2012/04/30

第1回ヒデコ祭り(2012/04/30 平成琴姫 出演) @ 吉祥寺 井の頭公園

ヒデコプロモーション主催 第1回ヒデコ祭りなるイベントに"平成琴"なる楽器を使うアイドルユニット"平成琴姫"が出演するとのことで、吉祥寺 井の頭公園まで行ってきました。




"平成琴姫"とは

ヒデコの主、花岡さんが着いた時は歌ってました。歌謡曲~メロウなポップスを渋い声で歌ってました。ギターパートではエアギターも少々披露、ノリノリの主でした。
先日、知り合いの方から「面白いユニットが現れた」と教えていただいたのが平成琴姫。

話によると"平成琴"なる楽器を使って演奏したりするらしい。そして、ライブ前後に三つ指立てて正座でお辞儀すると言う(笑)。

三つ指のインパクトがすごくて、これはぜひ見たい!と思ってたところに、タイミングよく無料イベントがあったので、この日吉祥寺を選びました。

しかしながら、大田区から武蔵野市は遠い。自転車で向かったのですが、初めて行ったわけではなかったのですが、久しぶりに井の頭公園まで自転車で、とても疲れました。




15:19 門西恋(もんざい れん)

門西恋さん。低めの地声で、伸びは悪くないのだけども、どうも面白くなかった。
主オンステージ終わったあとは同じくヒデコ所属の女性シンガーが登場。「よろしくね!」ってな具合に、肩をぽんぽんとタッチする主の姿が印象的だった。

1曲目は「Amazing Grace」を披露。オリジナルアレンジと思われるピアノ伴奏+少々パーカッションと言ったオケをバックに歌ってたのだが、個人的な感想としては、中島美嘉がこの曲をカバーしてアルバムに収録していることからそれを想起したのも多少はあるかもしれないのだが、とても歌がうまい人が歌い上げたものとは質の違う、そんなに歌がうまくない人が自分なりにうまく歌った感のあるもので、あんまり聴いてて楽しくなかった。

と言うか、この人のビブラートのかけ方が自分の中で"中島美嘉に似てる"ことになってしまったので、もうそこから"吉祥寺の中島美嘉"としか思えなくなって見てました(笑)。中島美嘉はルックスや彼女の持ち曲など色々ひっくるめて結構好きなんですけど、彼女のMCや歌など、聞いててもさっぱり引き込まれなかった。2曲目は不明、3曲目に「しばらく体調を崩して歌手活動諸々休んでた時期に、自宅でYouTubeで見て繰り返し聴いてた」と言う「ヨイトマケの歌」を披露。美輪明宏バージョンのCDを所有してるので、そのイメージが自分の中で強いので、中島美嘉的な歌唱がこれまた合わずで、楽しめなかった。




15:39 平成琴姫

門西さんがアイドルやるとしたら、自分の中では"いらドル"のカテゴリになります。
平成琴姫、位置につく。
この日、何回かステージに立つとのことだったのだが、タイムテーブルがはっきりしてなかったので、Twitterで現地に早く着いていた知り合いの方から情報受けつつ現地に向かったわけですが、この時間帯でラストかな?と言う回に見れて良かった。

門西さんが終わり、ボスの紹介などを受けつつ、琴姫がスタンバイ。和装をモチーフにした、比較的動きやすそうなカラフルな衣装をまとった4人の女性がステージに登場。カラータイツも履いてて彩り豊かだった。

少々門西さんとステージでMCしてたりしたのだが、門西さんが「私もアイドルになっちゃおうかな?」みたいなノリでおどけてたのだが、なんだか少しいらっとした(笑)。

少しして門西さんは捌け、琴姫がいよいよ開始か…と思ったのだが、位置についてしゃがんだにも関わらず全然音が鳴らなかった(笑)。1分ほど沈黙があったところ、ボスが再び登場。簡単にMCをして繋いでいただのが、再び「頼んだよっ!」ってなノリで彼女たちの肩・背中をエスコートとするように優しく触れていた。

