2010/10/29

cacucacucicagica presents " The Right Offspring #5 ~せかいじゅうのかいじゅう~ " @ 新宿motion

cacucacucicagicamyspace presents " The Right Offspring #5 ~せかいじゅうのかいじゅう~ "なるイベントがあったので行ってきました。

会場は新宿motion




出演

cacucacucicagicaこと(?)、修理さんっていう方の企画だそうで(ライブハウスでよく顔はお見かけするのですが、いまいち直接の接点がなくて話したことはないのですが)、ひらがなのバンドを集めてみた企画だそうです。

この日で一旦うみのてが活動休止とのことで、締めくくるにふさわしい内容でやる!と本人達の気合も感じられたので、これは行かねば!と見に行ってきました。

あと、このひらがなだけで集めた割りに、ありそうでなかった顔合わせが実現されてるのも実に素晴らしい、とライブ見終わって思いました。




やまのいゆずる

会場に着いた時間が時間だったので、もうやまのいゆずるは終わってるだろうと思ってたら中盤終わったくらいで、3曲くらい見れました。

SUMMER SONIC 2010のe meetsブース以来ですね。・・・て、もう既にその記事を書いているつもりでいたら、夏の期間はblogサボってて書いてないですね。

以前たまたま知り合い、そして対バンしたサツキ・ヤング氏率いるヤング・フラッテリィズともメンバーが被っているユニットで、2010年、今年のSUMMER SONICの一般応募枠で票を集め、そして審査を超えてSUMMER SONICの特設ステージに出演した彼らです。

"やまのいゆずる"自体は以前から名前ももちろん知っていたので、ヤング・フラッテリィズと対バンした際にVocalの彼とはかすっていて、CD-Rももらったりしていたのですが、すぐには聴いてなくて、しばらくして聴いてみたらとても良かったので、それ以降うっすらファンだったりします。

この日、ライブスペースに入ったら機材トラブルがあったのかなんなのか、ちょっとぐだっとした進行だったものの、持ち前の(良い意味での)「テキトーさ」で場を繋いでました。

歌声の質的にはわかりやすく言うならコーネリアスとかの、あまり声を張らない感じのものなのですが、トラックが基本打ち込みだけどもなかなかよく出来ていて、そこに生ベース(兼女性Vocal)と、サツキ・ヤング氏によるYAMAHAのサンプラーいじりまくりノイズがクリアさを容赦なくえぐるっていうライブです。・・・言葉じゃ説明しづらい。

去り際、布袋テレキャスターで目を隠し「・・・ぁあぁん・・・」と喘ぎ声を放ってライブを終えました(笑)。

ちょっとでも見れて良かったでした。




うみのて

上述の"やまのいゆずる"と同じく、2010年のSUMMER SONICにe meets一般応募枠にて見事出場を果たした太平洋不知火楽団のVocal&Guitarを務める笹口聡吾くんのソロ、笹口騒音ハーモニカのバンドバージョン「うみのて」。

どっちも聡吾くんの曲が主軸なので差があるのかと言われたら「ある!」と言える内容の違い。太平洋はやはりトリオ編成なのでメンバーに依存した演奏、かつこの3人のそこそこ長い活動期間を経て練られたバンドサウンドがその"色"だと思うのですが、うみのてはあるイベントに出演する為に笹口ソロ弾き語りに着色するような感じで組まれたバンドだったそうで、1回だけの予定だったけど、案外続いた、っていうものだそうで。

聡吾くんがギターを置いてマイクを持って歌う瞬間がある辺りも特徴でしょうか。

この日を持って一応活動休止とのことで、ゲストに太平洋不知火楽団の写真なんかよく撮ってるまなちゃんが鉄筋で2曲のみゲスト参加してました。

しかし太平洋不知火楽団もそうなんだけど、このバンドも聡吾くん以外特にぺらぺら喋るわけじゃないあたりが興味深いですね。Bassの早瀬くんblogは黙々とBassを弾き、その背後で意外と良い仕事をしているんだけど、たまに爆発してギターを振りかざしたりする高野くんblog、そしてリズムを支えるHOMMヨmyspaceの菊井さん、そして聡吾くんで構成される"うみのて"。

太平洋よりも唄を聴かせる印象が強いのと、ツインギターの曲が多いあたりでサウンドの違いがくっきりしていて面白かったんだけど、あまり回数見れなかったのは残念。・・・ながらも、本人達録音のベスト音源を入手しておいたのでいつでもおさらい可能!

聴きそびれた人はmyspaceにでもアクセス!




よしむらひらく

彼の名前もよくライブハウスのスケジュールで目にしていたのだけども、見るのは初めて。

茶髪で濃い顔の彼。最初出演者だと思わなくて、背が高くて濃い人がいるなーくらいに思って視界に入ってたのですが、彼がよしむらひらくだった。

どんな音楽だろうと思ってたんだけども、鍵盤、ベース、ギター、そして彼自身のボーカル&ギター、コーラス(女性)兼 鍵盤ハーモニカ、そしてドラムの多人数で、楽曲のポップさも良かったのだけども、メンバーで奏でようとしているものが的確に表現できてる印象で、ポップミュージックとしてはかなり完成度の高いものでとてもよかったでした。

名義がいくつかあるようなので、この編成以外でもやってるのかしら。よくわかりませんが、またどこかで見たいですね。




ふくろ

ふくろはもう、以前対バンしたんだけども(2010/07/31 無力無善寺)、その際はトラブルもあったんだけど、猛烈な"音の洪水"のようなインストバンドサウンドを放っていてかっこいいなー!と思い、東京BOREDOM 2010でのtacobondsの前の出演でも客の大興奮を巻き起こしていて改めてかっこいいなーと思ってたので、ここに"ふくろ"を持ってきたブッキングの妙に興奮気味でした。

脱力したポップミュージック、笹口フォークワールド、素晴らしいポップミュージック、そしてふくろ!

THIS IS PANICは見逃したけど、この時点で相当お腹一杯ですよ。(グーミこばたくんのサンドイッチが売られていたので、それを食べた点も含めて)




らぞく

ラストが"らぞく"。1996年結成なので、この日の出演者の中でもベテラン感がある"らぞく"。

らぞくの名前を目にしていたのは2002年前後の新横浜Bell'sでしょうか。最近はあまり出演されてないそうなのですが、出身が藤沢だそうで、新横浜のライブハウスにしばしば出ていたっぽくて(全部推察です)、名前は見かけていたのだけども、当時見に行っていたバンドとの対バンになることはなくて、結局名前を知ってから数年経ったこの日、初めて目撃となりました。

ミクスチャー系のバンドだろう、と言ったイメージがあったのですが、確かにミクスチャーっちゃミクスチャーでしたが、それよりも、ハコを選ぶことなくどこでも出来るポップさと、ポップだけに収まらないロック感も有してて良かった。聴きやすかった。演奏もうまいし。

個人的にふくろで燃え尽きてしまったのでだらっと見てたのですが、らぞくできちっと締まったイベントになってました。




冒頭でも書いたけど、実に良いイベントだった。小畑くんの食い物も含めて。小畑くん、ごちそうさまでした。

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