったので、この話を書いておきたかったのでした。通販でも売ってたけど、もう完売してしまって入手不可っぽいですが、何か機会があったら人に聴かせたい1枚だなと思ってます(何)。

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