ENDON主催 "Between Silences" があったので新大久保EARTHDOMに行って来ました。
出演
- SUTCLIFFE JUGEND (from UK・myspace)
- PAINJERK
- JUNKO (from 非常階段(wikipedia))
- 長谷川静男(from あぶらだこ.kito mizukumi-rouber.滲有無)
- ENDON(myspace)×DLS
SUDDEN INFANTがアメリカより来日の上、PAIN JERKとジョイント "PAIN INFANT" としてやる予定が地震の影響で頓挫、PAIN JERK単独での出演となったようです。
ENDON × DLS
セッティングが大変ゆえか不明ですが、ENDON×DLSからスタート。凶悪すぎる・・・・!
DLSはいつだかSOUNDROOMだかtest-toneだか忘れたけど、六本木SUPER DELUXEにてHUH寺田くんらが参加しているものでライブを見たことがあった気がするのだけけども、ノイズコア?のENDONとコラボとは、何回も言うけど凶悪!
かなりスタートが押し、この日外の気温がめちゃめちゃ寒かったので辛かったですが、いきなりこれで熱かった。
手前に積み上げられたテレビの搭2本、終盤危ないんじゃないかなと思ったら、案の定倒れて(笑)、ステージ中がテレビが散らかってるっていう現象が起こった。
手前の方でバトルが繰り広げられていたのだが、ENDON vocalが結構動いたので後ろの方まで巻き込まれてた。怖かったー(笑)
EARTHDOMでendon見るの、良いですね。音も物凄いし。
メンバーの愛甲くんによるエフェクターブランド、M.A.S.Fも物販にて展開されてました。値札書きながら、エフェクターへの思い入れを語ってて面白かった。
JUNKO
非常階段、何回か今まで見てきてますが、叫んでるのはわかってるんですけど、大概は客を煽りまくるJOJOさん、そしてマイヒーロー、INCAPACITANTSの2人の音に気が行ってしまいがちで、実際どこまで叫んでるのかわかってなかった。
果たしてJUNKOソロとは・・・・? 歌うのか?語るのか?叫ぶのか? これはお昼に見に行った小桃音まい級の前知識のなさで臨みました。
まず、前の機材が一通りはけられて、ステージにはマイクが1本。客側の照明が落ち、楽屋の扉が開き、小走りで軽やかにJUNKOさん登場するや否や「キャー!!」と猛烈な叫びを放つ。JUNKOソロて、非常階段からきれいに切り出したJUNKOソロかい!とぶったまげたのですが、それだけじゃ終わらない。そのまま30分前後彼女は叫び続けた。一人で。
彼女の叫び声はとにかくうるさく、物凄く心に訴えかける騒々しさを持っていると同時に、この上ないポップさすら感じる「女性の叫び声、悲鳴」のように思うのですが、それを息切れほとんどなしに30分やるっていうことの肉体的強さ、精神力。こんなことが彼女以外の他に出来るだろうか。と思ったら鳥肌立ちっぱなしで、30分間、鼓膜がびりびり言っているのがわかりながらも見入ってしまった。
非常階段は経験ある人多いかもしれないけど、JUNKOソロ経験者はそれにくらべると少ないと思うが、ぜひとも一度見ていただきたい。ほんと凄かった。
そして、1日で「年間ライブ300本こなす148cmのソロ・アイドル歌手」から「キャリア約30年の女性叫びノイズ」まで見てしまったことの食い合わせの悪さに、改めて色んなところ行くの楽しいなと痛感しました。(おすすめは出来ません)
長谷川静男
あぶらだこのVocal 長谷川裕倫さん、触媒夜の内田静男さんによるデュオ。
名前は以前から知っていたのですが、あのヒロトモさんがどういうユニットをあぶらだこ以外でやっているのか、やっと見れると言ったところでした。
ヒロトモさんはあぶらだこでも登場する篳篥にエフェクターを使った多様なプレイをし、内田さんはアコースティックベースにエフェクトをかましたプレイを中心とした演奏だった。
ノイズと言うよりはドローンで、ノイズ要素が入ってきたりもするものの、終始落ち着いた雰囲気の演奏で結構良かった。
自分がheartlandで演奏している音楽性にどっちかと言うと近いのでは?と思い、勝手に親近感を感じました。いつか共演できないかな・・・(笑)。
しかし、あぶらだこ、詳しくないけど大好きなので、憧れのヒロトモさんが目の前でなんかやってるだけでウキウキしちゃうもんですね! 最後片付けの時にセットリストの紙、くしゃっと持ったので「捨てるならください!」と勇気だして行って見たら、いただけました!「良かったっす!」て感想告げたらにやりとしてくれて嬉しかった。
しかしだ、このセトリがすごい!(笑)
- 8分 静か
- 5分 高域
- 5分 底音
- 8分 ノイズ(波)
このざっくり具合にはもらった瞬間にやにやが止まらなかった(笑)。
ヒロトモさん直筆っていうのも興奮を覚えるポイントですが、内容がすごい! ヒロトモさんありがとうございました!
PAIN JERK
上述の通り、SUDDEN INFANTが来日できなくなり、ソロとなったPAIN JERK。
SUDDEN~を楽しみにしていたノイズ愛好家達が一丸となってマイクを奪い合い叫びました(笑)。
その模様をお楽しみください。
終わった後、みんな爽やかな顔をしていた。ノイズの現場では日ごろ見ないような全体のグルーヴ感が生まれたステージとなった。
SUTCLIFFE JUGEND
ラストを飾ったのがSUTCLIFFE JUGEND。通称"サトちゃん"(誰もそんな通称で呼んでない)
イギリスの2人組だそうで、ノイズっていうよりはインダストリアル寄りの音楽性だった。
写真で見ての通り、エフェクターの数が多いわけではなく、楽曲があって、それに声、ギターを重ねていくような感じだった。客を煽りながら、客もそれに乗じて返す、そんなやりとりがあった。ピンからキリまで出尽くしたこの日のイベント、最後が比較的ノイズ成分の少ない"サトちゃん"が出てきて、なんだか爽やかだった。
以上、物凄い1日を過ごしたレポートでした。
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