2012/01/07

桜組2期生 新春公演(片栗粉事件) @ 秋葉原 桜組専用劇場

桜組2期生が活動する秋葉原の桜組専用劇場へ新春公演を見に行って来ました。




秋葉原にある"桜組専用劇場"へ足を踏み入れる

秋葉原、アイドルヲタ化してから「アイドルヲタになったとしても、実際そんなに秋葉原って行かないんじゃないのか」って思ってたんですけど、そんなことなかったですね。

ぱすぽ☆の番組を観覧の為にあっ!とおどろく放送局wikipediaへ立ち寄ったり、DokiDoki☆ドリームキャンパスのカフェ企画の為に喫茶全力(2012年2月現在 閉店済み)へ行ったり、でんぱ組.incを見に秋葉原ディアステージへ行ったり(例12)・・・。アイドルイベントの聖地と言われた石丸ソフト本館のイベントにも足を運びましたし、AKB48劇場にも何回も行きまして、なんやかんやで秋葉原に行く率は上がっていた。

しかしながら、今まで視界に飛び込んでは居たけど「ここは入らないだろう」と思ってた場所がありまして、そこが桜組専用劇場でした。

以前、桜組は秋葉原駅前のガード手前の空きスペースに専用街宣車 兼 ステージを時間になると配置させ、観覧無料でライブを行ってましたが、そのスペースも今では建物ができてますからね。

その代わり?に出来たのが桜組専用劇場みたいです。場所は秋葉原ディアステージのすぐそば、ベルサール秋葉原からもとても近い位置。秋葉原の真ん中のちょい路地裏っていうところでしょうか。

外観がとにかく怪しい!(笑) まあ自発的に入らないだろうなーと思ってたんですけど、よく一緒にイベント行く方が「せっかくだし、行ってみないか?」とお誘いを受けたので、1000円握り締めて臨みました。

ちなみに桜組自体は以前その屋外でやっていた頃に数回通りすがり程度で見たくらいなので、あまり詳しくはありません。(とりあえず忍者の歌を歌ってることは把握していた)


現場付近で配布されているチラシを持っていくと100円割引

「行こう」と決めてから情報を調べていたら、日中割引券付きのチラシを配布している旨にたどり着いたのですが、案の定ぐずぐずしてたので秋葉原到着が17時ちょい前。17時スタートとのことだったので開始に間に合わない!急げ!ってなノリで秋葉原着いてから小走りで現地に向かったのですが、入り口付近でスタッフさんが看板持って「もうじき始まりまーす!見て行ってくださーい!」とチラシを配布してまして、結果として割引券を入り口前でGet!(笑)

100円割引なので900円で見れるって程度なのですが、少しでも割引はありがたいものです。

ちなみに割引券のところに直筆で名前が書いてあり、1枚は「私は桜ゆあです。」、もう1枚(人の分ということで多めに貰いました)は「私は桜あいかです。」とありました。これ、本人が配布していて、誰が多く配ったかとかわかるようにこうしてたんですかね? 日中のチラシ配布の様子を見てないのでよくわかりませんが、結果としてスタッフがまぜこぜのチラシを配布してる時点でその辺崩壊してる感があって味わい深いなと思って、使ってない分は持ち帰ってきました。

余談ですが、ちゃんとミシン目が割引券のところに入ってたものの、チラシごと入り口の人に渡しても大丈夫でした。


ツッコミどころの多いチラシ

あと、このチラシ、良く見ると結構書いてあることが面白いですね。打ち出すと以下の通り。

桜組ライブ
一生懸命な忍者アイドル8人組(只今増員中)
  • 絶対 楽しいです。
  • 絶対 面白いです。
  • 私達 一生懸命頑張ります。
○毎週土曜日:pm 6:00
○入場料:1000円
     グッズ販売。チェキもありますよ~♪
     時々、私達の私物オークションも行います。
○桜組専用劇場(千代田区外神田3-11-6)
     赤と黒の平屋建て。特徴のある建物です。
○メンバーは 13才~20才(全員結構可愛い女の子です)

絵と地図
只今メンバー増員中!!
お気軽応募であなたもデビュー!
(おカネは一切かかりません)
割引券
キャピタル プロダクション
(連絡先省略)
まず上の「桜組ライブ」は良いとして、「一生懸命な忍者アイドル8人組み(只今増員中)」の件。一生懸命なアイドルは素敵ですけど「忍者アイドル」と言うこの見慣れない響き!(笑)

