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場所は以前、日本が誇るノイズの帝王ことINCAPACITANTSのライブを見に行った際にEmotional Ticonのメンバーが呑みすぎてくたばったことがきっかけで出させていただいた新宿URGA(2回目)でした。
この日はURGAのブッキング担当?のおかっぱヘアーにめがねが輝く早瀬さん企画「オールナイトロング vol.9」というものでした。
対バンは
デロッピードロッピーaudioleaf、太平洋不知火楽団myspace、ヨシュアカムバックmyspace、Creepy Popmyspaceでした。
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このグループだけ名前を知らなかったのですが、とてもかっこよかったです。
編成は女性Vocal&Guitar(Gibson SGにBOSS MD-2 Mega DistortionとTU-2 チューナーと、アンプはマーシャルだけっていう潔い足元)に女性Bass&Chorus(借り物だと言うFenderのバインディングがかっこいいメイプルネックのJazz Bass)、そして男性Drumsの3人。
ドラムとベースはmyspace見てみて姓が同じだなと思ったら兄弟っぽいです。
演奏は普通にうまく、どこかトリッキーだけどもポップなロックを演奏してました。
でも渋谷のライブハウスで見られるようなポップさっていうよりはどこか尖った感じがして新宿URGAに合っている?印象でした。
驚きだったのがベースの子がまだ10代だっていうこと。若いのにあれだけ弾けてこんなオリジナリティのある音楽性でやってるなんて、素晴らしい。自分の10年前なんて3コードでシンプルなの作って満足してただけだったのになぁ。素晴らしい。
ギターは前述の通り凝ったものはなく、ディストーションとチューナーを介しているだけで激シンプルだったにも関わらず、1曲目に至ってはコードを鳴らすディストーションの背後にクリーントーンが動いて聴こえるような不思議な音を放ってました。特にトリックはないらしいのですが、自分の頭の中ではそれが鳴り響いてました。本当に鳴っていたか鳴ってないか、信じるか信じないかは(ry
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今度CDが出るなんつう話をしてましたが、これはぜひとも入手しておきたいと思った次第でした。
ポップさ、ロックさ、ちょっと変具合、それで居て異様さがなくてカジュアルな感じ(って言ったら怒られるかしら)が程よくてよかったので、今後も機会があれば一人でも見に行ってみたいと思ったバンドでした。
お次が我々、Emotional Ticonでした。
今回はお誘い頂いたブッキング担当の早瀬さんの見たことがあるようなEmotional Ticonな感じでやろうっていうテーマがあったので、比較的ポップさ全開と言った感じでやりました。
いつか音源を映像付?かなんかで出す予定なので見逃した方で興味ある方はそちらをごらん頂けると幸いです。
あと機材トラブルで最後の方、音が鳴らなかったので悔しいからマイクを奪って絶叫しておきました。
見に来てくださった方(以前Emotional Ticonをライブに誘ってくれたサカイ氏)にスクリーモだって言われました。Emoじゃなくて。
見に来てくださった方(以前Emotional Ticonをライブに誘ってくれたサカイ氏)にスクリーモだって言われました。Emoじゃなくて。
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1枚目のCD-Rは突然段ボールの蔦木さんが運営している日本カセットテープレコーヂングから出ていたのですが(1回目の蔦木さんが録音してくださったカセット音源)、それに続くリリースという位置づけで、すべてライブレコーディングです(笑)。
なので1年間を総括した内容のものがそれぞれに入っていて、アートワークはすべて私が担当しました。
1枚目を出した際、高円寺にある自主盤を扱った円盤に置かれたこともあってか、いぬん堂さんがDOLLのディスクレビューにて取り扱って頂き、なぜか雑誌デビューしてしまった経緯があったんですが、今回も載ったら良いな。まずは流通させないとだめですね。今後なんらか方法を考えたいと思います。
お手にする機会がありましたら手にしてみてくださいませ。
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このグループはFUJI ROCK FESTIVAL '08のRookie a-GoGoに出たとのことで、そんなうわさだけ聞いていたので気にしてました。新宿URGAの今月のPUSHにも取り上げられていたりと話題性が高かった気がします。
今検索してみてちょろっと見た限りでは「見た目が地味」と言った意見もあるし、自分も確かにそう思いました。が、音は相当すごいです。
正直な話、そういう音楽をやってそうに見えない見た目なのですが、Fender Esquierを弾きまくるVocalに、猛烈に暴れて弾くベース、それをまとめるドラムとで結構「威力」のあるバンドでした。
曲については説明し辛いので彼らのmyspaceなどにアクセスするなり、一度ライブを見ていただきたい所存ですが、終わり方はどわーー!とやってベースがドラムに突っ込んでました。
ハードコアじゃないけど、ぶち抜き度も高く見ていて興奮できるライブでした。
ライブ1曲目が終わって、ギター投げ出してドリンクカウンターにビール注ぎに行ってたのは笑えました。
ゆるさと激しさを持ち合わせた不思議なバンドです。
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このバンドも前述の太平洋不知火楽団と同様?におとなしそうなメンバーの方がいるんですが、演奏がすごいです。
Vocalのよしこの歌がうまいと言う話をよくEmotional Ticonのメンバーから聞かされていたので期待していたのですが、歌は物凄いうまいです。覇気があると言うか。
楽曲はなかなかスピード感とポップさもあって良かったですが、この時結構疲れていてあまり見れなかったのでまたしっかり気を持って見に行きたいと思います。
ワンカップの日本酒をがぶがぶ飲みながら、Emotional Ticonがキーボード破壊をしたんですけど、それに刺激されてギターぶっ壊したいとMCで言っている姿は印象的でした(笑)。
その後さらにワンカップを買ってきて飲んでたのもすごかったです(笑)。
個人的に驚いたのが、年上だと思ってたんですが年下でした。
恐るべし、よしこ。
楽器について触れると、ベーシストはSadowskyのPJタイプのピックアップが載ったフィエスタレッド?のかっこいいベースをごりごり弾いていて、よしこは日本製かUSAか不明ですがFender Stratocasterを弾いてました。(何回かぶん投げそうになって自制してました)
最後の方の曲ではピアノ&ボーカルにもなってました。
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このバンドはベースが真ん中にいて後ろを向いており、ドラムと向き合って演奏してました。
結構へろへろになってたのではっきり覚えてませんが、とにかく音数が多かった気がします。
ギターボーカルの人がFender Japan JaguarのSpecialみたいなヤツを使用していて(ブリッジが最初からTOMになっていてハムバッカー2基載せたモデル)、リードギターの人がFender Telecaster Deluxeを使用してました。その話を聞いたら「安かった」「これしかなかった」みたいな話をしてました。交換してくれとかその場の思いつきだと思うけど言ってました(笑)。
ライブ後に喧嘩し始めた!みたいなノリでサプライズ誕生日祝いをしてました。
そんなこんなでハッピーな感じのCreepy Popでした。
楽曲についても少し書いておくと、激しい曲は多かったですが、最後の曲だけきれいな感じの曲やってました。その曲が結構個人的に好きな感じでした。
以上な感じのライブで、総じて面白い、かつポップだけどもポップ過ぎない連中が集まった素敵なブッキングでした!
参加者、リスナー全員が楽しめるって良いですね。
ポップからアンダーグラウンドまで聴いてそうなブッキング担当の早瀬さんの選択に拍手を送りたいです。
さらさらヘアーのめがねの青年をURGAで見たら、その人が早瀬さんです。
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