2008/09/01

デロッピードロッピー @ 新宿Nine Spices

フライヤー並べた図2008/02/10(SUN)にnenemmouse on the keysの2マンライブを見に行った以来の新宿Nine Spicesへ、先日であったばかりのデロッピードロッピー(audioleaf)を見に行きました。

その日はPrivate Armyのライブの翌日だったこともあり、日曜日がライブで潰れるのが嫌だったので有給休暇を当ててました。そんなこんなで何も予定がなかったので、先日彼女らのライブを見て感じた「不思議な感覚」を確かめにふらっと遊びに行きました。



この日の顔ぶれはLove Song / sajjanu / 雨上がりのバラード / デロッピードロッピー の4組でした。



冒頭から見るのに間に合わなかったのですが、入った時にやってたのはsajjanuでした。

このバンドは初めて見たのですが、ステージ向かって右でギター弾いてる人はマヒルノもやってる人とのことでした。

もう片方のギタリストはFender USA CycloneのNoiselessピックアップが2基載ったブルーメタリックカラーのモデルを使ってました。

ベースレスでギター2本にドラムっていう編成でしたが、低音の不足を感じさせない芯のあるギターの音色と、畳み掛けるような高速変拍子&ブレイクで変化自在どころか、もうどう踊ってよいのかわからない音楽でした。

物凄い3人ともうまいんですが、見てると結構疲れました(笑)。

でも物凄かったです。久しぶりにこういうプログレがさらにいやらしくなったのを見た気がします。
ライブハウスってこういうの見れるから楽しい!
歌は基本的になくて、変な声でぶつぶつ言ったり喋ったり、それらの掛け合いみたいな感じで意味不明だけど楽しい雰囲気でした。(一人ごっつでやっていた鬼婆みたいな感じと言ったらわかる人がどれくらいいるだろう)

マヒルノの彼は白いJazzmasterで、表面が物々しく汚れてるヤツを使ってました。
足元もにぎやかで、なんかよくわかんないエフェクターがいっぱいありました(笑)。
LINE 6のグリーンのモジュレーターやVOXのWahペダルなんかは覚えてます。
あとHuman GearのANIMATO、BOSSのCS-3なんかもありました。

Cycloneの彼はWeedによって改造されたBOSS BD-2 Blues Driverなどが置かれている様子でした。

とにかく、凄かったです。



デロッピードロッピーお次がデロッピードロッピーでした。

前回見た時からそんなに日にちが経ってないので一切変わってない感じでした(笑)。

前回のURGAよりも若干広いライブハウスなので音がどう鳴るのかなと思ってみたいんですが、そんなに爆音と言ったこともなく、音的には聴きやすかったです。

今回は写真をたくさん撮ったのですが一部だけ紹介させていただきたいと思います。

一応言っておきますが、まだ知り合って1週間程度なので(笑)myspaceにアップされた音源、audioleafで読まれる名前、そしてひかりちゃんとやり取りした数回のメールくらいからしか情報はないんですけども、
あんま「昔から知ってる」みたいな書き方されると「何書いてるんだ!」ってなってしまいますが、聴いて感じたままをとりあえず書いている次第です。

デロッピードロッピーのVocalGuitar & Vocalのマユさん。

GibsonのSG弾いてます。足元は前回と同様、BOSS MD-2 Mega DistortionTU-2 Chromatic Tunerの2点、あとはアンプ(前回も今回もMarshall JCM-900?)のみと言ったすっきり組み合わせです。

MD-2を使っていることでか、なかなかギターの芯が消えない音作りになってる感じみたいで、歪み音色と原音のツインギターのように聴こえるような瞬間があります。その絶妙さ加減はMD-2を所有したことがないのであんまりわからないですが、とても面白く聴こえます。

すんごい弾きまくるタイプではないことは恐らくmyspaceaudioleafを聴いていただければわかるのではないかと思いますが、程よいコードワークが楽曲のシンプルさ、ボーカルの残り具合とあいまってとても良いです。楽曲がシンプルと言えど、どこか捻られている部分があるのでそこがアクセントになっている印象なのでフツーのポップ嫌いな人も「おっ?」って思う感じになってると思います。

