2012/01/29

Negicco×まなみのりさ ガチンコライブ~meet again~ @ 渋谷O-Crest

"Negicco×まなみのりさ ガチンコライブ~meet again~"なるイベントが渋谷O-Crestにてあったので行って来ました。





どうだったか

最近T-Palette Recordsからのリリースで話題になりつつあるNegicco、ご当地アイドル決定戦 UMUアワード2011にてグランプリを受賞して話題になった"まなみのりさ"、この2組による2マンライブ、そして前座に、真野しずくちゃん高校受験による活動休止中の為動けない"しず風"に代わって立ち上がった姉妹ユニットの絆~kizuna~が出演とあって、これはもう見るしかない!と言うことでなんとか行ってまいりました。

先日のひろしま清盛美少女隊のリベンジでもありますね。

そんなわけで、時系列を追ってざっくりレポートです。


11:30 会場着・入場

この日は11:00開場、11:30スタートと言う話だったのですが、会場内に入れたのは11:40分手前。O-Crestへ上がる階段にぎっしりが並んだ状態からお客さんがじわじわ会場に入って、スタートしたのが11:50でした。

会場内に入るとPerfumeのアルバム「GAME」が曲順にBGMとして流れていて、なんだか面白かった(笑)。まなみのりさ(アクターズスクール広島出身なのでPerfumeの後輩)を意識したチョイスなんですかね。以前ライブバージョンのイベントに足を運んだ際もずっとdreamが流れていたり、いまいち「今っぽい」ものよりも、主催である方の趣味が反映されたBGMになってるのが個人的に好きです。(ライブハウス側の人の選んだBGMだと、なぜかライブハウスは洋楽ロックが多いですからね。その点ではPerfumeやdreamの方が個人的に面白いなと思ってます。洋楽でも良いですけどね。)

見回すと前物販として、2008年に行われたNegicco&まなみのりさによる2マンライブ時に作られたパンフレット(ライブバージョンのサイトからも発注できるようです)も販売されていた。今はかなり上り調子の2組ですが、4年前はどうだったんですかね。パンフレットが未だに手に入るのはありがたいところですが、1500円となかなか良いお値段なので、諦めた。

しかしながら、アイドルの4年間って、例えばまなみのりさの みのりちゃん、当時17歳だったのが今21歳を迎えてるわけで、成人~未成年と言う壁を越えてることになりますからね。4年の間に数多のグループが結成、解散をしているであろう中、今尚精力的に活動し、磨き抜かれた実力でファンをじわじわ増やしていると考えると胸が熱くなります。

ようやくまなみのりさが見れる!と言う喜びを胸に始まるのを待った。




11:50 絆~kuzuna~ によるオープニングアクト

客席側の照明が暗転、緊張感のあるSEが流れ、空手着を羽織った絆メンバーが登場。以前見た時同様に空手の型(と思われるもの)を披露し、上着を脱ぎ捨てて、腰周りが露出した衣装が目に飛び込みました。

1曲目「世界はピーポー」からスタート。

しず風・絆~kizuna~ワンマンの思い出が蘇って、そこにしず風は居ないけど絆だけでも十分かっこいいなーと思いながら楽しんだ。

ピーポーが終わりMC、名乗り、挨拶をしていた。

メンバーの自己紹介の後にはやはりTO(トップ・オタ)の方による愛のこもったメッセージが会場に響き渡り、行き当たりばったりなのか、考えてきたのかよくわからないフレーズたちにニヤニヤさせてもらった(笑)。(美海ちゃんに対して「あけおめ!」と言ったり、美空ちゃんに「今年も一番かわいい!!!」と言ったりと様々)

自己紹介が終わり、晴子「絆単独でライブするのは1年ぶり」とのことで、みんなでわちゃわちゃして楽しんで行ってくれと言った話が出ていた。

そんなこんなで2曲目にしてラスト、チアリーディングの定番ナンバー「mickey」を披露。歌やグラビア方面のしず風に対して、ダンスに力を入れているっぽい絆のパフォーマンスのキレが良くて、素敵なオープニングアクトだった。あと、やっぱり4人ともかわいいですね(笑)。




