エコライフ・フェア2012なるイベントに高知県のご当地アイドル はちきんガールズ(blog・wikipedia)、東京ローカルで活動している キラポジョ(wikipedia)が出演するとのことで代々木公園ケヤキ並木(NHKホール前)/イベント広場に足を運びました。
14:19 キラポジョ
はちきんガールズ、自分が知る限りでも東京に来たことがあり、ご当地アイドル多すぎて無理!と思って諦めて何も調べてませんでしたが、この日は予定に空きがあったので足を運ぶこととなったのですが、高知県のグループかどうかすら曖昧な状態で臨みました。
・・・と思ったら、最初はキラポジョが登場。2011/05/24 @ 渋谷CHELSEA HOTELのCheer-Musicのイベントにて見た以来なので、実に久しぶりでした。
かつてキラキラ六本木女学院と名乗っていた彼女たち。「六本木でアイドルってw」と思ってたのですが、彼女たちのWebサイトに載っているBiographyで振り返ると2009年頃から「日中韓3カ国共同事業「100万本の植林活動」植林親善大使に就任」とエコ系の活動歴は今年で3年目と長いようですね。
かつて渋谷のライブハウスでで見た彼女たち、とにかくファンの一体感がすごくて盛り上がってたなーと言う思い出があるのですが、あれからおよそ1年、果たしてどうなっているか・・・。
このエコに関するイベント、テントがちょいちょい出てて、自然エネルギーを使った発電に関するブースだったり、リサイクル、有機農法に関するなんらかがあったりしたのですが(あんまり興味なかったのでちゃんと見てないw)、同じケヤキ並木で行われるエスニック系のフェスに比べて活気があまりなく、イベント会場前もそんなに人は多くなくて快適でした。そして、見た感じ、1年前の一体感の生み出してたキラポジョヲタらしき人たちが見られませんでした。
メンバーがSEに乗せて登場、広い舞台に小走りで現れて位置に着くものの、特に名前をコールする人が居るわけでもなく、黙々と撮影ヲタの人がカメラに向かってる姿が見られる程度だった。
1年前の景色、とにかく「小学生のかほザウルスが正規メンバーになった」っていう情報しかおぼえてなかったんですが、メンバーは6人、衣装にそれぞれイメージカラーがあり、6色(赤・黄・ピンク・青・緑・紫)戦隊ものさながらの景色が見えた。・・・ていうか、アイドルが6色、しかもこの配色、今だと「ももクロのパクり」って言われるやつだなあ・・・と思って見てたんですけど、1曲目終わった後の自己紹介ではそれぞれのキャッチフレーズが長かったのと、黄色が食いしん坊キャラ、緑が手拍子に乗って自己紹介と被ってたあたりで「これ、分別のないももクロファンが見たら“ももクロのパクりだ!”って言われるやつだな」とさらに思ってましたが、案の定、夜に関連ツイートみたいのを調べてたら「ももクロのぱくりアイドルが歌ってた」(参考)みたいな話題が出てて笑った。
1st「LOVE&HUSTLE/地球キラリ」
曲は1曲目「青春のハート爆弾」→MC(自己紹介・活動紹介)→2曲目「DIAMONDS」(プリンセス・プリンセスのカバー 3rdシングル)→3曲目「dream」→短いMC→4曲目「地球キラリ」でした。我が家に地味に3枚のリリースされたシングルが揃ってるのですが、「dream」「ハート爆弾」は収録されておらずで恐らく初めて聴いたのですが(1年前見た時に何やってたか一切覚えてないので)、どの曲も総じて悪くなかったでした。
「青春のハート爆弾」は検索したら1年ぐらい前の動画でもやっている様子が見られるので、結構長い間やってるみたいですね。キャッチーで良かった。
最後に披露した「地球キラリ」は二胡っぽい音色の旋律が印象的なスロウで温かみのある曲で、今回のイベントの趣旨にあってる気がして非常に良かった。歌の面では紫の子(“ねあちん”こと菅田音杏(blog))が意外と歌がうまくて良かった。小学生らしいっすね。恐るべし!
