2012/06/12

UST番組"Three Pointが止まらない!"(2012/06/12 出演:高山えりか ゲスト:夢咲しいな) @ 秋葉原アソビットシティ

USTREAM番組Three Pointが止まらない!」公開生放送を見に、秋葉原アソビットシティへ行ってきました。




高山えりか 活動休止イベント

Office Three Pointなる事務所に所属する、グラビアからライブ活動までマルチに活動するタレント、高山えりかちゃん。

芸達者でもなく、覇気があって、アイドル性をギュンギュンに振りまくタイプではないアイドルで、たまにblogに「友達があんまり居ない」と触れつつも、かまってちゃんオーラを出すわけでもなく、細々と日々の活動に専念して、どことなくほっとけないオーラを出していた彼女ですが、この日のイベントを以って活動を一旦休止すると先日発表、一部の“ぼくっ子”界隈に衝撃が走りました。(彼女、一人称が“えりか”か“ぼく”なんですよね。)

彼女なりに仕事を頑張ってきたけど、本当に何もできないと省みることがあった彼女。好きな唄、音楽を離れて、果たしてどう生きていくのか、考えれば考えるほど勝手に不安になる気持ちを抑えつつ、彼女の最後のイベントを見届けにアソビットシティに向かいました。




19:30 アソビットシティ着

無料イベントと言うことで、グループアイドルが出演する際にはヲタ芸を練習しに来る若者が訪れたりもするアソビットシティ。

混むのかなーと思いつつ覗いたのだが、7~8席×4列の計30弱の席数がほどよく埋まるくらいの集客で、そんなに混んでは居なかったので安心した。

彼女に全く興味ない人が雑音入れに来るような最後だと嫌だなと思ってたものの、その心配は消えた。

座って待ってる間、にぎやかな様子もなく、やはり活動休止前最後のイベントと言うことを皆承知してか不明ですが、黙々とイベント開始を待っていた。BGMは彼女の1stにして最後のリリースとなりそうな「優しさに包まれて」のインストバージョン。柔らかなストリングスとピアノの音色が際立ち、記憶の中で彼女の歌声が空いた部分を脳内で補完する感じになってたのだが、肝心の彼女の歌声が流れてこないので、この柔らかな、優しい雰囲気がどことなくセレモニーセンター(葬儀場)感をかもし出していて、人が死んだわけではないのに、物凄い喪失感が心を容赦なく締め付けた。

そうこうしているうちに人がちょいちょいと増加。アソビットシティのスタッフさんがパイプ椅子を追加で設置、イベント開始の19:43ころには28人くらい集まっていた。過去に覗いた「Three pointが止まらない!」の時の景色に比べてお客さんは遥かに多かった。足しげく通ってたわけではない自分も、最後だからと気を引き締めて来たわけだけども、みんなそんなだとしたら、みんな“葬式厨”みたいな感じするなーと思いつつ、なんでも良い、この最後の瞬間を見届けようと思い、開始を待った。


19:44 イベント開始

少し押してステージ側が点灯、柔らかなBGMから彼女のシングルのカップリングに収録されているアップテンポな「Miracle Energy」のインストバージョンに切り替わり、セレモニーセンター感からイベント会場感へと雰囲気がシフトした。

同じ事務所に所属するマジシャン kraken氏と共に高山えりかちゃんがステージに登場。花柄の半袖ワンピースをまとっててかわいかった。

簡単にオープニングを飾り、ゲストの“しいにゃ”こと夢咲しいなblogちゃんが呼ばれ、彼女もステージに現れた。えりかちゃんもそうなのだが、“しいにゃ”もあんまり覇気のあるタイプの子ではなかった(笑)。それに対して、以前見た時に出演していたHARU☆HINAはにぎやかだったなーと、ふと思った。

冒頭は“しいにゃ”の活動について触れられ、akiba.tvにて番組に出演している旨が語られた。「台本とか特にない感じでやってる」と言ったところ、kraken「うちも特に台本とかないんですよ」と言ったところ、えりか「それはkrakenさんが遅れたから…」と鋭くツッコミ入れていた(笑)。krakenさん思わず苦笑い、静まり返ってた会場が少し沸いた。

