ももいろクローバー (wikipedia)を久しぶりに見に行ってきました。
場所は秋葉原 ishimaru soft本館でした。
過酷な整理券争奪戦
いままで行っていたアイドルのCD発売記念イベントはだいたいが以下でした。
- やってるその日に現地に赴く
- 握手したい場合、優先エリアに入りたい場合にそれ相当のpayをする(CD購入など)
- イベント終了後に握手会
今までそれで良かったのは、爆発的な人気を誇らないゆえに、瞬間でイベント参加権利がなくならないことだったり、会場のキャパがあるので ある程度用意があり瞬時に売り切れないなどの理由だったと思うのですが、ももクロは訳が違う。
まずishimaru soft本館のキャパに限りがある点、そして人気が上がってきていること、この2点が重なって整理券入手にも一苦労しなければならない状態になってきているみたいです。
今回は11月にリリースされる新譜「ピンキージョーンズ」の発売に向けたツアーと題され、リリースまでの週末(週末以外もあるけど)を中心にイベントを連発していると言った状態。
スケジュールが先日発表されたのですが、HMVのイベント、ゲーマーズでのイベント、ishimaru softでのイベントなど各種あり、しかもイベント参加方法がそれぞれ異なるものだから追いかけるのも一苦労です。
その中で、あらかじめ整理券を配布していたゲーマーズはどんどんと「配布終了」の文字がWebに掲載される状況。しかも残ってるのが立川店とか、横浜店とか、自宅から40~1時間かかる店舗ばかりで面倒だったので諦めたのでした。
で、競争率は高いけども、「早起き」さえすればなんとかなりそうなishimaru softのイベントに絞りました!
で、この日、AKB48の応募していた研究生公演も当選ってことで、丁度良いってことで秋葉原へ赴きました。
前日、浴びるようにビールを飲んでいたので相当朝がきつかったので、待ち合わせていた友人にはやや申し訳なかったですが、10時ちょい過ぎ、現地に着きました。
友人がフライングして、この前の週に行われたishimaru softでのイベントに足を運んでいたようで、あらかじめ話を聞かされていたこと、それは「10時の開店時点で相当並んでた」とのことでした。この日も結構並んでいるだろう、と思い、電車で秋葉原へ向かいながら現地の友人にメールしてみたところ「先週より多いかもしれない」と言う不吉なメールが。
その前の週を知りませんが、以前UDXでの野外イベント時とは明らかに違うファンの増加を実感するishimaru soft前の整理券配布待ちの人の数の多さ!
改めて、今ももクロが熱い状況にあるのだなと実感したのでした。
恐ろしい"参加特典"へのハードル
ちなみに、ishimaru softでのイベントは整理券を配布することが確かにあるのですが(入場順を整理番号ランダム配布によってフェアにするため)、以前来たことがあるTHE ポッシボーの「やべ~なべ~な 圧力ベ~ナ~」発売記念イベントの時は、ももクロの行列の半分程度しか居なかったので、朝10時から並ばなくても余裕でした。
あと、CDを予約しなくても整理券をもらうだけで会場に入ることが可能でした。が、今回は訳が違う。ishimaru soft 本店にて、11/10発売CD「ピンキージョーンズ」初回限定盤(A・B・C)または通常盤をいずれか1枚ご購入のお客様に「イベント入場券」(入場整理番号付)をお渡しいたします。
とのこと。
まず整理券を得るために1枚CDを売ると言う恐ろしいシステム。AKB48の売上の出し方がずるいとのことで「AKB商法」なんて言われてますけど、ももクロもどっこいどっこいです!