赤担当の子(“はるにゃん”こと長澤遥香(blog))が比較的センターを務めていたのだが、彼女はそんなに歌の面では秀でては居ない印象で、逆に小さい子が歌い上げるところが印象に残った。
冒頭で書いたように、自己紹介の仕方や色の設定などの面で「このタイミングでこれは・・・」と思ったのはあったにせよ、活動3年目に至るグループがメンバーは違えど存続していて、意外と良いオリジナル曲を持って活動しているところに立ち会えて良かった。心無い人に変なこと言われる可能性がある状況に負けずに頑張って欲しいなと思いました。
ROLL TOGETHER(ex.Cheer-Music)のイベントにてかつて見たのですが、ここ最近はあまりそっちとの絡みがないみたいで、どこで見れるのかよくわかりませんが、少し彼女たちのことが好きになれた、そんな機会にありがたく思うステージでした。
14:44 はちきんガールズ
アーティスト写真などで見たことがあった白地のひらひらがついた衣装をまとい、ベージュのヒールに生足、ミニスカートで“裸足っぽさ”が飾らない魅力を放ってて、屋外×エコ系イベントと言うこともあって、非常に風通しの良い印象だった。
ご当地アイドル、自分としては「地元のかわいい子」感があると良くて、都会のかわいい子の垢抜けた感じよりも、素朴さが感じられるとぐっと来るのですが、その点でははちきんガールズの皆さん、地元のかわいい子感があって好印象だった。アイメイク命!・カラコンで黒目強調!みたいな感じも全然好きなのですが、はちきんの魅力は自然体な、ナチュラルな部分で良かった。
さて、ライブですが、1曲目「はちきんガール」冒頭のAメロから、力強く通ったユニゾンのメロディが良くてぐっと来た。Bメロではハモりも使い、そのままサビもきれいに歌い上げていた。日頃賑やかなポップミュージックに体を預けて楽しんでいる人間にしてみりゃ、耳にとても優しい楽曲で癒された。ふとテレビでチャンネルを回している時に、児童合唱やっているのに当たって「きれいな合唱だなぁ・・・」と思う感じに自分の中では近かった。1曲目終わりでMC。グループ名乗りをはさんで2曲目はご当地名産メドレーだった。このパートでは一番小柄な子(川村あやのちゃん)が抜けて4人でのステージだった。冒頭は土佐の赤牛について歌われた曲らしく、冒頭から牛の声がサンプリングで「モ~」と鳴り響いてウケた(笑)。挙句「ウッシッシのシ!」「ウシ!ウシ!」「ギュウ!ギュウ!」「モーモー!」と言ったフレーズが出てきてニヤニヤが止まらなかった(笑)。キャッチーだし、一発で耳に残るし、テンポも軽快で素晴らしかった。
続いて「クワクワクワ!コケッコー!」のフレーズが出てくる鶏の1銘柄“土佐ジロー”について歌った曲が来てやられた(笑)。しかも「コケコッコー」と「~結構」みたいに韻踏んでる箇所も耳について、やられたー!と思った(笑)。
歌わないところでもお祭り囃子のごとく「へいっ!へいっ!へいっ!」「ヨイショ!」と煽りまくりで笑うしかなかった。ほんと元気が出た(笑)。挙句「飛びます!飛びます!」と坂上二郎の引用まであって、ただただ面白かった。軽く卑怯だなとすら思った(笑)。
続いてもう1曲、土佐ジローとは別の“はちきん地鶏”を歌った曲。こちらも「ココココ!」と鶏の声フレーズが大胆に使われていて、鶏の歌だけで2種もあることに吹いた(笑)。歌だけじゃなく、ダンスも元気いっぱいでとにかく良かった。そして、はちきん地鶏が脂肪分が少なくてヘルシーであることもよーくわかった。十分過ぎるほどの名産メドレーで大満足だった中間部が終わり、MCへ。
身近なエコ、何をやっているか?と言う話題で「窓を開けて風を部屋に入れている」と語っていた。東京都内と高知県じゃ風の質も違いそうですよね、都内はどうしてもじめっとしてるし。どんな生活をどんな環境で彼女たちは送っているんだろうと、想像をめぐらした。
短いMCをはさんで「グリーンキッズ」なるエコ寄りの曲へ。「この星の笑顔を未来に届けよう」と言うフレーズが聞こえてきて、イベントに即してるなあと思ったのだけども、さっきの名産メドレーが楽しすぎて、落差がすごいなとも思った(笑)。しかし、アコースティックなサウンドにきれいな歌声が乗っているのがとても心地よくて、良い時間を過ごせた。最後は2ndシングルとしてリリースされると言う「がんばるココロに恋は咲く」を披露。「しょげてるキミに幸あれ」と抱き合わせのシングルで出ると言うような話題を出していたのだが、タイトルがどれも長くて、何がなんだかわからなかったのだが、どの曲も彼女たちの歌声が良いことには変わりないあたりでは「タイトル長いはちきんの曲は大概良い曲!」とよくわからないまとめ方をしてその場は納得した。
この曲はそれまでのほわんとした、柔らかな、温かみのある歌声が生きてる曲に比べて元気いっぱいのダンスナンバーで、Aメロでも「春になったらお花見 夏はバーベキュー \イェイ!/」と言った具合に掛け声がちょいちょい入る調子のよさも持ってて、ハロプロ/NGPの楽曲も好きな自分からしたら、若干つんくさんがちょいちょい入れる“元気の良い女の子の掛け声”要素みたいのとシンクロして、しっくり来た。(THEポッシボー「ヤングDAYS!」で掛け声入る、あの感じです)