だらだらと活動について話を進めつつ、“しいにゃ”が持ってきたDVD(秋葉原で撮影したと言う忍者大戦)に関する話題へ。
えりか「撮影楽しかったですか?」
しいにゃ「物凄く寒かったですー、衣装がすごく薄くて、冬だったので」と裏話。
kraken「見所はありますか?」
しいにゃ「寒かったんですけど、それを出さずに頑張って収録に臨みました」と語っていた。

kraken「まだ活動を始められて1年ですか?」
しいにゃ「2011年8月に今の事務所に入ったので、だいたいそんな感じですね」
kraken「演技は続けるのですか?」
しいにゃ「それは皆さん(のウケ具合)次第ですねぇ…なんでもないです(笑)」
kraken「なんでもないって(笑)、これ生放送ですよ!w」
と妙なやりとりが続いて、ちょっと面白かった(笑)。

DVDの話が終わったところで怪しい一人笑いをしだしたしいにゃ、kraken「何笑ってるんですかw」と妙な空気になりつつ、しいにゃ、高山えりかに耳打ちし始めkraken「カメラの前でそういうのやめてくださいよw」と、軽い放送事故っぽい雰囲気になってて面白かった(笑)。しいにゃトーク終わったところで彼女はまた後ほどと言うことで一旦捌けた。


20:03 高山えりか 活動休止について

しいにゃが捌けたところでkraken「重大な発表がね、あると言うことで・・・」と高山えりかにバトンタッチ。

「ここで言っていいのかな…?」とためらいつつも「しばらく冬眠に…無期限で活動休止に入ります」と重い口で語り始めた。BGMが丁度鳴り止んで気まずい空気が流れた(笑)。

kraken「今まで活動振り返ってどうでした?」とつなぎつつ、「冬眠はいつ明けるのかな?」と問い、えりか「春が来たら…」 kraken「自分的な春が来たらってことかなぁ?」とあまり気まずくならないように、やんわりと相手していた。

えりか「どこかで再会したら“久しぶり!”って声かけてもらえると嬉しいです」と締めた。


“Three pointが止まらない!”も最終回を迎えることが発覚

続いてkrakenさんから「実は6月末を以ってこの放送も最終回になります」と明かされ、えりか「最終回だけ出れないの、寂しいですね」と語っていた。えりかちゃんが休止するって言わなかったら続いてたかもしれないんじゃないのかなと思いつつ、最終回だけ出れないのもやっぱりむなしいだろうなと思った。

一通り話が終わったところでしいにゃ再登場、告知をして締まった。

クロージング挨拶と言う雰囲気になり、kraken「高山えりかちゃんが卒業と言うことで、今までありがとうございました!」えりか「それ、ぼくが言う台詞じゃ…」と率直で鋭いツッコミ入れてて会場が沸いた(笑)。

最後に高山えりかが締めなおし、自分が出ない放送分の次回告知もはさんで放送は終了となった。

放送が終わる頃にはお客さんは30人に達してた。




20:17 夢咲しいな ライブ

ステージ上の机などが片付けられ、放送枠外のライブの時間となった。

しいにゃ1曲目はSupercell「君の知らない物語」を披露。色彩RECORDSのイベントにて柴田彩花ちゃんがカバーしたりして耳にしたことがあったり、たまに耳にする良い曲なので「あー、あれか」と思いながら聴いていたのだけども、この曲、間奏が長かったりでライブアイドルに向いてるのかなーと疑問にも思った。しいにゃの歌ってる時の姿は、表情が暗くて、もうちょっと良い表情で歌って欲しいなとぼんやり思った。下手ではなかったのが救いだったが、間延びする曲ほど歌ってる人の表情って大事だなとも思った。

2曲目は自身で春をイメージして作詞したと言う「ドリーミーデイズ」なる曲を披露。良からず悪からずと言った感じのポップナンバーだった。2曲のみで彼女のステージは終了。


20:28 高山えりか ファイナルライブ

この前の週にライブハウスにて、一応ライブ活動締めをやってきたらしい彼女。この日はあくまで最後のお仕事と言うことで、「先週のライブの時は泣いてまともに歌えなかった」と言っていたが、この日は気丈に振舞ってて、なんだか良かった。

