アイドルカレッジ(wikipedia)のワンマンライブ「みんなひとつになれ!アイカレの伝えたいこと~2011冬~」が恵比寿ガーデンルームにてあったので行って来ました。
アイカレ史上 最大規模のワンマンライブ
ライブハウスや小さいイベント会場での地下的活動を続けているアイドルカレッジ。
CDもamazonで取り扱いがなく、秋葉原のアイドル横丁で買える以外はライブ会場でCDを買い求めねばならないと言う彼女たちですが、今まで何回か"定期公演"と題されたシリーズもの以外にも、ライブハウスでワンマンライブも行ってきてるみたいですね。
定期公演に他のグループが出てるわけではないので、ある意味それもワンマンライブだとは思うのですが、定期公演は"AFTER SCHOOL"と言うテーマに沿って?のもので、ワンマンは曲数、企画、規模含めて大きくやってるものを指すみたいです。
アイドルのワンマンライブの感覚ってちょっと独特ですよね。まあ、それは置いておきます。
自分の知る限りでは渋谷DESEOでワンマンライブを2011年秋ころにやったそうですが、それよりもキャパが広い、500人規模のホールでライブを行うと言うことで、会場どこになるんだろうと思ってたのですが、かの有名な恵比寿ガーデンホールの隣の中規模会場、ガーデンルームが選ばれたみたいですね。
やや高級感ある恵比寿ガーデンプレイス内の会場になんて足を運ぶ機会はそうないので、迷いながら現地に到着いたしました。
ガーデンホールが目に飛び込んだので(もちろん初めて前に来た)、ここかー!くらいに思って写真を1枚撮っておいたのですが、そこの脇の道を通ったところにあるのがガーデンルームでした。建物がどうかが見えづらい位置にあった(笑)。
いやー、しかしアイドルのライブがあるような雰囲気のところじゃない小洒落た雰囲気で、なんか妙な感じした。
入口前には既に整理番号での整列が開始されていたので(既にOPENしているものとばかり思ってた)、とりあえず列について待ちました。
物販と権利チケット
話によると、この日は2000円で1権利チケットが貰えるとのことだった(※1)。せっかくの記念なので、と言うことで、あまりお金がなかったのだが、2ショットを撮ってみようかと言うことでTシャツ(3000円)、写真5枚セット(1000円)を購入、権利チケットを2枚貰った。
写真は見てみたらリーダーの坂田しおりちゃんのサイン入り写真が混ざってて、初めて当たった(笑)。(と言っても写真購入が2回目・2セット目と買ってる人の中じゃ少ない方だと思うので、2回目にしてサイン入り当たるとはラッキーなもんですね)
権利チケット、メンバーの写真がプリントされていたり、紙質がよくある「ざっくり印刷してハサミで切った、そしてハンコ押した」って程度のものより遥かに上質のもので、この券使い終わったら持ち帰りたい!と思えるものだった(笑)。Tシャツは白地に金プリント、黒字に金プリントとあったのだが、白側はSサイズが早い段階で終了していたこともあり、黒がほしかったのも込みでサクッと黒の金字プリントのものを選んだ。
その他、メンバーカラーの法被(4000円・バッヂ入り)があったり、メンバーソロショット11枚+集合写真の計12枚セット(そちらは2000円)なんかもあった。
にしても、入口でお品書き、権利チケットの説明、禁止事項などが書かれた紙を頂いたのですが、細かいですね。
アイドル現場色々足を運んでますが、アイカレの特典会はどうも独自色が強くて、イベントによって色々内容が違かったりするので、お金がないことももちろんなんですけど、いまいち積極的になれてないですね・・・。
モッシュ、リフト、連続ジャンプなども禁止事項として書かれているのも興味深いですね。ぱすぽ☆でも「連続ジャンプ禁止!ジャンプするなら後方ジャンプエリアを設けるから、そこでやってください」っていうお触れが出てましたが、それよりも厳正な感じでしょうか。
かつてのアイドルカレッジ現場、それなりに騒ぐお客さんが多くて、定期公演の回を重ねるに連れて規制を厳しくして行ったみたいな噂も聞きました。
果たしてどんな感じになったのでしょうか。以下でレポです。
権利チケットの特典内容は以下の通り。
- 権利チケット1枚
- 全員と握手
- 権利チケット2枚
- 携帯電話のカメラ機能での2ショット(握手なし)
- 権利チケット3枚
- メンバー個別の握手&2分間トーク
- (ただし、メンバーはランダム)
いやー、メンバーはランダムっていうのには驚きました。6000円使っても好きなメンバーと2分トークできない可能性が十分にあると言う、物凄い高いハードルに驚きました。
しかし、考えてみると個別メンバーへの権利行使の枚数を平等にすることで、メンバー間の人気・不人気の差をなくそうっていう運営側によるメンバーたちへの愛も感じますね。・・・とは言え6000円でランダムはちときついですよね。
ライブ本編 スタート
- We are idol College
- なりあがり
- 制服恋物語
- 二人の未来
- MC
- BINGO!
