場所は銀座 みゆき館劇場でした。
どうだったか
元々アイドルグループに属して、ライブ活動を行っていた絵川杏奈さんという、現在舞台での女優活動を中心にやっている人がいる。
知ったのはそのグループ活動の頃だったのだが、色々あってアイドルを辞した。その後、ライブ活動は行ってなかったのだが、舞台への出演を度々しているのをTwitterなどで見ていたので、いつか彼女の出ている劇が見てみたいと思っていた。
Starmarieや星のオトメ歌劇団などのメンバーが出演する色彩RECORDS関連の舞台を見に行ったりしたのがここ数年の観劇。アイドルが出演という前提もあってか、チケット代が高い印象だった。「夜逃げ屋本舗」という舞台は、誰が主役というわけでもなかったような気がするのだが、“あいのん”こと南藍乃のキャラクターがとても活き活きしててとても面白かったのだが、それ以前に見たものは正直な話、そこまででもなかった。
アイドルが出てない小さな小屋での劇の相場はイメージとしては3000円前後で、アイドル中心の劇は4000円前後と言うイメージ。この1000円が結構大きい。
銀座・有楽町の駅からすぐのところにある劇場と言うロケーションもあってか、平日の料金は3500円ぐらいだったのだが、平日昼間の割引価格で3000円と言うのが良かったので、ひょっこり見にいってみることにしたのでした。
内容については、Webに書いてある限りで触れておくと、ピーターパン/ネバーランドの話が主軸になっているのだが、そこに独特の冒険っぽさ、ファンタジー感を付加して創作した芝居と言う感じだっただろうか。
まだこの記事を打っている2014/10/12時点で公演が残っているので具体的には書かないが、上述の杏奈ちゃんが「ネバーランドに迷い込んできた一人の少女」の役で、実質主役だった。たまたま見に行った芝居で、彼女がとても重要な役を務めているというのは見ごたえがあって良かった。
先述の通り、なんらか見たことがある物語の要素を含んでいるようなストーリーだったこともあり、分かりやすさは評価ポイントではないかと思うのだが、逆に想像のしやすさ、目新しさみたいのには少々欠けるかなという印象はあった。しかし、それぞれのキャラクタであったり、芝居中のアクションであったり、それなりに見ごたえがあるシーン構成で退屈はせずに見れたかなと言う印象。アイドルの舞台と違って、終演後に「物販」があって、感想を伝えるのにアイテムを購入して、握手権利を得なければならないようなことはなく、残ってれば挨拶ができたのだが、そんなに以前から彼女のライブに足を運んでいたわけではない身としては、がっつくにもなんて言って良いのかわからなかったので、するっと帰路についた。
アイドルとしてのライブ活動を辞めて、その姿や声に触れる機会がなくなったかのように思えたが、芝居をやっていくことで、その人の活動の続きに触れられるというのは、なんて素敵なことなんだろうと思えたので、それで良かった。
余談だが、この芝居はリピーター割引も実施しており、半券を持っていけば2500円で観劇ができるとのことだった。不満はなかったが、もうちょっと見ごたえがある作品だったらもう1回見たかったかもしれないが、今回は都合も微妙なので、またの機会に杏奈ちゃんの芝居が見たいところです。
さらに余談だが、ワークショップ的なグループだそうで、芝居をやってみたい人を積極的に募り、活動しているとのことで、気になる方はWebSiteを見て応募などしてみてはいかがだろうか。
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