2012/08/22

SHIBUEN2012~Heal the world Heal the children~(2012/08/22) @ 渋谷O-EAST & WEST

「SHIBUEN2012~Heal the world Heal the children~」なるイベントがあり、チケットを頂いたので行ってきました。

会場は渋谷O-EAST、WEST、NEST、CrestのOグループ4会場でした。


SHIBUENってなあに?

一応タイムテーブル貼ってあったので、記録程度に掲載しておきます。
公式サイトがあったのですが、このblogのレポート書くのが遅すぎて、消えてしまったので、残っているTwitterアカウントのプロフィールに書いてあったところからの引用です。

音楽を通じ、楽しみながら夢を持つきっかけがみつかるような、真夏のエンターテインメントまつり!

だいたい上記のようなことがサイトにも書いてあったのですが、ただの商業イベントと言うよりは、「素敵な輪が広がりますように」(ざっくりしすぎ)みたいな感じのNPO法人も関わってるイベントだった。

基本的に音楽に関するイベントのレポートを書こうと始めたブログなので、イベント趣旨について深くは掘り下げないですが、FREE THE CHILDREN JAPANなどが関わってる、とのことでした。それについては後述します。

とりあえず、ざっくり書くと、アイドルのステージもあり、ロックあり、弾き語りありみたいな色んな音楽が楽しめるイベントだったみたいです。


17:00 現場着

冒頭でも述べましたが、渋谷のOグループのライブハウス全店舗で展開してたのですが、この日見ようと思ってたのがほとんどO-EASTに集中してたので、真っ先にO-EASTに入りました。

平日水曜日の17時台、どうだろう?と思ってたのですが、案の定すっかすかでした(笑)。

早い時間のライブハウスの空き具合っていうのは初めて目の当たりにするわけじゃないのですが、改めて広めのライブハウスのスカスカっぷり見るのは久しぶりで、なんだか手足が伸ばせるような感じで、居心地は良かった。

自分で「見たい!」と思って買ったチケットではなかったこともあり、あまり力まずに、脱力して全体を眺めようと言う感じだったので、ゆったり構えて開演を待った。

ドリンクカウンターにチケットを持って、とりあえずビールでも呑むかと思って足を運んだのだが、カウンターのお姉さんが眠そうだったのが印象的だった(笑)。

あまり埋まってないフロアのお客さんに向かって、誰か(英語が達者だったので外人と思われる)が煽ってた。温まりきらないうちに、ライブはスタートした。

17:05 ALLOVER


そんなわけで最初はALLOVERからスタート。

毎度お馴染み、AKBインスパイヤと言う感じの入場SEからスタート。インスト+英語の煽りが入ってると、どうしてもAKB劇場に足を踏み入れた思い出が蘇るんですが、ALLOVERが秋葉原の文化を調査するっていう方向性があるので、だいたいそう思っててもずれてはいないのかなとはいうところですが、あまり露骨にそうされても高まらないのが残念だった。ALLOVER関連の感想を書く際、毎回書いていることだが、見る前から既に飽きてるというか、新鮮味がないというか、飽きが来るのが早いというか、よくわかってる味しかしない舞台に退屈を感じてしまっているのが、なんとも勿体無いところだった。

この日のメンバーはANNA☆Sblogから小池杏奈・小池優奈の姉妹、asfiから七瀬いづみblog・朱音blog・渡瀬純blogパステル☆ジョーカーから山口真奈blogCANDY-GO!GO!より泉沢紋音blog・関根優美blogの8人。なかなか全員は揃わないALLOVERだが、何回か見てる中でも集まってる方で、なかなか華やかだった。

あまり面白く思ってない旨書くことが多いが、面白くないことをぶつくさ書くよりも、面白かった点を探そうではないか!とは思ってるので、この日はStarmarieが居ない点に注視して見てみた。

ANNA☆Sの二人については、彼女たちのワンマンを数回見たりしているので、動きが良いことはわかってたのだが、毎回注ぐ気が弱くてちゃんと見れてないCANDY-GO!GO!のお二人、そしてさっぱりライブを見れてないパステル☆ジョーカーの“まなてぃ”がどんなもんなのか、ここがポイントだった。(asfiもそんなに気を入れては見れてないのだが、なんやかんやで結構楽しくて魅力がわかってたので、ここでは除外したw)