12:08 まなみのりさ



お待ちかねの"まなみのりさ"の番となりました。

1曲目は「まなみのりさのてーま」からスタート。

先述のひろしま清盛美少女隊に関する記事にて、まなみのりさへの入り口についても書いたんですけど、CDでは一時期よく聴いていたので、ようやく生の「まなみのりさのてーま」に出会えて感激だった。

曲単体で評価できるほど良い曲かと言われると、3人分の自己紹介が詰まってるだけで、グループ名を繰り返す曲とあって少々クドい印象があり、好きになるのに時間がかかった曲でもあるんですけど、いやー、本人たちが生で歌うその曲の味わいっていうのは格別ですね。やっぱりライブアイドルはライブありきなのではないか、と改めて思いました。

そして、アクターズスクール広島でレッスンを積んできた彼女たちの動きがとにかくキレ良し、しなやかさ良し、息ぴったりと合って、そこら辺も含めてバッチリ!と言う感じで感動した。

2曲目は「ドレみそ☆ロック!」を披露。この曲はほとんど耳にしていなかったのだけども、どんな曲をやらしてもこなせる確かな技量を見た気がしました。

2曲目が終わりMCへ。「みなさーん!おはようございまーす」「12時過ぎちゃいました」と冒頭からややこけ気味にスタート。しかしながら深々とお辞儀したりと、舞台のプロ感溢れる振る舞いも凛としていて素敵だなと思った。

しかし、その後、広島から東京に来る途中で鼻血が出た話などをして場内を和ませていた(笑)。

3曲目「センチメンタルライオット」を披露。お客さんも一体となり「おーおーーー おおおおおーーー」とコーラスを入れていて、ブレイク箇所では前方へキュッとケチャ圧縮があって、何かと熱が渦巻く曲で楽しかった。

センチメンタル~後はMC。「このセットリスト、なんだかわかった方いますか?」と振りつつ、一部お客さんから声が上がりつつ、わかった人は少なかった。「この曲順はUMUアワード決勝のセットリストと同じなんです」と言う話だった。

そこからUMUアワードの話へと進んだ。

「1回目(UMUアワード2010)はNegiccoさんで、ニュースで見てたからすごいなと思って」「(UMUアワード2011では)Negiccoのファンの方も応援してくれて嬉しかった」という話をしていた。今日ほど地方アイドルブームが起こる以前から活動している二組ならではの情熱が本人たち、ファン側にもあるようで、なんだか胸が熱くなる話でじんとした。

そんなひとつの頂点を極めつつ、「初心を忘れないように」と、まみり最初のオリジナル曲と言う「I DOL DAMA☆C」を披露。

「アイドルですが何か?」「まいどー」というフレーズがいまいちかっこよくはないなと思ってたこの曲だけども、やっぱり生で見ると良いですねぇ・・・。楽曲があまり好きでなくても心に響くものがライブで出来るって素晴らしいですね。

5曲目「恋・オブ・ミュージック」を披露。ここ最近hy4_4yhを見に行きだしたこともあり、ハイパーヨーヨの曲のほとんどを提供する えざきまさる さんによる曲と言うこともあり、3人でまっすぐ歌い上げる+えざきサウンドに"ハイパー感"を感じて一人でにやにやしてしまった(笑)。

まみり側も恋の応援歌と言うことで(チアで使うような)ポンポンを用意し、客席にも自作のポンポンを掲げてる人も居たりと定番曲ならではの空気感みたいのも感じられて楽しかった。

およそ30分のステージを終え、バトンはNegiccoへとまわされた。




12:35 Negicco



続いてNegiccoが登場。案外スムーズにNegiccoに流れたなーと思ったら、のちに改めてまなみのりさが出てきたので、小分けして代わりばんこに出るっていうものだったみたいですね。

冒頭軽く挨拶をして、1曲目はT-Palette Recordsよりリリースされた「GET IT ON!」から。

キリッとかっこよく踊ってみせてしびれた。Negiccoの3人はキーが高くないので、それにあわせた曲となると、必然的にのっぺりして、起伏が薄いものになってしまうあたりは強いて言うなら弱点なのかもしれないですけど、そういうのっぺりさをクオリティの高いトラックで補うかのようなコニーさん楽曲の良質さがじんわり感じられる良い曲だなと改めて思った。

