2008/10/02

東京乾電池公演「愛とその他」

東京乾電池wikipediaの公演「愛とその他」(作・演出 加藤一浩)が下北沢 ザ・スズナリにてあったので行って来ました。

この劇、2008年9月30日(火)~10月6日(月)の間でダブルキャスト(回ごとにメンツが違う)で行われ、Loveの「L組」、etc.の「e組」と名付けられて東京乾電池女性メンバーがほとんど出演する、と言ったものでした。

以前からたまにこのblogでも名前が登場するのですが、江口のりこのファンなので彼女が出ることを期待して行くつもりだったのですが、(恐らくスケジュール的なものだとは思うのですが)彼女は今回出演なし、とのことでちょっと残念でありました。

が、職場方面の友人と、日ごろ音楽などを一緒に楽しみに行く友人とそれぞれ行く話しを進めたことと、回数を重ねるごとに半額で見れると言う特典も手伝って2回見に行きました。
うまいこと調整をしてL組、e組両方見に行きました。




1回目は竹内芳織・作間ゆい・中村真綾・上原奈美・重村真智子・中村はるな・仲尾純子・大多葉子・関典子・沖中千英乃と言った顔ぶれ。

日にちは前半、3日目の200/10/02(木)の19時の回。

どんな方が出るのか劇団のWebなどを見ながら妄想を膨らませつつ、別にファンでもないんですが「この人をあとで生で見れるのだ」なんていう期待をしながら現場に臨みました。
なんかそんなにミーハーなつもりないんですけど、やっぱり「Webで見てた人」を生で見ると変に緊張しますね。
こっちはいくらか名前と顔が一致するなどの中途半端な情報を持ってはいるけど、こちらのことなど知る由もなく、ただの客の1人なわけです。

・・・そんなのはどうでもいいや。
ちなみにこの日は仕事場の同僚(同じ年齢・同性)と、その友人の役者を志す3名の女性と行きました。

短く感想を言うと、見終わったあとみんな「???」と言った顔でした。

  • 意味がわからない
  • 主題がわからない
  • 演技はあれで良いのか?
  • なんであそこで巨大な青虫が現れたのか?
  • なんで寝たふりしたのか?


などなど、劇を見てない人に単語を並べてもわかりづらいですが、とにかくよくわからない劇だったのです。

自分はこの淡々とした感じは嫌いでもなかったのですが、先述の同行した役者たちには不評でした。もはや志している方向性が違うとか、趣味が違うレベルの話なのでなんとも言いづらいんですが、色々合う合わないっていうのがあるんだなーって言うのを痛感しました。

それと同時に、もう一度、違う顔ぶれでこの劇を見るのかー・・・と言うことを思いました。

乾電池関連の劇は以前同じ加藤さん脚本の「コーヒー入門」を見たのですが、こっちは2組のカップルが詐欺で同じ物件を買ってしまって共同生活をせざるを得なくなったっていうテーマがあったので内容も見えやすく、滑稽な演出、展開がなかなか面白かったなーって思ったんですが、今回はとにかく(あらかじめ届いていた告知のはがきに書かれていたのですが)「不条理」で、難解っていうか・・・・・解る劇なのだろうか、っていうのは思いました。

解ろうとするんじゃなくて感じることは大事だと常に思っているので(ブルース・リーの言葉ですね!)、これはこれでよし、と心に閉まって(笑)次に臨むことにしました。




終わってからすぐ近所にあるマジックスパイスの下北沢店に行きましたが、おいしかったです。
日ごろは待ち時間が結構あるとのことだったのですが、この日はそんなに待ちませんでした。
ちなみに「涅槃」っていう辛さ(下から3~4番目の辛さ?で、上はさらに4段階くらいありました)にしてみたんですが、辛かったけど特に、食べられる辛さで汗をどばどば出しながら食べました。

おいしいスープにカレー味がついてるみたいな感じで、料理としてのクオリティも良い感じでした・・・が、メニューが見辛過ぎでした。

民族雑貨店が店内にあったり(一十三十一公式WebSiteのCDが売られていたりとカオスな感じになってました。
そういうお店特有の雑多な感じは嫌いではないのですが、メニューくらいはシンプルに見やすく、かつそれをチョイスする側がどんなものが来るか想像がつくようにはして欲しいかなーって思いましたが、まぁ楽しめる範囲だったのでOKですかね。

チキンカレーにチーズトッピングにしましたが、チーズはそんなにでもなかったです。
友人がハンバーグカレーにしたんですが、これが一番おいしかったですね。
次機会があったらハンバーグにしちゃおうかな。





2回目はL組、高尾祥子・石村みか・阪田志麻・上原奈美・宮田早苗・太田順子・麻生絵里子・鈴木美紀・深堀絵梨・高田恵美と言った顔ぶれ。

2008/10/04(土)の14時、お昼の回です。

個人的にe組の方が顔ぶれが良いなーっていう先入観もあったのですが、劇的なもの、持ち合わせ、資質的にも前者の方が良かったでした。

決してe組の人々が良くなかったわけではないのですが・・・。

後半に突入していて徐々に疲れが出てきたところなのかわかりませんが、若干噛み気味な方もいました。
劇は生ものなので噛んだり、ふとしたミスから生まれる変な緊張感、ずれっていうのも味のひとつかなと解釈してますが、ちょっと肝心なところで少々詰まった感があったのは惜しかったですね。

ちなみにこの日は以前の「コーヒー入門」を一緒に見に行った友人と行ったのですが、やはり反応が「まぁまぁ」でした。





同じ劇を2回見たのは人生で初めてなのですが、やっぱり顔ぶれも違うと評価も変わりますね。

いずれにしても大衆向けのストーリーではなく、シュールさを楽しむと言った感じのものだった・・・?のかな?
なんとも評しにくい劇だったのですが、これに懲りずにまた違った側面を探しに色々な劇に触れて行きたいなと思った次第でした。

>ちなみにこの日は東急線沿線在住の連中ばかりだったので下北沢から徒歩で三軒茶屋まで歩き(およそ30分)、東急線で武蔵小山まで向かい、手打ちそばがおいしい「ちりん」へ行きました。

このお店は元スーパーカーのギタリスト/作詞家で、現在はプロデューサーとしてチャットモンチー9mm Parabellum Bulletを手がけるいしわたり淳治さんがブログで紹介した店として自分の中で有名になってます(笑)。

実はお昼にもざるそばを食べに来てたんですが(笑)、友人に以前から話していて連れて行きたかったので夕方にもう一度寄ったのでした。
劇も二度目、そばも二度目となにしてるやら・・・ですが、贅沢な「ばか」っていうのはたまにはやりたいものですね。無駄も多いけど得るものも多い気がします。
そばに関してはとてもおいしく食べやすい味なので三食でもいけるかなーと思うくらいです。その他メニューもさりげなくおいしいし、蕎麦湯割り、蕎麦茶割りなんかも飲めて良いです。

このお店でかつて一人で呑んでいた際に、お店のご近所におでん屋をやってらっしゃる方(失礼かもしれないけど、結構ご年配の方)と話していて「こういう蕎麦屋で呑めるって、昔はよくあったけど、今ないじゃない?良いわよね、こういう感じ」って言ってたのが印象的でした。その方が持ってきた蕗の葉の和え物?を少しわけてもらったんですけど、とても素朴で苦味がほんのりしていておいしかったのもよく覚えてます。

さりげなく地元の方には浸透している蕎麦屋になっているみたいですね。
すごく近所なわけではないのが少し残念ですが、比較的近いのでまたころあいを見てそばをすすりに行こうと考えております。


そんな2日目でした。

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