2009/11/03

神聖かまってちゃん @ 渋谷duo music exchange

イベント「ROCK'N'ROLL SUNDAY Vol.0~pre live!」なるものがあったので行ってきました。

このイベント、ロックフェスが根付いたことで色んなアーティストが見れるようになった今日だけども、本来のライブハウスの楽しみでもある「目的のバンドを見に行ったけど、対バンも良かったから、今度そっちも見に行こう」っていう視点に回帰したコンセプトがあるみたいで、若手や無名アーティストにはチャンスありな、やや大きいイベントとして企画されたもののようです。

やはりライブハウスで草の根的活動をしていても、なかなか一般レベルでは情報が耳に入ってこない。
良いライブがあっても、結局ライブハウスに足しげく通ってる人の間で語り継がれる程度で終わってしまう。
それをもうちょっとメディアを通して耳に入るレベルに、っていう姿勢もあるんでしょうね。

こんなイベント、良いじゃないですか!
行きますともー!、と言う意見は後付、今回は神聖かまってちゃんmyspaceが出るっていうので行ってきました。



出演
元々若手への機会として企画されたものなので若手多いですけど、ベテランとしてトライセラにコレクターズっていう強烈な顔ぶれを合わせていったあたりは素晴らしいですね。

今後もこういう規模で若手ベテランいりまじってライブ企画されることを、このイベント以外でも期待したいです。



ではライブレポです。

最初がなんとTHE COLLECTORSでした。

こんな豪華な前座なかろうに!!

しっかし、みんな背が高いのでステージ栄えしますね。
「ロック=かっこいい」の象徴のような、みんな長身。

何気に初めて見た&聴いたんですけど(聴く機会何気になかったんですよ)、日本のモッズシーンを引っ張るバンドだけあってかっこよかったです。

MCで「この後若い子らがいっぱいでるけど、最初でこんなにかっこいいね、おれたちが出てきたら~」みたいなこと言ってました(笑)。喋りもうまいし、本当にかっこいいしで、どうするんですかこの人たちは(笑)。

しかしながら、ベテランについてはもうそこらじゅうで魅力を語り倒されてると思うのであんまレビュー書いても意味ないのでこのへんで・・・。

そういえば以前Private Armyのライブにベースのオリさんが来てくれたことがありました。まさか来てくれると思わなかったので恐縮したなぁ。



次が渋谷LUSHらへんで多分よくやってるdry as dust

と言うのも、ベースの成田くんがLUSHでドリンクカウンター裁いたり、入り口で受付やったりとよく見る顔なのです。

やや小柄で華奢で優しそうな(良い意味で威圧感みたいのが0)彼はライブハウスで働いている以外やっぱりバンドやってるのかな、とかいつも思ってたのですが、先日初めてdry as dust見まして
Warwickの小柄なボディのベースをすらすらっと弾いてる姿がそこにありました。

で、今回の(やや)大舞台。

彼らはやっぱり曲が良いですね。
Vocalの彼の飾らない雰囲気と、ポップ過ぎないながら真っ直ぐなメロディ(程よい!)、少しトリッキーながらそんなにエフェクトを駆使したわけではない絡み合うギターフレーズなどなど、オリジナリティにも満ちているし、居るようで他にいないバンドと言った感じが良いですね。

彼ら、タイミングさえあればどかっと行くのではないかと思える逸材だと思います。
なんでそんなに上から目線で文書いてるのかよくわからないですけど(笑)、いや、良いですよ、彼ら。

今後も楽しみにしてます。




次がOKAMOTO'S

もう既に一部で有名になってきているOKAMOTO'S。
ベーシストはエフエム東京がやっているSCHOOL OF LOCK!の高校生のライブイベント「閃光ライオット」に出演し結構良い賞を受賞した(細かくは興味ないので知りませんw)ズットズレテルズのベース、濱田郁未(はまだいくみ)くんで、そっち経由でも結構有名ですが、某超有名人の息子だっていうのでも知名度が高いですね。