イントロ/間奏で入る横移動ではセンターを向いたまま手で移動方向を押すような印象的な動き(蟹股気味に移動する絵面含めて)がインパクトもあって良かった。
何よりも印象的だったのがサビ前に平田伊梨亜ちゃんが「一緒にお願いしまーす!」と元気よく煽り、サビで入る「ウォウウォウ イェイ!」の振り付けを促すところ。一緒にウォウウォウ イェイ!に合わせて手を動かして乗った後には「ありがとー!」とすぐに感謝の言葉を客に向かって投げているのがさらに良かった(笑)。
このフレーズ、1番サビで4回、2番でもう1セット、ラストサビで1セットで計12回のウォウウォウ イェイ!が出てくるのだけども、さすがに終盤になるとこちらも覚えてるので、勢い良く一緒に手の振りをやっていたのだけども、都度「サンキュー!」と返してくれ、最後の最後には「パーフェクト!」と叫んだのには思わず笑ってしまった(笑)。
この平田さん、ほんと力強い存在感を示してて、彼女のこの煽りがとにかく一番良かった。
動的な曲では肩から垂れる布を鮮やかに翻しながら舞い、静的な曲ではまっすぐ通ったユニゾン or ハーモニーで癒しも届けると言う、なんとも生き生きした良い時間が過ごせて本当に良かった。時間にしておよそ20分と短い時間だったのだけども、午前の部も見たかったなと思える惜しさが残った。しかし、この後ニコニコ生放送に出演すると言う情報もあったので、そこに行けるならそこも行っちゃおう!と一緒に見ていた人たちと話し、そうすることにした。
15:10 ステージ裏へ
この日、物販は恐らくやらないだろう、と言われていたものの、何かアイテム持って来てないのか、その後のニコ生がどうなのか等等、本人たちに会えずとも運営の方に聞ければなと、ステージ裏に行くことにした。
はちきんのスタッフさんと思われる男性が居たので、軽く話を伺いつつ、CDは発売日を迎えたのでお店にきっとあると言った漠然とした情報と、ニコ生に関する話を聞きだし、ライブが良かった旨を告げた。
「本人たち、出てきますよ」と仰ってくださったものの、物販なしにがっつくのも悪いなと言うことで、出てきたところを一声「楽しかったです!」と伝え、キラキラした彼女たちの様子を見守ってたところ、後からぞろぞろと撮影マニアの方々がステージ裏に集まってきた。その様子を見て運営の方が気を利かせて撮影タイムを設けていた。
他のアイドルのライブ現場などで素行を見ていて心底嫌だなと思っていた人が数名居たので、気分害する前にその場を去ることにした。
17:10 ニコニコ本社へ
ニコニコ本社、1Fに放送スタジオがあり、2Fはカフェ、3Fがグッズ屋になっており、一体どこで放送をやるのかがよくわからなかったのだが、代々木公園にも来ていたヲタの方が2Fカフェ周辺の階段あたりに居たので、どうやら2Fでやるっぽいなと言うことがわかった。
しかしながら、スタジオではないところで、どうやってそれをやるのかが不明だったので様子を伺った。
2Fカフェ、端に放送環境があるらしく、そこにて放送をやってるらしい姿が見えた。カフェに入ればその様子が見れるなーと思い、並んで入ることにした。
偶然彼女たちが放送をやってい目の前のテーブルが空き、そこに4人で着座、アイスコーヒーが最も安いメニューだった(400円)ので注文し、彼女たちが画面、カメラに向かってわいわい喋ってるところを手前で楽しませていただいた。
途中、店内放送レベルのオケに合わせて彼女たちが歌いだしたのだけども(恐らく放送では丁度良い音量にMixされてる)、マイクを通さないユニゾン/ハーモニーの歌声がとにかくまっすぐ耳に入ってきて、はちきんガールズの歌の力を堪能できた。
一緒にテーブルについたgさんがニコニコに関するプレミアム会員だったらしく、その旨を提示すると特典が受けられると書いてあったので提示、クッキーがもらえると書いてあったのでそれをもらっていたのだが、放送終了後に「これ、あげようかなぁ(笑)」と言い出したので様子を見ていた。意外と喜んでくれたようだったが、1枚しかない点について触れていたら運営の方が「この子たち、本当に5等分して食べますよ!」と言っていて、ぐっときた。
ニコニコ本社の時には、さっきの衣装の格好ではなく、ショートパンツ+Tシャツ姿だったのだけども、衣装・衣類・旅道具が入ってるであろうカートを転がし、素敵な笑顔で微笑みかけてくれて、カフェを後にしていた。
後に、新宿TOWER RECORDSにてtengal6のインストアイベントがあるとのことで新宿へ一行は移動したのだが、アイドルコーナーを見渡して見たが、はちきんガールズのCDは一切置いてなかった。
ちょっと切なかったのだが、彼女たちの素晴らしい歌声が収録された盤が店頭に並ぶ日を夢見つつ、次いつ会えるんだろうなーとぼんやり思ったのでした。
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