そしてやってる日時は良いとして(この日は1時間繰り上がってたので17時スタートでした)、その後の箇条書き3点の念押しもなんだか面白い(笑)。「絶対 楽しいです。/絶対 面白いです。/私達一生懸命頑張ります。」とのこと。そ・・・そんなに言われちゃあ・・・って感じです。しかし、これだけ念押しておいて面白くなかったり楽しくなかったりしたら、っていうハードル上げをしてる感ありますね。まあ、実際面白かったですが(笑)。

次の「チェキもありますよ~♪」の気さくさ全開の書き方も良いですけど、私物オークションの件! この初見の人向きなフライヤーに私物オークションの件を載せる辺りのありがたみの低さ! どうなんでしょうか?(笑)

所在地/劇場の説明のところでも「赤と黒の平屋建て。特徴のある建物です。と自称しているのも良いですね。実際特徴があるので何も間違えてない。

その次、「全員結構可愛い女の子です」の件も良いですね。主観バリバリ(笑)。

でもこれなんですけど、私が見た限りでも色んなタイプの女の子が居て、色んな人が見ても、誰か1人くらいはかわいいと思える子が居るのでは?と言えるメンツが揃ってて、ここもあながち間違えてないなーと思うあたりのクオリティの高さが逆に面白いですね。

そして最後のメンバー募集に関する件で「おカネは一切かかりません」の文句も良いですね。「私も忍者アイドルになりたい!」と思った女の子はぜひ!っていうところでしょうか。「アイドルになりたい!」って思う子はちょいちょい居るかもしれませんが、「忍者アイドル」になりたいと思い立つ女の子が居るのかは甚だ疑問ですが、何にしても「プロダクションに入ったが、レッスン料ばかり取られる」みたいな怪しいスカウトもあると言う話はよく聞かれますから、その点で「詐欺じゃないですよ!」アピールってところでしょうか。

何にしても色んな必死さが詰まってて、このチラシ良いなーと思って保管しておいてます(笑)。




入場~始まるまで

さて、ここからが中に入ってからのレポートです。

まず入場列があったので最後尾に着き、順々に入場。意外と並んでました。

1000円ぽっきりなので入場もスムーズか?と思ったんですけど、案の定ほとんどの人が100円割引を使っている為にお釣りを手渡すのに苦戦してたらしく、サクサクとは進みませんでした。

自分の番になり、チラシごと手渡しまして、スタッフさんはクリアファイルに無造作にチラシと1000円を突っ込み、100円と番号の書かれた紙を手渡してくれました。その無造作な突っ込みっぷりも面白かったのですが(笑)、「(飴)一つどうぞ!」とおまけを勧めてくれました。1つ飴ちゃんを貰って館内へ。

客層は"おじさん"が多かったです。(自分も若くはないんですが、自分よりも上の人は多い印象でした)俗に言う"ピンチケ"(中~高生)はあまり居らず、大学生くらいの若者は少々、あとはアイドル好きそうなちゃらちゃらした感じの薄いお客さんばかりと言うところでしょうか。

ちなみに、みんな飴ちゃん貰ってるせいで、始まるまでほとんどの人のほっぺが飴ちゃんで膨らんでる様も面白かった(笑)。

さて、入場が結構遅かったので、2列しかない椅子席は埋まるかな/立ち見になるだろうなと思ってたんですけど、いざ中を見てみると、この日は撮影可のライブだったこともあってか椅子席2列目が空いてました。2列目すぐ後ろの立ちエリアには三脚などで撮る気満々の方々がずらっと並んでまして、ありがたく椅子席に着座させていただいた。

建物自体天井が高いわけではない小屋ながら、それなりの高さのあるステージに、内装は意外としっかりした部屋っぽいもので、床もフローリング風のものが貼られていて小綺麗だった。外観があれだけ怪しいながら、中のしっかり具合には少々驚いた。(変な話だが、もっと酷いと思ってた)ライブハウスと違い、蛍光灯で館内が照らされていた辺りも「部屋」感が出てた。

この小屋をレッスンにも使用してるんでしょうね。後方は鏡が貼ってあるらしく、カーテンで隠されてました。

音響設備はそこまで大掛かりなものではなかったものの、ラックに収まったアンプ/ミキサーが脇にあった。ここも「思ったより粗末なものを使ってない」感があって興味深かった。(ちなみにマイクは歌って踊ることもあってワイヤレスだったので、これら設備を持ち合わせてる時点で結構お金はかかってますよね。)

舞台にも転がしスピーカーが設置されていたりと演者側への中音返しもしっかりしてそうですね。本格的です!




"女やくざシリーズ"からライブスタート

セットリスト
  1. 緋ぼたん桜
  2. 津軽にござんす
    • MC
  3. 運気上昇アキバの魔術です
  4. 忍法 愛のトラップ
  5. キュンキュンくのいち
    • MC
  6. くのいち忍者隊
  7. 忍者体操
  8. 忍者のchachacha
    • MC
  9. 空飛ぶ忍者
  10. 忍者でござる
  11. 旋風忍者
    • MC
  12. 魔法のじゅうたん
  13. アラブのくのいち
  14. 魔法のランプ
    • MC
  15. アキバのくのいち
  16. くのいちラブ
    • MC
  17. 星降る夜はフラメンコ
  18. クリスティーナ・サンチェス
  19. くのいち闘牛士
    • MC
  20. くのいち数え歌
  21. くのいちサッカー
    • アンコール
  22. くのいちサッカー
時間になり、蛍光灯が消えてライブスタート!

イントロから三味線がペンペケ鳴り響くトラックに高い忍者度を感じて、徹底した"忍者"っぷりにニヤニヤしてステージを見守りました。

衣装は赤い艶のある合皮ミニワンピ(?)+黒いマント、そして背中に日本刀と言う格好。説明があったところでは「女やくざシリーズ」なるものだそうです。

歌詞には「童子の頃から 一天地六の丁半博打 切った張ったの 喧嘩を友に 丁よ半よと育てられ」と出てきたりの忍者が関係あるのかないのかよくわからない世界観の曲で面白かった(笑)。

基本的に全て歌は生だったにも関わらず、2曲目「津軽にござんす」ではAメロの掛け合いのみレコーディングされた声がやっていて、浮き出た掛け合いのフレーズがおかしくて仕方なかった(笑)。「未練の港 津軽の港(津軽にござんす)」と言ったフレーズなどがあった。

三味線の音で笑わそうとは思ってないと思うのですが、刀を背負った女の子+無駄にクオリティの高い/隙のないトラックの完成度+独特の歌詞世界+忍者である必要性のなさから、とにかく冒頭からニヤニヤが止まらなかった(笑)。

ちなみにこの冒頭の女やくざシリーズで出てきた女の子は4人、桜ゆあ、桜りの、桜あいか、桜あみと言う顔ぶれだった。(桜組は姓が全員"桜"となってます!)

曲が終わり、冒頭の挨拶MCへと進んだ。

"女やくざ"を演じてた彼女たちは喋ってみると普通の女の子たちだった。

桜りのちゃんは結構美人だなーと思ったのだが、あまりスタイルは良くなかった。(膝が出てる衣装なので、どうしても他のメンバーとの膝のがっつり具合に目が行ってしまった)


メイドシリーズ

笑顔よりも素っ気無さ、と言う感じの「女やくざシリーズ」の後は、秋葉原ご当地感溢れるメイド系の格好したメンバーがステージに登場。

楽曲はピコピコしたテクノポップ路線で三味線0!忍者度は下がった・・・と思いきや、背中に日本刀がやっぱり刺さってて笑った(笑)。

また、このシリーズの歌詞が「きゅんきゅん♪萌えっ萌え♪」「ご主人様/愛があるんですもの♪」と言ったフレーズが随所にちりばめられていて、安直過ぎて笑いがこみ上げてきた(笑)。

でもやっぱり「アキバのくのいちです~♪」と言った所在が忍者である旨を語ることは、サウンドから三味線を抜いても欠かさないんですね。面白い。

しかしながら、歌詞とか設定の話は別として、やっぱりサウンドがよく出来てるんですよね。なので余計におかしい!(笑)

メイドシリーズ3曲やってからMC。

このメイドシリーズで登場した桜桃香ちゃんがすらっと細くて、色白で、笑うと歯の矯正がちらっと見えたりなんかしてとてもかわいかった。

それ以降、ずっと桃香ちゃんを撮ってた気がする・・・(笑)。

MCでは「楽しんでますかー?」と問いつつ、いまいち返事がよくない/元気がない客たちの反応を見て「じゃぁ帰ろうか・・・」客「待ってー!/行かないでー!」と茶番感あるやりとりがあって、まったりとしてて楽しかった。


銀忍者?シリーズ

メイドシリーズが終わり、続いて出てきたのが衣装チェンジした4人。銀ラメのコート、銀ラメのハチマキ、銀ラメパンツにオレンジの光沢あるシャツ、そして背中に刀!(笑)

曲は中国語のフレーズからスタートする「くのいち忍者隊」。初期は中国人姉妹二人組だった桜組、その名残があるのかなーと思ったんですけど、これ、あとで調べてみたら桜組二期生として出した音源に収録されてるんですね。中国人居ない時期の音源ですね(笑)。なぜ中国語フレーズを入れたのかが気になりますが、そういう気になる点は多すぎるので、スルーしていきます。

続いて「忍者体操」「忍者のcha cha cha」を披露。「体操」側はフニクリ・フニクラのフレーズを大胆に取り込んだ曲でどキャッチー、「chachacha」側は常連客の合いの手が勢い良く入ってて盛り上がった。

曲が終わりMCへ。

新年一発目の公演と言うことで、年末年始何していたか?と言う話題になった。愛香ちゃん(画像では一番左奥に立ってる子)は桃香ちゃん(ここで姉妹であることを把握)込みで、家族で出雲大社に行った旨などを語っていたのだが、他のメンバーは特に際立った話はなくて、そんなに盛り上がってなかった(笑)。

りのちゃんが「巫女さんのバイトをやってみたかったんだけど、実現に至らなかった」と言う辺りでファンが「巫女さん見たーい!」とコールしていたり、その話は盛り上がりを見せていた。

りのちゃん、なんだかんだで美人なので巫女さんの格好してても美人そうで良いですね。


黒忍者?シリーズ

新年の出来事の話が終わったところで、今度は和柄の黒い衣装に着替えたメンバーが登場。さっきの銀ラメの昭和スターっぽいものから忍者度が上がりました!

曲は「空飛ぶ忍者」など3曲披露。

この「空飛ぶ忍者」が桜組中で最もへんてこで最高に面白かった(笑)。まず「忍者は空を飛び/宇宙を飛ぶ」あたりも謎ですが「忍者は超速いぞ マッハで飛ぶぞ」と言う歌詞が出てきたりと相変わらず変幻自在の忍者。宇宙を守る忍者の歌だそうです。

決め手はこの曲の2番終わりで、遭難した宇宙船を救う件で以下フレーズが入りました。


「只今宇宙船ノ救助ニ成功、中ニハ宇宙人ガ8人、ミンナ一緒ニ、ニコニコト」
「パピプペポパピパピィ」
「センキュー(センキュー)センキュー」
「謝々(謝々)謝々」
「メルシー(メルシー)メルシー」
「ダンケッ シェーン!」

以上の箇所があり、ここの展開がアイドルポップ的なものから逸脱しているし、ただのポップス的に見ても妙だしで、いきなりその部分が訪れたので、とにかくおかしかった(笑)。

「旋風忍者」側はイントロがマジンガーZの曲を思い出すようなカッコいいブラスアレンジで、やっぱりトラックがしっかりしていた。こちらは宇宙を救うようなスケールのでかいものではなく、比較的"一般的な忍者"のイメージに近い曲のようだった。

楽曲もテンポがやや速めで構成もオーソドックスだったこともあってか、ようやくMixが入って盛り上がっていた。


アラブ忍者シリーズ

短いMCを挟んで次に登場したのは赤のきらきらした生地の衣装で、りのちゃんのみ頭にアラブ装束としておなじみ?のクーフィーヤを被っていて高アラブ感、他のメンバーは特に被ってなかった。そして腰には日本刀の代わりに三日月刀(シミター)!

曲は「魔法のじゅうたん」からで、ようやく忍者から離れた。曲調はストリングスの具合がややアラブ感あるものの、スウィング調で豪華なアレンジだった。

離れたと思ったけど次の曲が「アラブのくのいち」と、再び忍者登場。最後は「魔法のランプ」と言うことで、改めてアラブに戻った。


もう一度メイドシリーズ登場

続いてもう一回メイドシリーズへ。曲は「アキバのくのいち」「くのいちラブ」、前者はイントロのピコピコしたシーケンスフレーズからYMOの「Behind the mask」をぱっと思い起こしたものの、その部分以外はそんなにピコピコした音が主になる箇所はなかった。ちょいちょい入る「萌っえー♪」っていう掛け合いフレーズが笑いのツボをぐいぐい押してきてニヤニヤが止まらなかった(笑)。

