2009/01/15

突然段ボール ニューアルバム「D」発売記念ライブ@O-NEST

活動30年目を超えてもなお一層衰えを知らず活動を続ける突然段ボール

日本インディーズ界が誇るバンドです。
インディーズで活動するなら一回は見た方が良いバンドです。

とは言っても元々がパンクロック/ポストパンク/ニューウェーブの頃に出てきたバンドなので、そのカテゴリーに入れられること多々だし、それも概ね間違えてないんですけど、そういうカテゴリーはどうでも良いからちゃんと見た方が良いのは確かなバンドなわけです。

案外みんな知らないのが残念なんですが、あまりメジャーレーベルと関わってきたバンドではないので仕方ないんですけど、でも残念です。

そんな突然段ボールの新作「D」が2008年末に出まして、満を持したレコ発ライブがO-NESTにてあったので、プリングミンを見に数日前に来たばかりでしたが、実はその日チケットをO-NESTにて購入しておいたので(遅すぎてぴあとかローソンチケットで販売終了していた)見に行きました。


余談ですが、この日は主催が「D」販売元であるP-VINE Recordsだったとのことで、取り置き不可っぽかったのでチケットをあらかじめ買っておきました。

日ごろインディーズバンドのライブをライブハウスに見に行くっていうことをし続けていると「チケットは取り置きでらくちん」「前売り買っておくのはだるい」「都合悪くて行けなくなっても損しない」などのぬるい状況に浸ってしまうんですけど、やっぱりあらかじめチケット屋(ぴあなど)で券を買うことでもシーンが盛り上がる一因になるので、積極的にならないと駄目ですね。

とは言ってもやっぱりお願いできたら前売りを取り置き、お願いしちゃうわけなんですが。



最初がPANIC SMILE。

PANIC SMILEはもう何年も見てるけど、いつ見てもほんとかっこいい。
このバンドももう15年くらい続いてるのかな?
福岡にいた時代から数えると結構な年数です。

よく語り草としては「NUMBER GIRLと福岡時代に仲がよく、よく対バンしたり一緒にレーベルやったりしていた」って書かれるのですが、NUMBER GIRLにありがたみを一切感じないので、人にPANIC SMILEを説明する際に使うその名前がとても空虚に響くことがあります。

NUMBER GIRLはメジャーデビューもしたし、日本の90年代後半のオルタネイティブロックシーンの牽引役と言うか、パイオニアと言うか、やはり威力が強かったのは事実なんですけど、それに比べたら知名度は劣るかもしれないけど、個人的にPANIC SMILEの方が断然好きです!

説明を人にする際に入り口として説明しやすいからつい言っちゃうけど、本当は「かっこいいから見て!」って言いたい、そんなバンドがPANIC SMILEなのです。



お次が向井秀徳が出てたんですが、上述の通り、NUMBER GIRL及び彼にあまり興味がないのでバーフロアでビール飲んでました。



最後が突然段ボール!

やはり集客力のある3組なので結構人パンパンで大盛況でした。

突段も新曲やり続けてレコーディングしているので安定感もあるし、でもゆるさも相変わらず。

おにんこダンサーズも卑怯なくらいかわいいです。レオタード的な衣装でした。

今回はレコ発ってことで「D」収録曲を全部やってました。

ゲスト参加した人も呼んで再現する、と言った構成?で、作家であり女優でもありEmileのボーカルでもある千木良悠子さん、PANIC SMILEの石橋英子さん、ECDさん、評論家として非常に有名な湯浅学さん(現サイドギター/リードギターの松浦さんの前任でもありますね)らがゲスト参加してました。

ゲストが豪華なのもありますが、非常にバラエティに富んだ、俊二さんの兄でもあり突段のボーカルを死ぬまで担当した栄一さん亡き後の「新生突段」らしい楽曲群で飽きずに聴けて楽しかったです。

ラストは「変なパーマネント」「ホワイトマン」で締め。

いつ聴いても良い曲です。

きっとこの曲以外も素敵なんだけど、この2曲は原点であり、いつ聴いても素敵であり続けるんだろうなぁ、と思いました。
ふいに泣きそうになりました。なんでこの曲で泣くのだ?っていう謎もありますが、それだけ良いライブだったってことです。

途中俊二さんのマルチエフェクターがトラブルで鳴らないっていうのもありましたが(笑)、突段らしいトラブルでした。

素晴らしいライブでした。

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