トップバッターで持ち時間も異様に少なかった(10分程度)ので、2曲のみ(シングル「夢のトビラ」とカップリングの「ヲトメノネガイ」)の公演だったのだが、日ごろ対バンしている界隈とは違うライブと言うことで、とても丁寧な自己紹介と告知を挟む程度でスマートだった。「オリコン シングル・インディーズチャート 13位とりました!」と言った話題なども出ていた。MCは“じゅんじゅん”こと渡瀬純が良い働きをしていて、頼もしいなと思った。

先述の、能力をあまりわかってない3人についてだが、さすがの選抜メンバー。CANDY組の泉沢“もんちゃん”と関根“ゆんちゃん”のお二人、小柄で切れの良い動きを見せてた。特にもんちゃんの腕のくるんくるん滑らかに廻ってる様が印象的だった。

“まなてぃ”は以前のALLOVER主催イベントで見た時の印象と変わらずで、ALLOVER中でもよりセクシーでダイナミックなダンスを見せてて、良かった。

どうしてもStarmarieひいきでいつも見ているので、ひいきにしてる子たちが居ないことで見える部分も面白いなーとは思った。

ライブ終了後、時間が少々あったので物販を覗き、1枚CD購入で誰かとチェキが撮れるとのことで、迷った末に小池杏奈と撮ったことなかったので1枚撮ることにした。その後、ANNA☆Sの運営でもあるBOSSこと、西田さん(AKBやハロプロ関連の振り付けもされてる振付師でもある)がいらっしゃったので、少しALLOVERの魅力についてお話してみたりした。

チェキの話の余談だが、日頃ANNA☆S物販はチェキをやってないので、良い機会だと思って臨んだのだが(ちなみに個別ジャケットがあったのだが、木下望盤が売り切れていたので、高森紫乃盤を購入w)、さりげなく腕組んできてくれてどきっとした。(杏奈ちゃんは中学生です!)

時間が早すぎるのでALLOVER客がぜんぜんおらずで、チェキ撮影できる場所(O-EASTのステージフロアから階段上がったところ)が閑散としてて、チェキ撮影指名待ちしてるほかの子に目線を送ろうにチェキ券1枚しかない、と言うことで申し訳ないので、杏奈ちゃんとチェキ撮り終わってさっさと階段を下った。

まなてぃとお話してみたかったのだが、叶わなかった。


17:46 テクプリ


あーだこーだしてるうちにO-EAST アイドルの2番手、テクプリblogが登場。

案外久しぶりのテクプリだったので、入場SE聴いて少しわくわくした。

1曲目は「渋谷Twinkle Planet」から。彼女たちをよく見ていたライブハウスよりも広めのステージをキビキビ動いてた。

1曲終えてMCへ。Momokaちゃんがメインで喋ってたのだが、2曲目「青葉城恋歌」のタイトルがたどたどしかったりで、怪しい雰囲気が漂ってて面白かった(笑)。

テクプリ、何回か見てる割にパーソナルな部分についてあまり存じてなかったのだけども、Momokaちゃんは案外天然と言うか、ボケっとした面があるんだなーと思った。メンバーに半笑いフォローしてもらいつつ、2曲目へ。

どかんと盛り上がる曲ではないのだけども、仙台ならではの曲のカバーをレパートリーに持つ彼女たち。やっぱり良い曲ですね。

3曲目「ムーンライト・フラッシュ」では、最初逆光でシルエットが浮かぶ照明がきれいだった。回数見れてないので自分がたまたま出会えてないだけだと思うのだが、そんなに回数見れてない曲だったので聴けて良かった。

3曲目終わりでMC。夏の東京でのライブはこの日が最後!と話しつつ、仙台で行われるイベントの告知につなげるも、仙台気軽に行けないと言う顔をしているお客さんを見つけて「はやぶさ使えば速いですよー!」とごり押ししていた。

後半へのタイトルコールもMomokaちゃんが担ったのだが、こちらでも曲順を飛ばして言ってしまい、メンバーにつっこまれてた(笑)。

言い直しをして4曲目「テディベアとパスワード」→「スキスキスキ」を披露。テクノポップよりの音楽性のテクプリながら、「スキスキスキ」はかぶせの生歌比重が高くて、制御されたメロディから浮き出る歌声がかわいくて良かった。