この日、配置されていた"琴姫通信"(フライヤー)。手書きで意外ときれいに書かれてる。"ダークネスな新感覚アイドルユニットな~のだ~"と、ダークネス感0でほほえましい書き方が良い。
いよいよOKとのことで15:44、1曲目スタート。「Darkness~心の闇~」なる曲。事前に配布されていた"琴姫通信"にも書かれていたが「ダークネス」部分をつかさどる曲なのかなと言ったところなのだが、確かに明るいポップスではなかった。



上:舞う平成琴姫 中:平成琴を弾く 下:弾かない時は背面に位置
風が通り抜けるような涼しげな平成琴の音色で旋律を刻んでいるイントロだったのだが、平成琴自体には無線機器がついてるわけでも、シールドがささってるわけでもなく、当て振りだったので、少々ガタッと来た(笑)。

曲は確かに暗いんだけども、妙にキャッチーさと衣装、平成琴のインパクトが大きくて楽しかった。

1曲目終わりでMC、自己紹介へ。まずグループとしての方向性を示すキャッチフレーズを唱え、正座して三つ指ついてのお辞儀からスタート(笑)。

その後、個々の自己紹介となった。ショートカットが印象的な"モモゾフ"こと桃屋マミblog、色白で透明感が印象的な"ゆいひめ"こと加藤唯blog、"姫"ついてたっけな・・・忘れましたが(笑)とてもしっかりした喋り口に安定感のある竹林歩美blog、クールな和美人と言う印象(あくまで私の感想です)の"ちいひめ"こと桜木ちひろblogの4人。"ゆいひめ"がかわいいなとも思ったのだが、喋りの安定感などから竹林さんも良いなーと思いつつ、1人でどんどんテンションが上がっていくモモゾフに笑わせてもらった。

左から桜木ちひろ、竹林歩美、加藤唯、桃屋マミ。

どう見ても大正琴です。本当にありがとうございました。
自己紹介が終わったところで、彼女たちの愛器"平成琴"について紹介。

見るからにそうだろうなとは思ってたのですが、大正琴をモチーフにした楽器だそうで、演奏方法は大正琴と全く一緒。鍵盤のような部分があり、そこを押さえて、もう片方の手でピックなどを持ち弦を弾くと言うものだった。ペグの配置はGibsonのギターによくあるような両サイドに飛び出た物で、本体がストラップで下げられるようになってる&カラーリングがナウい(死語)ので"大正"の古いイメージなしと言う感じでしょうか。

あとで調べた情報ですが、浜松にある三創楽器製作所が琴姫の為に作ったアイテムだそうで、世界に4台しかないそうです。いやー、勿体無いから量産して欲しいですね!こんな大正琴が手ごろであったら、もう少し若い世代に…売れるかどうか?!(私は欲しいですが、ピックアップ内蔵にして欲しいです!)

決めポーズは後ろを向いて
続いて2曲目「ひまわり~愛する人へ~」。ダンスチューンだった1曲目に対して、ややテンポを落とした平成琴の音色がより際立った印象の曲。やっぱり曲は暗め(笑)。琴ソロがインパクトありました(当てぶりですが…)。


MCは方向性なしと思いきや、意外と喋りがうまい竹林さんのさばきが良くてまとまってた。ちなみにモモゾフだけワイヤレス・ヘッドセットが壊れてるとのことで、普通のマイクを使ってた。
"ダークネス"な曲をやりつつもMCではほんわかした琴姫さんたち。次のMCではモノマネバトルを展開。モモゾフ→ラジオの音声(?) ちぃ→となりのトトロのおばあちゃん ゆい→ちびまる子ちゃん あゆみ→ドラえもん とアニメ多め、1人モノマネ対象が謎でおかしかった。

「お客様はサンタクロース」サビ箇所はみんなで手を繋いで前後に動きます。
お客さんは井の頭公園散歩するのが趣味と言う雰囲気のおじいさんおばあさんが圧倒的に多かったので、最近のタレントのモノマネとかよりも良かったのかもしれませんね。

