------
と言うのも、ワウペダルっていうのはワウワウするためのペダル部分と、そのON/OFFを切り替える為のスイッチがペダルを踏み込んだところの一番深いところについてます。
こいつが以前からはまってしまう状況があった。
はまるというのは、踏み込もうとすると何かが詰まってスイッチが固まってしまうと言ったものだった。
はまったら引っこ抜かなければならなかったんですけど、ある日この硬くはまってしまったスイッチをペンチで先端をつまんで力を入れたらなんと先端がもげました。
考えても居なかった展開に「もう使い物にならない」と半ば諦めてました。
が、最近バンド(Private Army)においてワウペダルを使った曲をやってみようか、なんていう話になったので「こいつを直せば買わなくて済む」と名乗り出て、よい機会なので修理することにしました。
------
まずお店に持っていって話を聞いたのですが、以下を言われました。
- ゴールデンウィーク中の受付の場合、ゴールデンウィークが終わってからの順次対応となる。
- 通常でも2週間超かかる。GWが関わると1ヶ月超かかる可能性がある。
- 修理に工事手数料、材料費込みで1万円近くかかる。
・・・諦めました。
ばかばかしいので。
もともとこれは4000円程度で買ってきた中古の小汚いワウペダルなので、物より高いお金かけて直す、しかも待つことはいただけなかったわけです。
ばらしてこのスイッチを交換する、っていうだけなのでなんとかなるだろうと思って、まず開けてみました。
もげたスイッチはNKKとロゴが描かれたSB-285と言うスイッチらしいことが判明。
調べてみたら日本開閉器工業と言う会社のスイッチであることがわかりました。
日本開閉器工業さんに発注したら早いじゃん!なんて思って、Web上にある検索をやってみたのだけども、SB-285が出てこなかった。
問い合わせをしたところ、そのスイッチはすでに廃型となっており、後継スイッチにて代替願いたいと言う返答が帰ってきた。
スイッチの形状、仕様などなど、電子工学の知識が全然ないので代替可能かとかは計算できなかったので、諦めて発想を変えました。
画像ははずした際にどこに何色の線が半田付けされていたかのメモです。
こういう、何かをはずす場合はどこになにがついてたかメモ取るのは必要ですね。
よくエフェクターなんかのトゥルーバイパス改造なんていう話を聞きます。
これは音質劣化をエフェクターを接続した際になくすと言う配線改造で、そういう改造があるってことはその改造の為のスイッチ交換もあるあるはずだ、と思い、トゥルーバイパス改造をやってくれる業者のWebを探すことにしました。
そしたらスプレッドサウンドさんっていうところを見つけました。
沖縄の工房らしく、エフェクターを送ったら改造もしてくれるっていうところだそうです。
見てみたらトゥルーバイパス改造キットなんていうのも販売していたりとユーザーには嬉しい会社さんみたいで、スイッチだけの販売も行ってました。
そんなこんなで代替の「Carling / 316-PP 6P DPDT」で、ついていたNKKのSB-285と同じ6点スイッチのものなら代替利くだろうと勝手に推測して(笑)発注してみました。値段は2500円くらい。業者に修理依頼出すのよりも1/4で済みます。
よく高級で低ノイズ、高クオリティだなんて言われるスイッチクラフト製の・・・とか気になったのだけども、スイッチだけで本体より高いのもばかばかしいし、どうせ改造するなら徹底的にやりたい&こんな小汚いペダルが高機能でも嬉しくないっていう理由で諦めました。
今回のテーマは低予算!
そんなこんなで数日(4日くらい)待ったら本日到着。
クロネコヤマトのメール便で送ってもらったので日数はかかったけど、送料が200円弱と安いので良かったです。
精密機器だと支障あるけど、たかがスイッチくらいならメール便でも問題は全然なかったです。
早速書いておいた配線に基づいて片サイドは短いリード線でバイパスさせ、あとの4点のピンにはそれぞれの線を繋ぎなおし、スイッチの大きさも一緒なので元にあったように戻して早速使ってみました。
修理成功!
ただ、ポッド部分にガリがある為、少しだけ接点復活剤をかけてみたんですが、どうも液が浸透してない&吹きかける箇所が違かったのか、ガリは取れずじまいでした。
使うギタリストがカッティングで耳に痛い音ばかり出す男なんで、まいっかってことで諦めました(笑)。
いやーしかしDIY(Do It Yourself)は良いですね。
お得感もあるし、すばやさ、あとやっている最中の試行錯誤が実に楽しい。
この調子で創作も頑張りたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