最後「Do it!」だったのだが、始まる前にRio「ジャンプする箇所があるんですが、ジャンプのタイミングわかるかい?英語できないから頼む!」と言ってRikaちゃんにパス(笑)。Rika「“in to my heart”!」→Rio「私が言うと“イントゥマイハー”になっちゃう」といったやりとりをしつつ、「ジャンプ、タイミング間違えちゃうと ステージ上からわかるよ?」と言ってて笑った(笑)。頭で飛ぶと言う感じではないんだなーと思いつつ、後ろから黙って見てることにした(笑)。

新しめの曲「Do it!」もあまり聴けてなかったのだが、「スキスキスキ」よりものっぺりしてて、突き抜ける感じがないけども、全員で跳ねたりと、それまでのテクプリの曲にはない要素があって、これはこれで良いのかなーと言う感じだった。

ライブ終了後の締めMCではリーダーRikaちゃんが目に涙を浮かべながら「心配してくれた方たちに」と言うことで、改まって「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!」と言っていた。この日より前に何があったのか存じなかったので、突然涙を浮かべてる様に戸惑ったのだが、何はともあれ、帯を締めなおして頑張るみたいなことなのかなと言うことで、あまり深追いするのはやめた。(と言うか、追おうにテクプリの熱心なファンが知り合いに居るわけではないので追いようはないっす・・・)


18:21 小川真奈


各会場で並行でライブがやってるので、動けば色々見れるイベントではあったのだが、O-EASTの階段を下ってO-Crest or NESTに移動するには、また階段登るなり、エレベーター上がったりと時間のロスがでかいので、結局O-EASTでまったり過ごし続けた。

次に見たのが“おがまな”こと小川真奈blogwikipedia

彼女が所属しているキャナァーリ倶楽部
wikipediaがMM学園以降活動が鈍くなり、メンバーが抜けてからほとんど開店休業状態だったのだが、おがまなだけぼちぼち活動してるという状況だったので、実に久しぶりに彼女の姿を拝見することになった。(あまり情報も追えてなかったのが正直なところだが)

なんやかんやで、ハロプロから掘り下げて行き、ハロプロから派生したNICE GIRLプロジェクト!がどんなものなのか見に行き始めたのが石丸のMM学園関連のイベントで、その石丸ソフト本館閉店イベントの最後を飾ったTHEポッシボー&キャナァーリ倶楽部と言う経緯もあるので、回数こそ少ないが以外と思い入れがあったので、おがまなのステージ見れることは嬉しかった。

曲は「スッピンロック」のイントロが鳴る中登場、続いてキャナ1stアルバム収録の「同級生~押さえきれない夏の恋~」で かっこいいボーカリストおがまなが見られた。どちらも音源で何回も聴いてる曲だったので、現場で体験した回数はないに等しいものだが楽しめた。

MCをはさみ、続けて4曲とのことで「君が主役さ!」「元気になれ!」、そしてタイトル不明の曲2曲やっていた。

ところどころで「クラップお願いしまーす!」「大きなクラップで盛り上がっていきますよっ!」と煽りを入れるのが実にうまかった。前2組はそれはそれで好きなのだが、おがまなは改めて経験値が格段に違うなーと思った。

4曲目の曲はミドルテンポの曲だったが、オケに入ってるボーカルと一緒になる部分があったのだが、そもそもの歌がうまいのでうまいこと被せられて、ライブアイドルではこういうのなかなか見れないよなあと思いながらしみじみと楽しんだ。

連続しての曲が終わり、手短に告知と言うことで、舞台「らきすた≒おんすて」の話(おがまなが主役を演じる)をしていた。レッスンの話題について「歌もダンスもたくさんあって、思ってたよりもハード」「始まる前にに食べておかないと倒れる」と語っていた。固有名詞を避けようと「○○○チキを食べててー」と濁して言ったところで「ファミチキ!」とお客さんに言われ、開き直って言い直してたのだが、「レッスン室で落としてしまったけども、3秒ルールと煽られたので、軽く払って食べちゃいました♪」と言ったエピソードを話していた。

話が終わったところで、彼女のソロアルバム「ティーネイジブルース」収録の「大空に向かって」(中島卓偉 作曲)、最後に元気の良いロックな(アルバムのタイトル曲)「ティーネイジブルース」で終了。「大空に向かって」が広い会場でのびのびとしたボーカルが楽しめて大変良かった。ポッシボーや真野恵里菜へ提供した卓偉曲もそうなんですけど、良いですね。ハロプロ関連と言うと、どうしても“つんく曲”ありきっていう感じではあるんですけど、同じアップフロント所属で作家としても楽曲提供している卓偉曲は聴いてる限りでの感想ですが、はずれないですね!

