ここ、以前小山さんがよく出ていた関内Lazy Bonesの人々がそのまま働いてまして、イベントの傾向はLazy Bonesと一緒です。
チーム名は「Gallop Waltz」らしいですね。
Metallicaに手紙を書いてからMetallica本人たちと親交があるシギーさんにコメジさんの熱いハートが生きる店がLazy終了後もあって嬉しいですね。
移ってから(移ったっていう表現で良いのか謎ですが)ちょっと経ってて、初めて今回足を運んだ西横浜ですが、大通りと線路に阻まれていて駅周辺、本当に何もなかったでした。神奈川の都会部からちょっと離れたところの独特の風景かなと感じました。
その何もない駅のさらに何もない、人気のない側の出口から出て徒歩1分弱の、歩道橋降りた目の前のビルの地下にEl Puenteありました。
この日、家出る際は降ってなかったのにその後どしゃぶりで酷かったですが、駅からすぐで良かったですね。(幸い、駅で捨て傘にありつけたのでびしょびしょにはならなかったですが)
19時くらいから始まる、と認識していて「やや遅れてるから、始まっちゃってるかな」とか思って中に入ってみたのですが、傘立てに傘が全然ないなと思いつつ階段を下りたら、まだリハ中でした。
小山さん&ギターの小田島さん(いつものデュオ!)にPA周りをいじるコメジさんにシギーさんとLazyに来た時と変わらぬ顔ぶれがなんだかほっとしました。
具合が良くなかったのでトイレに行きつつ、濡れた服を乾かしつつリハーサルを眺めてました。
まだまだ新兵器のPiano Calimbaのマイキングに苦戦している様子で、この日も良い具合を研究しながら調整してました。
この新兵器、ピアノカリンバは前回くらいから使い始めたそうなのですが、前回自分のライブと被ってしまったので見に行けずで、blogを通してそれが実用に至ったっていう情報を得ていただけだったので、今回初めて見たのですが、かっこいいですね。
カリンバは通常真ん中が一番長い弁があり、両サイドに向かって短い弁が配置される構造になっていることが多いのですが、独特の配置の為、一般的な楽器に比べて独特の奏法を習得しないと自由度の高い演奏が困難なのですが、その問題を解消すべく、ピアノと同じ12音階で、かつ3オクターブ半の音域をカバーした巨大なものにしたそうです。
YouTubeにデモ演奏動画がアップされてましたが、元々鍵盤を習っていた小山さんにとってはやはり弾きやすい配置なんでしょうかね。何年も使っている楽器でない割りにスムーズな演奏がなされている様が見事です。
ただ、共鳴箱をつけたけども、マイキングが難しいみたいですね。
弁をはじくっていうタイプなので出やすい音域、出にくい音域があるらしく、これが要研究だとか。
ドリンク頼もうにビールを飲める体調ではなかったので、この日のオリジナルカクテル「MARIMBON」にしました。
「MARIMBON」は小山さんの曲のタイトルですね。
グレープフルーツベースの柑橘系の味でさっぱりしていておいしかったです。
明るいブルーの色が「MARIMBON」収録の「NOMMO」の色を思わせる感じでしょうか。
待つこと数分、ライブスタートしました。
セットリストは以下。
1部
- 夕焼け
- ノンモの森
- ピエロ
- PLAY(未発表曲)
- MARIMBON
- Chai(新曲未発表曲_カリンバ弾き語り)
- 白熱
- KAI(カリンバインスト)
- YOZA(新曲未発表曲_カリンバ弾き語り)
- little things
- better than anything (カバー)
- 豚(新曲未発表曲)
- ユートピアとくま
- 梔子
- collage(新曲未発表曲_カリンバ弾き語り)
- モスラソング
この日、事前のアナウンスでは小田島さんが久しぶりにエレキギターを弾く、とのことだったのですが、アコースティックギターではない、シンセサイザー的な音色を欲していただけとのことで、ナイロン弦のアコースティックギターにマルチエフェクターを通してシンセサイザーのような音使いを再現してました。
音を踏み込んでいる時だけ残すような機能がDigiTechのマルチエフェクターにはあるみたいで、それを駆使したサウンドが実に面白かったです。
小田島さん、ナイロン弦のギター1本だけでも相当多彩なプレイをする人なのですが、エフェクターも好きな人なので組み合わせた時の色とりどりさは見事です。
自分なりに色々ライブ見に行っているつもりですが、小田島さんみたいなプレイスタイルの人は他に居ないですね。見たことないです。独特かつ対応できる幅の広さに毎回驚きますね。
ぜひロックばかり見てる人にも見て欲しいです。
上記でも挙げましたが、前回、今回のライブの特徴としてはやはり新楽器(新学期みたいだな・・・)の登場ですね。
カリンバ弾き語りっていうスタイルも非常にレアですが、完全自作ゆえのオンリーワン度がより一層高くなっている点はとても魅力的です。
新しい楽器に触発されてか、新曲もいくらか生まれているみたいなので今後も楽しみですね。
いつかカリンバ演奏が熟したら、またハープとの競演もしてみて欲しいところです。
(もしくはハープ弾いていた廣瀬さんのアイリッシュデュオ、ポロロッカとのジョイントも面白いかもしれませんね)
以上、悪天候に負けない客入りで人気のない西横浜がにぎわった夜でした。
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