「ご主人様」に愛されたいっていう歌詞は良いとして「修行に励んでます」と言う辺りに忍者感が出てますね。

「くのいちラブ」側はややエレポップから離れた、歌い上げるBメロ~サビが印象的な歌謡曲路線だった。歌詞の内容はご主人様への感謝が前面に溢れてて、メイド感が出ていた。でもやっぱり"修行に励めるのはご主人様の愛のおかげ"と言った世界観で不可思議だった(笑)。

写真は上記のメイド衣装と同じなので、ここでは撮影しませんでした。


スペイン忍者シリーズ

短いMCを挟んで、次に登場したのが肩のところが少し尖ったノースリーブのヘソだしトップスに赤いパンツ姿のくのいち達。(背中にはもちろん日本刀。なぜサーベルにしなかったのか・・・)

フラメンコと女闘牛士をモチーフにした曲を2曲披露。

前者はややフラメンコ感のあるサウンドだったものの、後者が闘牛と言うこともあってか、ロールプレイングゲームのボス戦を思わせる緊迫感のあるアグレッシブな曲でかっこよかった。楽曲が進むにつれ、どんどん壮大なアレンジになっていくあたりも絶妙だった。


紫忍者でラストスパート

ロマンティック/ドラマティックなスペインシリーズが終わり、最後は紫の衣装に着替えたくのいちが登場。小山ゆう作品「あずみ」を思い出すような衣装だった。

数え歌はそんなに期待してなかったのですが、ラストを飾った「くのいちサッカー」、これ、一番楽しみにしておりました。

くのいち+サッカーっていう設定がどうやったら思いつくのか全くもって謎、タイトルを耳にした時に「なにそれ?wwww」と思い、YouTubeで何回か聴いて覚えていたこともあって、いよいよ演じられた時は変に高まった(笑)。

スポーツ系アニメのオープニングを務められるようなかっこいいイントロ、サビで印象的な「ラーイ ライライ ライラライ ダーチャーイーチラーイ!」と言う中国語フレーズの異様に耳に残る感も兼ね備えて、まさしくキラーチューンと呼ぶにふさわしい曲なのではないかと言った感じです。しかしながら「くのいちサッカー姉妹(きょうだい)です♪」と言う自己紹介フレーズが入ってくるあたりは桜組クオリティと言ったところでしょうか。

ほぼ全曲で「くのいち○○です」を繰り返す約1時間20分 計21曲はとにかく濃厚でしつこかった(笑)。


アンコールでは、もう一回"くのいちサッカー"!

タオルを振り回して盛り上がったラストナンバーが終わり、アンコールが起こった。

アンコールに応えて今度は桜組全員が"あずみ"紫装束に着替えて登場。高まった"サッカー"の全員versionと言うことで、この念押しっぷりに負けました(笑)。

冒頭で側転が入ったりと特に派手なサッカーの振り付け、新年一発目の公演&アンコールと言うことでヒートアップしたのか、曲が終わったあとのMCではりのちゃん「誰かに激突して爪が真っ二つになりました!」と語っていた。幸い付け爪でデコった部分が割れた程度で地爪が逝ったわけではないようだったものの、つけてる部分が"ぷらーん"となってた。




ライブ終了、抽選会

ライブが終わり、半分が捌け、半分でMCを務めた。

しばらくすると私服に着替えたメンバーが登場。もう半分のメンバーも私服に着替えて、全員が私服でステージに並んだ。桃香ちゃんがミニスカートで膝が出ていて、ニーソックスを履いていて、スタイルが改めて良いなぁと思った。

ゆあ、あみの2人だけ桜組Tシャツ(加工されたもの)+タンクトップに、下は私服スカートと思われる格好だったのだけども、なんだったんですかね。

軽く話が終わったところで、抽選会がスタートした。

入り口で配布された番号の紙がそれに使われ、メンバーが書いた色紙(額縁入り)、その次は年賀状(額縁入り)がプレゼントされると言うものだった。



色紙はあみ「輝」、ゆあ「絆」、愛香「努力」、りの長文、桃香「夢」、さわこ「笑顔」、ルミ「幸」と色々と良い文字が並んでいたものの、ほぼ初見の自分達にとって結構重荷なアイテムだなーと思いつつ、何も当たらないより当たったら面白いなと思って見守っていた(笑)。

せっかくなので写真撮りまくっていた桃香ちゃんの色紙が欲しいとか思ってたものの、彼女の色紙を当てることはできなかった。

が、隣で見ていた同行者Gさんが見事ゆあちゃんの「絆」と書かれた色紙を、もう一人の同行者Aさんが桃香ちゃんの「絆」を当てていた。いざ手元にあるものを見てみると、このしっかりとした額に入った色紙をどうやって持ち帰るのか・・・と言う問題が浮上するなーと思って、色紙を当てられなかったことが良かったことのような気が少しだけした。

