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Emileはメンバー(ベースの方)が妊娠したとのことで活動を実質休止していたのですが、チバメグさん(ザ・クレーター、Jenny Honey Bar、ex.SPORTSMEN)がベースでしばらくやっていくとのことでした。
この日の出演者は企画者でもあるhigherd girl、conti、boot tondel、灰緑らが出てました。

名前は以前からどこかで見たことがあったのですが初めて見ました。
ギター2名(内1人はギターボーカル)、ベース1人、ドラムの4人編成のバンドで、非常に男臭い面々のバンドでした。
さわやかさは(失礼かもしれないけど)ほぼ皆無(笑)、猛烈な勢いでライブを進めるバンドでした。
音楽性としてはポップとオルタナのあいのこってところでしょうか。
入った時に既に終盤に差し掛かってたので全体像はいまいち掴めませんでしたが、コミカルな要素を入れつつも盛り上げ上手な印象を受けました。
ラストではアカペラで4人で歌う曲なんかもありましたが、ハーモニーが素晴らしいとかっていうよりは息が合ってるだけで、はっきりいってぐちゃぐちゃでした。
でもこのぐちゃぐちゃながら猛烈な勢いでこなす雰囲気は独特の持ち味と言ったところ。
最後にパンツ1丁?で叩いていたドラマーが前に出てきて「やったー!」と笑顔で叫んで終了。
こういうの嫌いな人が見たら猛烈に嫌悪感を示しそうなバンドではあったものの、勢いがとにかく凄かった。
個人的にあんまり好きな雰囲気のバンドではなかったのですが、ある意味見事でした。
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チバメグさんが参加して1回目とのことで、どういうふうになったのだろうと見てました。
以前のベースの方のサウンドで何回も見たわけじゃないのではっきり比較しようがないんですが、チバメグさんの臨機応変さがうまく出た印象で、ガレージ、グランジ、ギターポップ的要素が多いEmileの音にも非常に馴染んでいて良かったです。
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話によると、ギターのハジメさんがこしらえたギターだそうで、オレンジのFender MexicoのCycloneに真っ白なピックガード、そして1つだけピックアップをリア位置に搭載した独自仕様で、雰囲気はFender Bronco的なものでしたが見た目がやっぱりCycloneっていうマニア度の高い仕上がりでした。
サウンドとしてはカラッとしたシングルコイルの音で、要所要所のカッティングを千木良さんが入れて、あれこれ色づいたサウンドはハジメさんが弾くと言ったギターの絡みでした。
久しぶり過ぎたのか、いつもMCが英語なEmileですがちょっとボロが出てました(笑)。
あと演奏も久しぶり過ぎたのか何回か仕切りなおししたりとぼろぼろでしたが(笑)、良い意味でゆるかったです。
またチバメグさんを迎えてのEmileがあるっぽいことを言っていたのでまた見に行きたいと思います。
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contiは結成した当初数回見たきりだったので(恐らく3年か4年は見てない)久しぶりでした。
どう変化しただろう、っていう視点で見てたんですが、何にも変わってませんでした(笑)。
むしろ(良い意味で)嫌なほどに変拍子がっちがちで、腕が上がった印象すら感じました。
変拍子&シタール好きにはたまらないサウンドが駆け抜けました。
ドラムの小林さんは、小林さんが以前やっていたアタタカキっていうバンドの頃に知り合ったので案外付き合いが長いものの、会うのが久しぶりだったのでちゃんと挨拶しとこうと思ったのですが、向こうから肩をぽんと叩いてきてくれたのでなんか恐縮でした。
パパにもなった変拍子ドラマーの小林さん、ますます腕に磨きがかかった様子でした。
MCも相変わらず長いと言うかよく喋ると言うか(笑)。
今も精力的に活動中なので名前を見かけたら、見たことない方はぜひ一度見てみて欲しいバンドです。
2008年12月23日(火曜日)にconti企画「EXPO!? Pavilion.05」と題されたイベントがあるそうなので、その日は吉祥寺WARPに足を運んでみてはいかがでしょうか。
その日出演予定の顔ぶれはPHEWWHOO、Destorio(ROVOのベーシストのジンさんがやっているグループ)、Contiにその他となっているそうです。
詳細はcontiのwebをご覧ください。
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「ぶっとんでる」が転じて「boot tondel」みたいですね。わかんないけど。
この方は一切予備知識がなかったのですが、ドラマーでマルチプレイヤーっぽい感じの方でした。
サンプル音をパッドに割り振ってそれをスティックで操作・再生しながらドラムでリズムを刻んでやる「一人バンド」でした。
テクニックも申し分ないし、アイデアも面白いんですが、正直ドラマーがずっと一人で叩いてるだけっていうステージなので、見た目的には全然面白くなかったです。
歌うってわけでもないので音を楽しむもの、サンプル音をリアルタイムで操っていく感じはどっちかっていうとバンドのライブっていうよりDJに近いものでした。
途中、Nintendo DSのKORG DS-10
個人的にはDJイベントがオールナイトであって、深夜2~3時頃のちょっとだれてきた時間にこういうのがスパーン!と現れたら結構面白いだろうなーっていう印象でした。
バンド演奏に混じってやるにはちょっとライブ感が見た目から伝わりづらいものなので、惜しいなーと思ったのでした。
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この人たちも名前も知らない状態で見に行ったんですが、ギターボーカルの男性(非常に細身のJazzmaster弾き)とドラムボーカル(コーラス?)の女性の2人組でした。
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そりゃバンドをうまくやる為にみんな頑張ってるのは当然なんですけど、この二人は栃木在住だそうで、機材諸々をちゃんと持ってきて(LINE 6のギターアンプを持参しているようでした。あとたぶんドラムもかな?)遠路はるばる、企画もして告知もして、フライヤーも作って・・・って2人でなかなか大変だとは思うのだけども、頑張って頑張ってその日にたどり着いた!っていう感じたっぷりなのでした。
あんまり「もろフォロワー」な音って、結局オリジナルを自宅でCD聴いてる方が満足度が高かったり、自分がその「フォロー元」のアーティストをあんまり好きでなかったりしたら楽しめないっていう点が多いので好きでないのが事実なんですけど、もっと心に食い込んで来るような人間性がにじみ出まくったステージで圧倒されました。
一番「持って行かれたー!」となったのは、MCでドラムの女性が猛烈にネガティブな発言をしてる点でした(笑)。
たいがい企画者ともなると、「この日を迎えられて良かった!ほんと楽しいライブで企画者としても嬉しいです!みんな楽しんで行ってね!」みたいなノリの人が多いかなと思うんですけど、とにかく腰が低く、かつ弱音を漏らしつつ泣きながらMCをしてました(笑)。
MCでそういう風に泣く人は初めて見たのでした。
頑張れhigherd girl!って言いたくなる、そんな素敵なバンドでした。
・・・なんか余計なこといっぱい書いてますが、サウンドについて触れておくと。
Jazzmaster一本でベースレスの2人編成なのでベース音の部分はやはり弱いのは確かですが、ギター一本からエフェクターでパラアウト(分岐)させてベースアンプにも音を送りつつ、低音もカバーできるように機材をそろえているようで案外ちゃんとしてました。(そんなにスッカスカでもなかった)
ドラムもさりげなく割り箸を加工して設置したKORG microKORGが足元においてあり、ペダル操作可能な鍵盤が設置されていてギター1本では補えない音を入れたりと意外な多彩ぶりが見られました。
アイデアと根性と気持ちとネガティブさと駆け抜けるギターロックがこのバンドのカラーってところでしょうか。
そんなこんなで最後まで楽しめました。
以上です。
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