その他条件は以下。
※お1人様1枚限り、予定数に達し次第、配布を終了させていただきます。
※ライブ終了後の握手&チェキ会に参加ご希望のお客様は、会場内にて対象CDを追加予約(全額入金)下さい。
※入場券に記載の整理番号につきましては、ご予約(全額入金)時に抽選配布となります。
※配布時刻/場所等は、状況により変更になる場合もございます。
※事前予約・電話予約等は受付いたしません。イベント当日のみの予約受付(全額入金)となります。また、クレジットカード及びポイントカードのご利用は出来ません。予め、ご了承下さいませ。
※前日及び徹夜でのお並びやお荷物等を置いての場所取りはご遠慮下さい。ルールを守られないお客様には、入場をお断りさせていただく場合もございます。
最後の一文は近隣からの苦情の原因となることなので然るべきとは思うのですが、その他条件が遠方の人からすると、とにかく参加条件が厳しいものですね。
あと、参加特典が以下。
★ライブ終了後の握手&チェキ会の参加券につきましては、当日会場内の物販コーナーにて、対象CDをご予約(全額入金)のお客様に配布させていただきます。
【握手&チェキ会参加条件】
- 初回限定盤 1枚予約(いずれか)
- 握手
- 初回限定盤 3枚予約(A・B・C)
- くじ引きにてメンバーの誰かとチェキ
- 全タイトル(初回限定盤A・B・C+通常盤)予約
- メンバーを指定してチェキ
上記によると、握手する為には最低でも通常盤1枚(入場用)、初回盤を1枚(握手用)CDを買う必要があるので、収入がなくお小遣いだけで応援するしかない若年層にもかなりきついハードルの高さです。
金額にすると初回盤が1700円、通常盤が1050円なので
- 握手→ 入場 1050円+握手 1700円=2750円
- 抽選2ショットチェキ→ 入場 1050円+抽選チェキ 5100円=6150円
- 指名2ショットチェキ→ 入場 1050円+指名チェキ 6150円=7200円
アイドルユニット サマーフェスティバルが6500円、Perfumeの東京ドーム公演が6500円、Teenage Fanclubの来日公演は6300円ってことで、大イベントでないCDリリース前イベントなのに6000円overの出費を促すと言う恐怖の2ショットチェキ・・・。これは1度くらい登ってみるしかない! ってことで、抽選2ショットチェキの権利を得る為に6150円投じることにしました。
話はよく聞くべき、あらかじめよく調べておくべきと思った
ishimaru softの店員さん、朝もはよから並んでる"ヲタ"も理解しているだろうと思ってるのか不明ですけど、細かくは説明してくれません。
1F特設レジにて整理券をもらう際の「(CDの予約入金)どちらにしますか?」以外の説明はもちろん一切なし。事前にwebをよく読まないとだめですね。ざっくりとしか把握しないで現場に来たことをちょっとずつ後悔しだしました・・・。
会計後、整理券をBOXから引き、整理番号は早くも遅くもない90番。一応100番以内だと座れる可能性もあるみたいでして、結果として座れました。(フリコピーをしたい、踊りたい"ヲタ"の人はあえて席の途切れた立ち見ゾーンを選ぶっぽいですね)
で、BOXのそばにあったももクロメンバーが写っているカードがあったので「これもらって良いんですか?」と聞いたら「どうぞ」とのことで、これも聞かなかったらスルーするところでした。
そのカード、「ピンキージョーンズ」の先行試聴用のアクセスURL、パスなどが書かれたもので、イベント参加者に配布されてる特典みたいですね。
もうちょい説明して欲しいな・・・と思ったんですけど、イベント参加はやっぱり個々の積極性がなきゃだめですね。
あと、この日限定の「はじめまして、週末ヒロイン ももいろクローバーです。」なる封筒の販売がありまして、中身がなんであるかはメルマガ(10/2 0:02にメルマガ送るってくるのやめてw)の時点では明かされてなく、会場に入った際に聴いて見たところ写真とのことでした。メルマガやスタッフのツイッターにて「ももクロ初心者にはちょっと嬉しいアイテムかも」とのことが触れられていたので、何回か見たことあるけども、グッズは所有してないので、この際になんかわかんないけど500円だし買っちゃおうと思って買ったのですが・・・。
「これらの写真が入ってる」的なことを質問した際に言ってたっぽかったのですが、瞬時に理解しないで高城れにセットが入ってる封筒をチョイスしてしましました。中身はアイドルユニット サマーフェスティバルと端に書かれたれにの写真セット。(在庫整理・・・?)
たまにレアなのがあるみたいな表記があったのですが、頭がパニックでよくわからなかったので、そっち側は買わなかったのですが、私服、衣装ver.のOFF SHOTの写真セットだったみたいで、後から買いなおしました。レアそうなのは入ってなかったけど・・・。
いやーでも、れにちゃんの写真買っちゃいました。写真には手を出さないようにしてたんですが。記念品ってことで。(コレクションすると出費地獄なので、これで終了です)
イベント本編
曲名と曲が新しい曲に関してあんま一致してないのでセットリストは割愛。アイドルユニット サマーフェスティバル2010でも披露していた「オレンジノート」「全力少女」「words of the mind」(moveのカバーだそうですね)「行くぜ!怪盗少女」にあと1曲披露してました。
で、この日が一応「season 1 最終日」っていう位置づけだったみたいで、明日から物販が変わる旨なんかも説明してました。
