2009/03/30

Heartland @渋谷LUSH

ノイズデュオ、Heartland(ハートランド)としてライブやってきました。

場所はお世話になってる渋谷LUSH

昨年はじめてブッキングしてもらってからなんだかんだでとてもよくしていただいて、感謝しきりです。


対バンはAutomatic Wing Project臼井淳一桜井真樹子デュオ、YARINIGE(メンバーWeb)、大団円でした。


最初がAutomatic Wing Projectさんでした。

以前渋谷LUSHで出た際にも打ち込み&ギターっていうスタイルの人が居たこともあって、それを思い出したのですが、以前のHirotaka Makiさんの音楽性に比べてこちらはもうちょっと爽やかなエレクトロ・ギターポップと言った印象で好感が持てました。

帰りになぜか駅あたりまで一緒に帰りましたが、良い人でした(笑)。

出番が彼の次だったので最後まで見れませんでしたが、YAMAHA CS01の赤いボディのを持っていたみたいで、熱いですね!

LUSHの方曰く「オートマチックさん」と言われてるそうです。宇多田的ですね。
もっと慣れてくると「オートさん」と、競艇マニアみたいな呼称に変わるそうです。


次がHeartlandで、出番でした。

画像はこの日の昼に作った新・圧電マイク!
3mのシールドを用いたらずいぶん見た目が立派になりました。
ガンダム見ながら作ったらガンダムの内容がさっぱり頭に入りませんでした。

写真がないんでセッティング表を。

一応ノイズをやる前提で結成されたグループではあるんですけど、「音」の垂れ流しほど退屈はないので、退屈しないよう「曲」を演奏する意識でざっくりとは決めてやってます。

雑音でも音楽である必要がある。音が楽しめてこそ音楽。
唄がないからこそ、如何にユニークで退屈しない音楽ができるか、っていう感じですかね。

でも、これ、ミキサーをいじってるPAさんに渡したんですけど、さっぱり冒頭のタームが10分で終わってなくて、相方くんが思い切り無視して演奏していたので崩れました(笑)。

でも終わりよければすべて良し、ではありませんけど、録音していただいた音源を知り合いの方から頂いたんですけど、結構良い感じに仕上がってる印象でした。

いずれCD-Rにでも焼いて配布できたらな、と考えてます。

録音してくれたテツローさん(fromけぶりかす)ありがとう!

余談ですが、テツローさんとは純情哀時雨っていう新横浜、渋谷あたりで活動していた女子5人組バンドを見に行きまくっててファン同士知り合ったっていう繋がりで、かれこれ7年くらいは交友がある方です!
純情の時代から録音しまくってた人なので、オーディエンス録音の達人ですね!(笑)

次が臼井淳一&桜井真樹子デュオ。

臼井さんは以前Heartlandで出演した際にKORG Electribeだけで演奏するっていうなかなか「男」な演奏をしていた人なんですが、ヴァイオリン、ギター、笙なども扱えるマルチプレイヤーで、今回は平安時代の白拍子(しらびょうし)や声のパフォーマンスを行う(らしい)桜井さんと言う方とのデュオでした。


渋谷LUSHのステージに四隅にマイクが4本、そして真ん中で舞い、そして歌う、笛も吹くと言ったステージにギターが間を埋めるように厳かに鳴るステージでした。

マイクの感度をかなり上げていたようで、だいたいの音を拾ってしまう緊張空間が展開されてました。

渋谷のライブハウスでこの緊張感が漂うことは恐らく初ではないでしょうか。
いや、わかんないけど、かなり特異な光景でした。

人の鼻をすする音、くしゃみなんかも拾ってPAから出ちゃう、みたいな緊張感でした。



次がYARINIGE。

ベースとドラムのデュオだそうですが、今回は渋谷LUSHでブッキングを担当している宮内さんがドラムで参加してました。

宮内さん、(自分は見たことないのですが)インストロックバンドのcumulonimbusのドラマーだそうです。

YARINIGEのお二方、全然接点のない方だと思ってたのですが、オンラインで知り合ったとある方が手伝っていたninaplayと言うバンドのメンバーだった(過去系で良いのか?)そうで、やはり都内で活動していると知り合いの知り合いがどんどん知り合いになっていくような、そんな狭さを感じざるを得ません。

とは言ってもお話する機会がなかったのですが、またきっと対バンが出来るのではないか、と言った感じがいたします。

音楽性はインストのポストロック的なもので、今回限りかもしれないけどツインドラムによる重厚なビートにエフェクトを駆使したふわふわと浮遊感漂うベースがメロディ、コード感を出したものでした。
心地よかったのですが、心地よくて眠くなりました(笑)。

ツインドラム、普段やっていないせいか不明ですが多少のずれを感じる瞬間もありましたが、2人のテクは良く、非常に味わいのある刺激的なサウンドになってました。

このメンバーでも何回かやって、っていう状態のものも見てみたいですね。


ラストが大団円。

このグループも「結成してやってる」っていうよりは、セッションするタイプっぽい印象で、サックスと声の担当の方がちょい年上な印象で(40代くらいでしょうか。もう少しわかかったらごめんなさい)ドラムの方、そして女性声担当に男性ダンサーの4人編成でした。

YouTubeに動画があるのを見つけたので載せておきます。

男性ダンサーがとにかくたくましい、鍛え上げられた筋肉を持っていて、豊かな筋肉の肉体が動く様は男性側から見た感想でも「筋肉が美しい」と言ったものでした。

あまりダンスの世界には長けてないですが、即興演奏に対して即興の体の動き、そして魅せられるだけの体があるっていうことはこれはこれで凄かったです。

はっきり言って平安白拍子も、これも、自分たちもとっつきづらい系ですが(笑)、この顔ぶれが一同に見れたこの夜はカオスでした。

女性声担当の方は基本的にはきゃっきゃ言ってる感じで、はしゃいだり、ステージ降りたりと危害は人に与えなかったけどかなり怪しい動きしてました。(男性ダンサーの指舐めてた)

長い、怪しいと言ったムードがNHK教育テレビの「おかあさんといっしょ」でやっていた謎の舞踊のコーナーを思い出させました。(あれ、なんだったんですかね・・・)


そんなこんなの不思議な渋谷の夜でした。
見に来てくださった方、ありがとうございました。

呼んでくださった渋谷LUSHさんにも感謝です。

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