先ほど見られた花柄のワンピースもかわいかったのだが、ステージ用と言うことで着替えてきたみたいで、白いワンピースに腰にベルトできゅっと絞ったようないでたちで、どことなくナウシカ感みたいのを感じた。以前から彼女の優しい歌声が、どことなく安田成美の「風の谷のナウシカ」に近いものを感じていたので、頭の中できれいに収まった(笑)。

1曲目は藍坊主のカバー「ウズラ」を披露。弱い存在だけど、誰かを幸せにしたいと言うような歌詞が、力強くはない彼女の優しい振る舞いにぴったりで、まるで彼女の為にあるかのように感じられる歌を精一杯歌ってる姿がぐっと来た。以前からこの曲をレパートリーにしている話は人から伺っていたのだが、ようやく聴けて嬉しい反面、なぜこれにもっと早く出会えてなかったのかと、お金のなさを呪った(笑)。

1曲歌い終わったところで名乗り。「雨降ってたのに、(アソビットシティに)たどり着いてくれて、本当にありがとうございます」「(活動休止は)色々ぼくなりに考えての結果なので…」と言葉を捜しながら語り、「よし。次は…これ歌ったら(しんみりしちゃうから)ダメな気がするけど、初オリジナル曲なので」と断りを入れた上で「優しさに包まれて」を披露。

明るく終わりたいと言う気が伝わってきて、誰もしんみりしてなかったので、すがすがしく優しい気持ちで聞くことが出来た気がする。

「優しさ~」を歌い終わりMCへ。「土曜日は泣いて歌えなかったから、ちゃんと歌えて良かった」と語りつつ「よし…はぁ…」と緊張だか、気合だか、脱力だか良く分からない感嘆を交えつつ「何喋ったら良いか、わからないですよぅ…」「何をする為に休止するわけじゃなかったから、全く白紙、予定ないんです」「いつか見つけてくれたら、覚えててくれたら嬉しいです」と、休止することを踏み切った割に、ファンが見守る姿に名残惜しさ感じている言葉の端々が、にわかファンながら嬉しかった。

「2011年6月末からライブ活動を始めて、2回目のライブからやってる曲です」と前置き、3曲目は「100%勇気」を披露。イントロで「盛り上がってください!」と渾身の一声。この曲、あんまりわかってなかったんですけど(全然テレビ見ないので)、忍たま乱太郎の曲として今の二十歳前後の子には知られてるみたいですね。光GENJI世代だもんで、なぜ?とたまに思ってたのがすっきりしました(笑)。

「Miracle Energy」や「★虹色五ツ星★」も聞きたかったのだけども、彼女の短いライブヒストリーを振り返るようなセットリストになってたみたいで、にわかファンとしては「こういう曲も歌ってたんだなー」と思える内容でライブが終わった。

最後、少しだけ目に涙を浮かべながら、マイクを通さずに「ありがとうございました!」と細い声を振り絞って感謝の言葉を口にして終わった。




最後と言うことで、2shotチェキが1000円だったので、一緒に撮った。何か強烈な個性があるわけでもない彼女を目の当たりにし、blogに書いてあった「カラーボックスの組み立て」について聞いてみた。部屋に収納がないらしく、衣類などなど、色々しまう為に購入したけども、組み立てが地味に大変とのことで、「9つ発注したけど、あと5個残ってます」と語っていたので、「組み立て状況が気になるから、何らかの形でblogとかで教えてよ」とリクエストしておいた。

7月に入り、彼女は歌手・タレント活動を休止していることに配慮して、1人の女の子として日々をつづりたいとのことで別blogを立ち上げて、ほんわか過ごしてる様子を伝え続けてくれているのが実にありがたいのですが、彼女のうまくはないんだけど柔らかな歌声が、姿がまたステージで見れる日が来ると良いなと思いつつ、今に至ります。

チェキをたまに見返しますが、とてもかわいいえりかちゃんなので、また2ショット撮れる日が来るのをまったりと待ってたいなと思うのでした。

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