- エビデイエビナイ
- DESTINY
- 寸劇
- ジングルベル(候補生3人)
- ヤングマン
- MC(アイカレメンバーの挑戦コーナー)
- 残酷な天使のテーゼ(候補生3人)
- All Want For Christmas You(坂田ソロ)
- サンタが街にやってくる(中島・安藤・海老原・冨田)
- うしろゆびさされ組("6% in mine(idol)"として出演)
- まっすぐに
- チェリーガール
- いちごパフェ
- ONE FOR ALL
- アンコール
- yosakoi~愛華麗
- 前略、道の上より
- MC(新候補生紹介)
- 雨のち晴れ
- MC(締めの挨拶)
- Happiness~Kanshaの歌
中高生の"ピンチケ"と言われる騒ぎたがりな客が無駄に騒ぎ出す、なんていう話をたまに耳にすることはあるものの、実際そういうファンが集まるような現場になかなか行かないもので、まともにそういう光景に出くわしたのが初めてだったので、なんだか楽しかった(笑)けど、全然アイカレと関係ないですからね。鬱陶しくも思った(笑)。
15:30、客側の電気が消灯、出演メンバーの顔が次々映し出されるオープニングVTRが流れ(何故かBGはOasisの曲だったw)、普段と違った緊張感が流れて良い感じだった。
VTRの灯りだけで照らされた薄暗いステージにメンバーが位置に着き、1曲目は自分の聴いたことがなかった「We are idol College」からスタート。
学園型/育成型と言われるようなスタイルを取ってるアイカレ、日々の成長を見守ってねと言うテーマが歌われた歌だったのだが、中盤過ぎたあたりの台詞を言うシーンにて、マイクの音声が小さすぎて何言ってるか聞き取れなかったのが惜しかった。
1曲目はてっきり「アイドルカレッジのテーマ」あたりで来るかと思ってたので、定期公演程度しか足を運んでない/アルバムを自宅で聴いてる程度の自分の知らない曲からスタートと言うのも少し拍子抜けしたのはあったのだが、まあこれは自分の学の薄さゆえですね・・・。でもテーマがアイカレらしくて良かった。
始まってみると、舞台(凸の字になってて、中央が客側に出っ張ってた)を客側から見て左手側のお客さんの方が若い/騒ぎたい衆が集まっている印象で、自分がたまたま位置についた右手側はライブが始まっても比較的静かだなーと言った印象を受けた。これは個人的に良かった。(あまり騒いでみるタイプではないので)
2曲目はライブでも定番の盛り上がり曲「な・り・あ・が・り☆」が来て、慣れたファンの人たちのコールが合ってて、いつもに増して威力の強さを感じた。
その威力のまま、Bメロ(?)部分で中央~左手側の騒ぎたい人集まりエリアでは集団でグルグル勢い良くサークル状になって回ってる姿も見られた。定期公演では椅子席がある&後方は狭いこともあって、そういう光景が見られなかった故に「以前のアイカレの風景はこんな感じだったのだろうか」と思いつつ、自分が立ってみてるエリアが侵食されなくて良かったと思った(笑)。(人でギュウギュウと言うわけではなかったこともあり、荷物をクロークに預けておらずで足元に置いてたのも込みで)
アイドル現場でヲタ側がアイドルの子たちの歌って踊る姿を見ずにヲタ芸の類を打ってるシーンなんていうのはもういくらでも見て来たのだけども、ふと大きな舞台に立ったアイドルカレッジの子たちを見渡してみると、最高の笑顔でお互いアイコンタクトしながら良いステージを行ってる姿が見えて、見てるこちら側も思わず顔がほころんだ。好みの子がいて、可愛くて「良いなあ」って思うこともあるけど、何より楽しそうに元気良く、そして磨き上げたダンスなんかを披露してる姿のキラキラ感って本当に良いですねぇ。どのアイドルだって緊張感を持ってステージに臨んでるとは思うのですが、アイカレメンバーの時に張り詰めた緊張感、真面目な表情であったり、笑顔を弾けさせてる様を見せたり、色々な顔色が本当に楽しいです。
3曲目「制服恋物語」もアイカレの持つキラーチューンで、「君が好きだよー♪」ヲタ「オレモー!」の掛け合いはさすがに参加した(笑)。
この曲でも騒ぎたい衆による圧縮があったりして、近くでなくて良かったと思った。4曲目「二人の未来」、この曲、多幸感溢れるなんとも言えない感じがとにかくぐっときました!(定期公演しか見れてないので、ライブで見たのが初、と言う感動も込み!)