楽器が好きなので楽器の話ばっかり勝手に解説してますが(笑)、彼女の歌声も実はなかなか良いと思ってます。
前のEmotional Ticonで対バンした際、打ち上げで軽く話した際に「何の影響を受けたか?及び何を好んで聴いているか?」的な質問をしたのだが「Chara」って返答がきました。

まさかそう返ってくるとは思わなかったのでちょっとびっくりしたのですが、結構ポップ育ちながら、何かひとつに浸りきってるっていう感じが(個人的な感じ方ですが)あんまりしないところが好みです。
椎名林檎ファンにも受けそうな要素あるかもしれないですね。なんつうか、息遣いが結構良いです。ファルセット具合がどこかしおらしい感じです。


デロッピードロッピーのマツダ兄妹あと2人、Drumsの松田耕太郎、Bassの松田ひかりの松田家がデロッピードロッピーのメンバーです。
とりあえずこの2人は兄妹とのことです。

2006年夏からやってるみたいなんで、そこを始点として見ても2~3年くらいベース弾いてるひかりちゃん。
前回紹介した際にまだ10代だと書いたんですが、同年齢の人と比べても多分結構うまいんじゃないでしょうか。結構音楽に時間を注いでるみたいで、悠々としたキャラクターと着実なプレイがあいまって、結構良い感じです。(漠然とした評価だな・・・)

兄の耕太郎くん(くんって言っても年齢知りませんが(笑)。)はなかなかムーディーなドラムを叩く印象で、デロッピードロッピーの激しすぎない楽曲、雰囲気を引っ張るビートを叩き出す男、と言った印象です。

ベースはベースでベースじゃない高音、和音をギターと絡んで鳴らす瞬間があったり、ドラムも手数が多いわけではないけどもこのバンドには合っているサウンドで、3人のバンドサウンドが結構かっちり成ってるところがやはり魅力ですね。


超うまい!っていうタイプでもないバンドなので埋もれやすいかもしれないですが、歌ものが好きな自分の視点と、ちょっと切ない感じが好きとか、ポップさがあるけど「ポップス」に成り下がってないところが好きだとか、そういう感覚でフィットする音楽を見て歩いてる自分的には相当しっくりきてるバンドなのは確かです。

しかも、2年ちゃっかり続けてるロックバンドをやってない自分が見下ろすように評することは不適切ではあるんですが、もっとよくなりそう!と言った期待が抱ける点も良いですね。まだまだやりつくしてない感じです。もっと続きを聴きたい、って感じでしょうか。


曲のタイトル、曲順などは把握していないので漠然としたデロッピードロッピー評をしてみました。ぼちぼち活動をしているようなので名前を見かけたらぜひ一度見てみて欲しいです。私はなるべく見に行きたいなーって思ってるところであります。




デロッピーが終わってからあと1バンドあったのですが、用事があったのでライブハウスを後にしました。

帰り際に軽く彼女らと話して帰りました。
10月にもライブがあるとのことで、楽しみにしたいと思います。

最後におまけで、前回も配っていた?(物販コーナーに並べて置いてあった)デロッピードロッピーのフライヤーをいじっておこうと思います(笑)。

冒頭にも1枚写真を載せましたが、パックンチョの箱(笑)にしわくちゃになったカラー画用紙?に予定がちょちょいと書かれてます。

帰り際に、別の人が手にしているフライヤーを見て「あー、これは2枚で1つの絵が完成するレアバージョン」とか言ってたので、面識ない人ですが絵が合うかどうか自分が持ってるのを取り出してみたんですが、そもそも紙の色が違うので合致はなされませんでした。
この2枚が合致した二人はきっと結ばれるのではないか、と勝手にその時に解釈しました。
運命の人は男性ではなかったみたいです。(何)

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