盛り上がったのか盛り上がってないのか良く分からないモノマネバトルの後は告知をし、最後の曲と言うことで「お客様はサンタクロース」を披露。いきなり冬曲になったので少々驚いたのだが、オリジナル曲だけで臨んでる辺りは良いなと思った。この曲はお子さんも一緒にお楽しみいただけます感たっぷりのもので、ダークネス度0でした(笑)。振り付けも"だるまさんが転んだ"が取り込まれてたりとパーティー感あって愉快だった。

そんなわけで3曲+MCが終わり、締めに再び三つ指を付いて深いお辞儀をして終了となった。




その他のお話



自分が見た回の終了後、これでこの日の出演は終わりみたいな話が出ていたこともあってか、琴姫さんたちに花束を渡している人たちが居た。

まだ活動始まって間もないグループなのに、なぜ花束なんだろう?と少々疑問だったのだが、新聞配達のアルバイトしながら歌手活動を送っているというMCでご老人たちの心が動いたのかな?と言うのも思ったのだが、後々の話によると、歩美&唯の2人が元々地元名古屋でビアガーデン"マイアミ"内でマイちゃん、アミちゃんとして歌手活動を行っていたとかで、地元のファンの方も少々来てたみたいですね。で、新たなる門出を祝っての花なのかなーと思ったのですが、真意は不明。

何にしても無料発表会的な位置に近いこのイベントで花束はやはりよくわからなかったのだが、感激したモモゾフが涙をこぼしてた。

そして、良かったね!頑張るんだよ!と言う体で、しれっとまた背中辺りに手を添えるボス(笑)。(でもこういうやたら包容力みたいのあるおじさま、たまに居ますよね…)

手に差し入れ、花束、そして平成琴と盛りだくさん抱えて琴姫さんたちは去って行った。

が、この部の後にもう1回ステージがあった。個人的に、お昼過ぎの回見逃したので、もう1回見れて良かった。(最後の部は2曲のみで、ひまわりはやらなかった)

現場の雰囲気をお楽しみください。
しかしながら、先述のボス以外にもベテラン感漂うおばさまシンガーが登場したりと、歌謡/演歌方面で強いヒデコなのだなーと思いながら、磨き抜かれた歌唱を老人たちと楽しんだ。

個人的にこの日見回して面白かったのは、さすがに撮るわけに行かなかったので撮ってないのだが、巨大な弁当2つを思いっきり展開させて、足元に新聞紙を敷いて、裸足でご飯もりもり食べながら見てるおばあさまだった。よく公園でご飯食べてるような用意の良さに、ああ公園って良いなーと思った。

あと、最前列に真後ろを向いた柴犬が居たのもとてもかわいくて和んだ(笑)。

最前列のわんわんはステージにまるで興味ない様子でほんわかした。



終わってから少々待機してたら、琴姫さんたちが出てきた。

この日は公な場所でのイベントと言うことで物販の類はなかったようなので、ライブの感想を軽く伝えようとふらふらして待ってたのだが、見に来たお客さんたちがずいずいガッツいてて、なかなか感想を伝えるに至らなかった。

以前知り合いの方が見た際に「友人連れてきますよ!」くらいに言っておいたそうで「連れてきましたよ」と紹介してくれたので「ユニークなグループが居るとのことで、見に来ましたー楽しかったです」と感想を伝えられた。

話してる最中に思いっきり割って入ってくる人とか居て少々難はあったものの、見に来てくれた一人一人に対して礼を述べてて、なんだか好感わ沸いた。

しかしながら、無料イベントと言えど、適度にお客さんを回す係のスタッフが居ないのも、片付けがおろそかになって、他のスタッフ、メンバーが「行くよー」みたいな雰囲気漂わす結果になってたのも考え物だなと思った。

日頃から、接するなら何かアイテム買わなくては、とは思ってはいたのだけども、がっついた人の勝ちの場合もあるのだなとは思ったのだが、TPOに応じて自ら"剥がれ"ていくこともアイドル本人たちのためだなとも思った日でした。

職からはぐれてる状態で有料イベントに顔を出せない以上、次回いつ琴姫を見れるのかがわからないあたりでは「応援していきます!」とは言えなかったのだが、次回見れる機会があると良いなと思いながら吉祥寺から神田に向けて自転車を走らせた。(無銭現場はしごですね…)

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