2009/09/13

真野恵里菜@東京厚生年金会館

90年代後半以降のアイドルグループの草分け的存在と言えるモーニング娘。を擁するハロー!プロジェクトからソロデビューを果たした真野恵里菜(まのえりな)のコンサートが東京の厚生年金会館であったので行って来ました。


いやしかし、アイドルのコンサートに行く機会が訪れるとは思いませんでした。

とは言ってもPerfumeのライブ(2008/02/13、渋谷AXの『ソックスフィックスマックス』)に、Perfumeの発売記念ミニライブ&握手会(2007/09/17)に行った経験があるので厳密には初めてとは言いがたいのですが、所謂「アイドルヲタ」しか会場にいない雰囲気の「純・アイドルコンサート」は初ってところですね。

Perfumeは認知度が非常に高くなっていた頃だったので「純」な感じはなかったですね。


このコンサートに行くきっかけ

元々ハロプロ周辺に対して結構抵抗がありました。

抵抗があった理由ですが、これはまったくもって好みの問題ですが、モーニング娘。に一人も好みの子が居なかったこと、そしてつんくらが選んだそれ以降の子らの顔が好みのタイプではないっていうことなどでした。

シャ乱Qも別に好きでなかったことも大きな要因でしたね。

なので、はっきり言って動きがあろうと無視していたのですが、3年ほど前だったか、職場に「モーヲタ」と呼べる人が1名入ってきました。

彼に仕事を教えている最中に、ある時紙の端に「夏焼雅」と走り書きをしました。
意味不明すぎたので「何それ?」と質問したのですが、濁したのでその後検索してみたところ、Berryz工房のメンバーであることが判明しまして、ハロプロ周辺が好きなヤツであることが判明しました。

その後わかったことも、その人の携帯電話のアドレスが後藤真希と亀井絵里のニックネームを合わせたものであったり、Yahoo!メールのアカウント名も思いっきりモー娘関連のワードで構成されていたりと筋金入りでした。

で、結局のところ抵抗があったものの、ちょっと興味があったのでその彼に何か貸してくれと言ってみたところ、Berryz工房の「1st超ベリーズ」「第2成長期」(1、2枚目のアルバムのタイトル)に加え、DVD3枚(PV集、ライブ映像1つにドキュメントみたいなDVD1枚だったかな?)を持ってきてくれまして、ライブ映像を見る気力が起きなかったのでPV集だけ見て返しました。

その後、音源は消さずにPCに入れておいてたまに聴く程度だったものの、どうもBerryz工房もそんなに好きじゃないなと思ってました。

が、最近このblogに登場するイベント「ありがとう!おともだち」。
このイベント名が既にBerryz工房の楽曲のタイトルで、DJチェキッ娘にガガキライズ吉澤くん、DJ BOOK OFFらが結構アイドル好きっていうこともあって耳にする頻度が上がってまして、だんだんと「あの曲のタイトルはなんだったんだろう?」と思うようになり、気がついたら以前持っていた抵抗が一切なくなってました(笑)。

しかし、今日時点でもBerryz工房にモーニング娘。がそんなに好きではないことは確かなのですが、℃-uteは結構好きになった・・・みたいな状態です。

そして、ここ最近のDJイベント「ありとも」でよく流れていたのが真野恵里菜。

「愛は勝つ」の大ヒットで知られるKAN作曲、たいせい(シャ乱Qのたいせー、現在芸名は「たいせい」となってます)編曲、そして作詞はアイドルポップの王道を行く三浦徳子のトリオによる真野恵里菜の楽曲の質の高さと、真野恵里菜の安定しているのだがしてないのだかよくわからない絶妙な歌唱力と、アイドルにしては珍しいピアノ弾き語りスタイル、そしてピアノ弾いてるとと思ったらイントロだけで、その後踊りだすパフォーマンスなどなど、色々なツボをついてくる要素がたまらなくなり、ついに見に行ってしまった、と言うわけです。

これは馬鹿にしているのではなくて、完璧過ぎるものより不完全なものの方が見甲斐があると言ったところですかね。

中学生の頃に、自宅にあった南野陽子のCDをよく聴いていたのですが、彼女も歌が際立ってうまいわけではなかったのですが、それを彷彿とさせる感触を受けました。



そんなこんなで行くかどうか迷ってはいたものの、オークションで程よい席を落札できまして、行きそうな友人(ありともDJだが、真野恵里菜にそんなに詳しいわけではない人)にメールしてみたところ「行く」との返答をもらったので一緒に行ってきました。

まず会場前について圧倒されました。

アイドル以外の大会場でのライブ前も、特定アーティストのファンが集っていることもあって独特の雰囲気を醸し出すことが多いのですが、アイドルヲタたちは表現がストレートですね。歴代真野ちゃん関連コンサートのTシャツをまとった古くからのファンであったり、独自アイテムを展開する人、サイリウム灯を装備する人などなど、アイドルのコンサートでなければ見られない光景にちょっとウキウキしました(笑)。