が、曲が終わって暗転、裏から長ねぎを抱えて出てきたところ、早速ネギを落として拾ってるNao☆ちゃんの姿が見えたりと微笑ましかった(笑)。何か、かっこよくやろうとしてるのに締まらないところもNegiccoの魅力ですね。

再び灯りがついてMC&自己紹介へ。

Nao☆「おばちゃんです。『GET IT ON!』が終わってもう苦しい」といきなり言い出して笑った(笑)。よくメンバーなどからいじられて"おばさん"扱いされるところとかありますけど(AeLL.の西さんなんかそうですね)、自分から言っちゃってみんなで「いやいやいや!w」って補う感じの空気になるのも面白い。

と言いつつも「これからもっとやるから、みんな着いて来て!」「ついてこなきゃ、ネギで帰りにお尻叩くからね!」とNao☆ちゃん節炸裂で改めて笑った。

続いてMegu「今日はダンスに力を入れて頑張りたいと思います。さて、なんででしょう?」と問いかけ。誰からも声が上がらない中「昨日焼肉を食べたからです!」「たくさん動いて消費したいと思います!」とのことだった。わからないよ(笑)。でも焼肉おいしかったんだろうなと思える感じが良かったです!

続いてkaede「みんなで焼肉食べたじゃん! 私も負けないように頑張ります!」とのことだった。

焼肉の話からNao☆「今日は正露丸飲んできたので、なんとかなりそう」と告白(笑)。お客さんから「えー・・・」という声が上がる中「私アイドルの自覚ないのかな・・・でもアイドルじゃなくて良いや。アイドルだって人間だもん。途中でステージから居なくならなかったら正露丸効果です!」とお腹の不調を遠まわしに言い続けて居て客の笑いを誘っていた。笑わせる為に狙って言ってるわけじゃない辺りが逆に面白いですね。

若干シモい話になりつつ「こう見えても乙女だから」と全然締まってない感じで纏め上げ、2曲目「スウィート・ソウル・ネギィー」へ。持ってきたネギで華麗にポーズを決めてからスタート・・・と思いきや、まさかのMeguちゃんが冒頭を間違えるアクシデント(笑)。

Nao☆「ちょっと待った待った!」と曲を止めてやりなおしへ。Megu「どうだっけ?(笑)」と度忘れした様子で、アイドル歴8年選手も度忘れがあるんだなと、改めて"ぽんちゃ"ことMeguちゃんの人間味に触れられた気がして微笑ましかった。(プロ的に見たらだめですけどねw)

ステージ上でNao☆ちゃんによる振り確認が入り、仕切りなおして改めて「スウィート・ソウル・ネギィー」開始。

しかし、改めて2曲比べてみると、「GET IT ON!」はレコーディングされたボーカルに被せで歌っていたのに対して、こちらは全部生歌だった。「GET IT ON!」のT-Palette第一弾としてのクオリティ向上を前提にした作りとか、そういう面があるのかなと興味深い差を感じたが、実際はどうなんですかね。意図はわかりませんが、全部生でもやれる実力があるNegiccoだと思うので、謎です。でも息が上がるとNao☆ちゃん談なので、そこをカバーする為に完全生歌じゃないのかもしれないですね。機会あったら握手会で聞いてみたいものですね。

「スウィートソウル~」でネギを客席に投げ入れたことに関して、終わった後のMCでは「ネギ受け取った方は、おうち持って帰って食べてくださいね」と言っていて笑った(笑)。

話はタワレコB1Fで行われた2回目の無料ワンマンライブについて触れられ「最近ライブ後の握手会で"かっこよかった"と言われるより"面白かった"と言われる方が多い」旨について触れていた(笑)。Nao☆「私のせいで価値下がったかな・・・」と相変わらず不安げな発言をしていた。飾らないところが面白いのは確かですね!(笑)

しかし、いろんなお客さんが増えた件には喜んでいるようで、この日も外国人のお客さんが1名。それを見たNao☆「センキュー。えーっと、・・・ハローねぎねぎ!」と言い出して会場大爆笑(笑)。

Negiccoを知ってて見に来てくれたのか?と問いつつ、Yesとの反応に「Waoー」となぜかガイジン風なリアクションになってるNao☆ちゃんが相変わらず面白くてかわいかった(笑)。