MCからのユニットコーナー
続けて3曲走り抜け、ひと盛り上がりしたところでMC。自己紹介と意気込みをそれぞれ口にしていた。
何人かが「最後まで頑張りたいと思います!」と言うようなことを言ってたのだけども、アイカレってワンマン前の打ち合わせとかで「最後まで頑張ろう!/やり抜こう!」みたいなテーマ立てとかしてるんですかね。なんかそういう、このテーマだけは忘れずにみたいな話とかしてそうですね。(少なくとも、人数が多いけどバラバラにならないようにと言う意識が強いグループだなとは感じていたので、そんな印象を受けた)
続いてMCにて"あやっぺ"こと山崎彩花がいつも通りの特徴のある声で「もう、最初からクラスメートさん(アイカレファンの呼称)の盛り上がりがすごくて、やばいですねー!」と漏らしていた。ギャーギャー騒ぐタイプではない"あやっぺ"がやばいと言うのだから、そりゃヤバイですよね(?)。
そんなこんなで続いてスタートしたのがユニットコーナーだった。
個人的にAKB48の中でも「BINGO!」は物凄い好きな曲なので嬉しかったっちゃ嬉しかったのですが、アイカレ見に行くつもりで臨んでて、別ベクトルで好きな曲が出てくると思ってなかったので、なんか妙な気分になったのだが(笑)、アレンジが和ユーロっぽい感じになってて、アイカレのレパートリーにいくらかその手のノリの曲があったこともあり、変に馴染みが良い印象を受けた。
6曲目「エビデイエビナイ」は定期公演と同じ顔ぶれ(齋藤、山崎、重本 バックダンサーに冨田、海老原)だった。衣装は白いニット帽、マフラー等を身に着け、ニット地のセーターなどに着替えての"クリスマス仕様"とでも言えそうな格好で登場して、ああクリスマスも意識したイベントなんだなーと言う感じがした。日頃制服っぽい衣装、ダンサーっぽい格好、Tシャツ程度の衣装ばかりなので、こういう「温かそうな格好」した時に光る持ち前の"冬のアイドル"感とでも言えそうな魅力も良かった。
ダンスにおいては、狭い六本木Bee-hiveでのパフォーマンスよりも、大きな舞台で舞うことを前提としたアレンジが施されている印象で、伸び伸びとしてて良かった。しかし、間奏のところの後ろにステップ刻みながら下がるような動きの箇所があるのだけども、そこが違う風に変わってたのはなんだか惜しかった。(その部分の、後ろに下がりながらの満面の笑みがひそかに好きでした)
続いて7曲目「DESTINY」も定期公演と同じく、宮城、坂田、床爪、中島、安藤、南によるパフォーマンスで、大人っぽくビシッと決めててかっこよかった。
Bee-hive、狭い割りに照明が凝ってるので、暗めの照明の中に伸びるレーザー?のような光りが意外と神秘的だなと思ってたのだけども、この日は大会場と言うこともあって、暗いんだけども華やかな照明がとてもかっこよかった。無論、それに彩られた大人メンツを有したDESTINYのパフォーマンスも良かった。
寸劇からのクリスマスソング→YMCA
表題で書いちゃいましたが、このあとは寸劇コーナーを候補生3名で披露、続いてスタンダード・クリスマスソングの「ジングルベル」を歌い、YMCAではっちゃけるという流れだった。
ここの流れが完全に定期公演"AFTER SCHOOL vol.2"と一緒で「おや?」と少々思った。
寸劇の話に戻るが、えび&じゅりコンビが学校帰りと言う設定でスタート。「テスト嫌だから、サンタさんにお願いして、テストどうにかしてもらおう!」→そこにトナカイ役の"ゆいぽん"が登場、えびじゅり「あれー、さっき『DESTINY』をここで踊ってたゆいぽんじゃぁ・・・」ゆいぽん「候補生の"トナカイ"です。」と言うややシュールなもので、定期公演では見られなかった候補生のキャラクターが生きててなかなかそれは良かった。「トナカイも来たことだし、音楽の授業でやった、あの曲を歌っちゃおう!」と強引な展開で曲に繋がっていた(笑)。
「ヤングマン」は定期公演でもやっていた「アイカレバージョン行きます!はい『I』(アイ)!『D』(ドル)!『C』(カレ)!『G』(ジー)!」で盛り上がった。この曲のこれはずるい(笑)。
この日はスペシャルバージョンと言うことで、他のメンバーもバックダンサーとして登場して、みんなで「I!D!C!G!」のポーズを取っていた。
盛り上げ効果の為か、設置されていた特別効果装置から思いっきりスモークが吹き出たのだが(もくもく、ではなく、シュコーー!と吹き出た)、これが物凄く埃っぽい&臭いわで、この曲が終わったあと、やたら喉に来た(笑)。
10/16ワンマンで発表した「アイドルカレッジの挑戦」結果発表
10月のワンマンは行かなかったのですが、2011/10/16に行われた渋谷DESEOでのワンマンライブにて「それぞれが目標を立てて挑戦していく」と言う話が出ていたらしい。
YMCA終わりのMCコーナーにて男性が1名出てきて(名乗りを聞き逃したが、若い芸人さんっぽい人)、司会担当と言うことで、彼仕切りで「挑戦の結果発表」コーナーがスタートした。
これ、10月のワンマン行ってた人は「あれが、結局どうなったのか?」と言う発表を見る楽しみがあったのでは?と思ったのですが、ステージが楽しみで足を9~10月頃から足を運びだしただけの者からしたら、ちょっと楽しみが低いコーナーなのかなーと思いつつ、何にでも真剣に取り組む彼女たちの姿が見れるのもいいじゃないと思いながら臨んだ。
まず最初に10月ワンマンの目標発表のダイジェストVTRの上映からスタート。だいたい内容を把握。
一人で司会進行するのも・・・と言うことで、最後の方に目標に挑む歌唱をすることとなった"しーちゃん"こと坂田しおりがアシスタントとして登場、二人でコーナーが進められた。
候補生:人気投票でセンターを決める
冨田、海老原、中島3名の候補生で人気投票を行い、1番となった人がセンターを務めて1曲披露すると言う目標が掲げられたそうで、この日、入場時に投票用紙が配られており、開演前までに投票せよと言うものがあったので、物販に並びながら自分も1票入れておいた。
この結果、中島"ゆいぽん"が1位となり、披露した曲が「残酷な天使のテーゼ」でした(笑)。
AKBシングルのセンターを決める投票よりも遥かに少ない票数、小さな規模で行われた3人の小さなバトル、終わってから本人たちの口からは「よきライバルと競い合うことで、お互いとても仲良くなれたので良かった」と言う話が出てきて、なんだかこの小さなバトルは良かったのではないか、と言う気がした。
司会の男性の適当な「かっこよかったねー!」と言うコメントがなんだかむなしく聴こえた。(他に言うこと・・・ないよね、みたいな感じでしょうか)
齋藤綺咲:ギターを弾けるようになる
個人的に"きっさー"の挑戦がこのワンマンライブで一番インパクトがありました(笑)。
ギターが弾きたいので、弾けるように2ヶ月特訓すると言うものだったのだが、この日ステージに登場したのはなんとエレキギター(笑)。てっきりアコギが出てくるのかと思ってたのですが(司会の男性もアコギが出てくると思ったらしいw)、Stratocasterが用意され、客側からは見えなかったけども、DIとエフェクター(Distortion)も置かれていたっぽい。
そんなわけで、エレキギターを持たされて真剣な表情を見せた"きっさー"、披露した曲はなんと「アイドルカレッジのテーマ」(笑)。
よりによってアップテンポなアイドルポップナンバーで、ただの弾き語りの類よりもギター難しいのでは?と言う曲をなぜチョイスしたのかよくわかりませんが、兄に教えてもらったとのことで、お兄さんの進言とか、きっさーなりの高い目標設定としてこの曲になったんでしょうか。興味深いですね・・・。
普段よく耳にしているイントロがスタートし、クリーントーンのまま、コードをつたなく押さえ、右手のピックで弦をかきむしり始めた"きっさー"。「クリーントーンでやるのかよwwww」と思ってたのですが、始まって数秒、イントロの途中でペダルを踏んだらしく、そこからディストーションサウンドに切り替わった(笑)。
1番分、サビ終わりまでつたないながらもディストーションギターをガーデンルームに響かせたきっさー、会場に見に来ていた"ギターの先生"ことお兄さんに「点数は?」と司会男性が尋ねたところ、自分の比較的そばに立っていた"きっさー兄"が「35点!」と返し、場内が温かい笑いに包まれてきっさーの挑戦が終わった(笑)。
いやー、もっと簡単な曲あっただろうに、どうして「アイドルカレッジのテーマ」を弾くことにしたのか・・・・これは2011年最大の謎となったのでした。
でも、いつもなんとも言えない脱力したような笑みを浮かべて、めちゃくちゃにアピール力の高いパフォーマンスを披露するきっさーが、いつもの表情を一寸も見せずにギター弾いてる姿は、なんだかティーンの女の子にしかできないもののような気がして、とにかく、自分がギターが好きだと言うことも加味して良いシーンだった。
床爪さくら:3kmを15分で走る
生で披露系のものばかりだと思ったら、挑戦VTRを流して語るだけ、と言うものが登場(笑)。
この挑戦には宮城乃奈実がストップウォッチを持って付き添ったそうなのですが、挑戦失敗→ビデオカメラに向けて謎の締めコメントを残すと言うオチが面白かわいかった(笑)。
当のさくらちゃんはさすがに悔しそうで、会場も盛り上がるわけにも行かずで静かだったところ、MCの男性「はい、拍手ー!」と強引に締めてさくらちゃんのコーナーが終わった。
南千紗登:英検3級を取得する
こちら、既に取得しているわけでもなく、勉強中とのことで、英検3級クラスのヒアリング/スピーキングを実際にやってもらうと言うことになった。そこで、英会話が出来る日本人男性がゲストとしてステージに登場、男性「Excuse me?」南「yes!」と言う不安なスタートを切って、短い英会話が繰り広げられた(笑)。
恵比寿駅にて、新宿行きの電車はこのホームで良いのか?と言う問いに英語で答えるという内容だったみたいだが、すらすらっとは出てこない英単語を繋ぎ合わせての怪しい展開に、終盤「新宿へ3分、渋谷へは6分」みたいな返しをしてしまい、英会話男「日本は不思議な国デス!」的なことを英語で"ちぃちぃ"に言ったところ、南「Very Funny Country!」とわかってるのかわかってないのかよくわからないながら、肯定して終わるというオチになった(笑)。
「(あれじゃ英検3級厳しいのでは・・・)」とぼんやり思いながら見てたのですが、ステージ上のゲストたちはそこらへんを濁しつつ、"ちぃちぃ"の英検への挑戦は続く!と言うことで締まった。
司会はここで"しーちゃん"から"ちぃちぃ"へバトンタッチとなり、坂田しおりは自分の挑戦へのスタンバイしに楽屋へと捌けた。
安藤直:千羽鶴を折る
直ちゃん自身が「私は集中力がなくて、すぐに飽きてしまう」と自覚しているとのことで、彼女自身が立てた目標が「諦めずにやり遂げるために、1羽1羽願い、決意を込めて千羽鶴を折る」と言うものだったそうな。
これも千羽ステージで折るわけには行かないので折ってるVTRが流された(笑)。
Vが終わった後、千羽鶴を持って直ちゃんがステージに登場。千羽鶴の紙に書いた決意/願いはどんなものか、と言うことで1つだけ外してあるものを公開していた。
細かい内容は忘れてしまったのだが、要約すると「クラスメートさんの為に全力で!」「最後までダンス頑張る!」「アイカレ最高!」みたいな感じのもので、聞いてる限りでは完全に自己啓発だった(笑)。それを一人で書きながら鶴折ってたのか・・・と思ったら、えらい地味で過酷な作業をやってのけたんだなーと感じた。よりによって鶴っていうのもなんだか、日本古来の願掛け感があって、このチョイスをした直ちゃんの発想(直ちゃん自身の発想かは不明ですが)も、ある意味すごいなーと思いました。
重本未紗:21時までにblog更新/天気予報士の資格を取る
こちらもVTRだった(笑)。
天気予報士の資格取ることに向けて、どんな勉強しているかと言う紹介VTRだったのだが、今は入門書を見て独学で勉強している、と言うVだった。これをなぜわざわざVTRにしたのか、さっぱりわからずで、ちょっと萎えた(笑)。と言うかVTRが続きすぎて正直、この時間が結構退屈だった。しかし、かわいいので我慢してVTRを眺めた。
blog更新については1回だけ自分のミスで21時までにやることができなかったそうだが、概ね達成された、と言う話でまとまった。
気象予報士の資格試験の合格率はこの時の話では5%程度しかなく、結構困難だと言うような話で(自分が誤解してる可能性もあります)、すぐに結果が出るものではないけども、目標に向けて頑張り続けたいと思います!と改めての決意を語り、途中経過の報告を締めた。
宮城乃奈実:ゴルフ大会に出場する
こちらもVTRでした。
沖縄出身の彼女。沖縄にいた頃にゴルフをやっていたそうで(中学1年生からスタートしたらしい)、改めて腕を磨いて大会に出場できるくらいに高めたいという目標だった。VTRでは打ちっぱなしの練習場で、良い音をたてて9番アイアンをスウィングさせてると言うものだった。
司会の男性「打ち終わった後にクラブをクルッてするの、あれゴルフ出来る人感あって良いよね」と映像の中の乃奈実ちゃんにツッコミを入れつつ、こちらも「継続して磨いていきます!」と言うことで終わった。
山崎彩花:バック転を成功させる
あやっぺの挑戦は生披露だった。
