でんぱ組.inc(wikipedia)のワンマンライブ"聖夜 宇宙に鳴り響く、でんぱ組.incの愛と勇気と少しの電波~電波ライフは終わらない~"が原宿アストロホールであったので行って来ました。
でんぱ組.inc 初ワンマンライブ/跡部みぅ卒業公演
この公演を以て跡部みぅちゃん(blog・twitter)がでんぱ組.inc卒業と言うことで、彼女込みの最後のでんぱ組.incも目に焼き付けておかないと、と言う点も踏まえて臨みました。
このワンマンライブ、4500円のプレミアムチケットと言うものがありまして、限定100名 優先入場+特典プレゼントがもらえるとの話でした。
もしプレミアムチケットが残ってたら、通常チケットに対して上乗せ1500円程度だし、アストロホールは後ろの方だと舞台が見づらいなんていう噂も耳にしていたしで、チケットあったらプレミアムで行くかなとぼんやり思いつつ、ある日ディアステージに電話したところ「残り3枚」とのことで、その日たまたまディアステに遊びに行くと言っていた知り合いにお願いしてチケットをおさえておいて貰いました。(余談ですが、その時電話に出たのが古川未鈴ちゃんだったらしく、後の握手会でチケットの話をちらっとしたら「その電話出たの私かも?!」と言ってたのが面白かった)
さて、この「特典」がなんだったか先に紹介です。
これ、一応立てる為に膨らまし(?)ましたが、あまりたっぷり入った感じではない状態で渡されたので、まあ入場特典なんてそんなもんよね・・・と思いつつ、以前のMEME TOKYOコンベンションで関係者に配布された紙袋の分厚さが少し頭によぎったりもしました。(ちなみにそれはでんぱ組.incと焼印が入ったどら焼きやトールケースサイズのに入ったプロモーション用CDなんかが入ってたみたいですね。そりゃ分厚くなりますよ)
ぱっと見お菓子が入ってるなーと思ったので、入場が始まってる間はがっつり見ないで、会場の端の方にファンの方が荷物置き始めたのに乗っかって荷物を自分も置きつつ、紙袋ごと置いておいたのですが、お菓子とB4くらいの封筒も付いてるのにライブ終了後に改めて見てから気付きました。
ちなみにお菓子はミルキーウェイ(小学生の時やたら食べてました。甘ったるいけどおいしいですよね)、あとウェハース、棒付きキャンディの3点で、パーティー感があって良いですね。
はい、封筒の中身です。
クリスマス仕様のメンバーの写真、そしてA4の紙にメンバーが印刷されたものに直筆のメッセージが書かれたものが入ってました。
寄って集まって100枚、メンバーでまわして書いたんだろうなーっていう絵を浮かべると微笑ましいですね。(後で話題に出てくるVTRでもそれっぽいシーンがあって良かった)
ディアステのテーマと言うか、忘れないようにしてるところだと思うんですけど、距離感の近さ、そして手作り感(文化祭っぽさ)がこの直筆の紙からすごく出てて、なんだか良いアイテムもらったなーって感じしました。
TOY'S FACTORY/セーニャ&カンパニーが関わってから「プロっぽくなった」感は否めないですけど、この文化祭感の保存に今後も期待したいものです!
