2011/01/10

Vampillia presents"いいにおいのする部長" @ 渋谷CLUB QUATTRO

進行方向別通行区分myspaceが何回目かの解散ライブを行うとのことで見に行ってきました。

場所は渋谷CLUB QUATTROでした。




出演

関西で活動しているVampillia企画の「いいにおいのする」シリーズですね。

以前、2010年1月に進行方向別通行区分を見に行った際に遭遇した みさこに「今回も行くのか?」と連絡してみたところ「わたしそれDJです!」との返事(笑)。最初発表されてなかったと言うか、急に決まったのか不明ですが、直前に知って驚きました。




赤い公園

立川あたりで活動していると言う"赤い公園"。4人組の女性バンドでした。

調べたらWebに「ギター以外高3です」とのことで、若いんですね。そんなに若いバンドとは思えない演奏でした。後から知ってびっくり!

どういう系統のバンドかっていうと、女性ボーカルだけどもキャピキャピした感じではなくて、ポップな方向よりも内側に向いている感じで、かといってノイジー、ヘビーでもなく、っていう感じの日本のロックバンドでしょうか。なかなか良かった。fra-foaとか好きな人には良いかもしんない。

個人的に一番良かったのは、ベースがYAMAHA BB-2000使ってる点! 若いのに、女の子なのにYAMAHA BB-2000ってチョイスが渋い!

ベースの歪みサウンドが浮き出てくるところの音量がちょっとでかすぎてバランスが良くないなーと勝手に思ったところはあるのですが、総じて良かったので、またどこかで見たいです!(CDも買っておきました)




OverTheDogs

入り口で配布していたフライヤー袋(クアトロとかでかい会場だと袋に入って渡されますね)にステッカーが入ってたOverTheDogs。いまいちどういうバンドだか知らないので捨てて帰りました(笑)。

ライブ見ての感想ですが、ゆらゆらと身振り手振りを交えて歌うVocalが印象的なバンドだった。ちょっとラップっぽい感じ。

tobaccojuiceに少し近い印象だけど、tobaccojuiceに比べてあんまり好きになれなかった。(厳密に言えばtobaccojuiceも好きになるまで時間を要したのだが)

メッセージ性が強い印象の歌詞だったので、その手のバンドが好きな人にはオススメできそうです。




Vampillia

企画者だからトリかなと思ったら、トリではなかったVampillia。

Merzbow、山本精一さんらも出演した夏の渋谷O-NESTのイベントに彼らが出た際は吉田達也さんがゲスト参加、彼がボーカルとドラムを勤めると言う形態でVampilliaを初めてまともに見たのですが、吉田さんのオペラ的な歌唱と、激しさ、静けさのダイナミクスが吉田さんの超絶ドラムとあいまって非常に完成度の高いコラボが見られました。さて、本来のVampilliaはどうなのか、と言った感じで臨みました。

以前、体中にラップを巻きつけた白塗りのパフォーマーが居たので、会場で遭遇した知り合い(かまってちゃんファンで、元々バンギャだから白塗りとか好きらしい)にその旨話していたんですが、いざ出てきたら体前面に「本宮ひろ志」、腕に「結婚おめでとう」とよくわからないことが書いてあって、知り合いになんて説明していいのかよくわからない状態になりました。(なんだったんだろう)

しかも、客電が落ちて入場のBGMが流れたぞ!と言う雰囲気になったのですが、曲がなぜかV2の「背徳の瞳」V2 wikipediaで、頭の中の「?」がいっぱいになりました。(なんだったんだろう)

余談ですが、手前に居たカップル(多分進行方向目当て)の男が「体に書いてあるの、なんだろ」女「サラリーマン金太郎かいてる人だよ、多分」男「この曲なんだろ」女「なんかヴィジュアル系?じゃね?」みたいな話をしていたのですが、V2知らなくても良いから本宮ひろ志くらい知っててほしいなって思いました、男性に。

さて、「背徳の瞳」ですが、途中でメンバー入ってくるのかと思ったのですが、ピアノ部分→歌部分→終了 と前編流れ(ちなみに7分くらいある)、曲に合わせて仮面の男性が構えているだけでして。終わってから「V2の背徳の瞳でした」と曲紹介と謎のMCをはさみ、メンバーがぞろぞろと出てきて演奏を始めました。全然意味わからん(笑)。

ライブ自体は相変わらずすごい世界観だった。多数のメンバーによるドラマティックな演奏、きれいな男性によるカウンターテナー的な歌唱、デス声担当によるラウドロック感などなど、盛りだくさん。音楽性が好きか嫌いかでいったらどっちでもないのだけども、とてもすごい、存在がすごい。見たことない人はぜひ見て欲しい。

以前見た際、客席にデス声のいかつい人がダイブして床に思い切り落ちてたのが痛そうだったのですが、今回は進行方向効果か不明ですが、ステージ前は人でぎゅうぎゅうだったので「ダイブの被害者が出るに違いない」と思ってたら案の定出ました、思い切りトペ・スイシーダ食らってる人が。数名食らったみたいで、一番食らったっぽい人は気の毒でした。




進行方向別通行区分

入場にはやっぱりこれ。となりのトトロより「風の通り道」。ファンタジックにいつも始まるようですね。さすがに見るの3回目ともなるとだんだんわかってきた。このあと出てくるバンドの異様さと違和感から、この時点で既にニヤニヤが止まりません!

前回の解散ライブは行けなかったのですが、前回「磯巾着先輩」なるCDをリリースしたっぽいので、それの曲もやるんだろうな、と思ってたので、「三千世界2」しか持ってない自分からしたら知らない曲多いんだろうなと思って臨んだら、やっぱ多かったですね。つか短い曲がたくさんあるバンドだから知らない曲多くて当然ですねぇ。活動歴もぼちぼちあるし、自分が体験してる期間なんてほんのちょっとだし。

今回も目的地不明の物語風MCが投げっぱなしだったり、変な着地点だったり、MCでもニヤニヤが止まらない進行方向。ほんとライブが面白い。しかも演奏もうまいしで。特にギターの真部氏のギターがやばい。指見てるだけでも面白いレベルで指が動く!

とても楽しかった。




DJみさこ

バンド間でDJを担当したみさこ。

最初は彼女の好きな最近ぽい日本のロック、アニソンなどを流していたのですが、途中からマイクを握って喋り始めました。

「DJ以外に、何かあったら喋っても歌っても良いと言われました」とのことで凛として時雨を流して一緒に歌いだしたり(笑)、さんざん喋っておいて「あまり喋るの得意じゃないんで、DJに専念します」と言ったり、みさこ節炸裂の仕事っぷりで面白かった。

あと、ももいろクローバーと対バンを控えるかまってちゃんなので予習CD-Rを渡したら即刻流してて笑った(笑)。

曲をつなぐっていうことはなく、曲が終わったところを見計らってもう片方のプレイヤーの再生をぽつっと押す程度でした。ドイヒー!


しかし、ちばぎんがみさこのパシリに使われて会場に現れたので、久しぶりに会えてなんだかうれしかったでした。相変わらずのちばぎん。

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