さて、続いて年賀状です。

こちらは色紙と違って年賀状っぽさのあるメッセージが書いてあって、しかも かさばらなくて良いなーと思ったので、良い知らせを待った。

そしたら隣のGさんと同じく、ゆあちゃん直筆の年賀状を見事ゲットいたしました!(笑)

ゆあちゃん推しの桜組常連に上げたほうが良いのだろうかと一瞬思ったものの、記念に持ち帰りました。

同行者全員が結果として何らかの直筆アイテムを当てたわけですが、「どこに飾るべきか・・・」と言う話題になりまして、ぱっと浮かんだのが、居酒屋のトイレによく貼ってある「感謝を忘れずに!」と言ったメッセージが書かれたそれを思い出したので、物販の時間に桜組劇場のトイレを借りた際に、試しに年賀状 with フレームをペーパーホルダーの上に置いてみたら、なんだかしっくり来たので1枚撮ってみました。(現在は自室の良いところに飾ってあります!)

余談ですが、トイレもとてもキレイで、そこも含めて"人んち"っぽいなーと改めて思った。

ちなみに、この年賀状、気になって額を明けてみたら、本当に年賀ハガキが使われいて驚いた。お年玉番号付きのもので、額のしっかり具合と良い、ちゃんとした無地年賀ハガキを用意していたりと、桜組の底力みたいのを感じた。


桜さわこ 12歳のバースデー祝い

抽選が終わったところでサプライズ!で、さわこちゃんの誕生日祝いがあった。

花束を渡され、会場に居る全員で「Happy Birthday to you~♪」と唄って祝った。

桜組中でも新しいメンバーで、まだ入って間もないとのことだった。12歳になったとのことで、まだ小学生のさわこちゃん。言われてみれば小学生っぽいなと思いつつも、ステージに上がるのでメイクしていることもあってか、それとアイドルヲタを続けて養われた若年への抵抗感の薄れ(ロリ趣向の芽生え)か、そんなに小学生っぽいなーとは思えない子だなと思った。喋り口もしっかりしてるし、ステージでのパフォーマンスも良かったんですよね。

12歳の抱負として「早く(桜組の他の)みなさんに追いつき、追い越せるように頑張っていきたいと思います!」と語り、とても優しそうで真面目そうな姿勢に好感が沸いた。


ミニゲーム:胸キュン選手権

ここからおまけコーナーとして、「デートで遅刻してきた場合の言い訳で、胸をキュンとさせろ!」と言ったゲームが始まった。(ちなみにこの時18:56、スタートからおよそ2時間経ってるので、見てる側も結構疲れて来てたw)

ここら辺は物凄く段取りが悪く、言い訳フレーズを言う直前に謎のカウントダウンを入れる愛香ちゃんの仕切りがよろしくなかった(笑)。

「胸キュンフレーズ」については"萌え殺しの帝王"と組内で異名を持つらしい あみちゃんが強そうだ、と言うことで、メンバー内でも高い支持をされているようだった。

しかしながら、疲れていたのでどんな内容だったかあまり思い出せない感じのゲームだった。

さわこちゃんがやたら照れてたのだけども、そりゃ小学生、ませてる子ならお手の物かもしれないけど、真面目そうなさわちゃんにはちょっとキツいゲームだったんじゃないかな・・・とか思いつつ、心の中でさわちゃんを応援して見守った。


ミニゲーム:桜組 vs 客によるマシュマロをくわえて移すゲーム

続いて行われたゲームがトレーに満たされた片栗粉の中にあるマシュマロを口でくわえ、違うトレーに移すと言うゲーム。

こちらはお客さん参加型と言うことだったのだが、色紙/年賀状が当たらなかった人が対象とのことだった。

(人のことは言えないのだが)見ず知らずのおっさんと同じ片栗粉の中に顔突っ込まないといけないあたり、物凄いハードルの高いゲームだなーと思ったのだが、年賀状を当てていた身なので参加権は既になし、ほっとした。

