サッカーアイドル Elastico-Pegasus-が全員卒業
そのコンセプトの特異性と、実際にサッカーをやるわけではないながらスポーティーなアプローチを練りこんだステージングや楽曲(?)などが独創的だったのだが、2012/09/30のASIA IDOL PARADE(通称AIP。club asia、Glad、VUENOSなどclub asia系列のライブハウスで行われたイベント)を以って全員卒業となった。(※)
面識ある人でもElasticoサポーターがちょいちょい居たので、卒業発表がされた時は悲鳴が結構上がっていたのだが、そのイベントの後に打たれていたリリースイベントが、急遽「お別れ会」となったのでした。
1stシングル以降、オリジナル曲も増えて、2ndシングルのリリースが待たれていただけに、2ndリリースが流れたのは残念でしたが、それらの楽曲も収録されたソフト(「amiga!」PV+ライブ映像収録のDVD 4000円)がAIP以外で販売される唯一の機会と言うことで、足を運びました。
ちなみに、お昼はBABYMETAL見に行ってたので参加できず、最後の18時回のみ参加でした。
18:10 記者会見
それを見て阿保由梨奈「わぁ、カメラいっぱい」と口走ってて場内が和んだ(笑)。
最後の回と言うことで、話すことも枯れかかってる感はあったのだが(そのほかの部でどういう話をしていたかはわからないので、この回だけでの察しです)、総括と言うことで、出会いから振り返る話が膨らんだ。一番最後にPegasusに加入した宮かんな「(葵かなみを見て)“アイドルさん来た!”って思いました」など、口にはしてなかった初対面の話などをしていた。
どかんと盛り上がるわけでもないが、笑顔に溢れ、お別れ会ながらしんみりしすぎることもなく、お互いを労うような言葉が溢れてて、とても温かい時間で良かった。
特に、明るく振舞っていた“りんぴょん”こと海原りんちゃんが先導することで、すべってないのにすべってるみたいな雰囲気を作り出し、「すべりキャラみたいになってきてるじゃん!w」と自ら消火活動しているような様はほっこりした(笑)。
しかしながら、「最後」のイベントと言うのは、何回も立ち会ってきたわけではないのだが、改めて残念ですね。メンバーも目に涙を浮かべていて、大人の事情で終了となるプロジェクトへの無念さが感じられた。
30分ほどのトークタイムが終了し、最終マッチ(ライブ)へ。
間奏にて入る“りんぴょん”の側転もこれが見納めかと思うと、大変名残惜しく思った。
2曲目「Shooting Star~フィールドの彼方へ~」は1stシングルにして彼女たちの初オリジナル曲。「コイノシルシ」に比べてテンポも遅く、サッカーアイドルはシュートを決めに行かずにドリブルで行くのか?と当初は疑問を覚えたものの、結局Elastico-Pegasus-のオリジナル曲全てがそんなにアップテンポのものが現れずで、それが彼女たちのカラーになったのだなと思うと、下手にアップテンポでよっしゃ行くぞー!と言う方向に行かなかったのが、静かにライブ鑑賞したい人からしたら良かったのかもしれないですね。
2曲終えてMC。メンバー1人1人の名乗りに、熱く応援してきたファン1名ずつが言葉を投げかけていて、最終マッチならではの特異な空気になってた。緊張感と熱意と愛が溢れてて、ぐっと来た。
4部制だったこともあり「1歩もアソビットシティを出ずで、あっと言う間の1日だった」と振り返るメンバー。イベント→交流会(特典会)とやってると、休憩時間もないですからね。
3曲目はCD化されなかった「孤独なフライデー」。「Shooting Star」以降のオリジナル曲が出来てからさっぱり足を運べてなかったこともあり、YouTubeに上がっているライブ動画などでしか視聴できてなかったのだが、先述の通り、この曲もミドルテンポで盛り上がる!と言うものではないのだが、派手さで飾るのではないElasticoならではの魅力に溢れていて良かった。歌詞が“別れ”をテーマにしている(が、曲調は優しくて明るい)こともあってか、りんぴょん&かんちゃんの二人は涙を浮かべてステージをこなしていた。対して、かなみん&ぷりゆりの二人は笑顔でパフォーマンスをしていた。
4曲目「笑顔でCLEAR」も未CD化曲だが、「楽しくて嬉しくて毎日が記念日♪」なるサビフレーズがしみるようだった。曲が終わり、サポーターからメッセージがこめられた小さなサッカーボールと花が渡され、会場にElasticoコールが響いた。
阿保「最初物販に誰も来なかったりしたけど」、葵「(集客が伸びずで)あんまり頑張れてないんじゃないかと思ったけど、声援に背中を押されて頑張って来れた」などと一人ずつ感想、りんぴょんが最後になり「・・・これってオチじゃん?!」と空気を少しほぐしつつ「楽しいから、泣かないかなって思ったけど、この曲も最後だしとか、かなみんが言うから」「“孤独なフライデー”は失恋の曲だから、歌ってたら悲しくなっちゃった」「“笑顔でCLEAR”の終わりのところも、なんか来るじゃん? 大人ってずるいね(笑)」と、ちょっと素直じゃないながらも明るく務めてるりんぴょんがかわいかった。
最後、ぴりっと締めて「amiga!」へと言う流れだったが、ぴりっと締まらなかった(笑)。
「amiga!」もCD化されなかった曲だが、「じんわり良い」とファンから大変評判良かった曲で、この曲ぐらいは自分もCD化して欲しかったなと思うところだったが、叶わなかった。タイトルにもなってる「amiga!」のフレーズで一体となった。
ライブが終わり、阿保「もう1回やりたい」と後ろ髪引かれる発言をしていた。マイクを通さずに地声で「ありがとうございましたー!」と感謝を告げてイベントは終了。
最後の最後だったので、2ショットを撮ろうと、チェキくじを引いた。1000円で1回引けて、500円くじが出ると500円キャッシュバック、1500円くじが出ると追加で500円払わねばならないと言うもので、運悪く、1500円くじを引いてしまって崩れ落ちた(笑)。
悔しかったが、最後と言うことで、1500円分自分なりに楽しんだ(つもり)。久しぶりに“ぷりゆり”と喋ったのだが、点々としか現れない自分なので、会話が弾んだわけではなかったのだが、マイペースなあぼちゃんに触れられる機会がなくなるのは、改めて惜しかった。
しかしながら、(プロデュースはCheer-Music/ROLL TOGETHERだったが)スパイラル/ブレイクスルー関連のユニットで、結成/解散/再編成などがたくさんあった中で、「お別れ会」をちゃんと設けてくれただけでもありがたいなと思える、そんなイベントでした。
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