イベントレポート
14:30開場ってことでお昼過ぎの公演だったんですけど、なんやかんやで12月。寒い。
原宿アストロホール内にはロッカーがないらしく、大荷物の方なんかは外に設置されたロッカーにしまったりしてる様が見られたのだけども、「ライブで暴れるから、Tシャツ!」っていうファンの方なんかはさすがに待ってる間寒そうだった。
この日は午前だかお昼過ぎからワンマンのグッズ販売を先行で秋葉原ディアステージにて行っていたとのことで、既にワンマンTシャツを着用してる方なんかも居た。
面識ある人がプレミアムチケットを持っていて、比較的整理番号も近かったこともあって、列に並んでる間だらだら喋りながら近況を聞いたりしていたのだが、事前物販は行ってきたとのことで、既にTシャツも着用していた。(さすがに寒いのでコートは羽織ってたけど)
自分は行かなかったのだけども、@jamなるイベントにでんぱ組.incが出演した時に発売されたTシャツを着ている人もいたのだけども、そっちのTシャツの方が色んな意味でクオリティが高い気がしたので、うらやましく見ていた。しかしながら、記念と言うことでこの"ワンマンT"があったら買おう、そう思って財布の中身を確認した。
今回のワンマンライブに向けて、MEME TOKYO立ち上げ→秋葉原のディアステに来てる"ディアメン以外"にもでんぱ組.incを発信していく、と言う動きが積極的にあったせいか、"ディアメン以外"のお客さんもワンマンにたくさん来るんだろうなーと言う気配も感じていたのだが、実際プレミアムチケットを持って優先に並んでいるお客さんの様子を見ると色んなお客さんが居て、とりあえず"ディアメンたちだけの"と言う感じはしなかったあたりは「表に出た」感を改めて感じた。
とは言え、自分も「外側」の人間なんですけども・・・。
入場から始まるまで
開場が告げられ、整理番号順にどんどんお客さんが開場の中へ。
入場時に上述の紙袋を受け取り、階段を下ったところに展開されていた物販ブースをチラ見。見た限りではTシャツがなかったので「もしや事前物販だけか?」と思っていたのだけども、結果としてライブ終了後はTシャツも販売されていた。ちなみに開場~開演まではCDくらいしか売られてなかったっぽいです。
ドリンクチケットは終演後に引き換えできなくなる、みたいなライブがアイドルのコンサートだと結構あるので、水分補給もしておこうと言うことで自分の立ち位置を決める前にドリンクを頂いておくことにした。
この日は具合が悪かったこともあり、甘いものが飲みたい・・・と言うことでコカコーラをお願いした。
350ml缶が大量に並んでいるのが見えたので、缶で出してくれることを期待したのだが、その場で開缶、コップに氷がたくさん盛られたところに注がれて出された。350mlくらいぺろりと飲める(と言うか、普段やっぱりそうしている)のでそのままの量でほしかったのだが、望みどおりにはならなかったので少々がっかりしたけど、ホースでしょわーっと入れられるコーラよりはおいしいよな、と思いながらコーラを嗜んだ。
トイレも済ませておこうと男性便所にも立ち寄ったのだが、巨大な流しのようなものがドーンと1つあり、ゆるりとずっと水が流れていた。一応そこが男性用立小便器だったみたいだけども、どう使用して良いかわからなかったので、個室側を利用した。個室から出てきたら、その便所を目の前にしてやはり戸惑ってる様子の別のお客さんも居た。アストロホールの男性用便所は特殊、これ、覚えておくと良いかもしれません(?)。
はっきりいって広くないライブハウスだ、と聞いていたので、荷物を端っこに置く"地下アイドル現場" or "ディアステージのいつもの感じ"がダメかなと思ったのだけども、自分が入った時は人が立たなさそうな死角部分が空いていたので、そこに上着を小さくまとめて置いておくことにした。結果から言うと、大きな荷物持って着てる人は既にロッカーにしまっていたという背景も込みで、端っこが荷物コーナーみたいにはそんなになってなくて、入口でもらったプレゼントも圧迫されることなく回収できたので良かった。
続々とお客さんも入り、賑やかになってきたところでディアメンの方々が用意したサイリウムを身の回りの人に配ったりしつつ、色々下準備している姿が見られた。(基盤を繋ぎ合わせてパネル作ってる姿だったり、後で差し出すであろう花束を仕込んだり、ディアステに貼ってあったような「タイガー/ファイヤー」とMixが書かれた紙を貼ってみようと試みたり←結局これは断念していた)
「未鈴ちゃん推しの人、良かったら赤いサイリウム余ってるんでー」と言ってたので、特に推しメンが居るわけではなかったのだけども、赤1本貰っておいた。
15時過ぎ、開演時間を過ぎていたのだけども、ディアステの男装の子(AIZENのメンバーですかね)と思われるハスキーな声の影アナが入った。
入口付近が詰まってきたのでもう1歩前に、と言う話から。前方はもうきっつきつだったので「無理ww」みたいな雰囲気が漂ってたが、少しだけ詰まってぎゅうぎゅうになった。そして、この日入口あたりにも張り紙がしてあったのだが、お決まりで入るディアメンたちによるヲタ芸についての注意があった。内容としては「でっかくヲタ芸を打たずに、回りに配慮してやって欲しい」「特定曲での特定の大きな動きも安全上の問題で、やらないで欲しい」といったものだった。1人を全員でプレスする曲なんかもあったので、その辺のことを言っていたのだが、いつもそれで楽しんできたディアメンの皆さんから「えー!?」と言う声が上がっていたのだが、皆さん良い大人と言うことで、とりあえずは要求を受け取ってる感じだった。
15:21 開演
- わっほい?お祭りinc
- Mirror Magic?