余談ですが、おがまなのアルバムには2曲 卓偉曲があるみたいです。興味ある方は聴いてみてはいかがでしょうか。


19:00 Party Rockets


仙台のDorothy Little Happyを擁する事務所 ステップワンwikipediaの新しいユニット、Party Rocketsです。

ドロシーのイベントに何回かMC担当でステップワンの若手が出てきて喋ってるのを見たことがあったのですが、とてもかわいい子がいるなーと思ってたのが渡邉幸愛(こうめ)ちゃんでした。彼女はB♭なるユニットに所属してたのですが、彼女を含めいくらかその辺りから選抜されたのがParty Rocketsみたいです。(ステップワンは細かい情報を追い続けてないので、気になる人はもっと調べてみてください)

とりあえず、こうめちゃんがまた見れるのかー!と言う期待を抱いて臨みました。

いきなりユニバーサルからメジャーデビューと言うことで、ドロシーみたいに地道にやってきたのと違って、状況はずいぶん変わったものだなーと思いつつ、物販エリアに詰まれた「初恋ロケット」をスルーして、とりあえず聴いたことないのでライブを待ちました。

最初はSEで入場。ロケットが打ちあがるようなイメージか知らないが、ファンファーレっぽい音からゴゴゴゴゴと鳴り、入場しやすそうなインストトラックになった。

メンバー6人が登場。1曲目は「初恋ロケット」でした。遠くから見ていたのだが、やはりこうめちゃんがかわいかった。他のメンバーの名前と顔が一致しないので、そこからは気が散ってしまってあまりわからなかったのだが、ツーバスがどこどこ言った感じの曲にディストーションギターのサウンドがハードに力強くなるようなもので、しっかりした音響のあるライブハウスで見るにはアイドルのかわいさがちょっと潰されるなーと言う印象だった。

アイドルの音楽性やコンセプトも飽和状態で、ライブありき!みたいなグループが増える中で、より激しくロックに!みたいな傾向ができてきたのか、若干そこに乗っかった方向性なのかなーと言う感触があった。BiSやBABYMETALで喜んだ過去が私にもあるので否定もできないのだが、なんでもかんでもロック志向になるのも安直で、意外性がなくて、しかもガールズ・アイドルポップの良い意味での脆さみたいのが埋もれるのは勿体無いなーと思うところだった。

曲に合わせてか、エアーギターっぽい振り付けが入ってる印象だった。

2曲目はマイナー調の、こちらもギターがラウドに鳴る曲でロック寄りだった。(「輝くあなたが好きだけど」なる曲らしいですね)「初恋~」ではボーカルをあまり務めた印象のない子がこちらでは歌声を披露していて、ステップワンの子たちはやっぱり何やらせても鍛え抜かれててすごいなーと思った。先述で「ガールズ・アイドルポップの脆さ」とは言ったが、中学生と言えど簡単には潰れない強さが備わってて、いきなりメジャーデビューできる下地の持ち合わせはさすがだなと思った。

2曲終えてMC。名乗りと曲紹介へ。1stシングルの紹介だった。こうめちゃんしか知らない状態で見てるので、やはりこうめちゃん贔屓で見てるわけだが、やはり彼女の持ち合わせは良かったみたいで、彼女が主軸/センターと言った感じだった。

自己紹介、名前と顔が一致しないので注意してたのだが、さらさらっとしてて難易度が高かった(笑)。こうめちゃん以外に、自分の好きな感じのギュンギュンしたダンスを踊る子がいるなーと思って注意してたのだが、この時名前を聴き逃してしまったのだが、あとから調べたら吉木悠佳ちゃんと言う子のようだった。佐藤陽誉吏(さとうひより)ちゃんは元気良く挨拶、金野優花ちゃんは背が高くて色白で目立った印象で、その次に背が高かったのが藤田あかりちゃん、そんなに印象に残らなかったのが菊地史夏ちゃんと言った感じだった。こうめちゃんは「Happy Loveて覚えてください」と自らの字を説明していた。自己紹介をしてる最中に他のメンバーが交代で水分補給をしていて、ドロシーと同じく、効率良くバランスよくまわしてる印象だった。

衣装の話題になり、PUTUMAYOがこの日限定で衣装提供してくれたとのことで紹介していた。日ごろがわからないので、たまたま見た人には「この日限定」の有難みがないなーとぼんやり思ったのだが、なかなかかわいかった。かわいければ何でもOKですね!

