2012/08/19

しばあや主催 第一回「ふにふに劇場~星降る学校編~」 @ 神田K-HALL

しばあや主催 第一回「ふにふに劇場~星降る学校編~」なるイベントが神田K-HALLであったので行ってきました。


参考リンク
柴田彩花blog
Starmarie
blog
相原泉水GREE blog
大倉なつめ旧blog新blog

柴田彩花 初主催イベント

入り口に良い感じのイベントに関する紙が貼ってあった。果たして誰が作ったのか?!(笑) 文化祭っぽさが個人的にとても好きです!
開催からもうだいぶ経ってしまってのレポートなので、セットリストなどもだいたい“しばあや”こと柴田彩花blogに上がってますが、曲目はそれらを参考にしつつ、客視点でざっくりレポートです。

色彩RECORDSを運営するM-SMILE所属で、初舞台からだいたい半年、彼女主催でライブと言う内容でした。

歌って踊るアイドルと言うよりはシンガー/女優志向と言った彼女主催のイベント、果たしてどんな風になるのだろう?と言う興味で臨みました。

ちなみに、イベントの進行や出演者の役割分担もだいたい彼女がプロデュースしたっぽく、開催までカウントダウンするWebサイトなんかも設けて、動画など上げてこの日までじわじわと盛りたててました。


20:10 開場前後のお話


会場内に貼ってあった「ふにふに学園」の雰囲気を作る、生徒たちのラクガキ(?)
休日では人気のないビルのB1F?(B1Fだけど、深さ的にはB1.5Fと言う感じ)にある神田K-HALL。

日ごろ色彩RECORDS関連のイベントが行われても、オープン時間から開始までの雰囲気を知ってる人ぐらいしか来ないこともあり、ぼちぼちと中に人が入っていくと言うものなのだが、この日はオープン前に人が既に結構並んでいた。

ビルの側面に自販機があるのだが、自販機を越えるあたりまで並んでいた。K-HALLでこんな景色は見たことがなかったので、ギリギリで現地に着いて驚いた。整理券を配布、だいたい50人は超えていた。K-HALLで50人越えたらぱつんぱつんだなーと思いつつ、このイベントは入らねばと、お金を取っておいたので、黙って並んだ。

時間になり開場、近隣に配慮して静かにそろそろと会場内に列が進んだ。入ってみたら、遅めの番号だったので、やっぱり後ろの方までパツパツだったのだが、遅い時間の開始なので、そんなに長時間ではないだろうなーと思いつつ、場所を取ってたゴミ箱2つのうち片方をもう片方の上に乗せて自分の場所を作ることに成功(笑)。(蓋付きのゴミ箱なので積める!)

様子を見てみたら、あのよく見かける人も、この人も来たのかという雰囲気でにぎわってた。一番後ろ、物販/機材/スタッフブース(と言ってもテーブルで仕切られてるだけだが)にはしばあやのご両親と思われる方が居たのだが、話はしなかったが、ああ両親なんだろうなと言う雰囲気で察した。(と言うか、どことなくそれぞれがしばあやに似ていたので、よくわかったw)

見回すと、出演者による学校感ある落書き(?)がそこらじゅうに貼ってあり、雰囲気を作っていた。

20:17 イベントスタート、1限目 体育

20時からとのことだったが、混雑でスタートが遅れた。20:17になり、チャイムのSEが流れてスタート。ブレザー姿の学生ルックのしばあや登場。この日出演メンバーを呼び込んで、開会。

「1時間目 体育」とのことで、元気良く「にゃんだふる!」(榊原ゆい の曲)をしばあやソロで披露。2番の歌詞を若干飛ばすものの、持ち前の笑顔で乗り越えた。

20:25 2限目 外国後

「学校編」とあるように、スクールっぽい感じのイベントだったのだが、2限目は「外国語」。担当は奏(かなで)ちゃんで、冒頭に簡単にMC。カナダに行った話や小銭が嫌いだと言う話などをしつつ(詳細忘れました!)、外国語と言うテーマに近いような遠いような、よくわからない感じでとりあえず曲へ、と言うことで「PON PON PON」(きゃりーぱみゅぱみゅ の曲)を披露。

サビフレーズの繰り返しが結構辛そうだった(笑)。見た目が大人っぽい奏ちゃんだが、選曲が意外とかわいらしくて、ギャップを感じた。

ちなみに彼女もM-SMILE界隈の人で、M-SMILEが関わった舞台「GIRLS BEAT」(レポートはこちら)で初めてお目にかかったのだが、舞台見ただけでキャラクターが掴めてなかったのだが、この日も結局どういう感じの人なのかがよくわからなかった(笑)。今後もM-SMILE/色彩RECORDS主催イベントに出て行くのか、どういう感じで活動していくのか、興味深いところです!

20:32 3限目 化学

続いて「ばけがく」とちゃんとアナウンスが入り、「化学」なんだなとわかったのだが、登場はStarmarie。

化学・・・Starmarie・・・薬剤の研究・・・?と思ってたら、案の定「ドキドキが止まらないの」と言った小芝居からスタート、そして(エア)薬を勧める、と言うくだりから彼女たちのオリジナル曲「浦薬剤研究所の新薬実験」がスタート(笑)。うっすら読める展開のベタな冒頭に笑った(笑)。

スタマリ中でもアグレッシブなマイナー調ダンスナンバー(作曲はd-trance/Coro☆Coro with 深沢紗希らの曲で界隈から人気のdenchu)で、1曲のみだったが楽しかった。