ちなみに勝負にかつと"横浜プリン"がもらえるとのことだった。全然桜組、秋葉原と関係ないアイテムで笑った(笑)。

まず1回戦目はりのちゃんらが参加。お客さん3人が選出され、ゲームはスタートした。

ひとつくわえて移したら交代、と言うルールなんだろうなと思ってみてたものの(実際そうだった)、お客さん1人目の人がルールをあまり把握しておらずで、その人がかなりの速度で一人でくわえてポイッ、くわえてポイッの動きを繰り返し、交代ですよーと指摘を受けて交代となってたのだが、結果としてこれの成果か、お客さんチームが1回戦目は勝利となった(笑)。

そして問題は次の回に起こった。


テーブル転倒、片栗粉が最前列へぶちまけられる


負けたものの、やたらと横浜プリンを欲しがったりのちゃん、自分勝手に横浜プリンを懐にしまったりとお茶目なのか食いしん坊なのかよくわからないが、そんなそぶりを鼻に片栗粉をつけて見せていた。

その後、2回戦目もやるとのことで改めてお客さんが選ばれ、ステージに上げられた。

2回戦目は組からゆあちゃん、桃香ちゃんあたりが参加。

よーいスタート!のコールでゆあちゃんが片栗粉のトレーの中に顔を突っ込んだ時に、ふざけて桃香ちゃんが頭をぐいっと片栗粉に押し付けた直後、ゆあちゃんがもがいて机を押してしまった。そして、テーブルが客席側に倒れ、ステージから片栗粉トレーごと落下、客席側に片栗粉がぶちまけられました。

最前列に居た黒いパンツを履いていたお客さんの膝は真っ白に、ゲームに参加させられていた"良いカメラ"をもって来てたお客さんのカメラも真っ白に!トートバッグの方の荷物が一番悲惨な状態になってた。

2列目に座っていたこともあって「うわぁ・・・これは酷い・・・」と思う程度で済んだものの、直撃を食らったお客さんが気の毒で仕方なかった。そして、BGMもなしにゲームをやっていたので、ただただ気まずい空気になった。

ゲームは中断、とりあえず片栗粉を食らった人は片栗粉を払い、散らばったマシュマロと片栗粉の清掃に入った。

清掃を手伝いつつも、初めて入った桜組劇場でこんなハプニングに遭遇したあたりの「大盛り」っぷりに数枚写真を撮っておいた。

粉がぶちまけられた直後に、周りの人が心配してカメラをステージ上で無傷の持ち主に渡されていたものの、その姿を見てなかった2列目後ろに居た三脚のカメラお兄さんが、隣に居たAさんに「ちょっと、カメラに粉被っちゃってるんじゃないの?見てあげてよ!」と焦って言っていた辺り、カメラに入れ込む人のカメラ愛を感じつつ、Aさんも何気に粉を食らってることよりカメラを気にするのかと、なんとも言えない気持ちになった。

そんな被害者でもあるAさんも、自身にかかった粉を払いつつも何気に清掃の模様を撮ってたわけですが、清掃最先端の生々しい写真が事件の悲惨さを物語っててすごいので、掲載させてもらいます。桜組ピューリッツァー賞!

結局ゲームはもちろん続行不可能、自ら起こしてしまった問題に、自身の手を真っ白にしながら清掃するゆあ&桃香、おしぼりを配る運営スタッフさんでしばらく騒然としていた。清掃に集中しすぎて胸元がすきまくる様を何気にちゃんと見ていた女性スタッフさんが「胸元は気をつけなさいね」と指示出しつつ、拾ったマシマロ食うから投げて!と後ろから囃す常連客、それに応えてマシマロをぽんぽこステージから投げる空いたメンバーたち(笑)。

マシマロに付いた片栗粉が宙に舞って私のコートにも粉の被害が(笑)。二次被害が出るからやめてwwwwwと訴えつつ、適度に収束したマシマロ投げは酷かった(笑)。

およそ10分くらいの清掃の後、桜組全員で土下座して謝っていた(笑)。ゆあ&桃香以外(特に本当に何もしてない&最年少でお祝いされたばかりのさわちゃん)が気の毒に見えた。

しかしながら、粉食らったお客さんも常連と言うことで好きで最前列に座っていたこともあり、汚れていながらもカンカンに怒ってるようなこともなく、カメラが粉まみれになってしまったお客さんも「やれやれ」と言う表情だったが、怒っても仕方ない現実に、そんなに怒りをにじませてはいない辺りはとても紳士だった。