続いての曲は「ママには言えない」なる曲で、ミドルテンポの、そんなにアグレッシブではない曲だった。ダンスがかっこよかった。

MCにてお客さんの反応を確かめつつ、告知を挟んで「弾丸ハイジャンプ」を披露。「初恋~」よりこっちの方が印象が良かったが、最後にまた「初恋ロケット」を披露してParty Rocketsのライブは終わった。

結局入り口がこうめちゃんしかなく、ステップワン良い子育ってるんだなーと言うざっくりした評ぐらいしか残らなかった。やはりドロシーは楽曲に恵まれてたんだなと言うことも再確認できたような気がした。(人材が良いのも語るまでもないのだが)

2011年春にBiS、夏のTIFでしず風&絆~KIZUNA~でIロック、秋にぱすぽ☆の「バンド化計画」がつまらなすぎて大変がっかりしたりと、この日に至るmでロック方面にアプローチしたグループもそれなりに楽しんたり見たり飽きたり(←)はして来たのだが、なんでもかんでもロックにすりゃ良いってもんじゃないんだなーと言うのをなんとなく感じていたのだが、Party Rockets「初恋ロケット」を聴いて、改めてそう思った。

しかし、アイドルポップ直球!っていうのが刺さらない人に、ロック臭がするポップミュージックが届いてるケースもあるのは事実なんだろうなーと思いつつ、そっちが盛り上がっても、自分が求めてるものがそっちではないのだなと確信した。良いものは良いと言いたいのだが、「初恋ロケット」はないなと思った。少なくともアイドルポップにツーバスに力強いギターリフはそんなに要らない、中学生のかわいい女の子にロックの音楽性で舞わせるのは好みじゃないと言うか、この子たちには勿体無いなと思った。

ぱすぽ☆なんかまさにそうなのだが、人材が良くても、好みの子が居ても、音楽性が合わないとライブが楽しめない→握手しにいって話すのも好きだけど、ライブも楽しみにしている と言う人からしてみると、音楽性や方向性が合わないって悲しい話だなーと思った。(ぱすぽ☆の場合はそういう問題だけじゃないんですけども・・・詳細は過去記事を適当にご覧ください)


19:34 アップアップガールズ(仮)


もったいないなーとは思いつつも、好きな要素が数点はあったParty Rockets、まるでつまらなかったわけではなかったのでそれなりに手ごたえを感じつつの、次の出番がアップアップガールズ(仮)blogwikipediaでした。

アップアップガールズ(仮)は、活動当初のハロプロヒットメドレーをやるユニットと言う状態から、オリジナル曲を得て見違えるように伸びていると言った話だったり、かっこいいオリジナル曲がどんどん増えてると言う話だったり、良い噂しか聴かない状態だったものの、なかなかタイミングが合わずで見に行けてませんでしたが、ようやくお目にかかれた。

「(仮)CD」と言う、イベントで先行リリースされたCD-Rを人に買っておいてもらったもので1枚目「Going my ↑」を自宅で楽しんではいたのだが、この曲が実に泣かせる歌詞で良かったのですが、やっぱりライブを見たら涙が出てきた。

SEで入場、メンバーの名前がサンプリングされ、散りばめられたかこいいトラックだった。1曲目はこの日お披露目だった「マーブルヒーロー」からスタート。アップアップガールズ(仮)が置かれた状況(ハロプロエッグ出身ながらハロプロとしての活動が成されなかったことや、オリジナル曲がなかなか与えられずだったこと等)が歌詞に反映されてる曲が多いイメージだなーと、この日までに出てた曲から雰囲気を感じ取っていたのだが、この曲も(私になりに要約して)「まだまだ未熟だけど負けない!」と言ったもので、しかしながら基礎がしっかり出来上がった彼女たちが見せるオリジナル曲でのステージングがあまりに立派で、しょっぱなからぼろぼろ涙が出てきた。あと、この曲を後日見て改めて気づいたことなのだが、この曲の振り付けが実にユニークで面白かった点も感動した要因だった。


