2008/04/28

フルカワミキ「Bodage Heart」


フルカワミキの2枚目のアルバム「Bodage Heart」(BVCR-18122/3 ¥3570)買ってきました。

SUPERCAR(スーパーカー)のBass担当で、たまにVocalを取ると言った人でしたが、バンド解散後は1年くらいのブランクを挟んでソロアーティストとしてソニーからBMGに移籍して再デビューしました。

彼女は「うまい」っていうタイプよりは「かわいい」声の持ち主で、それがシューゲイザー気味なロックサウンドに乗ってる、SUPERCARのナカコーとの掛け合いVocalが人気高かったと思っているのですが(実際はどうか知らないです)、そのフルカワミキだけのVocalでどう生きるか、と言った視点がどうしてもソロを聴く時に出てしまうものです。

1枚目のアルバム「Mirros」、その先行シングルになるデビューシングル「Coffe & Singing Girl!!!」はアートワークも含めてどこかSUPERCARの延長にあるような内容で、彼女がVocalを務めて人気だったSUPARCARの「STROBOLIGHTS」で採用された打ち込み&シューゲイザーバンドと言った路線の曲があったりと、正直な話、期待は裏切らなかったけどこれはなぁと言った内容でした。

もちろん彼女の持ち味である声の魅力を中心にした構成なので彼女のファンであった者からしたら申し分内容なのは言うまでもないのだけども、楽曲がそんなに良くない印象を受けました。

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今回のアルバムですが、先行シングル?になる「サイコア*リカ」(サイコアメリカ)、「Candy Girl」を含んだ内容で、前作に比べて独自のバンドサウンドが色味を深めた内容でした。

前述のシングル2枚のカップリングを含めて、これまたあまりしっくりは来てませんでした。
村八分のカバー「草臥れて」が収録されていたり、ライブ向けなのだろうかと言うちょっとテンポがアッパーな「...Mr.X」があったりと、いまいち何がやりたいのかわからないなと言った印象でした。

しかし、アルバム全体通して聴いてみた感想ですが、前作の打ち込みあり、心地よいエレクトリックバイオリンが生きてる曲ありと言ったバラエティに富んだ内容よりも統一感があり、「フルカワミキバンド」で演奏を詰めていった作品に聞こえます。

彼女が裏表紙にもなってるMARQUEE vol.66のインタビューに寄ると14曲中の5曲をナカコーが作曲したらしいです。

ナカコー&ミキともなるとSUPERCARじゃんかと思うんですが、元々二人ともSUPERCARをやってきたわけで、その雰囲気が出るのは仕方のないことではあるのだけども、しかしながらその匂いぷんぷんに出してる感じはなく、そこが今回のアルバムの良さなのではないかなと思います。

参加メンバーは

がコアメンバーで、ROVOなどで名が知られる芳垣安洋勝井祐二、益子樹らが参加してるみたいです。

曲解説は面倒なのでしませんが、全体的に音の心地よさが素晴らしいです。

彼女の資質でもあるのだろうけども、あまりポップ過ぎず、マイナーでもマニアックでもなく、彼女の声の魅力が生きたアルバムとして前作より磨きがかかってます。

音的にはノイジーなギターが疾走する曲もあり、ふわふわとした曲もありと言った内容。
参加面子が強烈なのでアヴァンギャルド、インプロビゼーション的になりそうですが、ポップ・アイコン的なフルカワミキの作品なのでそこまで難解な方向にはなってないところも魅力です。

結構シンプルなロック曲も入っててそこらへんもとても良い。

個人的にはアルバムの中でもシングル曲的位置づけの3曲目「B.B.W.」(初回版付属のDVDにPVが入ってる)、きらきらしてるけどどこか哀愁の漂うミドルテンポの打ち込み曲の4曲目「Sweet Surrender」、静かで落ち着いた雰囲気の浮遊感のある7曲目「La La La」が好きです。

派手じゃないけどとても良いアルバムです!


余談ですが、牙を生やしたアー写がものすごくかわいいです(笑)。

1 件のコメント:

Veronica さんのコメント...

Cool!