横浜プリンを強奪した"りの"さん、マシマロをパクパク食らう余裕も見せていた。
全然反省してねえ!(笑)
土下座後、罰ゲーム大会みたいな流れになり、顔面を片栗粉トレーに突っ込むので許してください!みたいな感じになった。アイドルの命、顔を白くして自らを罰することがファンにとって得なはずないと思いつつも次々に顔面をトレーに突っ込む桜組メンバーたち。2ショットチェキ撮ろうと考えていたので全然ありがたくなかった(笑)。

さすがにゆあ&桃香は申し訳なさそうな顔してたものの、とばっちりを食らったメンバーは若干顔を白くしないといけないのが嫌そうではあったが、りのちゃんに至ってはマシマロをぱくぱくと元気良く食べてておかしかった(笑)。

最後、記念に顔面片栗粉versinの集合写真撮影タイムとなり、イベントは終了となった。





物販

終了後、蛍光灯が点き明るくなった部屋の床はやっぱり白かった。

スタッフ、お客さんでパイプ椅子をたたみ、広くなったところに机が設置され、物販がスタートした。

最前列の粉被害のなかった席で見ていた小柄なおじさんが、なぜだか2ショットチェキ券販売を手伝ってた。多分常連のお客さんだと思うのだけども、なぜ手伝ってるのかよくわからなかった(笑)。

顔面の粉をふき取り、ほぼすっぴんとなって出てきた桜組メンバーも物販アイテムを広げて準備していたのだが、その間も撮影OKと言うことで、自分のチェキ機を持って来てた常連客が「はいチーズ!」と、メンバーにポーズを取らせてばしばし撮っていた。そして、サインを書いてもらったりしていた。自らの先行投資で物販タイムを使ってうまいことやってるなーと感心した(笑)。

ちなみにチェキは500円とのことで、自分が足を運んでいるアイドル現場の中でも安い方で助かった。年賀状を当てた"ゆあ"ちゃんと記念に1枚撮っておいた。ゆあちゃんが一番顔面真っ白状態になってたものの、元々化粧が濃いタイプの子ではなかったので、裏で拭いてきた割りにあまり変化がなくて良かった。

その他、CDやTシャツ、タオルなども販売していたがお金がなかったので断念。

CDは中国人姉妹時代のものはキングレコードからリリースされている為に、意外と流通しているようなのだが(amazonでも取り扱いがあったり)、この時並んでたアイテムは恐らくここでしか手に入らないだろう、と言う感じがぷんぷんする自主盤だったので欲しかったのだが、上述の同行者Aさんが買っていたので、後に聴かせていただくことで諦めた。

アイドルの物販(接触タイム)、だいたいはスタッフが仕切って適度にお客さんを回転させるものだと思うんですけど、桜組はお客さんが常連ばかりと言うこともあり、喋りたい人はメンバーにがっつき放題、撮りたい人は撮り放題と言う感じで、非常にフリーダムだった(笑)。

なので「1000円でこんなに楽しめる」と思ってるお客さんには本当に"おいしい現場"なんだろうなーと思いつつ、およそ室内に入って3時間弱、くたびれ果てていたこともあり、2ショット終了後はすぐに外に出た。

入り口付近ではスタッフさんが「覗くだけでも!どうぞ!」と興味を示す通行人に声をかけていた(笑)。

去り際、ドアを見たら「ライブ中」と貼られていた。いつも前を通るだけで、実際いつやってるか把握していなかったので、とりあえずイベント開催中はこういう印が出てるのだな、と思い1枚撮影しておいた。




まとめ

とにかく「片栗粉事件」がインパクトありすぎたのだけども、ライブそのものはフライヤーに書かれていた通り「面白さ/おかしさ」満点、メンバーも「全員結構可愛い」、しかも唄は全て生唄、パフォーマンスも決して悪いわけではない、粗末さのない「一生懸命頑張ります」感があって、そこは評価できるのではないかなと思った。

ただ、"忍者アイドル"と言う設定が独特過ぎる辺りは、やはり好き嫌いが分かれるグループなんだろうなーと思った。

かつて、マップ劇場(閉店済み)で開催予定だった桜組2期生公演が中止になった過去を思うと、やはり「そんなに多くのお客さんが集まるわけではない、伝わりづらい魅力/マイナー感」が強烈だなとも思った。

「おカネは一切からない」レッスン、やたらとバリエーションのある衣装、秋葉原の良い場所(非地下)に専用劇場設置で入場料は1000円ぽっきり、しっかりした隙のない楽曲等等、どうしてこうなってるのかが謎過ぎる桜組ですが、メディアに取り上げられなさそうなアイドルがたっぷり堪能できて、面白い日でしたとさ。

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