この日の後に控えていた代官山UNITでの単独ライブの模様は既にDVD化されております。
1曲目終わりで名乗り。自らの出自も踏まえて丁寧に自己紹介するものの、森咲樹ちゃんはやや噛み気味だった(笑)。仙石みなみ「(マーブルヒーロー)初披露できて嬉しい!」と語り、2012年の夏に日本各地を廻ってライブをしてきたことに触れつつ古川「成果を見せてやるぞーーー!」と声を張り上げた。相変わらず古川小夏ちゃんの威勢は良かった。

以前から気になってた佐藤綾乃ちゃんの汗っかきな面については自己紹介に取り入れられ「ステージを水浸しにします!」とまで語っていたり、空手経験者の佐保明梨は「破壊王」と言うキャッチフレーズを持って、空手の型で「しぶっ!や!」と決めていて笑った(笑)。

関根梓は煽りつつも「声が小さい!」とお客さんに「やっぴー!」を言い直しさせたり、新井愛瞳も同様に声出しなおしをさせてて、ずいぶんとたくましくキャラクターが育った印象だった。

自己紹介が終わり、「マーブルヒーロー」の曲や振り付けについて小話。佐保「私たちがヒーローになって勇気を届けたい!」「個人的だけど、途中、円になって廻るところで、アンパンマンみたいにやってる」と語ったところ、古川「意外とにやにやしてるよねー」とメンバー自身が次々増えるオリジナル曲を楽しんでやってる様子が伝わってきて、今までこういうシーンを見れなかったこともあり、なんだか嬉しくて仕方なかった。そしてぼろぼろ涙流しながら笑って楽しんだ(笑)。

2013年にはアルバムもリリース!
2~3曲目は「Rainbow」「夕立ち!スルー・ザ・レインボー」ではタオルを掲げるよう促しての、会場&ステージで一緒になってくるくるタオルを回していた。Rainbowはマーブルほど激しいフォーメーションチェンジはなかったが、夕立ではメンバーの多さをうまく使った円の動きが面白かった。

「バレバレI LOVE YOU」ではせっきーが突き出されてのお客さんへの「ぶっちゅー♪」が炸裂、アドリブ性みたいのが入ってて面白かった。(繰り返し見てないからアドリブなのか判別はつかなかったですが、決まってせっきーと言う印象ではなかった)

「アッパーカット!」は大変話題になってたのでぜひとも聴きたかった曲で、聴けて良かった。準備運動のような動きからスタートし、威勢良く駆け抜ける(タイトル通り)アッパーな曲で良かった。

「なめんな!アシガールズ」は和風なアレンジからスピード感ある曲につながり、動きもキャッチーで見てて楽しかった。

最後、告知もテンポ良くこなし(ニコニコ動画や!Googleカレンダーや!…と言った具合で「や!」を連呼しててキャッチー☆)、最後は「Going my ↑」で締めた。

自宅で聴いてても涙が出てくるような彼女たちの苦節が詰まった歌詞にはやはり泣かずして聴けなかった。そして、出来のよいオリジナル曲がこんなにも揃った現状が実に嬉しかった。貧しすぎて追い続けられてはいないのだが、スキルも高く、顔ぶれも豊かなな彼女たちがキラキラ輝いているステージが見れて本当に嬉しかった、そんな時間でした。


20:24 森山公一&坂本サトル




オセロケッツの森山公一さんtwitterがこの日のWESTのトリだった。

高校時代だか大学時代だか忘れてしまったのだが、オセロケッツはよくtvkに出演していた。民放でぎゃーぎゃーうるさいテレビ番組見るのにうんざりしていた&音楽の情報をざっくり欲しかったがJ-POP売れ線とかに興味がなかった自分にとって、tvkによく映ってたデビューしたてのバンドの情報はとてもおいしかった。

特にミュートマJAPAN、saku sakuはよく見てて、オセロケッツはその辺でよく見かけていた。なので曲は知っていたのだが、見に行くには至らなかった。(当時か忘れたが、メジャーから出てる新人みたいのを見に行くようになったのは2001~2002年頃のDog Hair Dressersあたりからだろうか)

森山さんは実は1回、新宿LOFTで見ている。2009年10月のDRIVE TO 2010のイベント内で、その時オセロケッツの曲が聴けて嬉しかったらしいことが当時のblogに書いてあるのだが、間隔が空きすぎて、初めて見るかのような感じがしていた(笑)。