金持ちの息子なので、さぞかし恵まれているんだろうなっていう点と、お笑い界のビッグネームである親の七光りだろうみたいな視点で見ると微妙ではあるのですが、ただそれだけでは弾けないような、ちゃんとした腕の持ち主で、彼のプレイはとても良かったでした。

なにせまだ17歳と言う若さであれだけベースプレイが素晴らしいっていうのも良いですね。
ギターの人も若いのにブルース/ガレージ系のプレイに長けていてライブ感もあり、見ていて爽快でした。
ドラムも結構良かった。(噂によると昔子供タレントとしてテレビに出演していたとかっていう話もある、ドラムの彼)

で、OKAMOTO'Sに関して言いたいことが。
Vocalが物凄くダメ!
ファンには申し訳ないが、あんなボーカルだめです。
何がダメか。歌い方や振る舞いがロックスターぶっているだけで、全然本人がロックしてない。
見ていて腹立つくらいだめでした。

もちろんあれが好きな人も居るだろうから全否定もできないし、自分がロックの何たるかを知っているなんてツラできる者じゃないですが、少なくともこの日出演したVocalの中で一番ダメ。

ボーカル以外は、若くて、演奏もうまくて、ガレージ感、ロック感溢れる良いバンドだったけど、このボーカルのせいでほんとつまらなくなってる残念なバンドだなと思いました。

なるべくこのblogでは、読んだ人がそれをきっかけにそのバンドに興味を持ち、より広く音楽趣味が広がって共有されればな、と言う願いがあって、あまり好きでないバンドを見たとしても、良かった部分を探して取り上げたいなと言う意向で記事を書いているのですが、このバンドのボーカルだけは全然良く言えないです。



お次が神聖かまってちゃん

ここんところのライブに足しげく通ってるのですっかりどういうライブをするバンドかっていうのが・・・まだまだわからないですね!
何かしてくれるのではないか、っていう目で見てしまうのも残念なことかもしれないですけど、しかし何かしらを起こすから面白い。
曲ももちろん良いのだけども、やはりライブ活動ありきのバンドな気がします。

この日あったのは以下。
  1. セッティング中、転換で流れてたヒップホップっぽい曲に合わせての子がフリースタイルラップやってた。(内容も共演バンドディスりっぽい感じだったのかな?
  2. どっかの曲の途中で客席にダイブした。
  3. みさこがやっぱり不意打ち始まりしての子がまた怒鳴る。
  4. monoくん、緊張し過ぎw


1に関しては、せっかくディスるならマイク持て!ってとこだったんだけど、大会場のミキサー担当は空気をある意味で読んでるので、マイクはずっとOFFだったので残念でしたね。
BGMもでかかったので何歌ってるのか聴こえなかったのですが、その辺は最前列でSTAFFパスを腕にいつものビデオカメラで撮影していた竹内くんが押さえてくれました。



ばたばたしつつもセッティングをなんとか終了。
いつも通り適当に自己紹介しつつ曲やってました。

曲後、ボーカルハーモナイザーかかりっぱなしで、何喋ってるか聴こえない部分が何箇所かありました(笑)。しっかしボーカルハーモナイザーを使うバンドってあんまいないからその点でも面白いですね。
オクターブ上の声とかで「学校に~行きたくない~」とか歌うわけですし。

2については真ん中らへんから客席にダイブしてました。
大勢人が居てパンパンでモッシュゾーンがあるっていうライブではなかったので落下して見えなくなってましたが、彼らのがちゃんがちゃんな部分がアクションになって現れたのも良かったと思います。

そう、演奏について言えばこの日出演したバンドの中で一番酷かった(笑)。
でも、演奏が下手っていうことがロックにおいての良し悪しの理由にはならないってことをかまってちゃんが体言して見せたのではないかなと思いました。
その点では、よくこれだけ大きな会場でこんなロックを、ライブをやったなーと感動すら覚えました。


良いライブじゃない場合もあるんだけど、ロック感が他のバンドよりも良いですね。
だからライブに足を運ぼうって言う気になるのでした。

3についてはいつものことですねー!
の子くんが喋って「えー次の曲はー〇〇っていう曲で・・」ってあたりでカウントし始めて勝手に入ってくる。あれはわざとなのか、それともみさこが天然過ぎる結果なのか、見て確かめていただきたいものです。(ちなみに後者だと思ってます。ド天然!)