物販の行列も凄かったでした。
本人でも居るのかと思ったのですが、本人はいないみたいでした。
(会場限定アイテムなどなど、限定物が多いのでコレクター心をくすぐるんでしょうね)


12時、18時の回とあったのですが18時の回に行きました。

内容は恐らく12時の回と同じなのですが、12時の回に行った「ありとも」知り合いと話していてわかったことをちらっと書いておきますと以下の感じだそうで。

  • 12時の回では熊本にキャンペーンで足を運んだ際に通りすがりの人がCDを買ってくれて「今日から応援する」と言ったエピソードがあり、その話をしてじんわりと真野ちゃんが泣いた。
  • 18時の回では2曲目「ジャスミンティー」の終盤で演奏を失敗し、表情が崩れた後も思い切り音を外してポロポロと真野ちゃんが泣いた。


泣いたエピソードばかりですが、失敗して泣き出すなんて、もう見てる側としては胸がキュンとなるしかない状態で、脳みそが一気に疲れました(笑)。
一緒に居たありともDJちゃん(女子です)も大興奮して、隣に居た私の腕をぼこぼこ叩いてきました(笑)。

その他思い出すことは、森高千里の「ロックンオムレツ」のカバーがあったこと、事務所(ジェイピールーム)の先輩にあたる加藤紀子と物語の朗読をやったなどがありました。

新曲「この胸のときめきを」、そのカップリング「ハッピーバースデイママ」もやってました。
「この胸のときめきを」は正直、そんなに好きではないのですが(スローバラードナンバーと言った感じ)、カップリングはアイドルポップの王道とも言える良い意味でベタな曲で、初披露と言うMCがあったにも関わらずファンによる合いの手「えりなー!」が繰り出してました。


あと、別枠として話しておきたい、S/mileageの話。

真野恵里菜のバックダンサーは現在ハロプロエッグの選抜メンバーとなっているそうですが、今年の春頃につんくより結成が発表された「S/mileage(スマイレージ)」がサポートと言うことが事前に告知されてました。

春の新人公演(ハロプロの研究生であるハロプロエッグたちがステージに立つものらしい)にてお披露目されてからじわじわと活動しているそうですが、まだ曲数も少ないので単独ライブは出来ないみたいですが、途中真野ちゃん衣装替えだか休憩の時に1枚目のインディーズシングルとなる「ぁまのじゃく」を披露してました。

この曲はつんくによるものだそうですが、もうつんく楽曲への抵抗がないどころか、良い部分も聞けるようになったおかげで純粋に楽しめました。
とてもシンプル構成かつ、ローティーンの恋心を歌ったあまのじゃくな歌詞と、王道を行く(王道ばっか言ってますね・・・)ようなアイドルポップ編曲で、1曲だけのステージでしたがとても良かった!

個人的に小川紗季ちゃんが良かったのですが、その話を隣に居たありともDJちゃんに話したところ「ゆうかりんが良い」という返答。

「ゆうかりん」と言うのは前田憂佳のことで、彼女はモー娘などの選出されたメンバーなどが属するシャッフルグループ「High-king」や、ハロプロエッグ選抜メンバーによる「しゅごキャラエッグ!」でのCDデビューを既に果たしているエッグ内でもエースとも言える子だそうで、結成間もないはずのS/mileageなのに「ゆうかりん」の人気は相当な高さを誇ってました。

S/mileage結成以前からしゅごキャラエッグ!として小川紗季以外の3名がCDデビューを果たしているので、その3名の人気は結構高い様子でしたが、CDデビューが3名に比べ遅かった小川紗季ちゃんに今後注目していきたいところです。(パフォーマンスのレベルもとても高く、S/mileageで抜擢を受けた理由もわかるな、と素人目ながら思いました)



ライブ終了後、本人の好意により握手会ならぬタッチ会がありました。

厚生年金会館には相当な人数が居たはずですが、すべてを見送ると言うことに、やっぱりアイドルってすごいなと思いました。

タッチ会自体はあまりに瞬間だったので、何がなんだかわからなかったですが、福田花音、和田彩花、真野恵里菜、前田憂佳、小川紗季の順番で並んでたと思うのですが、S/mileageの4人は初めて見たばかりだったので誰が誰だかよくわからないまま一瞬で過ぎました。
真野恵里菜が最後じゃなくて真ん中だったのに不意を突かれたのはありました。

新型インフルエンザ対策か、タッチ前の全員にアルコール消毒を実施しているのは面白かったです(笑)。



終わったあとにありともDJちゃんと「本人たちに触れたー!」など悶絶しながら呑んで帰りました。

そんなこんなで濃厚な時間を過ごしました。
さすがに5800円のチケットは高いですが、満足度の高いコンサートでした。

また機会あったらアイドルのコンサートにも足を運びたいと思います!

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