- ピコッピクッピカッて恋してよ
- MC
- クリスマスメドレー
- 侵略ノススメ☆(成瀬瑛美ソロ)
- 魔法少女☆未満(夢眠ねむソロ)
- 恋愛サーキュレーション(古川未鈴ソロ)
- 残酷な天使のテーゼ(相沢梨紗ソロ)
- EMOTION(跡部みぅソロ)
- もってけ!セーラーふく
- アイスキャンディー
- 跡部みぅ宛メッセージVTR
- 跡部みぅ メッセージVTR
- 電波圏外SAYONARA
- Kiss+Kissでおわらない
- Future Diver
- くちづけキボンヌ
- BEAM my BEAM
- アンコール
- 跡部みぅ寸劇VTR
- サンタ衣装着替え
- プレゼント交換
- 跡部みぅよりプレゼント→新メンバー2人登場
- ピコッピクッピカッて恋してよ(新メンバー加入ver)
- Future Diver(新メンバー加入ver)
冒頭はVTRからスタート。でんぱ組.incメンバーが1つの机を囲んでのドラマから始まった(笑)。
「もうクリスマスだよ~」「今年も色々あったね~」「ピコピクのリリースとかさー」と、このクリスマスのライブを前にして1年を振り返るノンフィクションな感じが良かった。未鈴ちゃんは映像の中でずっとゲームをやってるあたりも良かった。
その映像からステージ本編へとうまく繋がった感じでVTRは終わった。
マーチ風の「Kiss+Kissでおわらない」のおなじみの出囃子がなり、ステージ後方から光りが照らされた中にメンバーが登場。逆光の中メンバーが現れる冒頭ってかっこいいですよね。それだけで無駄に「キターーー!」ってなりますし。そんな感じでワクワクして臨んだ。
1曲目はおなじみの「わっほい?お祭りinc」からスタート。やはりワンマンの1曲目、そしてライブで定番の曲ってことでとても盛り上がった&楽しかった。(でもやっぱり個人的に、アルバムverになる前の、最後のポーズがぴたっと止まらないverの方が好きなんですけどね。) 客全員で手を繋いで左へ行ってバンザイ→右へ行ってバンザイ みたいな動きも混んでる中だけど起こって、さすがに参加して一緒に万歳した。バンザイなのかどうか知りませんが・・・(笑)。
2曲目「Mirror Magic?」では、ディアステージでやる場合は、ディアメン(お客さん)が設置されているミラーボールにハイジャンプしてタッチするっていうシーンが見られるんですけど、この日はディアメンお手製のバスケットボールよりちょっと大きいか同じくらいかっていうサイズの、小型ミラーボールが客席最前列あたりから登場(笑)。ぱかっと割れて「祝!ワンマン」と言ったメッセージの垂れ幕が出てきておめでたさが炸裂した(笑)。
3曲目「ピコッピクッピカッて恋してよ」では間奏に入る前の「ぴーぽーぱー」からのホール側で円になってディアメンがくるくる回ると言うシーンが見られるのがいつもだったのだけども、混雑してるので無理でした。が、寄せ書きが施された鯉幟が取り出され、お客さんが鯉幟をホール側で頭上で回すっていう荒業が出てきた(笑)。なんでも出てくるディアメンの用意っぷりがとにかく面白かった(笑)。しかし鯉幟、なびいてないとただの長い布ですから、そんなに鯉幟感出てなかったですが、程よくホールを駆け巡って良い感じだった。
サビででんぱ組.incメンバー、ディアメン側でガッツポーズとって「もーのほーん!」とやるところでは多少前方へ詰まる様子は見られたけども、やっぱりあまり隙間がなかったので、あまりぐわっとは行かなかった。
