2010/01/06

Creepy pop,SuiseiNoboAz,進行方向別通行区分 @ 下北沢BASEMENT BAR & THREE

Creepy popmyspace進行方向別通行区分myspaceと対バンすると2009年に聞いたので、2010年、臨んできました!

場所は下北沢THREEBASEMENT BAR
THREEはLUSHと同じtoos系列の新ハコです。(WEDGEがなくなってTHREEになった)


この日の顔ぶれは以下。



まず最初に見たのがCreepy pop。

個人的にとしては新年1発目Creepyだったのですが、Creepy本人たちは既にもう1回やっているみたいでした。


しかし、昨年結構見に行っていた方のCreepy。
一昨年対バンしてからずいぶんと昨年1年で親しくなった気がします。

彼らもじわじわと新曲の顔が見えてきた印象で、聴いたことない曲もやってました。
よくラストにやってる名曲「green」と系統が似たポップかつメロウなコード進行が胸を打つものが気になりましたね。


新音源は現在彼らが手で売っているCD-R(100円の「100yen Love」ep)とは違ってDisk Unionなどの店頭にも置く予定だとのことで、新情報が入ったらここでも発信してみようかなと思います。

写真は浦野くんの機材。安定してしまっているけど、mooger foogerはでかいからどうにかしたいみたいなことをしばしば言ってますね。都度載せてみよう。


そういえば、前回酷い状態のギターを使っていたVocal & Guitarのハシモトくん。
埼玉の杉戸が誇る"ジャンク品を修理するのが趣味"の巨人僧侶氏によるザオリクで、ナットがブラス製になってました。
その他スイッチ類もどっか変わったっぽいのですが、直された本人は「よくわかんない」と言ってました(笑)。
あとから聞いた話ですが、巨人の元にギターと弦がセットで送られて来なかったのでナットの弦溝作るのに困った、なんつう話もしてました。変なコミュニケーションで成り立つ巨人楽器ネットワーク。色んな偶然からどんどん面白くなっていくようです。
(余談ですが、自分もMusicmaster Bassを見てもらって先日返却してもらいました)

あと、人事ながら嬉しかったことなのですが、終わり際になぜか自分のライブのフライヤーを配っていたのですが(Creepyと対バン予定があったので良かれと思って配布していた)、この日Creepyを見て気に入ったと思われる女の子がフライヤーを見て「Creepy popのCDてあるんですかね?」と質問してきてくれました。
自分も好きな友人のバンドを他の人も気にしてくれるって嬉しいですね。メンバーを紹介してCD-Rをその子はお買い上げされてました。


ステージ向かって左手の浦野くんが着ていたTシャツ。これ、10年くらい前にノリで書いた自分の絵にそっくりで思わず撮らせてもらいました(笑)。
自分にしかわからなかったので、その画像も載せてみます!

今見るとそんなに似てないな・・・。
ちなみに今見てみたら2002年8月末に書いた画像みたいです。よくこんな画像取っておいてるなぁ。



ANIMA。

ANIMA、先日見たばかりだったのですが、この日は"ほとビョ"を見る気だったのでスルーしていたのですが、こんな短期間で2回目撃するとは他人とは思えない、と言うことで改めて見て見ました。

うーん、声がふわふわしてる。
The Flaming Lipsとか好きな人にウケるかしら。
ドラムが女の子で、小柄だけど力強く叩いてて印象的でした。

しかしどうもこのふわふわ声がCreepyのディストーションサウンドを聴くモードの耳には馴染めなくて、またちょっとして休んでました。


SuiseiNoboAz。

ZAZEN BOYSの向井秀徳プロデュースで今度(2010/01/20)音源を出すと言う彼ら。
昨年のフジロックのルーキー・ア・ゴーゴーにも出演して注目されてるのが感じられる集客具合で盛り上がってました。

いやーしかし、かっこいいんだけど、なんかいっつも他のものを見に行った時に対バンで出てて、何か目的のもの見て満足してしまったとか、疲れてるとかっていう時に彼らのライブを見てることが多い気が・・・。

このblogは、見たライブで良かったものがいかに良かったかを書きたいという前提でやっているのに気が入ってないレポートになっちゃうのはふがいないですね。
音源でたらGetして、曲覚えて臨みたいところです!