4はもう、見てわかるガチガチっぷりでした。
レコーディングでもえらい緊張していたなんつう記事を読んだことがありまして。
会場が大きくなってもずっと緊張し続けてて欲しいですね!

黒猫チェルシーのことをクロネコヤマト扱いしつつ、転換時にすれ違った際に「あ!お前!」とかの子くんが言ってたのは笑いました(笑)。



若手枠、ラストは黒猫チェルシー

色即ぜねれいしょんにて、主演として出演したVocal渡辺大知がVocalを勤めるバンドですね。やはり映画の効果あってか、銀杏BOYZ、くるりらへん大好きな支持層からファンが流れてきてか、やはり集客は最も良かったみたいでした。見た目がかっこいい、っていうのもあるんでしょうね。

でもライブでは非常にどろっとした日本の80'sパンクが持ってる暗さ、激しさ全開の物々しいライブをやってました。その辺のギャップも良いですね!


結構かっこよかったのですが、かまってちゃんでお腹いっぱいになってしまったので端で休憩しながら見てました。

もう既に有名になりつつあるっていう意味ではつまらないライブだったかもしれません。




ラストを締めたのはトライセラトップス

トライセラは、彼らがデビューした頃に高校生とかだったので散々耳にしたアーティストではあるのですが、Vocalの声が全然好きじゃないのと、楽曲もそんなに魅力を感じないってこともあってさっぱり集中して見ませんでした(笑)。

やはり10年超やってるバンドは10年超やれるだけの持ち味があるだろう、とは思ったんですけど、高校時代から好きでないっていう抵抗はやはりでかいですね。
いつかトライセラの魅力に気付ける大人になれればと思うのですが。。。

先日見たオセロケッツの森山さんも高校時代テレビで見てた人だけど、森山さんの方が全然好きだなぁ。なんなんだろう、この違いは。
何にしてもデビュー時からスポットがガンガンに当たってる人にはそんなに興味がわかないのかもしれません。レミパン。



ライブ後の"の子"のサイン

終わってから同行した人や会場であった友人らとちょちょいと話しつつあたりを伺ってたのですが、初見と思われる若い女の子3人がの子くんの様子を見てTシャツとペンを持ってました。

この日のイベント、ROCK'N'ROLL SUNDAY記念すべきプレ・スタートイベントってこともあってオリジナルTシャツが入場者全員に配られてたのですが、それとペンってことはサインか?と思って聞いてみたところ小さくうなづいたので、酔っ払っていたこともあったのですが(笑)の子くんに「サイン欲しいらしいよ!」と勝手に取り計らって見事女の子たちはサインをGetしてました。

で、ついでにどんなサイン書いたか見せてもらったのですが、それがこれです。


バージョン1、「みんな死ね!」(笑)。


バージョン2、「あまかけるりゅうのひらめき ひてんみつるぎりゅう」(笑)。
(っつうか読めない!るろうに剣心のようですね)


バージョン3、「ころしたい!! ころしたい!! 学校のSさんキラい・・・」(笑)。


なんつうサインを女の子に書いてるんじゃー!と突っ込みたい気持ち満載ですが、でもの子くん、すごくまじめな表情でサイン書いてあげてました。
絵も描いてあるしで丁寧っちゃ丁寧ですね。
果たしてサインもらった子らはこれで嬉しかったのか謎ですが、の子くんのキャラクターがわかってれば大丈夫そうな感じですね。




そんな感じで、若きパワーがみなぎる素敵なイベントでした。

0 件のコメント: