2010/09/12

徒然雑記「ノイズライブイベント告知,blog更新状況」

ライブ告知「NOISE ANALYSIS OF NEW AGE」

主催のendon、Kubota Kazuma両氏から一連の紹介文などを送ってもらいましたので転載します!

9/26 東京BOREDOMの非常階段ライブの前日、ノイズ耳鳴らしに最適です!

ぜひとも、お待ちしております!


<NOISE ANALYSIS OF NEW AGE>@高円寺スタジオDOM
2010/9/25(SAT) OPEN/START 13:00  DOOR 500YEN


<NOISE ANALYSIS>は文字通り、若い世代を中心とした日本のノイズミュージックの現況を俯瞰できるイベントだが、単なる寄せ集めではない。

<NOISE ANALYSIS>とある通り、本イベントの目論見は、<ノイズ分析>を確立することにある。それは、既に音楽/芸術の一ジャンルとして定着し、あ らゆるシーン同様、安定と相まって膠着の相をすら呈しはじめている<ノイズ>なる表象を、改めてアクションと実践の領域にまで昇華させ、現実=一般性と対 する際の攻撃として、つまり分析として生成することである。分裂分析だ。ノイズは破壊と逸脱にほかならないということを体現する各ユニットのアクション を、是非、目にしていただきたい。

イタリアから参戦のFukteは独自のエクスペリメンタルサウンドを創出するノイズアーティストで、プレイの緩急に加えてハーシュと異質な音響と の混在を繰り出し、激しさ一辺倒のスタイルを破砕し再構築したような新たなスタンダードをかいま見せてくれる。

DESTRUCTIONISTIESはテー ブルノイズの常識から外れたアクショニストで、爆音に対して身体の運動性を同期させるという、非常に潔いスタイルを演出する巨漢とゴスの凸凹ユニット。

TGNMは重機のミニチュアめいたいかつい自作パソコンによる超スピードなハーシュノイズだが、神妙な顔でぽちぽちとパソコンをいじる一般のスタイルを陵 辱するかのように、忙しなく動き回り、ヘッドバンギングしながらキーボードとマウスを操作する。

覆面の男が鉄板や鎖をしばきながらペドやら殺人といった欲 望を丸出しにして音塊を放出する正道のパワエレユニットMOLESTERのステージは、絶え間ない轟音のなかに、ふとイカレタ揺らぎが垣間見える。

一人打 ち込みグラインドアーティストで、単純に聞いてて気持ちの良い快楽追求型トラックを生み出すONIKUは文字通り、激しさを突き抜けたファンシーさをも醸 し出している。

JAH EXCRETIONはストレートな速度×音圧ハーシュの期待の新人、問答無用のぶちageノイズで、黙って座ってみてると損をするくらいのパワーを演出する。

対してダークでスローなノイズの新生ユニットNEGATIVE CLIMAXは小気味の利いたドローンにフィメール・アジテーションが乗る演劇的なパフォーマンスを展開する。誰もが見たい、不穏な音響+ハイトーンの絶叫。

<顔がない>はシュルゲイザーを自称するユニークなパフォーマーで、雑音の配置、反復のアレンジのなかに、初期パワエレのような抑制の利いた意匠を表 現する、稀有な存在だ。

HEARTLANDは緩やかなアンビエントサウンドと爆音との関係性を、プレイの構成のなかで揮発させる二人組の巧者。観客はその ステージから時間性と物語との絡み合いを感じ取ることができるだろう。

FACIALMESSはでかい身体を振り回して一級品のハーシュノイズを生み出す、 在日イギリス人Kennyのユニット。見栄えにはとてつもないパワーを感じるが、その演奏は非常にプロフェッショナルな技巧と展開によって構成されてい る。

常にイカレていながらも必ず楽しめるライブを頻発するアビシェイカーのメンバーが、ストレートに演奏を披露する妄爆鬼。ちょっとやって見ました感ゼロ の、レベルの高いプレイを披露してくれるだろう。むろん彼らのことだから、垂れ流し&退屈などあり得ない。

黒電話666はもはやベテランといっても良いだ ろう、東京new noiseの代表、多様な方法論の実践者であり、ステージ毎に爽快かつ「黒い」スタイルを更新する。黒電話がジャンクマシーンに、オシレーターに姿を変 え、観客をどこかアブナい場所にアクセスさせる。

DIRECT LIGHTNING STROKEは、テレビモニターとオシレーターを同期させる、アーティスティックなスタイルだが、決してアート(笑)のお行儀の良さに堕すことがない。考 える必要なし、とにかくチカチカ眩しくてバキバキ喧しくて、かっけえ! 間違いなく世界レベルのやばいブツだ。

MO*TEは90年代ジャパニーズ・ハー シュノイズのシーンで活躍していたソロ・ユニットで、一時期は活動を休止していたが、近来再び活性化している。高度に洗練されたミニマルなアクションに呼 応して、そのサウンドは深いうねりを醸成し、あたかも得体の知れない大蛇がのた打ち回っているかのようだ。ツボを抑えた技巧派玄人サウンドに、ノイズ・ シーンの成熟を垣間見ることができるだろう。

KAZUMA KUBOTAはストイックな爆音主義者で、確かな技術に裏付けされた良質のノイズを作り続けてきた。「間」を操るセンスは巧いなんてもんじゃない、もはや 怖い。音が鳴ること、無音であること。この二つの奇跡を一度に現前させるステージは、必見。

ほんとにうるせえノイズバンドENDONと、ブレークコアの彼 方でまったく独自のフェティッシュを燃焼させるCDRが同時にライブを行うというのだからまったく呆れた話だ。アンチ・ファッションの激速音楽を追求する 二組の邂逅EDRは、恐らく超楽しい危険なパーティーになる。

タイムテーブル:
13:00-13:30 ONIKU
13:30-14:00 顔がない
14:00-14:30 TGNM
14:30-15:00 HEARTLAND
15:00-15:30 MOLESTER
15:30-16:00 Negative Climax
16:00-16:30 黒電話666
16:30-17:00 DLS
17:00-17:30 Fukte
17:30-18:00 JAH EXCRETION
18:00-18:30 MO*TE
18:30-19:00 FACIALMESS
19:00-19:30 妄爆鬼
19:30-20:00 Kazuma Kubota
20:00-20:30 EDR(CDRxENDON)
20:30-21:00 DESTRUCTIONISTIES




blog更新状況
2010/05/15 株式会社 恋愛研究会 社葬 小釣朋秀さんを偲ぶ会 ~MOKKORI SONIC 2010~ @ 渋谷HOME
恋愛研究会の一員であった"Mr.末期がん"、コツリさんを追悼・・・と言うか、コツリさんがなんであったかを語りながら彼を送り出すイベントが渋谷HOMEで開催!の模様。あまり文字に起こせない内容なので画像でお楽しみください!
2010/05/16 Mr.Nakauchi's Marriage Party
ちぐはぐな撃鉄4人の写真が見所。
2010/05/19 劇「裏切りの街」 @ 渋谷PARCO劇場
江口のりこ出演の舞台を久しぶりに見に行った感想。高かったけど充実した見ごたえのある作品でした。

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