Party Rocketsが出ていたので、Dorothy Little Happyの楽曲を提供していた坂本サトルさんにも興味を示して見に来る人、実は結構いるんじゃね?なんて思ってたのだが、いざO-WESTの扉を開けてみたら、お客さんが10人ぐらいしか本当にいなくて驚いた。ステージ前には森山さんの熱心なファンと思われる女性が2名、その背後に自分ともう一人ぐらい、あと壁際に数名いると言った程度で、自分が見たことあるWESTでもっとも空いていた。そんな空いてる中で、既に彼のステージが始まっているところに入っていったので、ちょっと申し訳なかったのだが、端っこで「いつでも抜け出せる」みたいな雰囲気で立ち寄るのも失礼かなと思い、ガラガラの真ん中たりに立って見ていた。

このSHIBUENっていうイベント、アイドルのステージ以外のCrest、NEST、WESTはそれまでどれくらいの動員があったのだろうと少し考えてしまったのだが、EAST以外見事に立ち入らなかったので、人がどれくらい流れていたのかすら察しがつかなかったが、とりあえずWESTに最後まで残ったのがこれだけと言う結果だった。

ハットにTシャツ+ハーフパンツのラフな格好の森山さん、アコギ1本で歌っていた。HEATWAVEの伴慶充さんがジャンベでサポートしていた。自分が見て1曲「ドンマイ」(オセロケッツの曲)をやっていたのだが、手前の熱心な女性ファンが顔を覆って感極まっている様子で、なんだか良い景色を見た。

JIGGER'S SON 復活アルバム「バトン」は森山公一プロデュース
それが終わって坂本さんを呼び入れ、簡単に二人にまつわる話からスタート。坂本サトルがやっていたバンド、JIGGER'S SONが復活するに当たって、森山さんにプロデュースを依頼したと言う話で、二人で何かやるのかと思ったら森山「呼んでおいて下がります!」と言って、一旦坂本ソロにバトンタッチ。

昔作ったと言う「缶ビール」と言う歌をソロで披露。坂本さんソロについては実はあんまり聴いたことがないのだが、坂本さんの弾き語りもとても良かった。Dorothy Little Happyを浮かべた頭だったけども、森山さんと坂本さんの歌うWESTはアイドルのアの字も無かった。

1曲終えて、JIGGER'S SONが解散ライブを行ったON AIR EASTの話をしつつ、復活ライブは後継の箱であるO-EASTで行う旨告知をした。

再び森山さん合流で、プロデュースした件について、あまり力まずにMCを進め(電気関係で世話になった と言った非音楽的な話w)、ex.SMILEの浅田信一さん、そしてこの日の坂本&森山のトリオでやっていた曲「月が誘った」を二人で披露。浅田さんの歌もよくtvkで聴いていたので、そんなトリオが自分の知らない時に活動してたんだなあと、無知を悟った。森山さんが主だが、徐々に被せるように坂本さんが入って、良いハーモニーを奏でていた。

コラボを終えて坂本「この(曲が入った)CDってもう売ってないんだよね」森山「(再販とかされて)紙ジャケで出るっしょ」坂本「達観しすぎっしょ(笑)、でも生きてるうちには評価されたいね」と和気藹々としたMCをしていた。

最後、「SMAPになった気分で歌います!」と宣言をし、松田聖子「赤いスイートピー」をデュオで歌ってたのだが「絶対にハモらない!ユニゾンで!」と念押しの坂本さん(笑)。2番からスキップカウズの方(イマヤスさんともう一方)も飛び入り、早い出番だった大森洋平さんも最後には加わって、最後の最後は「ハモリ解禁!」とのことで、ラストだけハモって終了した(笑)。

スキップカウズもよくtvkで見てたもんだから、思いがけぬ飛び入り&SMAP風赤いスイートピーが面白かった(笑)。


アイドルだけ見るつもりが、なかなか良い弾き語りも見れてお得だったのだが、現実は色々厳しいんだなあとも思った。

アイドルと非アイドルの共演イベントは今後成立していくのだろうかとかぼんやり思いつつも、どっちも楽しめるつもりではいる自分だが、結局アイドルへの投資が増えてるあたり、案ずるだけ無駄だなあと思った。

素敵なポップスが聴き続けられるような、そんな日々が続けば良いなと、そんな感じで帰路についたのでした。

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