でも、何にしても、ポップで、変化球過ぎないサウンドが3人で奏でられているのはとても好印象ですね。


進行方向別通行区分。

この日の最大の色を放つのがこのバンドでした。
毎回再結成・解散ライブを行い、半年に1度くらいの度合いで動き出す謎の活動形態、「相対性理論のメンバーが在籍していたバンド」などなど、相対性理論自体結構謎なんですが、もっと謎なバンドゆえに、これは見てみないとだめだと思って臨みました。

現メンバーはWebによると以下。
  • 田中 / Tanaka(Gt&vo)
  • 機械人間 / Kikainingen(Gt)
  • 田中 / Tanaka(Ba)
  • 超新星β/ Supernova β(Dr)

まず田中が2人居るのとかよくわからないですね。(DEVOのBob1、Bob2みたいに数字ついてればわかるのに・・・)

見た感じ、機械人間&超新星βの2人が相対性理論でした。

いやーしかし、ほんとお客さんパンパンだった。
BASEMENT BAR、THREEの2フロア制でやってたわけですけど、THREE側のSuiseiNoboAzが終わってからそっちの客が流れ込んだのもあってか、移動不可なぐらいお客さんで埋まってました。

セットリストは忘れましたが、この日売っていたCD「三十世界2」にだいたい入ってる曲をやってました。
一体何曲あるのかとか、謎が多いのも興味そそられますね。
myspaceで聴ける「池袋崩壊」が聴きたかったのですが、それはやってなかった気がしますね。
CD-R、意外にも結構聴いてしまってます。音も演奏も良いですよ。歌詞意味不明だけど(笑)。
(「セクシーおばあちゃん」て歌う曲が好き)

演奏面ですが、相対性理論組の演奏力の高さも凄かったですが、ベースの方もスラップがとてもうまくて、演奏がガーっと立て込むところのアッパー具合は相対性理論よりもかっこいいなと思いました。
概ね相対性理論の楽曲と共通項が見出せるような雰囲気があるんですけど、個人的にこっちの方が好きかもしれません。
ドラムのフィルの音の粒立ちと入り方は本当にかっこいい。彼独特のかっこよさがあるなとドラム素人視点ながら思いました。

ちなみにギター機械人間氏は相対性理論ではベーシストです。
彼のプレイを結構目の前で見てたんですが、ハーモナイザー(多分BOSS HR-2 Harmonist)を効果的に使った単音弾きをちりばめた曲が何しろ魅力的ですね。
ギターの絡み合いとかが楽しいバンドもあるけど(最近見た中だとdry as dust、プリングミンが面白い)、このバンドはGuitar & Vocalが伴奏、その他装飾を機械人間が行う、っていう編成になってて、これもこれで面白いです。

あと、終わったあとに彼と少し話す機会があったのですが、謎のハムバッカーのギターを使っていたので、SCHECTERかなと思ってたずねて見たら「よくわからない、見た目以外はなかなか悪くない」とのことでした。Stratocasterを以前は使っていたけど、相対性理論のギターに取られた、なんて言ってました。機材はめぐりますね!

ライブ後、みさこちゃん(神聖かまってちゃん)と進行方向メンバー4人話しているところに居たのですが、メンバー4人の仲良さを感じました。(全然会話が途切れない)だから解散して再結成繰り返せるんだなー!と。
継続的な活動をしない代わりに面白いことをまともな音楽の中でやっていくっていうスタンスは改めてかっこいいなと思いました。(ハムバッカーうるさいからハム禁止、ボーカルのバックではベース弾くの禁止などの引き算でやっていくっていう、冗談か何かわからないけど、そんな話題が興味深かった)



余談ですが、この日みさこちゃん、会場に現れたところを見たのですが、階段をゆっくり下りながらタルト食べてたので「どうしたの?」と問うたら「歯が痛いんです・・・」と言ってました。もう全然意味わからない!

あと、箱庭~でやってたのかわからないけど、いなかやろうのドラムの方が居た気がしました。使ってるスタジオ同じなんだけどいまいち面識がないので、いつか練習の際には挨拶しておきたいところです。

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