20:38 お昼休み

3枠の授業をこなして、ふにふに学園はお昼休みに突入(笑)。

ここではしばあやによる「ごはんはおかず」(けいおん! 曲)が見られた。出演者総出でステージでわちゃわちゃした。さすがに曲の認知度が客内で高かったのか、それによるものなのかはわからないが、結構盛り上がっていた。小道具にお茶碗とお箸が出てきたりして、お昼休みムード(?)も出ていた。

終わったタイミングでふざけて「やっぱごはんだなー!」って言ってみたら、いくらか「だなー!」と返ってきて心地よかった(笑)。

20:43 4限目 生物

続いて3限目は“やーや”こと大江あや・・・と名乗っていたが改名して大倉なつめと改めた彼女の番。(2012年秋にJelly Kiss新メンバーとして加入、音宮なつめ の名前で現在は活動中)

小学生の頃にキャベツに青虫がついてた話題から、スケールが広がって弱肉強食の話題へ。そこから「Butter-Fly」(デジモンの曲らしいです)へ。

彼女のステージは数えるほどしか見てなかったが、M-SMILE/色彩の人としてお披露目の時から思ってたのだが、案外ステージのこなし方がうまいなと思った。この日もうまかった。手拍子を煽ったり、声出させたり。

20:50 5限目 魔法

5限目は科目?なのかわからないが「魔法」の授業で、担当は“いーきゃん”こと相原泉水。

「3つのものに化けないとならない」「ミーアキャットと…ワオキツネザルと…」みたいな前振りだったのだが、他のソロ二人が他愛もなかったところから、設定がぶっ飛んでたので追いきれなかった(笑)。

そこから曲へ、となったのだが、PA担当(虹色スイッチの作曲など担う石井氏だった)が選曲を間違えて、おろおろしていた(笑)。その間、いーきゃんが「宇宙連合隊」の真似で繋いだ。(オリジナルがなんだかわからないです!)

結構間が開いてしまったがスタンバイできたとのことで、披露されたのが「Lovely Magic」(田村ゆかり 曲)。声優系の曲に弱いので、ほどほどに楽しんだ。

21:00 6限目 家庭科

続いて、家庭科とのことで、これはパン焼くな?と思ったら、Starmarie「涙のパン工場「コンセル・カマタ」」が出てきた。

ただのスタマリファンの一言になってしまうが、やはりオリジナル曲を持ってて、かつ、どのライブでも盛り上がる曲があるっていうのは強いなーとも思ったのだが、色彩のイベントでスタマリ出てきてコンセルカマタやれば、そりゃ盛り上がるっしょみたいな、ちょっとずるいなーと思ったのもあった(笑)。しかしながら、楽しければ良いかと言う結論に至った。それにしても学校の教科とスタマリのレパートリー、どうにでも当てはめられるなーと言うあたり、スタマリの曲って面白いなとも思った。理科とかだったら、天体からの連想で「アンドロメダ・プロポーズ」もできちゃうし、「ガイコツたちのメンデルスゾーン」もできちゃうし、社会/歴史の授業だったら「忍」とかにもこじつけできちゃうしで。

・・・と思いつつ、この企画が面白いなーと思った。

21:06 放課後

すべての授業が終わり、最後は放課後。

夕暮れ→夜へと言う展開で、室内の照明を落とし、ポータブルプ・ラネタリウム機みたいので星座を暗くなった壁に映して、オルフェウス関するギリシャ神話の朗読Timeとなった。

ブレザー姿のしばあやがおめかしして出てきて、本を広げて朗読していたのだが、彼女のきらきらした声色がとても好きだったので(倍音成分が豊かな印象)、飽きずに言葉に耳を傾けられた。

ちょっと切ない話を読み終え、「宝石」なる歌を歌っていた。その歌がなんであるかは存じてなかったのだけども、心地よい時間が過ごせた。

朗読と歌が終わり、21:20頃、全員出てきて最後の抽選会となったのだが、灯りが点く頃は演劇が終わったあとみたいな雰囲気になって、なんだか良かった。普通の音楽のライブの「わー楽しかった!」と言う気配と違うと言って伝わるかわからないけども、しばあやならではの企画になったのではないか、そんな感じだった。

21:21 抽選会~エンディング

最後、撮影済みサイン入りチェキの抽選会があり、終わった頃に動員目標50人を越えた旨がスタッフから告げられ、祝福ムードでエンディングへ。

最後は彼女が日頃からよく歌っている「さよならメモリーズ」だった。曲の広がりのある雰囲気と豊かな声色の相性が好きだったので、最後に締めで聴けてとてもよかったし、なんだか心の中できれいに締まった。

最後の挨拶にて、「いろんなイベントが被ってる中、足を運んでくださり~」みたいな挨拶してて、和やかな笑いの中でイベントは終了した。


神田K-HALLは照明が点く or 消えるのどっちかしかないのと、会場自体が狭いことから、色々と効果をつけように難しい場所ながら、壁が白い&しっかり暗くなるのを、逆にうまく使えたのではないかと言う最後の朗読コーナー、あと、主催のしばあやの持つ明るさがイベント全体によく作用してる印象で、全体的によく出来てた&キャスティングと選曲が良かったとは評し難い点もあるにせよ、楽しい夏の思い出になったなーと言う感じで良かった。

特に、学生時代を終えてずいぶん経った、いい年の人間にとって、学園設定に入り込めるような部分があったのは、なんだか良かった。8月半ばと言えど、あって無いような夏休みに「夏休みっぽさ」が体感できたのも良かった。

公演時間が遅かったので、まさに映画のレイトショーを見て、すがすがしい気持ちと心地よい疲れで夜道を帰るような、そんな感じだった。

遅くまでアイドルのライブを見て(あまり私はそうしませんが)ヨッシャいって騒いで、あー疲れたっていう帰り道とは違った感触が心地よかった、そんなしばあや主催イベントでした。

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