2012/06/27

リル・クミン 「意味深スパイシン」リリース記念 初めて!ドキドキ・パーティ(2012/06/27) @ 秋葉原アソビットシティ

リル・クミンblog意味深スパイシン」リリース記念 初めて!ドキドキ・パーティ”なるイベントがあったので、秋葉原アソビットシティまで行ってきました。




リアル系アイドル図鑑」から誕生したリル・クミン

2011年に「リアル系アイドル図鑑」なる本が出て、それで人気投票なんかもやっていたのですが、それとは別に、主催オーディションみたいのがあったっぽく(リアルタイムで追えてないので…)、そのオーディションを勝ち抜いた子たちで結成されたのがリル・クミンとのこと。

何かわからないけど、とにかく1stが出る、無銭イベと言うことで、未知数なので覗いてきました。




19:00 イベントスタート

18:50頃、現場に着いてみると結構人が入っていた。2011年のオーディションから半年、結構時間が経ってるわけですが、意外と時間とお金をかけてこの日まで来た感が若干ある場の雰囲気で、アソビットシティでのイベントの割りに、関係者って感じの方が数名訪れてたのが印象に残った。

新宿タワレコで先日ビラ配りを実施したと言う情報を聴いていたのだが、始まるまで垂れ流しされていた映像、タワレコのセールに関する情報を話していたので、何かタワレコと関係が深いのかなと思いつつ、ラオックス店内でこれが流れているずれ具合が面白かった。その映像、あまりこなれてる様子のないだらりとした、でも機械的な喋りで、不慣れな様子が良かった。

19時になり客側電気消灯、ジャケットを羽織ったプロデューサー/事務所社長と言う雰囲気の方がマイクを握ってリル・クミンについて軽く紹介を始めた。お店の方の前説と違って若干感情がこもった語りで「2011年に発売しました“リアル系アイドル図鑑”から誕生した~」「1stシングル“意味深スパイシン”がようやく発売と言うことで~」と触れつつ、「撮影・録音は禁止です。お怪我のないようにごらんください」みたいな感じで話してて、怪我する観覧方法ってどんなよwと思った(笑)。

説明が終わったところで、ジャケットの男性の紹介を受け、拍手で迎えられリル・クミンがステージに登場。(SEとかは特になかった)

まずは名乗り。「リル・クミンです♪」と手をくるりと回しつつこめかみあたりに持っていく様がアイドル自己紹介のよくある感じで、幸先良い印象だった。(あんまり奇抜でも良くないですからね!)

名乗りに続いて自己紹介。ピンク担当の青柳理沙、黄色担当の野口みか、赤担当の矢野悠来の3人。先日のビラ配りに遭遇したらしい面識ある人がTwitterで「みかぽん、みかぽん」と言っていたので、みかぽんだけ名前と顔がすぐに一致した。熊本県出身で、くまもんのライバルと自称しているあたりでもキャッチーだなと思った。リーダーはピンクの“りちゃあ”なのだが、緊張している様子だった。

自己紹介からの、謎の振りで“ゆうゆう”の一発芸「宇宙人です!」と言うのが繰り出されたのだが、流れも特にないし、唐突だし、別に面白くないしで、早速スパイシーな空気が流れていた。

よくあるような「まずは歌から」と言う感じはなく、フリートークから開始。「結成は2011年12月09日なので、半年だね~」と語っていた。半年間レッスンしてたのかなと思いをめぐらせたのだが、結論から言うと、半年潜伏してた割りにそんなにインパクトのあるステージではなかったのは惜しかった。

ユニットの誕生について触れた話題が続いたのだが、リーダーが緊張して名前の由来を飛ばしていた。メンバーからのフォローを受け「12月09日の誕生花がクミン」と言う情報を得られた。リーダー「そんな花、(みなさん)知らないですよねぇ」と語っていたが、さすがに花の形までは浮かばないけど、クミンくらいはみんなわかるんじゃないかなと思ったのだが、自分は彼女たちより10年以上長く生きてるので、何かそういうあれかなと思った。

ユニット名の話している間も、自分らの身長の話題が混ざったりと、喋りは雑然としていた。

イメージカラーの話になり「言った人がその色になった」みたいなテキトーなエピソードが良かった(笑)。

続いてライブについての話題。「昨日で5回目のライブで、まだ緊張している」「リーダーが緊張していて、いじられっぱなし」「歌ってる最中にリーダーの小指が立ってるので見て見てください」by みかぽん、「小指系アイドルだね!」by ゆうゆう と言われたい放題だけど、言葉が回らないのか、あまり返せてない様子だった。ちなみに“ゆうゆう”はさっぱり緊張しないとのことだった。

続いて人入りについて「全然来ないと思ってたけど、結構来て下さって、お母さんとか呼ばなくて良かった」と良い話していた。お母さん来ても良いと思いますが、ヲタにじろじろ見られる娘の姿とか見て、お母さんどんな気分を味わうのだろうと思ったら、やっぱり家族は現場に来ない方が良いのかなとか思ったりした。

と、打ち出してみても散らかってますが、話題があまりにまとまらないので途中から冒頭のジャケット男性が助け舟。「今後ろで流れてる映像んですけど、それについてー」と話題提供。「タワレコサマーセールの映像です!」とのことで、男性「何テイク撮りましたっけ?」と振られ、「9テイク撮りました」と語った。噛んだりして難航したとのことだった。

VTRの話題になりつつも話がやっぱり脱線、ジャケットの男性が「話がぐでんぐでんになってるけど(苦笑)、半年の間は何してたのかな?」と切り直し。レッスンの話題になった。

赤のゆうゆう(97年1月生)、白の りちゃあ(91年7月生)が年齢5つ以上離れているとのことで、馴染むまでジェネレーションギャップを感じてたと言う話や、ゆうゆう「歌が下手で~」 みかぽん「でもダンスがうまい!」と言った、今日に至るまでの話で少々盛り上がった。


19:17 1曲目「どうしよう?」

15分超のMCから、ジャケット男性から「曲を・・・」と言うことで、リーダーから「“どうしよう?”です。 ほんと、私なんですよ…(笑)」と曲名言ってるのか、自分の状況言ってるのかよくわからない感じだった。

「意味深スパイシン」のカップリング曲だそうで、聴いた感じ、まあまあと言ったところか。極端に酷かったり、へっぽこだったり、ぺなぺなだったりしたら面白かったのだが、意外にクオリティは高かった。歌は先述の通り赤担当のゆうゆう、声が小さくて全然出てなかったのだが、動きはしゃきっとしてて好印象だった。

それよりマイク音声にリバーブがかかりすぎてるのが気になったのだが、それと同時に、歌が弱い面をカバーする“かぶせ”をしないんだなーと言うことにも気づいた。(歌弱いユニットだと口パクとか、選択肢はあったと思うんですけど、生ボーカルでした。)

3人で手をかざして回るところが振り付けで印象的だったのだが、曲終わりのMCにて「振りは自分たちで考えました」「カラオケの広い部屋借りて練習したりした」と言っていた。オーディションで受かって、曲は提供してもらったにせよ、ダンスがDIY、歌も生ってあたりで、なんか「粗を潰していく」感じじゃない方向性が良いなとも思った。(逆を言えば、そうやって作りこもうっていう発想がないようにすら感じられるこの日の前半のイベント進行にも少々疑問は感じたw)


19:24 2曲目「意味深スパイシン」

少々曲についての話をはさんで2曲目「意味深スパイシン」を披露。後から聞いた話なのだが、シンガーソングライターでもある浅田祐介さんプロデュースとのこと。今のAKB風王道アイドルポップみたいな感じはしないトラックで、なかなかユニークだなーと思った。Bメロでアイドルコンサートでよくある「パン!パパン!ヒュー」(PPPH)の手拍子も入れづらいリズムだったり、随所随所がアイドルらしさに寄ってないのも面白かったのだが、本人たちのステージがまだ磨き抜かれた感じのものではないので、どことなく間延びしちゃうなーとも思った。

全部聴き終わってみると、とても凝った曲だったのだが、歌やダンス、キャラクターで突き抜けるような何かがない場合は、べたでノリ易い曲もあった方が良かったのでは、と思うに至った。


19:28 クロージング

曲が終わって締めMCへ。

「私たち、まだ体力ない系アイドルなんで」「ぜーはー言っちゃうんで」と緊張の色を伺わせつつ、赤担当 ゆうゆうが「宇宙人ポーズで回復」と、まだ宇宙人を引っ張っていた。別段ウケてはいなかったし、個人的にさっぱり面白くなかった。

呼吸が少々落ち着いたところでジャケット男性から「じゃあ、最後に一言」と振られ、リーダー「リーダーらしいことが何もできてないかもですが、頑張っていきたいと思います!」と決意を語っていた。




物販

CDのリリースイベントではあったが、この日結構グッズの数があるのには驚いた。

Tシャツ(水色の生地に筆記体ピンク字でLil Cuminと書かれたもの)、タオル(白い生地にピンク字)、そしてCDがあり、どれを買ってもサイン入りのあらかじめ撮影されたチェキが付いて来るとのことだった。

物販開始して、握手とかどういうレギュレーションなのかなと見ていたのだが、アソビットシティでよくある、ステージ上での握手とかと違って、購入者がレジ横にいるメンバーと流れで握手などしていくと言う感じだった。

何かと、色々決まってないんだなーと感じた。




自分はお金がなかったので様子を見るにとどまったこの日なのだが、何かと不安要素の多い“初物”感が漂ってて、これはこれで貴重な機会が見れた気がするのだが、あんまり決まってないと逆にお客さんも着きづらいのではないかなと言う印象も残った。

ルールでごてごてになってて初心者へのハードルが高いのも良くないのだが、ある程度決められていることで楽しめる世界もあることに改めて気付かされた、そんなイベントでもありました。場数をこなしてどう成長していくのかが興味深いリル・クミンでした。曲はなかなか面白かったので、ちゃんとお金あるときにCD買いたいですね!

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