翌日日曜日のイベントは行けないのでちょっと悔しかったですが、いつかゲットしたいですね、Tシャツ。アイドル戦国時代ってことで、ちょっと戦国武将系のフレーズなんかも交えた文字が背中に書いてある(前面は桃をあしらった家紋系マーク)もので、高城れにのものは「風雲 高城城」って書いてありましたwww おかしすぎるwwww
佐々木彩夏は「プリティ下克上」、百田夏菜子が「最後のかぶき者」、有安杏香が「鳴かぬなら 踊って歌おう 不如帰」、玉井詩織が「泣き虫あんみつ姫」、早見あかりが「氷の知将」でした。やっぱ、れにTがたけし城世代にはツボですw
アンコールには新譜のカップリングに収録されると言う新曲「キミとセカイ」を初披露だったそうです。(豆にイベント来てないから初かどうかがわかってないんですが・・・)
しかし、ももクロ、かれこれ3回見てきまして、今回4回目でしたが、高城れにが圧倒的にスキルが上がって来ますね。見てて圧倒されるレベルの動きのキレの良さ、そしてメジャーデビュー体重測定で一人だけOUTを叩きだし、「デビューまでに絞る」ということで仮合格扱いとなっていただけあってか、見る見る細くなっていくその様。
れにちゃん、悪く言えば「クラスに居るそこそこかわいい子」っていう印象で、他の子たちが独特の魅力を持ってる中でも普通感を評価してたんですけど、そこにさらに努力を積み重ねてきたわけです。こういう人ほんと、見てて感動しますね。
どの子も「誰かが劣っている」ことがない高いレベルのパフォーマンスが見れるのもももクロのよさでもあるのですが、れにちゃんの関節を痛めるんじゃないかというくらいの激しいダンス、これがとにかく凄かった。
この前にももクロを見たアイドルユニット サマーフェスティバル 2010で、夏菜子がパフォーマンスをちょっと節約して、持ち味?のクネクネ感と、彼女だけが繰り出せるアイドル界最強の武器"えびぞりジャンプ"でカバーしてる感が凄いっちゃ凄いんですが個人的にイチオシになるほどでもないので、やっぱりれにちゃんの努力を重ねた者にしか出来ない迫力のパフォーマンス、これをぜひみんなに見て欲しい次第ですね。
「行くぜ!怪盗少女」は何回見ても鳥肌立つくらいに迫力、スピード感があってやっぱり凄いです。
参加特典 "2ショット チェキ"
初回盤A~Cを予約して得た"誰かと2ショットチェキ"ですが、整理番号が1番だったので最初に並びました。
上記の通り、すっかり"れに推し"となってきているのでれにちゃんが良かったのですが、"あかり"と書かれたテニスボールが出てきまして、結果、あかりと2ショットとなりました。
にしても、高額を投入して得たチェキ権利ですが、くじで誰かと、っていうこの中途半端な愛情感、これはどう捉えられるんですかね・・・。
指名チェキだったら「私を選んでくれてありがとう!」って言う気持ちをアイドル側も示せるかもですけど、「ももクロだったら誰でもOK」みたいなDD (誰でも 大好きの略)感。アイドルと一般人は違うものの、例えば「女の子なら誰でもOK」みたいなつもりで女の子に歩もうものなら確実にフラれるような気がします。
アイドルのイベント、しばしば行ってますが、かわいいから見に行ってるとか、女の子と握手できるから行ってるっつうより、アイドル・エンターテインメントが好きで、磨きぬかれたパフォーマンスと、オーディション等で勝ち上がった天性のルックス、素晴らしい歌唱なんかを楽しみたいと思って行ってるので、たくさんCD買ってチャート向上に貢献とか、写真やグッズを買い込んで投資しているような気分で応援っていうのとはちょっと違うつもりなので、もう多分2ショットとかまでお金を投入することはないと思うんですが、もし次回機会があったら指名でれにちゃんにしたいですね・・・。
あと、握手会とは別枠だったので握手は結果しなかったのですが、同行した友人は握手に挑んでまして。感想を聞いたところ「何話して良いかわからない」とのことでした。これはほんと自分もそう思います。みんな何喋ってるんだろう。
どの現場にもだいたい居るヲタの人のblogなんか見ると、さすがに熱烈に応援しているせいか、話したいこと、言いたいことも多いのか、結構がっついてる人もちらほら見られるのですが、やっぱそれくらいの熱意をもって応援する方が色々良いのかもしれませんね。
パフォーマンスだけ見て、パフォーマンスの良さについてしか感想がないとなると「良かったです」くらいしか言えないですからね。しかもハロプロの握手会と違って、列の循環を促すスタッフによる「はがし」が若干ゆるいので、なおさら何話してよいかわからなくなりそうで、(出費も含め)怖いので今回握手はやめておきました。
しかしながらあんまり考えて握手とかに臨まない方が良いですね。パフォーマンスが良かったら良かったって言う感想を伝える、これが一番ですよ!
ちなみにあかりちゃんとポラを撮る際は「ポラ初めてです」とかどうでも良いことを言ってしまって、ライトな表情で飄々とポラ受け渡しをこなしてました。うーん、間の具合がわからない・・・。勉強不足ですね。
全体を振り返って
こんな感じのイベントを一回一回物凄い本気でパフォーマンスして、お金を搾取・・・と言っちゃ言い方悪いですが、ヲタ心をくすぐるサービスを用意して待っているももクロ。本当に恐ろしいです!
でも、1050円で相当のパフォーマンスが見れるのは確約が出来るので、見た目がそんなに好きでないとか、見に行く理由がいまいちない人でも、出来心で一度見に行って見て欲しい、そんなももいろクローバーです。本当にすごいグループだと思います。