跡部みぅ でんぱ組.incとして最後の自己紹介
MCが挟まり、イベント名を全員でコール、気合が入りすぎてるのか、早速MCで噛む未鈴ちゃんに会場中がずっこけたりと、相変わらずさが微笑ましかった。
お馴染みの自己紹介も入ったのだが、この自己紹介が跡部みぅちゃんの最後のでんぱ組.incとしての自己紹介だと思うと、なんだか急に淋しく思えてきたのだけども、みぅTO(トップ・オタの略)はより一層それを思ってたのもあるのか、自己紹介→TO「せーの!」ディアメン「\みぅちゃーん!/」と言う部分が6~7回あった(笑)。いい加減終わらないところでみぅちゃん「もういい!」と切り込んでさすがに止まったのだが、最後にふさわしい連発っぷりが印象的だった。
"出張ディアステージ"と言えそうなソロコーナー
トップバッターは"えいたそ"こと成瀬瑛美ちゃんによる「侵略ノススメ☆」(アニメ「侵略!イカ娘」のオープニング曲だそうですね)を披露。アニメに疎い自分なので何の曲かさっぱりわからず聞いてましたが、今調べてみたらでんぱ組.incのオリジナル曲も手がけた小池雅也氏による曲みたいですね。
えいちゃんソロっていうのは何気に見たことがなかったんですけど、ディアステージで普段やってるようなものが目の前に展開されてるんだろうな、と思いつつ、やはり「グループではでんぱ組.inc、ソロでは"えいたそ"」と言うディアガの子たちの実力/個性が一人一人にあるんだなーと思い知る、そんなソロの幕開けだった。
続いて登場したのが夢眠ねむソロで「魔法少女☆未満」でした。この曲は彼女のオリジナルソングと言うことで、なんかわからないけど「ソロも取れるでんぱ組.inc、個々でオリジナル曲まで持ってるでんぱ組.inc」っていう強みの前にはただただ感動しかないなーと思ってたら涙腺が刺激されて、少し泣いた。
正直、楽曲としてはそんなに好きじゃないんですけど(笑)、しかしながら魔法は使えないけどインターネットで気になる人のことは調べられちゃうっていう"魔法少女未満"な歌詞はすごく好きなので、170cmの"おっきな幼女"改め"魔法少女☆未満"の ねむきゅんのマジックを見させていただいた。
続いて小桃音まい(wikipedia)のカバー(※)経由で散々耳にしている"化物語"の曲 「恋愛サーキュレーション」を古川未鈴ちゃんが披露。未鈴ちゃんもオリジナル曲を持ってる子なので、ねむきゅんに続いてオリジナルで来るかと思ったのですが、意外と"べた"な印象がある選曲に思わずにやりとしてしまったのだけども、未鈴ちゃんもMCでは早速噛んでたけど、ソロステージではしっかり自分の仕事をこなしてるっぷりが素敵だった。
"りさちー"こと相沢梨紗ちゃんは「残酷な天使のテーゼ」と言うことで、こちらも定番感ある曲で来たので、アニヲタ感がまったくな自分でも楽しめた。梨紗ちゃんはでんぱ組.inc中でも歌唱力が高い方だなと思ってたのもあり、定番ながら意外としっかり歌い上げるのが大変そうなこの曲を彼女の歌声で聴けるのもなかなか楽しかった。続いて跡部みぅちゃんソロで「EMOTION」を披露。こちらもアニソンで、ガンダムSEED DESTINYの曲と言うのは後から知りまして、「ああ、地下アイドル現場とかでよく聴く曲だ!」と言う程度の認識はあったので、それなりに楽しめた。
