あとまくぶろぐ: rica tomorl @下北沢440

rica tomorl（myspace）初ワンマンライブ「Coral Dream」の日がやってまいりました。

昨年末の彼女のライブでワンマンをやる情報を聞いていたので、これは！と思い仲間を誘って行きました。
ちなみに10日の前の週にチケットを買ったのですが、チケット整理番号は「6～9」と案外早い番号だったので「ワンマンで埋まるのか？」っていう気がしてました。

が、結果から言うと440がいっぱい、立ち見もいっぱいの盛況っぷりでした。

Opening Actとして安次嶺奈菜子さんが出てました。

彼女、苗字からもわかる通り、沖縄の方みたいで、rica tomorlとは飲み屋で知り合ったらしく、年齢も近くて親しくしている人みたいです。

あまり他のアーティスト名を挙げて形容するのは好きではないのですが、歌声としては少し柴田淳に似ている印象を受けました。

でも一緒に行った仲間は「つじあやのっぽいなと思った」とのこと。

曲の感じとしては、女性ソロシンガーらしい感じの弾き語りの歌でした。

正直、あんまり好きな系統ではなかったけども、とても細くてきれいな方で、良いと思います（？）。

彼女、こだわりなのかわかんないけど良かった点はFender Rhodes Mark IIと思われる鍵盤を使っていた点。
あんな重いもの持ち歩くのは機材車やスタッフがいないと無理なわけですが、背景はよくわかりませんがRhodesでした。本物の。

ヴァイオリンの方もいらしたのですが、知っている人ではなかったけど良かったです。

だいたい30分弱やったところでrica tomorlの登場です。

安次嶺奈菜子さん曰く「美帆に・・・あ、えーっと、rica tomorlに『石垣より熱くしておくからね』って言って出てきたので、もう暖まったと思うのでricaに渡します」とのこと。
本名出ちゃってるじゃん、っていう（笑）。

隠しているわけではないけども、まぁ、タイガーマスクの中が誰であるか、みたいなもんですよね。（？）

演奏メンバーは以下の通り。（rica tomorl blogより引用です。）

ギター
永田zelly健志・・・zellyのゆらいは、ある日の呑みの席で泥酔し、翌日目覚めると
今日から君はzellyだ！！と、某方に命名されたそう（笑）。
ベース
石村　順・・・おしり好きということで！（笑）
キーボード
tomzuin h・・・ともりんさんのhはhentaiのh。変体！
ドラム
神谷　洵平・・・彼のmixi日記、、ぼやき、、面白いです！！コミュニティーあります。
彼の父親もコミュニティーに参加していますよ
パーカッション
伊藤　勇気・・・９５.２９％天然です
PA
佐藤　恭一・・・番長！！私と同じAB型。

上記中、石村さんにゼリーさんの2人は東京エスムジカとして美帆ちゃんがステージに上がっていた頃から引き続きサポートと言った、エスムジカファンからしたら続きを見ているような耳なじみの良いメンツでした。

冒頭から彼女の1stミニアルバム「shellworks」収録の1曲目「あなたに逢いにいくよ」でスタートでした。

もうこのミニアルバムの導入が非常に素晴らしく、それをこの固まったメンバーで忠実に再現っていうのが感動ものでした。

導入だけでなく、彼女の歌の力っていうのはとにかく凄いです。
まさに魂がふるえる感じでしょうか。

それでいてポップス的な心地よさもあるし、彼女が見つめるもの、想いもすべて歌に詰まっているような世界観。

東京エスムジカのボーカリストとして歌っていた時からずっと良い歌声だなーって思ってたけど、ソロになって、自身で作詞作曲してより一層その「生」さが育っていった印象ですね。

元々実力は島唄譲りの少しコブシやファルセットやらが使いこなせる人なんですけどね。

途中で安次嶺奈菜子さんとコラボってました。

本人たちが言っていたこととして「声質や歌い方が全然違うので、以前ハモって見たのだけども全然うまくいかなかった」とのこと。
で、人の曲じゃなくて、1曲作っちゃおうかって言うことでBeginの上地さんのスタジオを借りて作ってきました、とのことでそれを披露してました。

これなんですけど、帰り際に一緒に見に行った仲間と話していたところ「あんまり（声の）相性が良いとは思えない」とのことでした。

美帆ちゃんは結構声が低めで、中域から高域にかけての動きが彼女の持ち味な気がするんですが、その点声質が奈菜子さんは結構高くてきらきらした歌声で、ハーモニーを作るにはやっぱり声色、歌い方が違いすぎる印象でした。

その点、かつてのエスムジカ時代の美帆ちゃん＆ヨンエちゃんのハーモニーってすごく不思議な良相性だったのではないかな、って思いました。

とは言えど、まだまだ作りたて。彼女らのお互いの魅力が生きるコラボも今後期待できるのでまだ見てみたいところですね。

おまけです。

ゼリーさんの機材。

エフェクターたち。

Tape Echoの名機、Roland Space Echoのモデリングエフェクターを足元に置いてますね。
これ、PA担当の方も使ってました。
美帆ちゃんの声をリアルタイムでダブ処理とかしてました。

終わった後にPAの方に良かったと伝えつつ機材は何かと質問したんですが、本当はもっと巨大な物を持ってきたかったけど場所がないからやめた、とのことでした（笑）。さすが音響の人。