2008/10/24

デロッピードロッピー@新宿nine spice

看板デロッピードロッピーのライブが新宿nine spiceであったので行ってきました。

対バンは夜の夢ARTLESS NOTEbronbabaサウンドブランTeenagers Bloody KillinGでした。






デロッピー01最初がデロッピードロッピーでした。

平日の18時30分スタートっていうこともあってさすがにあまりお客さんは入ってなかったのですが、ホール内禁煙&人まばらな状態のライブハウスは空気が良いので個人的にはリラックスしてデロッピーに臨めました。

それまで(参考1参考2参考3)に比べての変更点と言ったら、ベースのひかりちゃんの足元にVocal&ギターサイドと同じBOSS MD-2 Mega Distortionと思われるペダルが追加された点、あとひかりちゃん側に「デロッピードロッピー」と書いてある小さな札がぶらさがっていた点、あとパートチェンジをかつてしていた曲でパートチェンジをしなくなった点が挙げられるくらいで(と言っても別に久しぶりに見たわけでもないのでそんなに変わりようもないんだけど)、相変わらずよい感じでした。


デロッピーCDこの日は以前言っていたものなのかは不明ですがCD-Rを持ってきていて配布してました。
個人的にCDで聴きたい、MP3プレイヤーなどに入れてリピートして聴きたいとずっと思っていたので嬉しくて3枚持ち帰りました(笑)。(友人に配りきりました)

内容はライブでよくやられている曲、弾き語りのデモ曲、ライブの入りで使っているアコースティックギターがちょっと切ない感じのSEなどが収められているものでした。もっと聴きたい曲があるけども、それはいずれのお楽しみとしておきたいと思います。


デロッピー02しかしここに来て数回デロッピードロッピーを見てきたわけですが、やっぱり良いです。

あんまり比喩みたいな表現で人の音をたとえるの好きじゃないけど、はっぴいえんどが表現した「日本語ロック」と「フォーク的質感」と、90年以降のニューウェーブを通過して出てきた「オルタナ感」と、CHARAの影響を受けたと本人が言う「ポップ感」と、歌を中心にして成り立ってる音と、でもちょっとでかい男一点兄ドラムと、さりげないけど案外うまい妹ベースと、このトリオはとても良いです。

今後も期待です。





夜の夢次が夜の夢です。

夜の夢は当blogで先述の「蔵ロック」に居たバンドなので2回目ですね。

写真は結構撮っていた割りに、楽しくて酔っ払っていた日だったので「音がどうだったか」が曖昧になりつつ画像で振り返って無理やり記憶と音を結んでいた傾向がなきにしろあらずだったので(笑)、再び見れる機会と言うのを楽しみにしていた次第でした。

ミスタービザールギターの山田氏とドラム新林さんのデュオで、ギター1本だけどもベース側にも音をバラして出していて、エフェクターを駆使しているので非常にトリッキーなサウンドでした。(多分前回も同じこと書いてるんだろうけど振り返りません!)

今回よくわかったことなのですが、前回は「蔵ロック」ってことで、ライブハウスほど充実はしていないローカル環境でのライブだったわけですが、今回はライブハウス。
ミキサーで個々の音がはっきりするように処理されていることから歌がよくわかりました。
とても真っ直ぐでひねくれた変化球ボーカルが容赦なく攻めてくる印象でした。

2人で密に築かれた変拍子と、ぐねぐねにひねくれたボーカルがやっぱり容赦ないですね。
悪い意味は一切含んでませんが、エグみとか、聴きづらさみたいのが結構あるので好き嫌いは分かれそうですが、個人的にはこのエグさは憎めないです。

ポップな感触はあまりしないサウンド、歌ですがこの味わいは癖になりそうな感触です。

先述の通り、今回もTomsonのMustangタイプのギターを使ってました。
相変わらずのビザール。「ビザール」ですね、音、曲も。

何にも似てないです。何にも似てない感じってやっぱりやろうと思ってもなかなかできないです。


2009/01/12に企画でライブをやるとのことです。気になる人は夜の夢のWebをチェックしてみてください。





bronbaba次がbronbabaでした。

このバンドも初体験でありました。

ドラムとギター&ボーカルの2人編成でした。
・・・nine spiceってそういう変則編成ばっかり出るハコか?と思ったりもしてしまいましたが、たまたまっぽいですね。


bronbaba機材以前はベーシストが居たらしいのですが、いなくなったみたいです。

ちなみにベーシストがいなくなったのは2回目くらいだそうで、メンバーが入ったり抜けたりって感じみたいです。

曲ですが、最初は思いっきりノイジーなぐちゃーっとしたものだったので「すんごい分かりづらい音楽」の類かと思ったのですが、次の曲はポストロック的な曲だった気がします。

一応終始するジャンルわけとしては「ポストロック」と言っておくとわかりやすそうです。

ベーシスト不在ということもあり、宅録してきたと思われる音声を足元のRoland RC-50で操作しながら激しいアクションをしてました。

ギターをぶん投げるかなーと思いきや、案外扱いが良いっぽくて、ギターがぶんぶん暴れているわりにはギターがきれいでした(笑)。シェクターのギターを使ってたのですが、大事みたいですね。

とにかく、足元がマルチエフェクターやらループステーションやらで機材まみれと言った感じがしつつもまとまってて、計算されてるなぁと感じました。

一見すると頭がイッちゃってる人なのかなーってくらいに表情がおかしいし、歌もぼそぼそっとしていて怪しいんですけど、終わってから階段のところで話している様子は普通の人でした(笑)。いや、普通ではないけど、健常者でした。





ARTLESS NOTE次がARTLESS NOTEでした。

ARTLESS NOTEはEmotional Ticonのメンバーが「かっこいいから今度行こう」と以前から言っていたこともあって、やっと見れると思っていたところでありました。

ドラム2人にギターのこれまた変則編成。(そういうのばっかりな日でしたなぁ)

セッティング時にブルータル・トゥルースが流れていたりと、獰猛で激しい音楽への複線があったのですが、始まってみても凶暴な感じの音楽でした(笑)。

と言えどハードコア、グラインドコアっていうよりは、それらも通過したツインドラムの音っていう感じでしょうか。

特に、個人的に奥に座っていた坊主の男性のドラムの音が物凄かったです。

音楽性はいかんとも言いがたい音楽ですが、オリジナリティが強いですね。
このバンドにしか出せない音と言った印象でした。

精力的に活動しているみたいなのでまた見てみたいと思います。





サウンドブラン次がサウンドブランでした。

デロッピードロッピー、夜の夢、ARTLESS NOTEがある意味ターゲットな日だったので「もういっかなー」みたいな気分になっていたこともあって、あまり真面目に見なかったんですけど(すいません)。

あまり良い表現ではないかもしれませんが「歌姫」が真ん中に居て、男たちが音を作りこんで深いバンドサウンドを築いていく類のバンドと言った印象でした。

Vocalの女性が裸足で、白いワンピースをまとって、髪も飾って束ねていて、小刻みにステップを刻みながら歌を歌ってました。

サウンドはちょっとシューゲイザー寄りの音響効果を生かした深みのある音・・・かなーと言ったところでした。

MCでは丁寧にお辞儀をして、聴衆に感謝的なことを言っていた様子でした。

fra-foaとかCoccoあたり好きな人に受け入れられそうな感じですかね。
恐らくそこら辺が好きな人たちが奏でている音なのかもしれないですね。わかんないけど。

正直、そんなに好きではなかったです。






この辺で猛烈に疲れが出てきたので一人でささっと帰っちゃいました。

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