ここまででソロコーナーが終わったわけだが、改めてアニソン登場率の高さから、ディアステージを楽しむならアニソンに長けてるに越したことはないんだろうなーとも思った。その辺がただのアイドル現場と、"秋葉原のディアステージ"の違いなのかなーとも思ったのだが、無理してアニソンに強くなろうとするよりも、アニメから興味を持ってアニソンにも・・・っていうのが自然ですよね。そんなわけで、よくカバーされる範囲の曲くらいを覚えて行こうかな、と思った。
もってけ!~はさすがにタイトルくらいは知ってたんですけど、こういう"ど定番"すらほんと知らないあたり、無知だな・・・負けた・・・と思いつつも、知らなくても楽しめるステージングではあったので、それなりに楽しませてもらいました。
グループで魅せたあとはメンバー全員がはけ、VTRのコーナーになりました。
でんぱ組.incを卒業するみぅちゃん宛のVTRで、冒頭は未鈴ちゃんから。「(跡部が居ないと)地図が読めない」と言った話が出てるあたりの、未鈴ちゃんの頼りなさっぷりがかわいらしかったけど、意外と切実そうなのも、笑いどことではないのだけども、おかしかった(笑)。
続いて梨紗ちゃん、「ディアステの中でも一番付き合いが古い」と言う話から、一緒にやってきた日々について触れた話だった。
ねむちゃんからのメッセージでは、でんぱ組.incに入ってきた順番としてはえいちゃんと一緒に最後の方だったけども、と言う話題に触れつつ、活動してきた日々を振り返っていた。
えいちゃんのメッセージでは「ディアステージでは先輩だけども、同時期にでんぱ組.incに入ったので卒業が淋しい」と言った感じの話をしつつ「別に悪口ではないんだけども、ほんと(でんぱ組.inc)みんな強調性がないので、甘えん坊でみんなをくっつける役割をしていたと思うので、今仲良くやれているのはみぅちゃんのおかげ」と言うあたりは興味深かった。
えいちゃんVが終わったあとはみぅちゃんからのメッセージVTR。「途中ででんぱ組.incを辞めたいと思ったことは一回もなかったので、最後までやりきれて良かった」と言う話から「新しいステップへ進むので」と言う言葉で締めくくられた。なんか、グループ背景にある、本人達の意思じゃないところでの決断っていうよりは、みぅちゃん自身で決めた卒業、っていうあたりが今回は良いなと思いました。
よく、アイドルグループから卒業/脱退みたいのって、うまいこと「他にやりたいことが見つかった」「学業優先で」みたいな曖昧な慣用句でまとめられる場合が多い印象があるんですけど、みぅちゃんの場合は大学の卒業を控えていることなんかも関係してそうなので、なんだかその辺クリアな印象が良いですね。(細かい事情は知りませんが)
本編 ラストスパート
何気にこの曲のお披露目(の次の回) @ 秋葉原ディアステージを見ていたことをふと思い出しつつ、アルバムがまだ手に入れられてなかったので「ああそういえばこんな曲あったな・・・」と思いながら見ていた。メインボーカルのうちの1人がみぅちゃんだったこともあり「これはもしや、聞き納めってやつか・・・・?」と感じつつも、みぅちゃんの低めながら丁寧な歌いっぷりに耳を傾け、ダンサーとしてパフォーマンスに徹する他のメンバーの曲に合わせた切ない表情を見て楽しんだ。
改めて、みぅちゃんから感謝の弁が語られつつ、続いて披露されたのが「Kiss+Kissでおわらない」、「Future Diver」でした。
「kiss+kiss~」では前述の1人に対して大勢で圧縮と言う、ある意味で危ないヲタ芸が繰り出されるシーンがあるんですけど、小さく空間を作ってディアメン同士でぶつかりあうようなものを繰り出してる方が一部居て、景色的には空白になってないあたりが良かった。
「Future Diver」では、細くて軽そうなディアメンの方が肩車された状態でわしゃわしゃなっており(笑)、「まわしてまわされて」の歌詞のところでは回され、「ゆらしてゆらされて」の歌詞のところでは思いっきり揺さぶられてる様が見られた(笑)。
「未知なる絵になる更なる世界ハッケン」なるサビ終わりのフレーズではメンバーが指差す方向にでんぱ組.incのメンバーの集合写真を掲げるディアメンの姿があり、良い感じに"発見"された感出てて、とてもとても楽しかった。
お祭り騒ぎで盛り上がった後はしっとりと「くちづけキボンヌ」を披露。かせきさいだぁ提供曲で、小池雅也曲に比べてアルバム中でも異色だろうと言うものだったんですけど、所謂"アキバ系"なノリ以外も取り込んだバラエティに富んだ感がとてもよかった。以前2.5Dにてでんぱ組.incが出演したイベントの中継をやっているので見た程度しか聴いてなかった曲だが、改めて"盛り上がり曲"以外でも"良曲"があるところの良さを実感した。
本編ラストを前に「5人でやる最後の曲です!」と触れられて「BEAM my BEAM」が繰り出された。
この曲、個人的に「キラーチューン!」っていう感じはしてないんですけど、でもこの曲が締めにやられた公演を何回か見ていたこともあって、やはり最後に配置されたあたりはぐっと来た。
公演が始まる前にディアメンの方が一生懸命組み立てていた"基盤"がこの曲終盤で登場し、アウトロにて「でんぱLIFEはおわらない」とイベント名にも冠された文字が光る・・・かと思いきや、接触が悪かったのかうまいこと文字が光らずに最後を迎えてしまっていて、組み立てていたディアメンの方がとても悔しそうな顔していたのが印象的だった(笑)。
にしても、それを見守る時の会場中の「頑張れ!点け!」と言う空気感がとてもよかった。行き過ぎた"ヲタ側"のパフォーマンスってステージを潰すよなぁと思うことってアイドル現場でしばしばあるんですけど、ディアメンとディアガの「一緒にディアステージを作っている」ような熱量と波長の合いっぷり(愛)具合はただただ純粋で、本当に良いですね。うまく点かなかったですけど(笑)。
「でんぱLIFEは終わらない!」とディアメンからのコールで括られ、最後は梨紗ちゃんが締めの「以上、でんぱ組.incでした!」にて本編が終わった。
アンコール/ワンチャンス
失敗した"点灯"に対して「ワンチャンス!ワンチャンス!」のコールが上がっていたのだけども「ワンチャン・・・?!」みたいな空気が漂いつつも、「アンコール行くぞー!」のコールから、普通のアンコールに変わった。
しばらくしてから改めてVTRがスタートした。
主演は跡部みぅ。「色々あったなぁ~」「(でんぱ組.incの自主企画)でんぱんち(※)、辛かったなぁ~」「私いなくて大丈夫かなぁ・・・・地図も読めないし~」と、先ほどのVTRで未鈴ちゃんが言ってた話がやっぱガチなんだなーと思いつつ、くすりと笑える映像挟んでくるなぁ・・・と思いながら見ていた。
「プレゼントどうしようかなぁ・・・・わかったー!」と自己解決、VTRから生身へと切り替わった。
みぅちゃんからのクリスマスプレゼントは新メンバー!