全国ツアーだけじゃなく、海外ツアーとかもしてみたいと話がそこからでかくなり、Nao☆「私はちっちゃいけど、目標は大きく行きたい」と、本気がよくわからないですが志でかい発言にうなづきながら見守った。

続いてMeguちゃんの噛み気味な曲名コールで3曲目「Summer Breeze」へ。

T-Palette盤、流通している"プラスちっく☆スター"に入ってない、CD-Rで売られていた(ぎりぎり入手できていた)盤の曲が意外と良くて気に行ってたこともあり、それらの曲が続いたので個人的にとても楽しく鑑賞できた。

3曲目が終わりMCにて「次で(最初の出番)最後の曲になります」とのことで、タオルを用意してください!とのことだった。「まなみのりささんのタオルでも良いです」「まなみのりささんのタオルもうちのと一緒の色なんですね」と触れつつ、「なんでも良いのでぜひ」とのことだったので、自分も持ってた緑色の鍵盤が書いてある、猫の飾りがついたタオルを掲げたらNao☆「そのタオル私も持ってます、それで良いです!」と言っていて驚いた(笑)。

何気にNao☆ちゃんと同じタオル持ってる嬉しさも込みで1部分ラストが「トキメキ★マイドリーム」へ。

2011/12/30に渋谷タワレコB1Fでやったライブでしか聴いたことがない程度の新参なもので、音源で持ってないこともあって「あぁ、あの曲だ!」と思うことしか出来なかったのだけども、とても楽しかった。




13:02 まなみのりさ 再びステージへ

Negiccoの出番が一旦終わり、再び"まみり"のステージへ。

今度は花柄のワンピース or ツーピースなナチュラルな感じの衣装に変わっていた(最初はドレみそ~のカラフルな水玉衣装だった)

2部1曲目は「Home Again~愛のみそ汁~」を披露。「ドレみそ~」のカップリング曲みたいで、まだそのシングルが聴けてなかったので初聴きだったのですが、マイクスタンドを使った両手で振り付けのある曲で、ここでもやはりボーカルの力が強いなと感じた。ハモリもばっちり決めるまなみのりさ。しっとりした曲調でも非の打ち所のない完璧なスキルで立派だった。

曲が終わったあとのMCでは「まみり初のバラード曲で」とのことで、元気なまみりではない魅力が出せたかな~という話をしていた。「違った"まみり"と言えば」と切り出し、ひろしま清盛美少女隊の話になり、「携帯に出てくるニュースで私達が出てて驚いた」「取材を受けてPRに努めたが、広島の名産を食べてるシーンばかり流れた」「まなさんの食べっぷり、大福のがっつき方がすごい」と言う話題が出ていた。しかしながら広島のご当地アイドルと言う位置をしっかり背負っている自覚からか「広島をPRしていきたい」旨も語っていた。もう十分過ぎるほどPR出来てる気がします!

そんなMCから繋いで、自分も持ってるCDに収録されていた「ひろしまVOICE」を披露。

バラードナンバーからミドルテンポ曲と続いたので、元気の良いまみりが見たかった気もしたものの、確かなボーカルと"ひろしま"愛に満ちた曲で、温かい気持ちになれて良かった。

と、この辺で次に行く予定があった為、もっと堪能したかったものの、泣く泣く会場を出た。

決して安いイベントではなかった点、そして東京ローカルではないユニット2組が共演、あと、東京に絆~kizuna~と一緒についてきたらしい"しず風"の風香ちゃんが終わりに飛び入りで参加した話なんかも聞くと、やっぱり惜しかったですね・・・。



「今しか会えないかも?!」という気持ちが地方アイドルへ向かわせるケースが多いのかもしれませんが、そういう「来客をもてなす」「珍しいものを見に行く」だけでなく、長年で磨きぬかれた確かな技術、キラーチューンみたいのがあるわけではないけど、どの曲も安定のクオリティと味わいを有してる等々、この2マンの魅力は色々あった気がしました。

4年ほどの月日を越えての2マンだったみたいですが、1年に1回くらい、もしくはそれ以上のハイペースでも構わないので、またぜひとも実現して欲しい、そんな楽しさに満ちたライブでした。

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