MUTE MUTEで共演して知り合った野兎(myspace)より「戸川純ちゃんのチケットが余ってるがどうか?」と連絡が来たので行って来ました。
出演
- コンクリーツ
- オレンジチューブ
- ギミギミギミックス
ギミギミギミックスのメンバーは戸川純(Vo)、ブラボー小松(G)、中原信雄(B)、富岡"GRICO"義弘(Dr)だったそうです。
コンクリーツ
この日、チケットが2枚余っているという連絡を野兎からもらっていて、身の回りに戸川純を見たそうな人いないかあたってみることにした。
そうだ!Y子がいるじゃないか!新宿LOFTの「DRIVE TO 2010」全日見たと言うツワモノが。
連絡してみたら「コンクリーツでコーラスやります」とのことでした(笑)。Y子恐るべし。
この日はイベンター主催でもないにしても、ベテランだらけの日だったし、自分がへたくそな写真を撮らなくても高画質でナイスな写真はきっと誰かしらが撮影しているでしょうから、当日の様子見たい人はググってみてください。
コンクリーツは以前から名前ばっかり知っていたのですが、初めて見ました。
New Wave、東京ロッカーズ、Techno pop。こんなキーワードが溢れている頃に彼らは活動を始めたっていう前知識はあったものの、異彩を放っていたとも同時に聞いていた。
それらキーワードと並べるのが似合わない音楽性のバンドでした。リゾートサウンドと言ったら良いのかしら。あまり語彙のない世界観なんだけど、清々しい爽やかなサウンド、ムーディーな歌唱にコーラスレディー(Y子含め3人)が居り。
そういえばギターがどっかで見たことあるな、と思っていたらPEVO 1号さんだった。以前シャンプー(オリモマサミさんがやってるグループ)で1~2回見たことがあったのでピンと来た。Talboが改造されていて、スイッチで光るように改造されていた。良い"無駄"でした(笑)。
オレンジチューブ
25年ぶりに復活を果たしたらしいオレンジチューブ。
かつてナゴムレコードの本「ナゴムの話」を読んだ時に知ったバンドなので、まさか見れる日が来るとは!と驚きつつ、この日ある意味で一番楽しみにしていたものです。
「ナゴムの話」によれば、無計画ながら漠然とした威力で突き進んでいたナゴムレコード、主催ケラさんが気に入って音源出す話を持ちかけて出してみたら、驚くほど売れなかったと言う曰くのあるバンドだったらしい。
しかも爆風スランプの前身、爆風銃(バップガン)とスーパースランプのメンバーから結成されたなんつう話が載っていた。(ずいぶん前に読んだ本なので記憶が曖昧な為、ガセネタだったら申し訳ない。機会があったら調べてみてください。とりあえずナゴムから出てて売れなかった話は確からしい。)
とにかく"うまい"という知識を踏まえて見てみました。実際の感想ですが、ギターがとてもうまくて爽快でした。Vocalの方はオリジナルメンバーだそうですけど、良い意味で"その頃"のバンドの雰囲気を持っており、勢いもあるし、かっこいいおっちゃんと言った雰囲気だったしで、見てて楽しかった。
が、ラスト10分にPC&鍵盤担当の人がタバコを加えて楽屋からステージに上がり、おもむろに鍵盤を強烈な力で叩き始めた。がつーんとしたノイズコーナーへとバンド演奏が向かったのですが、この方が出てきてから一気につまらなくなった。
それまで良かったと思えた部分が全部よく感じられなくなるくらい良くなかった。
ギミギミギミックス
以前この池袋手刀でヤプーズのライブを見たことがあった。確か2004年かな。
その日、チケットは既に売り切れていたのに、確か当日券の販売をしていた。結果としてギュウギュウに人が入り、トイレの扉を開けるのにも人が突っかかるほどに満杯。ドリンクも全然交換できないし、空気は薄いし、足の踏み場もない。戸川純も30分くらい押して出てくるし、戸川純の声がガラガラで、かつ何喋ってるかよくわからないし、歌声もあまり思い出せないほど良いものではなかった。
思い出せるのは体の痛み、辛かったことだけっていうトラウマがあったので池袋手刀にも、戸川純のライブにもそれ以降ご無沙汰だったのですが、この日はキツキツっていうこともなく。かつ、腰を痛め入院をしていたらしい戸川純、万全ではないらしいけども回復に向けてリハビリ中っていう情報もあったので「元気なのかな」と心配半分で見守りました。(前回の苦しかったのはおいといて)
ステージ始まってみて。入院したせいで太ってしまった、なんつう噂もあって、老いとか諸々には逆らえないのかな・・・とかちょっと切ない考え方をしていたものの、確かにふっくらした様子の戸川純が登場したものの、腰を痛めたと言う割りに元気そうな歌声とMCですごく安心しました。
むしろ、腰が悪くて全力出せないことを悔やみつつも、みんなの応援が本当に励みで、毎日頑張ってるとファンの期待に応えようっていうポジティブさが溢れててとてもよいステージでした!
「京子が書いてくれた」と言って歌いだした「ヘリクツBOY」「遅咲きガール」など、自分が大好きで聴きまくってた曲なんかも出てきたり、個人的に好きなThe Velvet Undergroundの「Femme Fatale」「All Tomorrow's Parties」なんかもやりつつのセットリスト。彼女自身の好きな歌を歌うことがコンセプトみたいな話があったかしら。
ブラボー小松さんとの"ギミギミギミックス"の昔話では「昔、Japanのカバーとかもやったっけ?Tin Drumとか・・・」なんていう話もありました。
あと印象的だったMCで「GIRL NEXT DOORっていう、最近のバンドありますよね。あの名前は"粋"だなって思ったんです。」っていう話。スティーブン・キング絶賛のホラー映画で、隣の家の少女が虐待を受けていると言うような話があるそうで、そんな映画の名前が意図的でないにせよ、グループ名になってるのが良い!っていう話でした(笑)。
全編終わってステージはけてから鳴り止まないアンコールに応えてマイクを取り「まだやってないものがある!」と言いつつ、悪い腰で不自由そうながらも全力で放った「パンク蛹化の女」は圧巻でした。戸川純の気合に参った!
何回か泣きそうになるほどに良いライブでした。チケット譲ってくれた野兎に感謝。
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