サンタっぽい赤/白にドレスアップして、プレゼントを片手に出てきたでんぱ組.incメンバーたちがステージに登場(みぅちゃん以外)。
みぅちゃんだけ不在な点について「プレゼント決まってないんじゃないのー???」と噂されつつ、未鈴ちゃんのプレゼントの袋がやたらでかいことについてメンバーからツッコミが入ったりしてて面白かった(笑)。誰が言ってたか忘れたが「未鈴ちゃんのプレゼントが袋に入ってるだけマシ」と言ってるのがとても印象的だった(笑)。
わちゃわちゃとしたあと、銀ラメで一人だけ派手な格好してみぅちゃんが登場。「協調性がない!」と指摘されるも「目立ってナンボでしょ!」と一掃、辛口みぅちゃんからメンバーたちが持ってるプレゼントにやたらダメだししまくりつつ、プレゼント紹介→客側へプレゼントを一人ずつ投げて振舞う展開になった。
誰が投げたアイテムだか忘れたが、自分の前のお客さんが誰かからのプレゼントを受け取っていたが、でんぱ組.incのアルバムのタイトルにも入っていることからの連想でチョイスされたっぽい、寿司の形した消しゴムだった(笑)。最後、みぅちゃんから「私のプレゼントはまじすごいから!」と告げられ、トナカイコスプレをしたディアガ(ディアステで働いてる女の子)が2つの巨大な箱をステージに持って登場。
「一生忘れられないプレゼントだから!」と豪語するみぅちゃん、3カウントのせーので開封して出てきたのはまさかの新メンバー2人でした(笑)。
一人が黒髪の"ぴんきー"ちゃんこと 藤咲彩音ちゃん(ふじさき あやね/blog)、もう一人が金髪の"もがたんぺ"こと最上もがちゃん(blog)。
「私がいない分、二人くらい入れておかないと!」と言った感じのみぅちゃん、お人形さん的に立ってる新メンバーを囲いつつ、未鈴ちゃん「ちょっと待って?入るってことは、歌って踊れなきゃダメよね?踊れるの?」と問いかけたところ、うなづく二人。
新メンバーを加えた6人編成で「ピコッピクッピカッて恋してよ」を披露となった。みぅちゃん卒業→新メンバー2人加入と言う流れをみぅちゃんからのプレゼントとして組み込み、うまい具合にみぅちゃん自身で橋渡しする流れは見事でうなった。が、やはり急な展開過ぎてどうなんだ?!と思ったのですが、やはり前もってちゃんとレッスンしていたんでしょうね。6人でのステージも様になってて、きれいに引き継ぎされた感があった。
新メンバー2人のプレゼントを受けての最後、「Future Diver」が6人verにて再演。みぅちゃんが歌っていたパートを新メン二人で担う様が見られて「そういう風になるのか・・・」と思ったものの、5人だから収まってた部分(「わっほい」の「毎日変わっていくよ」のあたりとか)とか今後どうするんだろう・・・・とぼんやり、想像ができない先のことを一瞬だけ思った。
最後の「Future Diver」では でんぱ組.incタオルが「発見」されていて、先ほどとの差が出てて、やはりにやりとしてしまった。
「Future Diver」でのお祭り騒ぎで最後は明るく締められた。
跡部みぅ卒業式 by ディアメン
全編終わり、もう曲としても用意されたものは全て終わったところで、さらにディアメンたちによる「アンコール」が響いた。
改めて出てきたみぅちゃん、マイクを通さない地の声でお客さんたちに向かって「ありがとうございました!」と礼。その後、前列のディアメンたちから花束や色紙などが贈呈されていた。黒板風の色紙に色んな白系インクでたくさん書かれたメッセージが見られて、凝ってるなーと思った。
授与後、鳴り止まない拍手に対してパキッと拍手斬りを見せ、最後はでんぱ組.inc 最初で最後の7人で挨拶、さらに巨大な花束が登場してイベントは終了した。
最後の最後はディアメンたちによる自主企画っぽいの、つけたし感は多少あって締まりはそんなに良くはなかったものの、とても温かい雰囲気でイベントが終わっていて良かったと思いました。
プレゼント、荷物を持って表に出る前に、物販コーナーを覗いたら、最初は並んでなかった新メンバーのブロマイドなんかも並んでいて、用意周到だなーと思いつつ、Tシャツを購入して表に出た。
会場に来ていた、冒頭で出てきた人とは別の知り合い(自分をディアステ3Fに連れて行ってくれた人)と合流して喋ってたのだが、新メンバーの追加について色々思うところがあるとのことだった。
まあ、メンバーの増減については熱いファンからすると状態が変わりますから、良く思う人も居れば、どうかな?と手離しで喜べない人もいるのかなーと言うところですね・・・。
個人的に、熱心なファンと言うよりは見れるものの中で楽しみを見出そう派(?)と言うことで、今後新メンバー2人の個性がどう出て行くのか、そしてそのキャラクターを受けてでんぱ組.incがどう変化していくのかなどに注目しつつ楽しんでいけたらなーと思った、そんなみぅちゃん卒業公演でしたとさ。
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