こちらではゲストとして、ハンドレッドスクエア倶楽部(と言うイベントスペース)の"お笑い"の講師も務めてくれた縁があるらしい弾丸じゃキーのお二人が登場。個人的に弾丸ジャッキーは好きなので、思わぬ登場に嬉しかったりもしたのですが、あれだけ気合入れて「ワンマンライブを成功させたい!」と言っていたアイカレのステージに、ばんばかゲストが登場する様にやや不信感は抱いた(笑)。
弾丸ジャッキーによるショートコント「体操選手のビートたけし」なるバック宙からのコマネチを披露し(携帯にメモ打ち込んでたら、見事バック宙の瞬間を見逃しました!)拍手が起こっていた。その後、元体操の選手で、地元で好成績を残してたと言う運動神経の持ち主であるオラキオ氏が手本として、キレイなバック転を披露し、いよいよ"あやっぺ"の挑戦へと進んだ。
頭を打ったら危ない、と言うことで補助にオラキオ氏が付き、手をお尻~腰あたりに添えたところ、会場にたっぷりと集まったヲタからブーイングの嵐(笑)。困惑しつつも、逆ギレして「しょうがないじゃん!!!!!おれの方が(ヲタ全員にブーイング食らって)怖いよ!w」と空気を一転させてて見事だった(笑)。
そんなこんなもありつつ、とても緊張した面持ちの"あやっぺ"がスタンバイ、とても真剣な表情で敷かれたマットに向かって後方に飛んだ。結果として大きな補助なくしてバック転に成功した"あやっぺ"。会場からは温かい拍手が送られ、緊張が解けたのか、成功した喜びなのか、目に涙を浮かべて声援に対して感謝を述べて"あやっぺ"の挑戦は締まった。
坂田しおり:英詩の歌を歌い上げる
"ちぃちぃ"の挑戦と少々被るものだが、英語の歌を1曲歌い上げると言う目標を掲げていた"しーちゃん"の挑戦がラストに披露された。
曲はマライア・キャリーの大ヒット・クリスマスソングの「All Want For Christmas You」で、よりによって高い歌唱力をも要するマライア曲に挑戦と言うことで、これはなかなか面白そうだと身構えて見ていた。
チェックのリボン、ベストに白いワンピース、チェックのミニスカートへと衣装チェンジをした"しーちゃん"、音程の上下が激しいマライア曲を完璧にはさすがに歌いこなせてはなかったものの、概ねうまいこと歌い上げ、英語も間違えることなく"目標達成"と言う感じで終わった。最後、少し伴奏が残ってたものの、手を振りながら脇に帰っていったのだが、ラストだけ司会がいないと言うことで、なんとなーく締まりが悪いなと思いながら見送った。
歌のコーナーに戻る
今までのシンプルな学生服調のものから、チェック柄がかわいらしいものになって、でも"学生感"は相変わらず残ってて、アイカレのビジュアル面での「王道」な感じは相変わらず良いなーと思った。(奇をてらわない、と言うか・・・)
新衣装で「クリスマスソングを歌いましょうか!」宮城「私用意してきました」と言うことで披露されたのが、スタンダード・クリスマスナンバーの12曲目「サンタが街にやってくる」でした。カバー曲/一般的な曲の選曲にあまり捻りがない印象があるのもアイカレの"良いところ"だなと個人的に思ってるので、ここはそれなりに楽しんだ。
歌い終わってからMCコーナーだったのですが、"えびちゃん"のテンションがやたら高く、「私、クリスマスツリーになりたいです!」と飛んだ発言をしだして残る候補生2人&安藤直ちゃんにやや引かれてる様が面白かった(笑)。
- 赤いスイートピー
- バレンタイン・キッス
- うしろゆびさされ組
- SECRET BASE~君がくれたもの~
- 私がオバさんになっても
- 桃色片思い
- セーラー服を脱がさないで
- サウスポー
- 初日
MCメンが捌けた後、覆面(目元だけのもので、額にはZと書かれていたw)を纏った新衣装のアイドルカレッジと思われる女の子たち+Navigatorのレスポール・モデルを下げた覆面男性が登場。13曲目「うしろゆびさされ組」を披露した。
パワーポップ/パンク/エモーショナルロック系の"バンド感"が強いアレンジが施された勢いの良いもので、なんだか展開がよくわからなかったけど、かっこよかったので楽しんだ。間奏では「oi!oi!」とステージのメンバーから煽りが入ったりと、疾風の如く駆け抜けて終わった。
1曲やった覆面ガールズは颯爽と去り、VTRにて「覆面パンクバンドと覆面アイドルが手を組んだ!」みたいな、この企画についての紹介VTRが流された。(およそ5分前後あっただろうか、意外と長いVTRだった)
これ、「6% is mine(idol)」なるものだそうで、現在OPEN済みのサイトに書かれている紹介文を丸々コピっておくと「歴代の王道アイドルソングを激アゲパンクアレンジでガチカバー!! 間違いなくこれが日本で一番パンクで激しいアイドルのCDです!!」とのこと。9曲入りだそうですが、全曲少しずつ紹介VTRが流れていた。(映像は6% is mineか何か不明だが、パンクバンドのライブシーン、アイドルカレッジのライブシーンなどを要所要所に使ったもの)
この謎の転換タイム埋め合わせ+今後のプロモーション時間のねじ込みには少々疑問を感じたのだけども、意外と面白そうな選曲+パンクアレンジっていうのに単純にワクワクした(笑)。きっと買うと思います。1500円らしいし。
紹介Vが終わったあとは2012年1月スタート予定の定期公演「AFTER SCHOOL vol.3」の紹介VTRも流れた。こちらはだいたい3分程度だっただろうか。いずれにしても覆面アイドルが元に戻る時間分、映像の上映が続いた。
アイドルカレッジ 見せ場の「まっすぐに」
VTRの上映が終わった後、改めて感謝の弁を述べつつ、そのまま"あやっぺ"による「アイドルカレッジ ワンマンまでを振り返って」のMCへと繋がった。
ひたむきに頑張って、年末の大きなワンマンに向けて重ねてきた努力、つらい日々、楽しかった日々などを振り返りつつ、感謝、決意、気持ちを込めて14曲目「まっすぐに」を披露。
この真面目語りからの「まっすぐに」の展開もAFTER SCHOOL vol.2と同じだなぁ、と思いつつ、この生真面目さが意外と好きなので、真剣な眼差しで一つ一つのフレーズを大切にしながら歌う彼女達の姿を見ていた。
この曲「泥だらけの手を握り締めて」っていう歌詞が出てくるんですけど、そんなにボロボロになりながらやってるのかな、とか余計なことを考えてたら、なんとも言えない気持ちになってくるわけなんですけど、それくらいの真剣さがぎゅっと詰まったステージをいつもやってるのは何回か見てわかってるつもりなので、なんだか青春を切り出したようなアイドルポップの世界とは一線を画する彼女達の魅力は改めて良いな、と思いました。
ラストスパート
真剣な表情で歌いきった後はラストスパート、「チェリーガール」「いちごパフェ」「ONE FOR ALL」と上記とは一転したアイドルポップらしい爽やかな曲で本編は終わった。
「ONE FOR ALL」はタオルを振り回す曲(所謂"タオル曲"?)なんですけど、テンポがよくあるタオルナンバーにしてはまったりしているので、毎回タオルの回転速度が遅いなぁとぼんやり思ってたのですが、いずれにしても打ち上げムードが出るので、それなりに楽しいですね。
アンコール
本編が終わり、アンコールへと突入。アンコール1曲目/18曲目「yosakoi~愛華麗」なる曲を披露。物販で売られていた、背中に「愛華麗(アイカレ)」と書かれたメンバーカラーの法被を纏ったメンバーがヨサコイのノリで舞った。なぜここでヨサコイなのかよくわからないけども、安藤直ちゃん(イメージカラー:黒)の真っ黒な法被姿が印象的だった。(普通、法被って黒い縁取りがあるわけですけど、直ちゃんは全部黒で、完全に黒装束!と言う感じで、これはアイカレでしか見られないアイドルだなあと思った。
アンコール2曲目/19曲目は「前略、道の上より」wwwwwww!単色のダブルのスーツ(3色くらいあった)をそれぞれ羽織ったメンバーが出てきた時は、一瞬それっぽいなとは思ったのですが、イントロが始まって見て出てきた「素意や!」の掛け声には声を出して笑った(笑)。
しかしながら、メンバーたちは真剣な表情。いやー、なんかこの曲聴くとつい笑ってしまう・・・。そしてなぜこの曲をカバーしたのかと言う謎も深まります!相変わらずアイカレ面白い!(笑)
新候補生の紹介/未リリースの名曲「雨のち晴れ」
こちらでは新しい候補生を紹介と言うことで、出てきたのは京都出身の14歳 中学3年生と言う友松花穂ちゃん。安定のアイカレ・クオリティと言う感じのかわいらしい子だった。
"はなほ"ちゃんを迎えてアンコール3曲目/20曲目「雨のち晴れ」を披露。やはり良い曲だった。
ラストは「Happiness~Kanshaの歌」
最後の曲を前に一言ずつ感想を語りつつ、一人だけ感極まって涙ぐみ"ちぃちぃ"こと南千紗登の姿が印象的だった。ほんと涙もろくて、生真面目で、美人でって、この子にはほんと頭が上がりません!
500人動員目標と言う話だったガーデンルーム、500ぴっちりは行ってないかもしれないけども、それなりにたくさんのお客さんで良い具合に埋まったライブの感動のラストは新しい曲でした。
ピアノから始まり、ストリングスでふわっとした印象のある温かみに溢れたミドルテンポの打ち込み感ある曲だった。
「雨のち晴れ」がエレポップ系の曲だったわけですが、程よく打ち込み感のある、でもあまりその路線に偏りすぎてない新しい曲と言うことで、アイカレ曲の多様さはこれからも増していくのかなーと言う印象だった。
いずれにしても、早くアルバム「軌跡」の次の音源集出して欲しいですねぇ。
権利行使で2ショット
いやー、他と比較するのも微妙ですけど、例えばぱすぽ☆では「お客様のデジタルカメラ/携帯電話のカメラ機能で2ショット」、その他地下アイドルでは「運営側が用意したインスタントカメラ"チェキ"での2ショットチェキ撮影」と言うものがありますが、アイカレはなぜだか「携帯電話のカメラ」のみと言うことで、4年くらい同じガラケー使ってる人間としてはこれ、すごく嫌でした。
カメラ機能について一切良くない機種故に、それであまり明るくないところで2ショットを撮ると言うことの無駄っぷりと言うか・・・。4000円払っての2ショットにそんなに制限があると言うのが個人的に全然嬉しくなかった。
しかしながら、記念に「楽しかったです!」くらいの感想は述べたかったので(かと言って2枚分で全体握手を2ループするほど話すことがあるわけでもない)リーダーの"しーちゃん"を選んでみました。いやー、美人で、良いお姉さんで満足度は高いのですが、2ショットで握手があるわけでもないし(別に接触なくても良いのですが、額が高いので握手も付けて欲しいかなと言う漠然とした欲です)、日頃の"2ショット撮影"と条件が異なることもあって参加を決めたものの、今後も携帯電話のカメラ機能しかダメと言うのなら、もう2ショットは良いかな・・・と思えるものでした。
なんなんですかね、その制約。
結論から言うと、しーちゃん側にピントが合ってなかったので、ぼんやりとした2ショットになってしまったので、ほんと見返したくもない写真になってしまいました。難しいですね、低機能ガラケーでの2ショットってのは・・・。
総評
アイカレ2011年の集大成でもあるし、アイドルカレッジ始まって以来の最も大きいライブと言うことで、本人たちやコアなクラスメートさんたちの熱い思いが凝縮されていた時間だったと思うのですが、中盤の「挑戦」のコーナーのVTR多用/途中経過報告が多かったことの締まりの悪さ、そして定期公演 AFTER SCHOOL vol.2を拡大させたかのような"同じ流れ"が主軸になってる点、ワンマンと言いつつもたくさん登場するゲスト 等の理由で、個人的には六本木Bee-hiveで見ていた定期公演での楽しかった度合いと大差がないなーと言う感想に至りました。
決してつまらなかったわけじゃないし、退屈だったわけでもないし、むしろ楽しかったし、かわいかったし、良い部分もたくさんあったのですが、それだけでは評価しづらいかなーと言う感じでした。
あと、知り合いの知り合いの方(直接の知り合いではない)が終わった後一緒になって話していたら「アルバムとかに入ってる既存曲あまりやらなかったから、定期公演は行けてなかったから、あまり曲がわからなくてねぇ」なんていうことを言っていた。
その点で定期公演vol.2感が強かったかなーと言う印象も沸いた。
自身の話になるが、アイドルヲタ度が上がるにつれて、2ショットだったり、握手会だったり、グッズ収集など、当初あまりお金を割くつもりがなかった面での興味が強くなってしまったことで、ずいぶんと楽しみ方が「ステージ以外」にも見出せてしまったわけですけども、やはり良いステージありきだ、良い曲ありきだとは思ってるので、その点で"アイドルのライブ"として純度がやや低い印象に収まってしまったあたり、少し惜しいなと思った。
アイドルカレッジはライブ(+少し寸劇)を主体とした公演を行う以外に、演劇/お笑いなどの演習やふれあいイベントを定期公演外で行ったりもしているらしいのですが(そちらには足を運んだことがないので伝聞レベルでしか知りません)、「歌って踊る」以外の面の要素も込みになったものが、このワンマンライブなのかしら・・・とぼんやり思った。
何にしても、少々"盛りすぎ"感が残念だったが、たくさん良い表情が見れるアイカレはまた見に行くんだろうなーと思いました。
なんか長文になっちゃいましたが、そんな盛りだくさんのアイカレワンマンでしたとさ。
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